形式的に覚えてしまう
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Lune
数学に限ったことでなく化学もそうなのですが、いつも計算など新しいものを覚えると、なぜそうなるのか、考えながらやっているつもりでも結局は形式的に覚えていて模試や定期テストで少しひねった問題が出ると解けません。
定期テストはいつも準備期間が短いせいで考えずに問題をこなしてしまっているからかなと自己分析していますが模試などに向けてなにか気をつけることなどがあれば教えてください!
回答
シュンペーター
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数学と化学に関しては私も現役の時は心当たりがあります。特に数学はセンス的な要素が強いと思っていたので、解ける解けないの差が激しかったです。
さて、少しひねった問題が来ると解けないのが悩みということですが、まず、最低限の勉強ができていることが大事です。おそらくそこらへんはテスト期間で補っているので大丈夫かと思います。
その中で同じような問題で少しひねっている問題というのはどうすればいいかわからないと思うかもしれませんが、解き方としてはひねる前の解き方と同じようなのに気づくことはできているでしょうか?そのような問題の模範解答をじっくり吟味しているでしょうか?その時解けなかった問題はしょうがないですが、そのあとのフィードバックが大事です。そして、この解法やったことがあるなと感じることが大切です。
具体的に述べるのは難しいですが、例えば二次方程式の2解が正の値をとるための条件は
f(0)>0
軸>0
判別式≧0
で必要十分ですよね。これは大丈夫でしょうか?
これの少しひねった問題が例えば二次方程式の解が0<x<1の範囲で持つ条件はどうでしょうか?
これは場合分けが必要ですが、そのうち2解がともに0<x<1の範囲の時はどのような条件かというと
f(0)>0
f(1)>0
0<軸<1
判別式≧0
で必要十分です。これと先ほどの上の条件と比較すると同じような感じですよね?つまり端点のみに具体的な数字の条件があるときにこのような条件で進めていくのがセオリーです。
上の解法を知識ゼロから解けと言われたら厳しいものがあるかと思いますが、一通り通っていることなら問題を見たときに「あっ、この問題はこの解法かな?」と瞬時に判断できるはずです。その感覚が大事です。「あー、これどうすればいいんだっけ…?」みたいな感じになっているのは良くないです。
これは勉強する時は問題を解き始める前に一瞬立ち止まって考えください。これを意識するしないとでは雲泥の差です。これは私自身、現役の時には気づかなかったことですが、浪人してからはこのことを意識するだけで、解ける問題のレパートリーが増えました。
闇雲にただ問題をこなすだけなら、むしろその場しのぎになってしまいます。それなら、数学の問題とかは時間がないのなら問題をみてこのような解法でいけばいいかなと思えるなら解かなくていいです。
要は、解き方に“意識“して問題演習を行ってください。時間のかける方はこっちの方です。
模試の前とかは、全国模試であれば定期テストなどでできなかった問題の教科書レベルの類題を確認する感じでいいと思います。高校生は部活等で時間がないと思われますので。
コメント(1)
Lune
的確なアドバイスありがとうございます。おっしゃっていただいたようにまずは意識してやってみます!