小論文 家で出来ること
UniLink利用者の80%以上は、難関大学を志望する受験生です。これまでのデータから、偏差値の高いユーザーほど毎日UniLinkアプリを起動することが分かっています。
なご
国公立後期試験で小論文の勉強が必要な高3です。
まだ勉強をし始めたばかりでどうしたら良いかわかりません。
小論文の参考書に乗っている例題で小論文を書き、
今日、先生に見せに行ったのですが、参考書のものでなく
過去問をやって明日持ってきなさいと言われました。
検索をかけると、小論文は自己学習はできない、添削が必要だと書かれているので、過去問を済ませ、明日先生に持っていくつもりです。
しかし1年分の過去問をして、明日持っていくまでに空いたこの時間に何をすれば良いのか分からなくなり、また、他の年の過去問を、添削を受けないままするのはいかがなものかと思いました。
先生には明日まで会えませんので添削はしてもらえませんが、今小論文のために出来ることはなにかないでしょうか。他の年の過去問を次々やるべきなのでしょうか。
みなさんの体験談や、アドバイスなど、聞かせてください!
回答
Shunsuke
すべての回答者は、学生証などを使用してUniLinkによって審査された東大・京大・慶應・早稲田・一橋・東工大・旧帝大のいずれかに所属する現役難関大生です。加えて、実際の回答をUniLinkが確認して一定の水準をクリアした合格者だけが登録できる仕組みとなっています。
こんばんは!東京大学理学部物理学科3年の林俊介と申します。私自身は大学入試で小論文を用いませんでしたが、小論文の指導はよく行うので、アドバイスさせていただきます!
なごさんの考える通り、他の年の過去問をどんどん解くのは賢くない、というのが私の考えです。
小論文の対策をする上では、自分が習得しなければいけない力がどういうものなのか想像してみることが大切だと思います。人によりその答えは様々だと思いますが、たとえば
・自分の主張を端的に相手に伝える力
・論理的な文章を書く力
・誤字脱字・誤用を減らす力
…
などがあげられるでしょう。
次に、これらを学ぶにはどうすれば良いかを考えましょう。
…とはいったものの、上記の能力は一人で伸ばすのが難しいというのが正直なところです。ポイントなのは、小論文を添削するのは自分ではない他者である、ということです。当たり前ですがこれが重要。結局、他者から見たときの自分の文章の弱点を知らないことには、小論文の対策って進まないんですよね。
したがって、いま小論文対策でできることは限られます。自分の文章を添削してくれる人がいないわけですから。
でも、「逆」はできるのではないでしょうか?
「逆」というのは、他者が書いた良い文章を読んで、分析してみるということです。題材としては、小論文の参考書でも構いませんし、ニュース記事でも構いません。質の高い文章を読んで、それがどういう構造をしているのか、どういう言葉遣いをしているのか、といったエッセンスを、自分なりに分析してみるのです。
一冊新しいノートを用意し、片方のページに文章をコピーして貼り付け、もう片方のページに分析事項を書く、という方法が考えられます。そこまでいかずとも、分析した内容をその本にメモしておくのもアリです。
…長くなってしまいましたが、端的に述べますと
・「書く」力を養うには「読む」のも有効
ということです。
ご意見やご不明な点などあれば、またお聞かせください!
コメント(1)
なご
親切にありがとうございます!
重ねて質問申し訳ないのですが、
読むものは新聞記事などでも良いのでしょうか?