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時間がない人の数3参考書ルート

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ああ

高3 東京都 名古屋大学工学部(60)志望

名古屋大学工学部を目指している高校3年生です。 現在 合格る計算数3(2周)→基礎問数3(例題と演習2周)→1対1対応微積編(例題2周) このように数3の学習を進めてきました。 引き続き、1対1対応複素数編と同時進行で、微積編の演習問題を2周すると考えているのですが、1対1対応だけでは名古屋大学の数3は厳しいですか? もしそうでしたら、おすすめの参考書を教えて頂きたいです🙇‍♂️ 理科との兼ね合いを考えてなるべく短期で周回できる参考書に取り組もうと思っています。

回答

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プロトン

東京工業大学工学院

すべての回答者は、学生証などを使用してUniLinkによって審査された東大・京大・慶應・早稲田・一橋・東工大・旧帝大のいずれかに所属する現役難関大生です。加えて、実際の回答をUniLinkが確認して一定の水準をクリアした合格者だけが登録できる仕組みとなっています。
こんにちは。東工大工学院のプロトンです。短期間で数3を完成させたいということで、具体的な勉強法やおすすめの参考書についてお伝えできればと思います。 まず、名古屋大数学は1対1対応をこなせば過去問に取りかかってもいいです。それくらい1対1対応は難易度が高い参考書となっています。近年の名古屋大の難化があるとはいえ、他の参考書に手を出すのは時期的にも無理があります。 合格る計算と基礎問を終わらせている(ここで言う「終わらせている」とはただ単に量をこなすだけでなく問題1問ごとに本質を理解しているかどうかです)のであれば、1対1対応を進めていきましょう。直近5年の過去問を見ても数3は毎年出題されているので、集中して取り組んでください。 1対1対応を進めていって、まだ難しいなと感じる場合は、基礎問題精講に戻りましょう。 1対1対応は、汎用性の高い考え方を学ぶことができますし、何よりページ数は少なめなので、短期間で周回できると思います。 名古屋大は旧帝大ですから、東北大や九州大の数学とも難易度が近いです。過去問を取り組み始める前に、他の大学の数学の問題も少し見てみるといいと思います。 まとめると、おすすめのプランは 1対1対応複素数・微積ともに進める →スムーズに解法が浮かぶまで周回 ➥解法が思い浮かばないなら基礎問へ →過去問演習(名古屋大やその他の同レベルの大学) です。 他の大学の過去問を取り組みたい時は東進の過去問データベースに登録するのがおすすめです。 以上になります。まだまだ時間はあるので、計画的に勉強して合格を掴みとりましょう!応援しています!

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東工大志望夏までにやること
こんにちは!お疲れ様です。 教科ごとに分けて回答させていただきます。 ・数学  参考書の難易度に関しては問題ないと思います。8月に入るまでに一対一が終わるのであればその後の過去問演習などで余裕をもって合格点を取ることができるでしょう。ただし、現状の青チャートの進度と実力にもよりますが、学校がある中で他教科の勉強と並行しながら一対一を数ⅢCまで終わらせるのは、問題量が非常に多く、大変だと思います。一対一は完璧にすることができれば東大理一も合格できる問題集ですので、自分が設定した期限に追われて肝心の数学力が身につかないという事態だけは避けるために、間に合わないと感じても着実に一問一問を解いていってください。10月ごろまでかかったとしても問題ありません。また、一対一を解いていて問題があまりにも解けなかったり、解説を読んでもわからなかったりしたときには躊躇せずに青チャートに戻ってください。青チャートの理解が不十分では、難しい問題を解いていても数学の点数は伸びません。基礎がないと、自分が解いたことのある問題と少し形式が変わっただけで解けなくなってしまうからです。今まであまり 勉強をしてこなかったとご自身で感じているのなら、尚更です。終わった後は過去問に取り組むか、 理系数学入試の核心難関大編をお勧めします。こちらの問題集は問題数が60問と非常に少ないため、取り組みやすいです。 ・物理  こちらも参考書は問題ないと思います。実際私もエッセンスと名門は解きましたし、その後は過去 問演習に取り組みました。重要問題集も解きましたが、難易度感は名門と非常に似ているので演習量が足りないと感じたのみ、解いてみても良いかもしれません。エッセンスは公式の羅列で初学にはあまり向いていないと感じたので、教科書や初学者向けの参考書(宇宙一わかりやすいなど)と一緒に勉強することをおすすめします。名門が終われば過去問演習をして良いでしょう。 ・化学  私も化学の参考書はDo→重問→過去問の流れで勉強したので問題ないです。化学は暗記の要素も 強いので、無機化学の暗記は優先することをお勧めします。記憶の定着度を測るためにも、重問は 少なくとも2周はすると良いでしょう。逆に重問をB問題まで完璧にすることができれば過去問で悲惨な点を取ることはありません。こちらも数学や物理同様に基礎をしっかりと固めましょう。特に東工大の化学は出題形式が特殊ですから、中途半端な知識では全く点が取れません。科学の新演習をやった方がよいという方も見かけますが、よほど高い点を目標としない限りは問題量も非常に多いですし不要です。 最後に全体を通してですが、数学のところで述べたように今から二ヶ月強で終わらせるには少し 量が多いように感じました。環境社会理工学院の合格最低点は例年5割強であるため、どの教科で 何点取って合格するのかを具体的に見積もってみてください。そしてどの難易度の問題まで解ければよいのかを考えてみるといいでしょう。あなたが挙げられた参考書で十分合格することが可能ですので、夏までという期限に必要以上にとらわれずにその内容をしっかり自分の身につくまで丁寧に勉強することをお勧めします。
