これからどうすればいいのか急に不安と焦りが押し寄せてきた時の解決法
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6/4 9:31
UniLink利用者の80%以上は、難関大学を志望する受験生です。これまでのデータから、偏差値の高いユーザーほど毎日UniLinkアプリを起動することが分かっています。
いくらわ
高3 愛知県 京都大学法学部(68)志望
先日駿台模試を受けたところ、今の自分の実力の無さに打ちのめされました。去年の十一月ごろから本格的に自分なりに苦手を分析し、努力してきて、やっと成績が上がり始めたと思ったら駿台の自己採点をして今の自分がどんなに未熟であるか実感させられました。本当に今の勉強が結果に反映されてくるのかという焦りがどんどん出てきて不安から最近の勉強に身が入らないです。(勉強時間に対して得られているものが少ないと感じています)
特に数学と英語です。
国語は得意な方ではあるのですが、春は世界史に時間を使ってしまったので今から数学と英語の基礎が固まってないところを探さなくてはならないと考えてしまいます。(基礎が固まっているという基準がわかっておらず、今自分がどのくらいのレベルなのかが掴み切れてません。東進では過去問をやれやれ言われますが本当にこれでいいのかと思ってしまっています)
今の自分に足りないもの、まず優先してやらなくてはならないものは今まではなんとなくでも少し掴めていたのですが、今はまずなにをやるべきかなのかすら分からなくなっています。
今週までは定期考査があるので考査の範囲の習熟度を高めようと取り組んでいますが、終わった後に何から取り組めばいいのかわからないです。
共通テスト形式のものは点数が取れるようにはなってきているのですが、二次の形のものは毎回フィーリングで解いてしまっている感じが強く、本番時に模試の成功(そもそも結果が出ていませんが)の再現性があるとは考えられません。
こんな時どうこの問題を解決すればいいでしょうか?
この相談には3件の回答があります
あなたの文章から、本気で第一志望に向き合っている強い意志と、それに伴う焦りや葛藤がひしひしと伝わってきました。ここまで自分の状態を言語化できている時点で、あなたはすでに「本気で伸びる準備」が整っています。あとは、「何を」「どう進めるか」を少しずつ整理するだけです。
今あなたが感じている「不安」「焦り」「手応えのなさ」は、多くの受験生が高3の6〜7月に必ず直面します。これは“今までの勉強の質”と“本番で求められる力”のギャップに初めて正面から気づく時期だからです。
そのうえで、あなたの状況を分解しながら、次にやるべきことを整理して、道筋をつくっていきます。
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【① 状況整理:どこで迷ってるか】
あなたの現状を整理すると、次のようになります。
▶ 感じている問題点
• 苦手を分析して取り組んできたが、模試で結果が出ずショックを受けた
• 勉強時間に対して手応えがなく、最近集中できていない
• 数学・英語の基礎がまだ固まり切っていない感覚
• 基礎が「固まっている」とはどういう状態かもわからない
• 共通テストは対応できても、記述(特に数学)がフィーリングでしか解けない
• 何から始めたらいいのかがわからない
→ この状態をひと言で言うと「自分の現在地が見えなくなっている状態」です。
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【② 解決の糸口:「自分の現在地」と「ゴールまでの地図」を再確認する】
ここからは、次の3ステップで再構築していきます。
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STEP1:基礎が「固まっている」とはどういう状態か?
基礎ができている=
• 「重要例題レベル(青チャート・英文解釈など)」の問題に初見でも対応できる
• どんな問題が来ても、「まずこれから手をつけよう」と判断できる(迷わず処理の方針が浮かぶ)
• 解けない問題があっても、「なぜ解けなかったのか」が言語化できる(計算か、定理か、方針か、読解力か)
逆に、「できてない」状態とは:
• 解法を知っていればできる
• 同じパターンしか解けない
• 解けなかったときの原因が「なんか難しかった」になってしまう
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STEP2:今後の方針(模試後にやるべき3つ)
■①「記述型の数学」で“なぜ詰まるか”のパターンを整理する
模試・問題集で「何が原因で止まったのか」を分類してノートに書いてください:
例:
• 方針が浮かばない(知識不足?誘導の読み取り?)
