慶應文学部 英語の取り組み方について
こんにちは
慶應文学部に合格した者です。
まずは、受験勉強お疲れ様です😌
しんどい時期だと思いますが、諦めずに志望校に向かって勉強頑張ってください!
慶應文学部の英語はかなり特殊です。ご存じだとは思いますが、長文一題のみの辞書持ち込み可と言う形式で、同じような問題を出す大学は、聞いたことがありません。
どうして、こんな特殊な問題を出題するのかと言いますと、あくまで僕の意見ですが、
文学部は自由で柔軟な思考ができる学生を求めている気がします。
それを如実に反映しているのが、問題文がほぼ全て筆記であることではないでしょうか。選択問題が数問で残りは全て筆記で、国立大学に似た問題が多数出題されます。
前置きが長くなりましたが、これから勉強法をお伝えします。
まず、率先してやるべきことは、【英文和訳】だと思います。
英文和訳において1番大切なことは、
英文を正しいルールで読む
ことだと思っています。
これは当たり前のことだと思います。しかし、この当たり前のことができていない受験生が大半のように思われます。
例えば、
Thirsty for national profit, nations, and their systems of education, are heedlessly discarding skills that are needed to keep democracies alive.
(神戸大学2015第一問より抜粋)
読めましたか?
この文をただ、読めるだけでなく、正確に訳出するために文構造を捉える必要があります。
・文頭のThirstyが形容詞なので、分詞構文がつづいていると見抜く
・等位接続詞andはnationsとtheir systems of educationをつなぐと見抜く
・動詞が複数形であることからnationsとtheir systems of educationが主語であると見抜く
・上記より、分詞構文はprofitまでであると見抜く
・動詞areのあとにdiscarding が続くことから、現在進行形の文であると見抜く
・that以下はskills を修飾していると見抜く
・to以下のkeep O Cの訳出
・先ほどの現在進行形は、〜しているという完了的な訳出ではなく、〜しつつあるという未来的な訳出を行う
などなど
この一文だけでこれだけポイントが存在します。
慶應文学部は、この一文のような訳出のポイントが盛りだくさんな英文和訳を出題してきます。その上、先述の通り、自由で柔軟な思考が求められているので、逐語訳をするのではなく、
【意訳】を完璧に行う必要があります。
意訳は、英文和訳を完璧に逐語訳できないと、しても無駄になります。
慶應文学部は、自由で柔軟な意訳を求めています。
なので、まず最初は
ルールに基づいて、ポイントを意識して英文を読めるようになりましょう。
先ほどの英文がポイントを意識せずに読めなかったならば、英文解釈のやり方を見直すべきです。
以下、オススメの参考書として二冊あげときます
①ポレポレ
②英文読解の透視図
これらに出題される英文を、上記の英文のように、一語一語分解して解釈すべきです。
このように、しっかり英文を読み込む癖をつけておかないと、高得点は望めません。
以上、質問一つ目の勉強法でした。
まとめると、英文を一語一語、丁寧に読めるようになる
その上で意訳ができるようになる
二つ目の質問の過去問の向き合い方ですが、僕個人の意見では、まだやる必要は無いと思います。
なぜなら、5回分の得点率から見て、おそらく英文を正しく読めていないところがあるっぽいので、まずは、英文解釈に時間を使うべきです。
この時期で、MARCHの過去問8割取れていることは本当に素晴らしいことだと思います!!僕自身、この時期は英語の偏差値50程度でしたし、MARCHの過去問ではせいぜい5割が限界でした。
MARCHの問題は早慶ほど読み込む必要がないので、高得点が取れるはずです。しかし、早慶になると文構造や単語のレベルが一気に上がります。なので、文構造を正しく捉えて、正しく訳出するために英文解釈が必要なのです。
長文になり、申し訳ございませんでした🙇♂️
あと、これはあくまで僕個人の意見なので、鵜呑みにせずに、さまざまな方のご意見を参考にすべきです!!
最後まで読んでくださりありがとうございました!
慶應でまってます!!!頑張れ!👍