東京工業大学情報理工学院 Rei
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時間の使い方
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数学の参考書に迷ってしまっている
こんにちは 参考書についてですが、Focus Goldでも問題ないかと思います。ただおっしゃるとおりすべてやると膨大ですので、単元やレベルなどの指標から演習する問題を絞って進めればよいかと思います。たとえば苦手単元のみ、星3~4の問題のみ、奇数番号or偶数番号の問題のみ、などです。このように演習を進めれば、網羅系の参考書であってもより少ない時間で演習を進めることができます。 また新たに用意するのであれば、旺文社の標準問題精講なんかがオススメです。レベル的には旧帝文系や早慶相当と言われることが多いので、あなたのような旧帝理系志望の方からすると、網羅系参考書から過去問への架け橋として丁度いい難易度かと思います。またこちらの参考書は世間的な評価もある程度確立されているので、世間体的なものも大丈夫です。あなたが期待するような問題が多く収録されているかと思います。 標準問題精講がやや難しく感じるようであれば、Focus Goldで演習を続けてください。 標準問題精講がやや易しく感じるのであれば、河合塾のプラチカや文系の数学実戦力向上編などが次にレベルが高い参考書として評価を確立しています。同じように、網羅系の参考書と過去問の架け橋として活用してよいと思います。 参考書としては上記のように考えてみてはいかがでしょうか? ただし、あなたのようにもう高3の段階ですと過去問演習の位置付けが非常に重要になります。Focus Goldで演習を続ける場合も新たな参考書に挑戦する場合も、あまりダラダラと取り組まずに短期決戦のつもりで、遅くとも秋には過去問演習に入れる段階にしてほしいです。 長文になってしまいましたが、上記を参考にしてみてください! 合格をお祈りしております。
大阪大学法学部 すぺいど
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理系数学
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筑波大社会学部に合格するには
こんにちは。筑波大学社会学部志望の高3生徒さんですね。部活と勉強の両立、大変ですが頑張ってください。ここでは、質問に対する回答とアドバイスをお伝えします。 ### ①参考書ルートについて まず、参考書ルートを確認しました。全体的にバランスの取れたルートですが、いくつかポイントをお伝えします。 - **英語**: - **大岩英文法超基礎文法編**と**英文法ポラリス**は文法理解の基盤として適しています。ポラリス終了後に**英文解釈ポラリス1**に進むのも良い流れです。 - **英語長文Theules2~4**は、長文読解の強化に役立ちます。ただし、進行が遅れている場合、Theulesのどのレベルを使うかを検討し、時間に応じた調整を行うと良いでしょう。 - **過去問演習**は早めに取り組むことをお勧めします。特に筑波大学の問題に慣れるために、模試の結果を参考にしながら自分の弱点を把握し、重点的に取り組むと効果的です。 - **数学**: - **基礎問IA**と**基礎問IIB+ベクトル**は、基本をしっかり押さえるための良い選択です。その後に**文系の数学重要事項完全習得編**で応用力を高めましょう。 - 数学は反復練習が重要ですので、計画的に進めることを心がけ、問題集を繰り返すことで理解を深めましょう。 - **現代文**: - 現代文の参考書は多岐にわたりますが、**ゼロから覚醒始めよう現代文**や**船口のゼロから読み解く最強の現代文**は基礎固めに適しています。その後、**入試現代文へのアクセス基本編**でさらに実力を伸ばしてください。 - 過去問演習では、自分の解答を客観的に評価し、解説を丁寧に読み込むことで得点力を向上させましょう。 - **古典**: - **八澤の6時間古典文法**で文法の基礎を固めるのは良い選択です。その後、演習を通じて文法の理解を深めていきましょう。 - **漢文**: - **岡本の3時間漢文句法**と**早覚え即答法**のどちらも評価が高いです。ご自身の学習スタイルに合う方を選んでください。短期間で集中して学びたい場合は、短時間で効率よく学べる参考書を選ぶと良いでしょう。 - **公民**: - 夏休みから始める計画は妥当です。