精読の精度を上げたい
UniLink利用者の80%以上は、難関大学を志望する受験生です。これまでのデータから、偏差値の高いユーザーほど毎日UniLinkアプリを起動することが分かっています。
Soha
京大志望の高3です。
英語の長文を読む時に、一回で意味を把握することができなくて結局問題を解く時にまた文章ごと見直そうとして時間が足りなくなる、ということが多いです
速く、そしてできるだけその一回で各段落で言いたいことくらいは掴めるようになりたいのですが、長文の精度を上げるためのおすすめの対策などあったら教えていただきたいです。よろしくお願いします🙇♀️
回答
31
すべての回答者は、学生証などを使用してUniLinkによって審査された東大・京大・慶應・早稲田・一橋・東工大・旧帝大のいずれかに所属する現役難関大生です。加えて、実際の回答をUniLinkが確認して一定の水準をクリアした合格者だけが登録できる仕組みとなっています。
はじめまして!
英語長文の意味が取れないには2段階あると思います。1つ目は文章単体の解釈ができない、2つ目は文章単体の意味が取れても全体を通して何が言いたいか分からない、です。
1つ目について。
大前提ですが、一文一文の構文解釈ができていないと文全体の理解には届きません。
ただ注意として、文章単体の構文が解釈出来ても必ずしも意味が取れるとは限らないということです。詳細は後述します。
とりあえずこの段階はクリアしているということで、次に進みます。
2つ目について。
結局、英語長文は英語である以前に文章であるので読解が問われます。すなわちある程度の英語力が身についても読解力がないと文全体の意味を取れないです。読解力となると国語的な考え方ですね。
ポイントとしては文章を単語の羅列として捉えるのではなく情報の流れとして見ることです。文章には問題提起があって、そこから筆者の主張が展開されて、最後まとめや結論があります。問題提起だけ見ても筆者が何を言いたいか分かりませんし、筆者の主張を1個1個追って行っても問題提起が分からないとただダラダラと続く文章を眺めるだけになります。
今見ている文章の情報の質を意識しながら読む練習をすべきです。慣れてくると、「今この段階にいるから次はこうやって話が拡がって行くだろうな」「今ここまで説明されたから次はこれの説明が来るだろうな」といった予想が立てられるようになります。
では具体的にどういう風に勉強を進めればいいかですが、私も受験生自体かなり苦労しました。理由はそれをズバッと解説している参考書があまりないからです。大抵の問題集は答えだけかただ和訳が載っているだけ。つまり全てが理解できた結果しか載っておらず、どうやってそこまでたどり着けるかの説明はされません。そしてなにより自分に合った解説かどうかも結構大切です(解説が何言ってるのか分からないと意味ないですからね)。力足らずで申し訳ないですか、結局自分で探し出す他ないです。
1個参考書や問題集選びのコツを教えると、英語特有の構文解釈ではなく、国語的な読解に焦点を当てているものを探すべきです。前者はここで言う1段階目ですが、恐らくSohaさんのレベルだと後者の2段階目です。文章1つ1つではなく文章の繋がりに焦点が当てているものを選びましょう。
あと参考書選びで役立つキーワードを2つほど紹介します。「旧情報と新情報」と「論理構造」です。前者について、英語は既に言及された情報や目新しくない情報は文章の頭にやって、新しく言及する情報や強調したい情報は後ろにやる傾向があります。文法にもその影響が出ています(倒置や分裂分とか)。後者について、これはまさに国語的ですが、筆者が主張を展開するにあたって、反復したり対比をしたり因果を引いたりと論理構造を構築します。これら2つは英語読解に必要なキーワードです(なんなら現代文にも使える)。なので、これらがちゃんと扱われた参考書はオススメです。
以上です。
もし的はずれな解説をしていたら申し訳ないです。
長文読解はかなり対策が難しい分野ですが、できると英語の偏差値がかなり上がります。また構文解釈よりはコツを掴むとかなりスムーズにできるようになると思います。
また何か聞きたいことがあればメッセージでお願いします。
頑張ってください💪💪💪
コメント(1)
Soha
とても丁寧な回答ありがとうございます!
頑張ります^_^