共通テストの国語について
クリップ(13) コメント(2)
5/2 7:01
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本番強し
高3 東京都 早稲田大学商学部(70)志望
こんにちは。早稲田大学商学部志望の高校三年生です。結論から言うと、共通テストの国語で点数が安定しません。古文では古文上達基礎編を使っているのですが、その問題だと安定して出来るのですが、共通テストになると、古文が特に難しくて全然解けないです。古文のせいで現代文をとく時間が無くなって結果的にミスにつながってしまっています。。実力不足もあると思いますが、自分的には共通テストの古文の解き方や全体の順番が分からないのも原因だと思っています。どうすれば共通テストの古文を素早く処理することが出来るでしょうか。また、オススメの問題を解く順番なども教えて欲しいです!
回答
tona
慶應義塾大学法学部
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こんにちは、tonaです。毎日の勉強お疲れ様です。
共通テストの古文は年度でも多少差がありますが、レベル的にはそこまで高くないです。慣れもあるとは思いますが、そもそも基本の単語の知識がある程度必要です。なので、どうして点数を落としているかの分析が必要です。「古文上達」もサラッとやってできている、という状態なのであれば、もったいないので、それぞれの文章についてわからない単語や表現はないか、また問題についてなぜそういう解答なのか、というところまで分析していくと実力もつくので良いですよ。
さて、ご質問にお答えしていこうと思います。当時は、センター試験でしたが、共通テストも実際解いてみると、古文・漢文は大きくは変わらないと思ったので、参考にはなると思います。
まず、解き方。
単語は本文を読みながら解いていきます。これは誰でも大抵一緒だと思います。全部15秒くらいで選べるのが理想です。基本を抑えていれば、悩むということはまずありませんので、ここができていないとなると、単語の勉強が足りていないことを意味します。
他の問題は、私の場合読みながら解いていき、分からないものを後で解く、という形にしていました。最初このやり方でうまくいっていなかったのですが、慣れるとこれでスピードも正答率も上がりました。きちんと全体と場面ごとの流れを理解できれば、時間をかけずに解けると思います。あと、これが結構大事かもしれませんが、各選択肢のダメなところを探します。正解を選ぶ問題は、5つの選択肢のうち4つの選択肢に誤りがあるはずなので、それを選択肢を読んで探します。結構2つ残って悩むのですが、そこで傍線部の前後とかを精読します。
tona
慶應義塾大学法学部
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プロフィール
質問された方は基本的にコメントとクリップしていただけるとありがたいです。特にコメントしていただけると、ハッピーになります。 皆さん勉強に対し真摯に向き合っており、とても素晴らしいと思います。不安も多い受験生活ですが、安心材料として、私の高校時代の経験と受験の向き合い方について少し書きます。 高校時代約1年間アメリカに留学していたこともあり、英語は好きで得意でした。帰ってきた2年生の秋から本格的に受験勉強を始めましたが、当初できていると思っていた英語を含め、全ての科目で基礎が全くできておらず焦りました。そこで、いかに効率よくやっていくか考えて勉強しました。効率は人それぞれのやり方の中で見つけ出していくものですが、そのヒントとして私の経験からも使える知識は結構あると思います。 そんな回答からみなさん少しでもお助けできたら、と考えております。 一緒に頑張っていきましょう!
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コメント(2)
慢心改善マン
5/3 1:15
ご丁寧な解説ありがとうございます!単語は315とゴロゴを今何周もしているところで、古文上達基礎編では単語で分からなくなるということは全くなかったのですが、昨日受けた河合の共通テスト模試などだと主語の判別がしにくくて、誰が発言しているのか分かりにくかったのと、内容が分かりにくくて頭に入って来にくかったです。あと、和歌の勉強をまだしてなくて和歌の問題で大幅に落としてしまったりとか、和歌を正確に読み取れなくて文意を汲み取れなかったりしたので、和歌の勉強方なども教えて欲しいです🙇♀️
tona
5/3 8:02
質問ありがとうございます。
まず、古文の主語について。まず登場人物の把握は前提ですが、多くの場合は敬語を見ます。上下関係がある内容について、上の者の行動が素晴らしいとか、神様に助けてもらってありがたいとか、そういった内容の時、尊敬語と謙譲語に注目します。それによってどちらが主語か判断していくのです。そういった上下関係がない時は、文脈を見るしかありません。単語単位で読まず、ある程度の塊で抑えていく作業になります。いずれにせよ慣れの部分も多いので、初見の文章や難しい文章は、問題を解いたあと何度も読み直すと良い練習になります。
次に和歌について。和歌はそれが読まれた時の人物関係、状況、時代背景などの前提がとても大事です。また、修辞法と呼ばれる和歌特有の表現方法を覚えておくことも必要です。例えば「まつ」と詠んで、意味として「松」と「待つ」を含んでいる、というものはよくみるやつで掛詞と言われます。こういったことは受験で絶対必要なら、参考書を買い、1から学ぶべきです。「荻野文子の特講マドンナ古文 和歌の修辞法」または「吉野のパワーアップ古文 和歌の修辞法編」がおすすめです。どちらでもいいですが前者の方が解説がより詳しいと思います。
頑張ってください!