**蔭山の共通テスト政治経済**と**共通テスト集中講義政治経済**は、基本的な内容をしっかり押さえることができるので、おすすめです。 - **理科基礎**: - **きめる共通テスト化学・地学基礎**と**共通テスト集中講義化学・地学基礎**も、基礎固めに適した参考書です。夏休みから集中して取り組みましょう。 ### ②社会の勉強について 筑波大学社会学部では共通テストで地歴公民1科目が必要とのことですが、夏休みに政治経済に全振りするのは良い選択です。ただし、他の科目も並行して学習することを忘れないようにしましょう。特に政治経済は短期間で集中的に学習することで、効率よく点数を上げることが可能です。 ### ③過去問演習の開始時期について 過去問演習は遅くとも10月から始めることをおすすめします。理由は以下の通りです: - **問題形式に慣れる**: 筑波大学の出題傾向を把握し、自分の弱点を早期に発見することができます。 - **時間配分の練習**: 本番と同じ条件で解くことで、時間配分の感覚を身につけることが重要です。 - **復習と改善**: 過去問を解いた後の復習を徹底し、同じミスを繰り返さないようにすることが大切です。 ### 模試の結果について ベネッセ共テ模試の結果を参考にしつつ、特に弱点科目に重点を置いて学習を進めていくことが重要です。 - **国語総合**: 60.4 - **数学IA**: 57.1 - **数学IIBC**: 60.6 - **英語R**: 69.0 - **英語L**: 57.3 - **政治経済**: 64.4 - **日本史**: 50.0 - **理科基礎**: 45.9 - **情報**: 50.1 - **総合**: 59.7 全体的にバランスは取れていますが、特に**理科基礎**と**日本史**の強化が必要です。また、英語のリスニング(英語L)も対策を強化すると良いでしょう。 ### 最後に 部活との両立は大変ですが、時間を有効に活用し、計画的に学習を進めていくことが大切です。体調管理にも気をつけて、最後まで諦めずに頑張ってください。応援しています! 何か他に質問があれば、いつでもどうぞ。
大阪大学工学部 はる
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不安
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参考書一周するまでの時間
参考書は各個人のレベルに合わせることが大切です。 ①計画性とモチベーションがそれなりにないと参考書の集会はできません。 ②1周目なら重要問題集とプラチカは2ヶ月、legendは3ヶ月を目安に終わると良いです。2周目以降は少なくとも7割くらい、慣れてきたら半分くらいの期間で周回できると良いです。 ③まずは理解を優先して進めてください。 【周回できない】 これは計画性というかモチベーションの問題だと思います。 現役時に1周やりきれたのが参考書一つだけということですが、 ご質問を読む限り完全にやる気の問題です。 毎日やっていたわけではないということですが、なぜでしょうか? 基礎問題精講はそこまで難しい問題集ではないはずです。 問題が解けないから進まないのではなく、 単にやる気が無くて勉強に手が進まないだけかと思います。 まずはご自身が本気で大学を目指しているかを考えてみましょう。 このアプリを使っている以上、それなりに行きたいという願望があると思います。 なんとなく周りが大学に行くから、のような消極的な理由ではやる気を出すのも難しいと思います。 〇〇を勉強したい、だからこの大学に行きたい、という強い思いを持ちましょう。 次に勉強時間を決めましょう。 浪人生と言うことなので部活などもなく、基本的に毎日早くに帰宅できるはずです。 例えば毎日9時から11時までは勉強時間と決めて、 その間は何があろうと勉強してください。 家族などに宣言すると尚良しですし、 スマホなど、あらゆる電子機器を預けておくのも良いでしょう。 やる気が出ないなら、勉強せざるを得ない環境を作りましょう。 また、ご自身のレベルに合った参考書を使うことも重要です。 毎日やっていないにせよ基礎問題精講で4,5ヶ月もかかることは中々ありません。 時間がないこともあり焦りもあるかと思いますが、 まずは基礎をしっかり固めてください。 取っ掛かりすらもつかめない問題に手を出すのではなく、 まずはスラスラ解ける問題で周回しましょう。 例えば重要問題周でしたらA問題だけを回す、などです。 基礎的な問題に慣れてくれば解法パターンがご自身の中に蓄積されていくので、 難易度の高い問題も比較的解けるようになります。 ・適切な難易度の問題集を ・決められた時間に ・毎日欠かさずやる。 これを徹底すると少なくとも勉強の習慣はつくかと思います。 【周回の期間】 周回スピードに関しては個人の好みで調整してもらえればよいですが、 1周目として私の考える目安としては ・重要問題集は2ヶ月 ・プラチカも2ヶ月 ・legendは3ヶ月 です。 重要問題集はA問題(基礎)とB問題(発展)があると思いますが、 まずはA問題だけを進めてください。 スイスイ解けるようならそれで良いですが、 そもそもA問題が分からないようでしたら 教科書を読み直し、例題を解いて理解を深めてください。 A問題が終わったらB問題に進みましょう。 1日5題以上進めると良いでしょう。 プラチカは比較的レベルの高い参考書です。 