東工大と東大とのギャップ
UniLink利用者の80%以上は、難関大学を志望する受験生です。これまでのデータから、偏差値の高いユーザーほど毎日UniLinkアプリを起動することが分かっています。
マッキー
東工大と東大(理Ⅰ、Ⅱ)ではどの程度の難易度差があるのでしょうか。
よく聞くのは数学は東工大が難しく東大は英語が難しいというのをよく聞きます。今自分は東工大志望ですが親や担任からは東大と変わらないから東大目指してみない?と言われます。実際のギャップはどの程度あるのでしょうか。
回答
taka5691
すべての回答者は、学生証などを使用してUniLinkによって審査された東大・京大・慶應・早稲田・一橋・東工大・旧帝大のいずれかに所属する現役難関大生です。加えて、実際の回答をUniLinkが確認して一定の水準をクリアした合格者だけが登録できる仕組みとなっています。
結論から申し上げると、非常に差は大きいです。東大の方が求められることが圧倒的に多い上に理数の難度は両者ともほぼ変わらないからです。以下細かくみていきましょう。
まず、仰るように東工は数理科目が難度高めで英語は簡単と聞きます。年にもよりますが数学は東大より難しいケースも十分あるかと思います。数理科目、特に数学が出来ないけど英語は出来るよという人にはお勧めできません。英語で差をつけるという作戦が通用しないからです。理数科目での失敗を英語で埋めることは不可です。
一方で東大はやはり理系科目にとどまらない総合力を見ています。これは理系に対しても相当難度の高い英語と国語の試験を課していることからも分かります。数理科目ももちろん難しいですが、簡単な問題も含まれる事もあって苦手であってももがけば点がくるような構成かと思います。難度が東工大と比べてどうかと言うのは年による難度の上下動もあってこれは一概には言えません。特に数学に関してはどちらの大学に受かるにも近いレベルに仕上げる必要があるというのは間違いないところです。
ただ、たとえ数弱でも挽回の余地があるのは東大です。とくに英語は得意だと東大入試では有利になるので数学と同じくらい重要科目と言え、ここが東工大との大きな違いです。
傾向としては、東大の方が全科目に渡り受験者の点数が綺麗に実力に応じてばらける感覚があります。また、英語は仰るように東工よりはるかに難しく、正直比べるレベルではないです。
更に、今年度からの共通試験の扱いについては存じ上げませんが、私たちの頃はセンターの重さも違いました。東工大は二次試験の点数のみが採用されるのに対し東大はセンターの点もかなりの圧縮はするものの利用してました。従って東大志望ならセンターの対策も無視できないという違いがありました。なお、今年の制度はご自分で調べて下さい。
そろそろまとめますと、かなり雑に言えば、東工大に受かりたいなら数理のみを頑張り、東大に受かりたいならセンター含め全科目まんべんなく頑張る必要がある、と言うことになります。この科目数の差は大きく、受験生の負担は比較の余地なしと言えます。東大の方がずっと大変です。
また、これは至極当然ですが東大志望者の方が全般に圧倒的に学力レベルが高いです。これは肌で感じました。更に言うと東大を本気で志望する人にとって恐らく東工大は比較対象になりません。多くが京大の方と比較するでしょう。こういった差が存在すると言う事を覚えておいて下さい。
解答は以上です。
また何かありましたら質問下さい。
コメント(0)
コメントで回答者に感謝を伝えましょう!相談者以外も投稿できます。