早稲田の文系の学部に入りたいです。現在高1です。偏差値は45から50しかありません。各科目の勉強法を教えてください。
こんばんは!私も高1の頃から早慶を目指し始めまた、私立文系です。(世界史、英語、国語受験)
先ず最初に意識して欲しいものが世界史、英語、国語の受験の場合、要になるのは英語です。特に早慶だと英語の配点が世界史や国語の2倍とかある学部が多いので英語の偏差値は65を安定して取れるようにしておくと他の受験生に対して一歩前にでれます。
で、オススメの勉強方法を紹介いたします。
【英語】
高1
①英単語
システム英単語やターゲットなどの簡単な単語帳をやる。
(その時に1日に10単語を1時間かけて覚えたりせずに1日50単語を多少あやふやでも1時間かけて覚えて、それを5日続けるのが効果的)
②基本英単語(中学で習ったdogなどの基本的な単語約1000〜1400語)の復習
これをしておくと、早稲田の英語試験の記述問題でスペルミスなどのもったいない間違えが減ったり高2高3での授業が楽になります。
③英文法
フォレスト(エバーグリーン)やブレイクスルーなどの文法書1つをやりきる事を目標。練習問題なども合わせて使うと効果的です。
高2
①英単語
夏までは高1で使っていた簡単な単語帳を使用し、それ以降は鉄壁や単語王などの難易度の高い単語帳を使用し始める。高3の4月頃までに段々と簡単な単語帳と難しい単語帳の使用頻度を変えていくのがオススメです。(2学期はシス単80%、単語王20%、3学期はシス単60%、単語王40%、冬休みはシス単50%単語王50%の様に)
②英熟語
高2の春位から(シス単の2章レベルを覚えてから)本格的に始めるのがおススメです。単語を覚えていないで熟語を覚えるのはかなり難しいです。
③英文法
高1に引き続き文法書に取り組む。
夏ごろから(一通り文法を終えてから)ネクステやヴィンテージなどの問題形式の文法書を始めた方がいいかも。
④読解
速さよりも精読を意識して雑に読まずに冬休み前位までは全訳の練習を行うのがいいかも。読解力がものすごいつきます。
⑤リスニング
2学期以後などのある程度英語ができる様になったらテレビのニュース番組を副音声の英語にして日本語の字幕をつけて見るのがいいかもしれません。後はTedやcnnなどを見るのおススメです。
高3
①英単語
単語王や鉄壁などの難単語帳を5月頃までに見出し意味は覚え、その後、2つ目の意味、3つ目の意味、変化形、類語などを秋までに覚える。
②英熟語
単語暗記と同時進行して夏休み中には一冊の熟語帳の80%以上は覚えている状態にしておく。
③英文法
これまでやってきた事の復習に加えて、予備校などで早慶レベルの文法や早慶で好まれるタイプの問題の演習を行う
④読解
精読から速読に段々と切り替えていくのがいいです。私はこれが遅れたため、入試では英語の時間がギリギリになってしまい、点数を落としてしまったので早めに切り替えるのをお勧めします。(春には意識し始めてるのがいいかも)
⑤リスニング
高2に引き続き勉強するとともに、センター形式を意識して勉強しましょう。
【国語】
高1
①古文
基本文法と単語を確実に覚えましょう。
その時に310前後の古文単語帳がお勧めです。下手に600語などの単語帳に手をつけると説明が雑で帰って暗記の妨げになります。
文法書のオススメは古文上達(Z会)です。
後は枕草子、源氏物語の現代語訳の本を読んだおくといいかもです。
②漢文
慶應を目指すならそこまで必要ではありませんが早稲田を目指すなら必要です。ただ、早慶でもそこまで難しい問題は出ないので(割と簡単)句形をきちんと覚える程度で大丈夫です。
③現代文
漢字の練習を始めましょう。お勧めなのは河合塾さんの入試漢字マスター1800 か桐原さんの完成漢字2600ですね。意味付きの入試マスターの方が覚えやすいかもしれません。
小説などを読んでおくといいかもしれまんね。
高2
①古文
単語帳の単語の意味を引き続き覚えましょう。(古文→日本語だけで大丈夫です)
全て覚えたら2個目、3個目も覚え始めましょう。
文法も引き続き覚えましょう。