負担なく進めるのであれば1日3題程度が良いでしょう。 Legendはやったことがないので分からないのですが、 友人曰くチャートの解説詳しい版とのことなので、 その前提で話します。 (違ったらすみません。) 問題量は多いですが、比較的軽めの問題が多いです。 例題なんかはすぐ下に解説があるかと思います。 すべてを解く必要はないので、1日に15ページ以上進めると良いと思います。 特に質問者さんは数学が得意だということなので、 ・例題は問題を見て解法だけ思い浮かべる ・練習問題もある程度は飛ばして進める ・星(という概念があるのかは分からないですが…)の多い練習問題だけ解く くらいでパパッと進めると思います。 2周目からは解法がある程度頭に残っていると思うのでもっと早く進めると思います。 簡単な問題は解法だけ思い浮かべて解かない、 ちょっと心配な問題や思考力の必要(そう)な問題のみ手を動かして解く。 というようにやれば周回ができると思います。 (イメージは単語帳とかと同じです。) 【理解かスピードか】 今はまだ時間があると思いますので、理解を優先して進めてください。 そもそも理解もせずに問題集を進めたところで意味がありません。 少々時間をとっても、しっかりと解説を読み込み問題を理解してください。 問題集は1周して初めて意味があります。 スキップして次に進めるのは得策ではないでしょう。 あまりにも理解に時間がかかるなら、 問題集のレベルが合っていないということなので変更することをおすすめします。 問題量をこなすうちに解法パターンが見えてきますので、 自ずと理解とスピードを両立できるようになると思います。 ーーー そもそも短期間で周回するのは暗記科目だけで十分です。 理系科目は特に、何周もしたところで、です。 単語とは違い、解法はスキルです。 一度身につければ比較的長く覚えていられます。 同じ問題集を周回しても全く同じ問題を目にするだけで、 解法の応用が効きません。 ある程度(多くとも3周)したら別の問題に触れるために次に進むべきだと個人的には思っています。 以上、非常に長くなってしまいましたが、参考になれば幸いです。
東京大学理科一類 さら
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時間の使い方
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数3の基礎問題精講と網羅系問題集について
受験勉強お疲れ様です。 結論から述べると、目的と段階によりますが、基礎問題精講と1対1シリーズの2冊で、基礎から標準レベルの、数学Ⅲの一通りの解法パターンは習得できる(※ただ基礎問題精講だけでは解法パターンは網羅できていないかな)と思いますし、一旦まず数Ⅲを一通り学習するというのであればそれで十分ですが、東工大を目指す上では別の観点から、多少馬力不足な気がします。また数Ⅲを学習する際は、数Ⅲの性格をよく知った上でやるのが効率も良いですし、得策かと思われます。僕の受験体験から数Ⅲに関して2点特徴を挙げます。 1点目、入試問題の数Ⅲは、おおよそ、傍用問題集に乗るような基礎的標準的な問題から、誰も完答できないような難問奇問まで多岐に渡ります。数1A2Bの場合には難問奇問はあまり出ません。ですが、最難関大を狙う学生たちはやはりレベルが高いため、難度の高い問題(過去問で言うレベルCやD)でも部分点ぐらいは狙ってきます。ですので、標準問題を反復するだけでは足りません(もちろん標準問題の反復は大事ですが)。もしAkiさんが一通り数Ⅲの標準問題を解けるようになったのなら、少し難度の高い問題や思考が必要な問題にも触れる必要があります。 2点目、数Ⅲは1A2Bに比べて計算量が著しく多いです。特に東工大は工業大学であるがゆえ、数Ⅲの出題では極限と微積が大部分を占めており、計算量も日本のどの大学に比べても類を見ないほどです。その一方で、基礎問題精講や1対1、チャートなどは解法パターンを習得することに主眼を置いているため本物の入試数学(特に東工大の数学)とは少々趣が異なります。つまり計算は軽めです。 以上2点からアドバイスを述べますと、基礎問題精講と1対1で解法パターンの習得は十分です。チャート式などに手を出す必要はあまりないと思われます。それよりかは、東工大レベルの息の長い計算力と思考力を少しでも鍛えるためにも、上記2冊で解法パターンの習得が済んだのならば少し上のレベルの問題を解く方が良いです。おすすめとしては、それこそ東工大の過去問に触れてみるのが一番手っ取り早いです。もちろん受験生の身としては過去問は残しておきたいのも分かりますが、結局は過去問は直近の5〜10年ぐらいをやれば十分ですので、直近10年だけ残しておいてそれより前の過去問を問題集のように解くのが得策です。他には上級問題精講・やさしい理系数学(←簡単ではない)、理系プラチカ数Ⅲなども東工大等の最難関大受験生にはおすすめです。これらの少し上のレベルの問題を解くことで負担の大きい計算力と息の長い思考力を鍛えましょう。 ちなみに1A2Bは難度の高い問題ばかりを解くよりは標準的な問題をこなす方が良いです。 長ったらしく拙い文章で申し訳ありませんが、僕のアドバイスが少しでもためになれば幸いです。 東工大の数学はやはり難しいです。ですが、そのレベルの高さにめげずに、むしろ数学極めてやるぐらいの勢いで、晴れて合格を掴み取って欲しいです。頑張ってください!
