世界史の流れの勉強の仕方がわからない!
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7/14 2:09
UniLink利用者の80%以上は、難関大学を志望する受験生です。これまでのデータから、偏差値の高いユーザーほど毎日UniLinkアプリを起動することが分かっています。
コマクサ
高3 兵庫県 神戸大学国際人間科学部(64)志望
世界史の流れを勉強する際、まず教科書と授業プリントを読んでストーリーや背景を理解するといいと言われるのですが、
授業プリントは要点がまとめてあるだけで詳しい裏の背景まで書いてないし、教科書も難しくて、つまりどういうことだという部分が理解しきれません。
あと地図感覚がなく、領土がどんどん変わっていく感じがほんとにわけがわかりません!この王朝がある地域に新たに王朝が増えたのか、それとも滅ぼされて新たにできたのか、という感じです。
なんでもいいのでアドバイスください!
回答
モアイ
京都大学法学部
すべての回答者は、学生証などを使用してUniLinkによって審査された東大・京大・慶應・早稲田・一橋・東工大・旧帝大のいずれかに所属する現役難関大生です。加えて、実際の回答をUniLinkが確認して一定の水準をクリアした合格者だけが登録できる仕組みとなっています。
まず世界史全般が楽しくなさそうな印象を受けましたので、そちらから。
世界史講義録というwebページを読むか、東進から出ている見取り図という参考書を購入してください。個人的なオススメは世界史講義録ですが、近代以前までしかないですし、ついYouTubeを見てしまうなどということもあるかもしれませんので、不安であれば見取り図をお勧めします。
これは基本的に教科書のように全て文章になっていますので、プリントのように文脈がわからなくなるということはないと思います。また取り上げる語数を減らすことで、歴史の裏側や、人物の生い立ち、人柄、何を考えていたのかがわかりやすく解説されていて、言うなれば「受験世界史的思考法」が身につくような気がします。
世界史はただ暗記するだけでも十分点は取れるのですが、やはりエピソード記憶になると定着が違いますし、論述でも役に立ちます。何より世界史を楽しんでほしいです。この二つの媒体は、世界史の楽しさを手っ取り早く教えてくれます。
地図がごちゃごちゃしてわからないというお悩みについては、3つ解決策を提示します。
まず1つ目に、資料集の活用です。学校でも配られているかもしれませんが、世界史を受験に使うなら、必ず家で使用する用をもう一冊購入してください。その際、タペストリーという資料集がオススメです。写真や地図が他のものより充実している他、中国王朝や文化史など、ごちゃごちゃしがちな項目を見開きでまとめてくれている特集ページまで付いています。これを活用しない手はありません。
2つ目に、スタディサプリで村山先生の世界史の講義を受講することです。年間1万円程度で視聴し放題ですから、是非取り組んでほしいです。地図の理解は、やはり書籍より動画です。一つ難点となるのは時間でしょう。わかりやすく楽しい講義ですし、たとえ合わなくても1万円程度ですから視聴をやめたらいいだけの話なのですが、通史で50〜80時間程度講義があった気がします。
3つ目は、YouTubeで世界史の解説動画を探すことです。やはり動画という点で地図の理解は進みます。しかし、無料であり個人の趣味で作られているものが大半なので、やはりクオリティでスタディサプリ を越すものはなかなかないでしょう。
ですので、まずは資料集タペストリーを買ってもらい、世界史講義録などを読みながら、じっくりタペストリーで該当のページを見たり、教科書に書き込んだりしていくわけです…。
しっかり理解しようとすると、世界史は時間がかかります。それを楽しまないのはもったいないです。
どんなフィクションよりリアルなストーリー、半永久的に追加される魅力的なキャラクター、ドラマチックな戦いの数々、教科書には描かれないような裏設定…
最上級のゲームですよ、世界史!!
わからないことに焦らないで、好きなゲームや映画のファンブックでも読むような気持ちで、ゆっくりと世界史に向き合ってみてください。何か変わるかもしれませんよ。
コメント(1)
コマクサ
7/14 10:13
東進の見取り図、世界史講義録のウェブページ、資料集、スタディサプリ、YouTube
どれも知ってるようで全然活用できてなかったので、ないものは買ってもらって、ゲーム感覚でじっくり勉強してみようと思います!
ほんとに丁寧にありがとうございました!