復習で何をすればいいのか
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一橋行きたい
今高校2年生で受験に向けて復習とかをしっかりやろうと思い、いろいろネットで調べてエビングハウスの忘却曲線を取りいれたサイクルで復習をしようとしているのですが、復習で何をすれば良いか分からず悩んでいます。
例えば、「問題を解いて間違ったところだけを復習するのかもしくはやったところ全て復習するのか」や「復習するときに問題をもう一回解くのかそれとも答えとかやった範囲を振り返るように見るだけでいいのか」などでどうすればいいか分かりません。
実際にどうやってたかなどを教えてくださると助かります。
回答
たく
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はじめまして!よろしくお願いします。
授業で学んだことを身につけていくために復習はとても重要なので、復習を大切にする姿勢は素晴らしいと思います👍以下で復習の到達点について説明します。
まず、復習をすることの目的は学んだこと、出来なかったことをできるようにすることです。勉強は知らなかったこと、出来なかったことを身につけて成長していくことの繰り返しです。ですので、はじめて解いてできた問題であれば、丁寧に復習はしなくていいです。それよりは出来なかった問題をできるようにすることに注力しましょう。そして、その段階でできた問題は次に復習せず、できなかった問題は再度復習をしましょう。こうすることで、徐々に解く問題が減っていき、完成度が上がっていくと思います。
次にどういったポイントに注目して復習したらいいかについて説明します。ここで大事なことはその問題を解くために必要な公式や暗記事項と考え方を抑えることです。数学を例にとって説明します。数学では各問題に対して必要な公式、考え方がそれぞれあると思います。問題文を見て、この問題ではこの公式を覚えて、この考え方をしたら解けるという道筋が頭の中に再現できるようになれば復習は合格点です。さらに、勉強が進んでいけばこの問題とあの問題は似ているから同じ考え方ができるなといったように、他の問題と結びつけて考えていきましょう。最初の段階は、土台となる1つ1つの問題の考え方を身につけていきましょう。具体的には方針を構想しながら手を動かして解いてみる、ポイントを声に出して説明するなどがいいと思います。また、できた問題に関しては、忘れないようにサッと見て思い出す程度でいいので確認しておきましょう。
最後に注意してもらいたいことがあります。それは目的を見失うなということです。よく「何回復習したらいいですか」や「問題集の答えを覚えたんですけど、成績が上がりません」といった質問をされることがあります。こういった人は復習の目的・ポイントを見失っています。復習の目的・ポイントはできなかったことをできるようになること、問題を解く時の考え方をおさえることです。できるようになるために結果的に何回も復習をしたり、解答の方針を立てられるよう問題を解いているうちに答えを覚えてしまったりということはありますが、復習の回数や答えを覚えることは本質的ではありません。目的をもって取り組むことで、よりよい復習にできるので、今日説明したことを忘れずに復習してください。
長くなりましたが、復習の到達点は以上です。できなかったことができるようになる楽しさを感じながら勉強に取り組んでみると、さらに勉強が面白くなっていくと思います。頑張ってください!
コメント(1)
一橋行きたい
ありがとうございました!
参考にしてこれからも頑張ります。