一橋大学経済学部 たぐふく
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理系数学
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現役で逆転合格するには
(回答が長くなりますことをご了承ください。) はじめに、私の高2同日模試(一部未受験により4月のマーク模試)と本番の得点率を公開します。ただ、私は共通テスト第1期生であり、前年はセンター模試を受けています。センターと比較すれば共通は平均得点率が10%程も低下したと言われており、逆に言えばセンターは簡単だった筈ですが、それでも1年前はひどいものでした。 高2センター⇒現役本番 国語 140/200(現代文 82/100古文24/50漢文34/50)⇒150/200(現代文87/100古文22/50漢文41/50) 数学1A 56/100⇒82/100 数学2B 40/100⇒85/100 英語R 63/100⇒84/100 英語L 71/100⇒82/100 日本史 59/100(4月)⇒72/100 倫政 30/100(4月)⇒57/100 生基 28/50(4月)⇒32/50 地基 16/50(4月)⇒50/50 合計 503/900(55%)⇒694/900(77%) 国語はほぼフィーリング状態、理社はほぼノー勉状態から1年間でどうにかしました。 高校偏差値は一応70はありましたが進研偏差値は元々50台、部活引退時期は10月末でした。 マーク模試・記述模試・冠模試全てE判定、私立大学全落ち(明治6連敗・理科大文系学部2連敗)からの大逆転合格です。英語と国語は解ききる事の方が少なく、やっと安定して時間を間に合わせることが出来る様になったのが高3の11月です。 まず、全体的な戦略的な面からのアドバイスです。 ①二次合算得点率で科目別対策を考える 例えば東北大文学部の二次合算合計点は、共通600点(国100・数100・英100・社200・理100)と二次1000点(国400・英400・数200)でした。教科別の優先順位は国英>数(>社>理)なのは明らかですよね? ですので、ほとんどの勉強時間を国数英につぎ込みました。 本当に極端なのでこれに関しては真似しないで欲しいのですが、倫理分野は青年期だけをやって他はノー勉で。(選択者は分かると思いますが、90%は未履修状態です。)日本史も学校のテストでは常に下位10人でした。 時間がとにかくなかったので、社会は捨てていました。ただし、理科基礎は全ての教科の中で最もコスパよく得点を上げられるのでそれなりにはやりました。(理科基礎の中では地学基礎が最も簡単です。) このように、自分の志望校に沿った形での科目別対策が必要です。 時には、友人や学校の先生方からのアドバイスを勇気を持って無視することも必要です。 ②第一志望の対策だけを徹底 私が私立大に全て落ちたこともこれが原因ですが、過去問演習は東北大しかほぼ解きませんでした。その分、東北大10年2週に加えて、傾向が似ている北大・千葉(数学)10年、京阪神(英作文)10年・北大(国語)10年も解きました。共通テストの予想問題も10回分は解きました。 過去問演習10年は夏休み中の必須課題です。 正し、その際の得点率は問いません。(私は最高52%でしたが最低15%でした。) 過去問演習10年分では、各大学の傾向が理解出来ます。 例えば東北大の文系であれば、国語は現代文は時間が非常に長く記述力が試されますが、問題文の難易度はそれほど高くありません。古文は難しいですがその分漢文がかなり解きやすいです。数学は、二次関数・微積・確率が直近10年中9年出題され、傾向的にその他の分野からは1大問分しか出題されないという予想が立ちました。英語は長文のレベルが非常に高く読解が出来なくても、指定された文章の和文英訳・英文和訳さえできれば合格点には達する事が出来ます。 以上の様に、10年もとけば各大学の傾向がかなり明確に現れます。夏休みにこれをやることで、2学期は二次対策に特化出来ました。 例えば日本史や倫理には時間をほとんど割かず、代わりに二次関数・確率・微積は膨大な過去問演習に加えて青・赤チャートの問題も全て解きましたし、英作文のテキストも他の同級生よりやりこみました。現代文も人より時間をかけて復習することを意識していました。 ③長期的スパンで継続する・自分の性格を理解する 模試の結果が振るうことは無いだろうと覚悟を決めていたので、ほとんど短期目標を立てず、「○月までにこのテキストを終わらせる」という長期的なスパンを立てつつ、8時間以上10時間以下勉強をとにかく継続することを意識していました。 また、StudyPlusも一時期は活用していましたが、他人と競争するとネガティブ思考に陥るという自分の性格をしっていたので、競争相手を見つけ出そうとせず、自分の勉強時間の管理だけをしていました。 ④理科基礎 理科基礎だけはマジで得点を取れます。12月からでも間に合うくらいです。 「共通テストで面白いほど得点が取れるシリーズ」(黄色のテキスト)を2週読み、センターや共通、模試や予想問題等の過去問を20回解けば9割は堅いです。 こんなアドバイスをしておきながら、12月24~25日に学校で実施された本番想定最終マーク模試(駿台の予想問題?)でも65%でした。クリスマスで煌めく駅の中を泣きながら帰った思い出は今でも忘れません(笑) 続いて、質問者さんに対応した教科別のアドバイスですが、英数のテキストは問題無いかと思います。その他、手短にアドバイスします。『』はマジでオススメの参考書です 《国語》 ・古文単語はやらないといつまでたっても解けない ・現代文は量より質(正しい読解方法と解き直しで得点は上げられる) ・漢文は句法を覚えればすぐに得点が取れる狙い目の分野。『漢文早覚え即答法』 《数学》 ・早慶東京一工以外は難問を解く力は必要ない。青チャートを完璧に解ければ余裕 ・学校指定の参考書を夏休みまでに⇒夏休みで共通・二次の過去問10回分 《英語》 ・文法は基礎レベルまでで問題ない ・徹底的な解き直し⇒音読で読解スピードup ・単語帳2~3冊、熟語帳1冊(私はターゲット1200・東進高速基礎マスター・シス単・解体英熟語) 《社会》 ・長期的にやるよりも短期間で1分野を仕上げていくイメージ ・共通は1問1答よりも過去問演習のほうが得点は上げられる 《理科》 ・理科基礎はとにかくコスパ良い ・最悪12月からでも間に合うくらいやることは少ない 最後に大切なのは、「自分は馬鹿にされても他人を馬鹿にはしないこと」だと思います。 私は学校ではいじられキャラでした。志望校と現状の成績があまりにもかけ離れていたからです。 確かに、共通模試も最高で65%止まりでした。模試で偏差値60なんて滅多にとることは出来ませんでした。日本史の先生には直接、「お前は合格は厳しい」と言われました。 全て無視というか、全く気にしませんでした。そして言い返しませんでした。 国立受験が終わり、同級生が再度学校に集まったとき、応援してくれた人からの歓迎と小言を言ってきた人たちの居心地の悪そうな雰囲気は今でも忘れません。 受験は確かに学力が必要ですか、戦略でいくらでも埋め合わせが効きます。むしろ勉強ばかりで戦略を立てない人が多い印象すら受けます。 質問者さんは、賢い戦略で合格をものにして頂ければと思います。 長くなりましたが、参考にしてください。応援しています!