余裕があれば、枕草子や源氏物語、古事記(難易度高め)の現代語訳を読みましょう。その当時の風習や感覚を掴めますし、知っておくと知識で解ける問題が早稲田や上智で度々出題されます。(古事記のイザナミという神が炎の神を産んだら、その炎で焼け死んでしまったという話を知っていると解ける問題など)
②漢文
引き続き句形を覚えましょう。当時の思想や考え
(特に儒教)を理解すると読めなくても解けるような問題もあるので先生の解説などを聞いておくといいかもです。
③現代文
漢字は高2の内に終わらせるようにしましょう。高3からは漢字を覚えている暇があれば英語をやった方が点数が上がるので漢字は復習程度しかやれません。
読解の勉強は本格的に始めましょう。その時には予備校に入るのがおススメです。
参考書としては河合塾さんの入試現代文アクセスの基礎編がオススメです。
また、二学期以降からは並行して現代文用語を覚え始めるといいかもです。
高3
①古文
高2に引き続き勉強しましょう。英語や世界史に余裕があれば(英語の偏差値63くらいを安定して取れれば)600語程度の単語帳に手をつけてもいいかもですね。
②漢文
高2の引き続き勉強しましょう。漢文特有の漢字の意味も覚えましょう。
③現代文
高2に引き続き読解の勉強をしましょう。漢字は偶に忘れていないかをチェックする程度にしましょう。
予備校に通うのがオススメです。(通う場合は必ず最初の授業から出席するようにしましょう)オススメ参考書は入試現代文アクセスの応用編、2学期以降は完成編です。
慶應を目標にする場合は小論文の勉強も軽く行ましょう。その時には学校の先生などで信頼できる方がいれば添削をお願いしましょう。(その為に強化係になったり、親しくなっておきましょう笑)
オススメ参考書は(牛山の小論文の教科書」です。牛山先生は沢山書籍を出しているので間違えないように注意しましょう。
【世界史】
高1
受験生が手が回りにくい近代史を学ぶのできちんと覚えておくと高3の秋や冬に楽ができます。
高2
①授業
学校の授業などは先生がしっかりしている場合はきちんと受けましょう。用語集は必ず山川出版社さんのを使いましょう(大学の教授方もこれを参考に出題します)
また、ノートよりもプリントで覚えるのがオススメです。
世界史は兎にも角にも流れが重要です。
少し小難しく言うと【論理的に勉強する】ということですね。
では世界史を論理的に勉強するとはなんだそれ?と思いますので、少し噛み砕いて説明すると、
⑴兎に角流れ!
よく世界史は暗記科目だ!とか言って国名や人名を呪文のようにノートに書きなぐったり、唱えてる人がいますが、極論すれば世界史の国名、人名、事件名なんてどーでも良いです。(受験では問われるので覚える必要はありますがそれはあくまでメインではありません。ソフトクリームのコーンの部分見たいなものですよ!)
世界史は小説みたいなものなので流れ(ストーリー、論理展開)が重要です。
⑵テンプレートを理解して分類する!
⑶世界史の国や人物の特徴を掴む!
⑷地図なども活用すると良い!
⑶に役立つ
⑸年号はそれなりに分かっていれば良い!
という5つの事を意識して勉強するといいかもです。
後は、早慶を中心とした最難関・難関私立大学の過去問を見てみると主に3つの地域からの出題となっている事が分かります。
⑴ヨーロッパ史
ザ・世界史とも言えるヨーロッパ史は出題しない大学はほぼないでしょうね。特に中世〜近代は多くの学部で頻出です!
⑵中国史
よく世界史で「中国史だけできない!」「漢字が難しい」という声を聞くのが中国史ですが、多くの学部で大門1個丸々中国史なんてことが多いので避けては通れませんね。
ただし、中国の諸王朝にはそれなりのテンプレートがあるのでそれを理解すると比較的簡単に覚えられます
⑶イスラム史
これまた受験生が苦手とするのがイスラーム史です。ハワーリジュ派やマワーリ、ハディース、イブン=ルシュドなど独特な名前や名称が多いので覚えにくいですよね...
実際僕もイスラーム史を覚えるのには物凄い苦労しました...
ですが逆に言うと、皆が苦手とするイスラーム史が出来るとそこで周りの受験生に差をつけることができますね!!
勉強頑張ってください!!