おすすめの生物参考書
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むむむ
筑波大学医学群医学類を目指しています。生物の参考書について、セミナーを9割程度理解したら次にどの参考書をやるべきでしょうか?
大森徹の最強講義が手元にあるのですがこれを進めても大丈夫ですか?
回答
yuuki
すべての回答者は、学生証などを使用してUniLinkによって審査された東大・京大・慶應・早稲田・一橋・東工大・旧帝大のいずれかに所属する現役難関大生です。加えて、実際の回答をUniLinkが確認して一定の水準をクリアした合格者だけが登録できる仕組みとなっています。
北大の総合入試生物重点で首席だった者です。
まず問題集に関してですが、セミナーの後は基礎問題精巧と標準問題精巧がオススメです。理由としては以下のようになります。
1.セミナーは記述問題が少なめのため、重要問題集のような単語と記号のメインのものよりも記述に重きを置いた参考書が良い(問題精講シリーズでなくても)。
2.記述と記号の問題がちょうどいい割合で織り交ぜられていて、入試において様々な問題に対応出来る力がつく。
3.標準問題精巧は、ほかの参考書より解説が丁寧なため、独学でも詰まりづらい。
4.網羅系参考書のため、1冊でかなりの範囲をカバーでき、参考書を複数買って迷走してしまう...ということがない
進め方としては、基礎問題精巧をサクッと終わらして標準問題精巧に進みましょう。標準問題精巧は復習まで合わせると1大問につき1時間程度かかってしまうため、はやめに取り掛かる必要があります。
また、基礎問題精巧でも8割正答するのはかなり辛いです。間違えた単元を復習して、抜けてる知識を再度詰め込みましょう。
標準問題精巧は、初めは時間無制限で記述を全て書き切る事をおすすめします。こちらは難関大の大問を持ってきているため難しいですが、じっくり考察して答えを導くことが生物のレベルアップには必要です。そして、間違えた問題は解答を理解した後、模範解答どおりの文章で書けるように練習しましょう。書き方や目の付け所について勉強になることが多いです。
もし、問題精講シリーズが終わってしまった場合には受験前の総復習として駿台の理系標準問題集などもありですが、生物を武器にしたい場合を除いてやらなくて良いと思います。
次に大森徹の最強講義についてですが、こちらは化学でいう新演習の立ち位置に近い気がするため、余裕があればやっておいた方がいい、という回答になります。
大森徹の最強講義は約700ページの分厚さがあるため、全て覚えれば答えられない知識問題はなくなります。また、かなりの量の説明があるため、マニアックな記述もかけるようになります。
しかし、
1.余分な知識が多く、赤字や太字の用語も半分程は受験勉強で1度も問題に出てこなかったこと
2.マニアックな問題での数点は合否を分ける問題になり得ないこと
3.理解or覚えながら1周するのに100時間程度かかり、費用対効果が薄いこと
などから時間が無いのであれば封印するべきでしょう。
自分は3周ほどしましたが、早稲田の入試では役にたったものの国立では役に立ったか微妙でした。友人の国立医学部の生徒も大森徹には触れずに問題精講シリーズで合格していました。
どちらかと言えば、図表が多く分かりやすい資料集をじっくり読むことの方が役に立ちました。
長々と書いてしまいましたが、少しでも役に立つ内容があればなと思います。あと半年間頑張ってください!
コメント(1)
むむむ
詳しくありがとうございます!参考にします!