東北大学文学部 reo
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模試
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基礎固めをいつまでやるべきなのか
こんにちは!東工大一年のたまちゃんです。 数学Ⅲは夏休みが終わるまでに1対1を完璧にすれば上出来でしょう。特に複素数平面、微積、(極限)の分野は東工大はよく出すので重点的にやって下さい。微積に関しては少し古い本なのですが、「微積分基礎の極意」という本がおススメです。 1A2Bは1対1を終えて、次のレベルの本に手を出していてほしいですかね… 具体的には「やさしい理系数学」や「新数学スタンダード演習」、「良問プラチカ」、「理系数学入試の核心」などです。 過去問は一般的には10、11月頃から始める人が多いと思います。私は直前しかしなかったので、五年分ほどしか解いてないです。 滑り止め校は直前に2、3年分やれば良いと思います。 現時点でセンターの点数は割と良く、基礎がだいぶできているのではないかなという感じで良いです。 東工大の数学は難しいですが、基礎ができていないと解けない問題ばかりなので、基礎を大事に勉学に励んで下さい!
東京工業大学第三類 たまちゃん
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理系数学
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国立文系 この参考書ルートあってますか?
こんにちは! 東北大学経済学部1年のそらです! 教育課程が変わったことにより、情報や公共などの新教科が増えたことや、難易度もそれ相応に上がる可能性はありますが、基本的には私たちの代が行ってきた勉強法とさほど変わらないと思っております。 これから自分の勉強してきた国立文系としてのルートと比べて軽くアドバイスをしていこうと思うのですが、もし気に入らない、自分に合わないと思ったり、志望する大学には必要ないな、等ありましたら、まるさんに合うように変更してもらっても構いません! ⚫︎国語 キーワード読解、漢字マスター1800の2つは必ずやっておきましょう。共通テストでも2次試験でも「漢字」「語句」問題は、落としてはいけない問題になっております。点数自体は10点ほどではあると思いますが、その10点で泣いてしまうこともあるでしょう。短い時間でもよいのでなるべく毎日やることをお勧めします。 現代文のルートはほぼバッチリです。自分的には、現代文アクセスの基本編を終わらせたあと、発展編までやってから開発講座に入るとより学習がスムーズになるかと思います。自分は発展編を2周したあと、現代文アクセスの完成編を1周終わらせました。こちらのルートも、同じ参考書シリーズのため現代文が身につきやすいのではないかと思います! 自分は古典が2次試験でも出題されたため、2次試験の過去問で古典の勉強は賄えてました。もしまるさんの志望する筑波大学が2次試験で古典が出題されるのであれば、共通テスト対策前の集中講義は必要ないのかな、と思いました!他の単語帳や早覚え速答法はやっておくべきだと思います! ⚫︎英語 単語帳は完璧です!その2つの単語帳を隅から隅まで全て暗記すれば共通テストレベル、有名大学レベルまでは網羅できると思います!スキマ時間があれば英単語帳を読むような習慣をつけて、毎日学習に取り組んでください! もし英語が苦手でなければ、大岩英文法は今のレベルでは簡単すぎるのではないかなと思いました。いきなりポラリスの英文法1に入ってもいいかもしれません。 自分は英文解釈の参考書は基礎英文解釈の技術100を使用していました。始めるのが夏休みだったので非常に遅く後悔していました(TT)英文解釈は早ければ早いほどよいので自分に合った参考書をなるべく早く見つけて何周も繰り返して学習して欲しいと思います! 自分は熱狂的なthe rules信者だったので、長文読解の参考書はthe rulesをお勧めしたいと思います、笑ポラリス英語長文の2もやっていたのですが、違いとして解説が the rules→読解方法メイン ポラリス長文→入試に出やすいジャンルメイン になっています。なので私のおすすめはthe rules3(難しければ2からでもOK)をマスターしたあと余裕があればポラリス長文2をやると読解方法と最近の英語長文傾向を掴めるため良いのではないかと思います! ⚫︎数学 数学は自分の苦手科目でもあったので、自分はひたすら黄チャートのコンパス3以上を演習していました。この方法は少し効率が悪いため、まるさんのように2次試験で数学が出題されないのであれば、基礎問題精講あたりまでを完璧にし、共通テストの過去問演習などへ進むと良いのではないかと思います。標準問題精講は2次試験レベルになってきて難しいと思うので、共通テストのみの数学受験なのであれば必要ないかな、と思いました。 ⚫︎理科 自分は地学基礎、化学基礎だったのですが、基本的には黄色本や学校で配られたワークなどで演習をしていました。まるさんのルートでも問題ないと思います!ここで大事なのは、理科基礎の学習にあまり時間をかけないということです!もちろん点数を取りに行くのは大切ですが、国立文系はやることが多いことに加え、やはり配点的にも英語、国語を伸ばし、数学でどれだけ点数を落とさないのかが大切だと思うので11月中旬あたりから本格的な共通テスト対策を行っていけば十分間に合うと思います。 ⚫︎社会 まるさんは倫理を共通テスト、2次試験両方に使用すると思います。