行きたい学部が見つからない
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さのな
理系新高二生です
将来の夢がなく、学びたいものもこれといってないので大学選びに今とても悩んでいます
興味がない専門性が高い学部に入るなら文転して色んなことを学べる学部に行ったほうがいいのでしょうか
今大学生のみなさんはどのような選択をしましたか?
回答
reo
すべての回答者は、学生証などを使用してUniLinkによって審査された東大・京大・慶應・早稲田・一橋・東工大・旧帝大のいずれかに所属する現役難関大生です。加えて、実際の回答をUniLinkが確認して一定の水準をクリアした合格者だけが登録できる仕組みとなっています。
私も質問者さんと同じように、高校生の頃は学びたい学問や将来像が決定しておらず、それを活かした大学学部選択をしました。
仮に文転するのであれば、「文化人類学」という分野であれば、基本的にはどんな事でも研究対象になりますし、社会学や人類学もそれに当たります。私は高校2年の夏休みに東北大学のオープンキャンパスに行き、文化人類学という分野を始めて知り、以降文化人類学を専門とするために文学部志望になりました。法学部や経済学部、教育学部といった文系学部と比較すると、文学部は比較的自由な学問分野なのでは無いかと思います。
オープンキャンパスは大学学部設定には非常に有効ですので、どんな大学でも一度訪問してみるべきです。勉強という点から将来像を決定する必要はありません。大学で何がやりたいのか、どういった大学生活が送りたいのかという点から志望大学を決定しても良いと思います。
理系でも同じような選択は取れます。
例えば、北海道大学や筑波大学の総合理系学部、京都大学の総合人間学部といった学部は、入学してすぐに進路が決まるわけではありません。入学試験時は理系という枠にはなりますが、大学入学後に自分の学びたい学問分野を決定し、専門性を高めていける猶予が耐えられています。
この、「進路を決定する猶予」という点は、質問者さんにとっては非常に重要です。
正直、高校生の頃から明確な夢や目標を持っている人なんてほとんどいません。
ただただ、「一人暮らしがしたいから」「○○大学という学歴が欲しいから」「周りが目指しているから」という理由でなんとなくの進路を決め、大学生や社会人になった時にはあたかも高校生の頃から自分の進路を明確に決めていた風を装っているのです。(それは、自分の過去を全て正当化するためです。)
実際、私立大学においては私は文学部は受験していません。その理由は、私立大学の文学部はどこも入学時点で○○学科(例えばフランス文学や中国思想、地理や考古学など)といった指定があり、大学に入学してから新たに進路を決定することが出来ないからです。
大学生になると、高校生の頃よりも世界が広がり、アルバイトを通して社会人の人たちとも直接的に関わり、一般教養科目で基本的な大学での学びに触れます。それらを経験するかしないかでも、「自分のやりたいこと」は大きく変わってきます。
是非、質問者さんの様な方々は、入学後に進路を決定できるような大学と学部選びをしていただきたいと思います。(私の知る限りですと、京都大総合人間学部、東北大文学部、北海道大総合理系、筑波大等がこれに当たります。)
以上、参考になれば幸いです!
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