現代文を安定させるには
UniLink利用者の80%以上は、難関大学を志望する受験生です。これまでのデータから、偏差値の高いユーザーほど毎日UniLinkアプリを起動することが分かっています。
けだま。
タイトルの通りです。
今までの模試では国語の偏差値がいちばん高く、現代文は何もしないで良いのかと思っていましたがこないだの共通テストタイプの模試で100点満点のところ32点を取ってしまいました。8~9割安定していたのでこの結果がとてもショックだしどうすれば元のように取れるようになるのか焦っています。どうすればよいでしょうか。よろしくお願いします。
回答
reo
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勉強お疲れ様です!
結論、現代文もフィーリングに頼るのでは無く、知識と根拠を常に意識する用に読んでいくのが大切です。
質問者さんがどの程度現代文の勉強に時間を割くことが出来るかはわかりませんが、受験で問われる現代文の力は、学校の授業で習う現代文とは多少異なる部分があります。
知識勉強が必要な側面は、例えば現代文単語帳による現代文単語の理解を深めたり、接続語の理解を深める事です。
現代文単語帳は持っているでしょうか?(おすすめは「読解を深める現代文単語 評論・小説」です)単語帳に記載されている難解な現代文単語を覚えるだけでも、点数の向上は見込めます。また、解説文を読むだけでも、例文や近年の現代文傾向がつかめます。
接続語の理解は出来ているでしょうか?
言葉の通り、何かの文と何かの文を繋げるのが接続語です。
Aつまり・よって・従って・だからB
Aしかし・または・対してB
A加えて・また・さらにB
A例えばB
何個か接続語を挙げてみました。(A・Bは1つの文)
これらだけを見て、なんとなくでいいのでBの文の内容を予想してみてください。
1つ目のグループは、いわゆる順接。 Aがその原因、Bがその結果という内容が入るはずです。
2つ目のグループは、逆接。AとBに書かれる内容は反対になります。
3つ目は、累加。Aの情報に加えられる形でBが補われます。
4つ目は、例示。Aの内容が少し難しい場合、Bがそれをわかりやすくする働きになります。
他にも接続語はありますが、まずはこれらをしっかりと理解できているでしょうか?
これが理解できていれば、Aの文章とその後の接続語を見ただけで、Bの内容がなんとなく予想できます。そのおかげで、頭が整理でき、スッと内容が入ることができ
るのです。時短にも繋がります。
またそれだけでなく、接続語の付近の文章は、問題にされやすいのです。
Aとありますが、そうなる理由はなぜですか?
Aとありますが、対になる事例は?
Aと並行して用いられる内容は?
Aの具体例は?
これらは全て、Bにあるはずですね。逆にBを軸に問題を作ることもできます。
接続語は、現代文の問題を解く際には、非常に重要になります。試しにマーカーを引きながら問題を解いてみて下さい。難解な文章であっても、かなり解きやすくなります。
現代文の勉強で時間が取れるのであれば、各回答に「回答理由」の文も書いてみましょう。選択問題であっても同様です。
1つ1つの回答に根拠を持たせる意識がつきます。
社会の暗記分野や数学で長考しないような問題であれば、回答の根拠を頭の中で無意識的に省略してしまっている習慣があります。それに慣れていると、他の科目でも根拠をもって回答する習慣がつきにくくなってしまっているかもしれません。
上記3点を意識してから、私は現代文の点数が高水準で安定するようになりました。
他の科目との兼ね合いもありますが、一定期間勉強時間を継続的に設けてみてください。
コメント(1)
けだま。
ありがとうございます!
単語帳は持っているのでそれをやりつつ、教えてくださった点を意識しながら頑張ろうと思います!ありがとうございました!