自分は倫政という、旧課程の公共のような教科を勉強していました。公共の勉強法についてはあまり詳しくはアドバイスできないのですが、倫理であれば、私はひたすら黄色参考書(自分はおもしろ本と読んでいました)の方をやっていました。集中講義と迷ったのですが、黄色本の方が生徒たちのセリフなどもあって堅苦しくなく読めるという点が良かったため、こちらの参考書を相棒として選びました。2次試験にも使うのであれば、過去問演習もお忘れなく! 情報に関しては、自分の方であまりよく理解していないため、紹介を省略させていただきます。申し訳ございません>_< 最後に、繰り返しになるのですが、もう一つの大事な勉強に「過去問演習」があります。いわゆる「赤本」です。正直、こちらの勉強が受験勉強において1番大切になっていきます。自分は夏休み明けてからすぐに赤本演習に取り組みました。共通テスト演習も大切ですが、あくまで最終目標は「第一志望校合格」なので、共通テスト以降も見据えて学習してほしいと思っております! 長文になってしまい、申し訳ございません。 まるさんの受験生活、心から応援しております。
東北大学経済学部 そら
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不安
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東工大志望の数学の参考書と過去問にかんする相談
こんにちは。東工大工学院のプロトンです。勉強お疲れ様です。数学の過去問開始時期と戦略について回答したいと思います。 まず、過去問開始時期についてですが、10月~11月に本格的に開始できるのが理想です。東工大入試にはご存知かと思いますが共通テスト一次選抜と二次選抜があります。共通テストの結果は、志願者倍率が4倍を超えた場合に適用されますが、そのラインは600点前後と少々低めです。(2024年度は557点でした。)共通テストにあまり時間を割く必要がない分、二次対策に時間を回すことができます。それ故、過去問を始めるのは少し遅れても問題無いと思います。 ただ、過去問に書かれている「傾向」みたいなところは見ておいた方がいいと思います。20カ年分の過去問を持っているのであれば過去20年の大問ごとにどの単元が出たか表にまとまっていると思います。数3からの出題が多いですよね。 3つの戦略の中であれば、戦略③が適切だと思います。ただ、ハイレベル完全攻略は数3を先にやって欲しいです。傾向として、毎年5題中3~4題は数3を絡めた問題が出題されます。特に、極限と微分積分は必ず出ると思うので、確実にやってください。それと平行して過去問を少しずつでいいのでやってみましょう。過去問をやる時に意識してほしいのは、問題の癖に慣れることです。近年傾向が変わりつつあるので、一概には言えませんが、例えば極限を求める問題はハサミうちを使うことが多い、など分かります。 長くなりましたが、焦る必要はありません。まだまだ時間はあります。最後まで諦めずに頑張ってくださいね。
東京工業大学工学院 プロトン
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理系数学
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数ⅠAを最初の1周履修する
(Ⅰ)勉強時間と休憩時間のバランス  勉強時間と休憩時間のバランスはそれで良いと思います。一般には、25分間の勉強と5分間の休憩を繰り返すポモドーロ・テクニックが集中力の維持には良いと言われています。しかし、実際に勉強してればよく感じることですが、25分ってすごい短いんですよね。その短さゆえに、途中で途切れてしまう勉強の続きを早くやりたいと言う思いが掻き立てられ、それがやる気や集中の維持に繋がるのだそうですが、そんな短い感覚でいちいち休憩を挟むのは煩わしいと感じもするわけで、そうなるともう個人の好みによると思います。今のバランスで全然問題ないと思います。  勉強と休憩のバランスはそれでまぁ良いんですが、勉強時間の三分の一を数学が占めていることは少し気になりました。一橋となると、二次試験でも4教科で、しかも社会の難易度が鬼らしいですね。これに加え、共通テストもありますから、むろん優先度というものはあるとはいえ、科目毎の勉強時間のバランスは大丈夫なのかな?と少し心配です。何かご自身でお考えがあるのでしたら、それで良いのですが。 (Ⅱ)休憩の取り方  私はよく外に出て散歩していました。イヤホンで好きな曲を聴きながら、塾の周辺をぐるっと一周して、また自習室に戻り、勉強再開です。まぁ、それも頻繁にやっていたのは高2の頃で、高3になると、どうしても集中が切れてしまったという時はやっていましたが、それ以外は尿意を催してはばかりに行くことが休憩の代わりになっていた記憶があります。相談者様は有料の自習室ということで、外に出るのは難しい場合は天井を見つめて何も考えない時間を数分作るというだけでも結構良い休憩になると思います。適度に気分転換ができれば何でも良いと思います。 (Ⅲ)おすすめの参考書とその性質  最難関レベルの問題集では、旺文社の上級問題精講を私は使っていました。部活の先輩(学年で五指には入る。現役で阪大に行きました)が使っていたことと、実際に書店で色々見比べて「やりたい」と思ったものだったことが主な理由です。解説が非常に詳しく、また平易であることが特徴です。類題も豊富に40問ほどあって、メインの問題だけでは物足りない方はこれをやると良いでしょう(そもそもメインの難易度が高いので、そんな猛者は少ないでしょうが)。