• 方針は浮かぶが、計算が詰まる
• 複数の解法が頭に浮かんで、選びきれない
• 記述の整え方がわからない
▶ これをやることで、「次にやるべきこと」が見えるようになります。
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■②「基礎確認+実戦演習」をセットでやる
共通テストに強くて記述に弱いタイプは、「基礎レベルは理解しているが、応用処理能力が身についていない」ケースが多いです。
だから、青チャートだけで終わらずに、たとえば:
• 青チャート or 基礎問題精講(=基礎定着)
• 標準問題精講 or プラチカ(=方針練習)
• 模試の過去問や二次演習(=実戦)
この3段階をセットにして進めるのが効果的です。
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■③「週ごとの到達確認」をルーティン化する
「やってるのに手応えがない」という状態から抜けるには、“成果の見える化”が必要です。
おすすめ:
• 週末に「この1週間でできるようになったこと/できなかったこと」をノートに書く
• 模試の自己採点後、「次に同じ問題が出たらどう解くか」を再解釈して書き出す
• 「今週のベストミス(1番悔しかったミス)」を1問だけ選び、解き直す
→ これが**“できるようになってきてる”という手応え**を毎週生み出します。
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【③ 迷った時に戻るべき原点】
ここまで色々な分析と方法を書きましたが、迷ったらこれに戻ってください:
「これは“理解不足”か、“演習不足”か?」
この問いを常に自分に投げかけて、どちらか分かれば、次にやることは明確になります。
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最後に:あなたが感じていることは「伸びる前の証」
今のあなたの状態は、「成績が伸びる直前」によくある現象です。
なぜなら、自分の甘さや穴がちゃんと見えるようになったということだから。
この“もどかしさ”は、絶対に無駄じゃない。
不安になるのは、ちゃんと向き合っている証拠です。大丈夫。
あなたの目はまだ諦めてないし、ちゃんと前を見ている。
「何をやるべきかがわからない」その瞬間が、本当の意味でのスタートラインだったりします。
焦らず、一歩ずついこう。どんな質問でも、また何度でも、遠慮なく来てください。応援しています。
大阪大学工学部 はる
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3
回答
はる
大阪大学工学部
すべての回答者は、学生証などを使用してUniLinkによって審査された東大・京大・慶應・早稲田・一橋・東工大・旧帝大のいずれかに所属する現役難関大生です。加えて、実際の回答をUniLinkが確認して一定の水準をクリアした合格者だけが登録できる仕組みとなっています。
あなたの文章から、本気で第一志望に向き合っている強い意志と、それに伴う焦りや葛藤がひしひしと伝わってきました。ここまで自分の状態を言語化できている時点で、あなたはすでに「本気で伸びる準備」が整っています。あとは、「何を」「どう進めるか」を少しずつ整理するだけです。
今あなたが感じている「不安」「焦り」「手応えのなさ」は、多くの受験生が高3の6〜7月に必ず直面します。これは“今までの勉強の質”と“本番で求められる力”のギャップに初めて正面から気づく時期だからです。
そのうえで、あなたの状況を分解しながら、次にやるべきことを整理して、道筋をつくっていきます。
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【① 状況整理:どこで迷ってるか】
あなたの現状を整理すると、次のようになります。
▶ 感じている問題点
• 苦手を分析して取り組んできたが、模試で結果が出ずショックを受けた
• 勉強時間に対して手応えがなく、最近集中できていない
• 数学・英語の基礎がまだ固まり切っていない感覚
• 基礎が「固まっている」とはどういう状態かもわからない
• 共通テストは対応できても、記述(特に数学)がフィーリングでしか解けない
• 何から始めたらいいのかがわからない
→ この状態をひと言で言うと「自分の現在地が見えなくなっている状態」です。
はる
大阪大学工学部
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コメント(2)
いくらわ
6/4 11:55
回答ありがとうございます!
感情のまま書いた私の稚拙な文を箇条書きでしかもわかりやすく分析してまとめていただけてありがたいです。
理解不足か演習不足かというキーワードにはハッとさせられました。いつも解けたか解けてないかの基準でしか復習できていなかったのでこれから意識していきたいと思います。
少しずつでも自分の出来ることから進めていきたいと思います。
もう一つだけ不安なところがあるのですが、試験の時に英単語のイメージや意味がどうしてもパッと思い浮かばなかったり、四択などの英文法で解ける問題をとても高い確率でミスしてしまっているのですが、何か対処法などあれば教えていただけるとありがたいです。
前を向いてこれから進んでいくための的確なアドバイスをありがとうございました😭
これからも頑張りたいと思います!
はる
6/4 12:06
こちらこそ、丁寧な返信をありがとうございます。真摯に自分と向き合っていて、本当に素晴らしい姿勢だと思います。
さて、ご質問の「単語の意味がパッと浮かばない」「文法問題でのケアレスミスが多い」といった悩みですが、これは多くの受験生が直面する壁です。原因は大きく分けて次の二つに分類できます。
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【1】知識の「瞬発力」が足りていない場合(=覚えたはずが、すぐに出てこない)
これは、記憶の「定着度」と「引き出し方」の両方に課題がある状態です。以下の方法をぜひ取り入れてみてください。
・英単語は1語1義で覚える時期を一度作る
→多義語もまずは「一番頻出の意味だけ」を最優先。混乱を防ぎ、反応速度を上げられます。
(例)“address” →「住所」だけじゃなく「演説する」もあるけど、まずは一番よく出る意味で固定する。
・一日1回の「シャドーテスト」を行う
→英単語帳のページを見ずに、意味だけで単語が言えるか。逆もまた同様。
これをスピード勝負で毎日10分やることで、入試本番の「即答力」に直結します。
・単語を「音」や「イメージ」と一緒に覚える
→たとえば「bitter(苦い)」なら、コーヒーや薬の味を思い出して一緒に覚える。
脳は抽象的な情報より、五感に関係する情報を強く記憶する仕組みがあります。
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【2】「選択肢の見分け方」があいまいな場合(=なんとなくで選んでしまっている)
文法問題でミスが出るときは、「知識のあいまいさ」だけでなく、「選択肢の読み方」に原因があることも多いです。
・間違えた問題は「なぜ他の選択肢がダメだったか」まで書く
→「なぜ○か」ではなく「なぜ×か」を意識して、選択肢の見分け力をつけましょう。
・選択肢を先に読んでから本文に入る練習をする
→特に共テでは有効です。選択肢を先に読むと、本文中の「差がつくヒント」に気づきやすくなります。
・「似ている選択肢の違い」に注目する癖をつける
→例:「would have done」「should have done」の違いが分かるか?など。
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これらを意識しながら、勉強を進めていけば、確実に「知ってるのに取れなかった」という悔しさを減らしていけます。
最後に、これまでのあなたの姿勢から言えることを一つ。
あなたはもう「自分を変えよう」と動けている人です。だから、焦らず、毎日小さな成功体験を積み重ねていってください。それがやがて「不安」を「自信」に変えてくれます。
応援しています。また困ったことがあれば、いつでも相談してください。気楽にメッセージしてくださいね!