一橋の数学は文系最難関ですから、最終的にはこのレベルの問題集を目指して勉強していけば良いんじゃないでしょうか。  参考書に関して一つ気になったのが、網羅系(黄チャート)をやった上で河合塾の重要事項完全習得編をやる必要があるのかということです。もちろん、絶対にやるなとは言わないし、やれるならやったほうが基礎の定着はより確実になるだろうとは私も思います。しかし、黄チャートの難易度レベルと網羅系参考書であるという性質上、学習内容が重要事項完全習得編と被りはしないか、という懸念もあります。もし難易度レベルが同じであるならば、重要事項完全習得編ではなく実戦力向上編の方で、一、二段階ほどレベルの高い問題に触れた方が良いのではないかと思いました。これも、オンライン塾の先生から勧められたとか、ご自身でお考えあっての選択だと言うならそれで良いですが。 (Ⅳ)計画を立てる上での留意点・アドバイス  前に一度別の回答で書いたことですが、あまり具体的すぎる計画やスケジュールは立てないようにした方がいいと思います。計画の立て方としては、①まず自分の得手不得手を分析し、②苦手をなくす方向で、いつまでにどの苦手分野を克服したいかという小さな目標を各所で立てていく、というのがシンプルで良いと思います。詳しくは「ビリギャルのように」という相談に対する私の回答(3)に書いてありますので、もし知りたいならそちらを読んで頂ければ詳細を知れます。 (Ⅴ)習慣付けるためのアドバイス  どんな習慣も、ひたすら継続することでしか身につかないので、とにかく続けましょう。といっても、例えば、それまで全然勉強したことのない人が、いきなり今日から一日12時間勉強しようとしても、ハードルが高過ぎて頓挫してしまうことは火を見るより明らかなので、どんな小さなことでもいいから、そこから段階的にレベルを上げていく方法が確実です。しかし、これはある一定のレベルの習慣が身につくまでに相応の時間を要するというきらいのある諸刃の剣でもあります。浪人生ということで、あまり時間を費やしたくないでしょうから、ある程度は段差の大きい階段を登らなければならないことを覚悟する必要はあるかもしれません。 (Ⅵ)その他のアドバイス  数学の勉強に力を入れているようなので、以下、参考までに数学に関しての私見を書いておこうと思います。  教科書など基礎レベルの問題を完璧にしても、本番レベルの発展問題が直ちに解けるようになることはありません。なぜなら、基礎レベルの問題は、大抵公式・定理とその使い方が正しければ答えが出せる問題です。例を挙げるなら、「直角三角形において、直角を構成する各二辺の長さの平方の和は、当該直角三角形の斜辺の長さの平方に等しい」という三平方の定理に対し、直角を構成する各二辺の長さがそれぞれ3と4だったときの斜辺の長さを問う問題の如きです。これに対し、入試本番の発展レベル(就中一橋のような最難関レベル)の問題は、その公式や定理を使える状態まで持っていくことが難しいからです。先の例で言えば補助線を引かなければ直角三角形が見えてこない場合や、そのほか方程式をある程度変形しなければならない場合、使いたい公式や定理を使える状態にするために別の公式や定理を使わなければならない場合など種々雑多です。問題で与えられた具体的条件を変えてはいけない以上、こちらの見方を変えるより他に仕方がありません。そのような、発展問題を解く上で必要となる視点を研ぎ澄ませるには、実際のそのレベルの問題に取り組む以外に方法はありません。  そのため、とりわけ浪人生である相談者様は、難易度の高い問題にも定期的に取り組んだ方がいいと私は思います。(Ⅲ)で実戦力向上編をお勧めしたのも、そのためです。一応は現役時代に一通り数学を学んでいるわけですから、一から基礎に戻ってやり直すことが悪いとは全然思いませんが、かといって基礎レベルの問題ばかりに囚われずに難易度の高い問題にもたくさん挑戦して欲しいですね。  それから、問題を解く上で意識すべきことは、似たような問題にも応用できるような抽象的・一般的な法則、あるいはそういった工夫や考え方を、その問題から一つでも得ようと貪欲になることだと思います。私が実際にやっていたこととして、数学の問題演習はノートでやっていたのですが、問題を解いて採点や自己添削を一通りした後に、その問題で必要だった公式・定理や、二変数の式の問題だったら「変数を減らす工夫をする」、相反方程式の問題だったら「x^2で割る」みたいな、その問題を解くに当たって必要だった工夫をすぐ下に色ペンで書いて強調してました。他には、模試等で解けなかった問題があれば、解説を見て「こういう発想をすればよかったのか」といったことなどを、別のノートに参考書風にまとめたりしてました。大事なのは、とにかくその問題から次につながる何かを見つけ出そうとすることですね(その意味では「帰納すること」だと言ってもいい)。でないと、いくら問題を解いても、一向に思うように成績が伸びないということにもなりかねないと思います。 (Ⅶ)最後に  「志がいくら低いとはいえど、人の目標を否定する人達と関わっていては自分までくだらない人間のままに終わってしまうと感じ、一念発起して頑張っています。」という意気込みに心を打たれました。辛酸を舐めることもたくさんあるでしょうが、めげずに頑張ってください。ほとんど書き殴った感じで、全然まとまってないように思えて申し訳ありませんが、ひとまずこれにて回答を終了いたします。
北海道大学法学部 たけなわ
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