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整った解答の書き方

クリップ(15) コメント(3)
5/21 18:41
UniLink利用者の80%以上は、難関大学を志望する受験生です。これまでのデータから、偏差値の高いユーザーほど毎日UniLinkアプリを起動することが分かっています。

りんご

高1 神奈川県 東京医科歯科大学医学部(63)志望

国立医学部医学科志望の高校の1年生です。 設問に対して、書くべきところはわかるのですが、整った解答を書くことができません。 かけるようになるための練習方法などを教えていただきたいです。 よろしくお願いします。

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京都大学農学部

すべての回答者は、学生証などを使用してUniLinkによって審査された東大・京大・慶應・早稲田・一橋・東工大・旧帝大のいずれかに所属する現役難関大生です。加えて、実際の回答をUniLinkが確認して一定の水準をクリアした合格者だけが登録できる仕組みとなっています。
はじめまして。 僕が実際に国語でやっていたテクニックを紹介します。現代文以外にも使えます。 僕は解答を作る際、先に骨格を作っていました。まず解答に必要な要素を全て探し出しておきます。そしてそれらを、最終的に綺麗な文章になるようパズルのように組み合わせていきます。それが骨格です。 ↓骨格の具体例 (要素①)のように、(主語)が(要素②)で(要素③)であること。 こんな感じです。僕は実際に、問題冊子のスペースに要素①②③と書いて並べ替えながら上のように書いていました。本当です笑。要素は抜き出した文章である必要はありません(記号で十分です)。 一見非効率のように思えますが、要素が足らなかったから消してまた書いて…としたり、空欄と文字数が合わなくて書き直したりといったことがほとんどなくなるため、逆に効率がいいです。また現代文も試験である以上採点基準があり、それはやはり要素によって決められていることが多いので、このように要素ごとに扱えるようになると減点が減ります(ちゃんと読解ができている前提ですが)。 おすすめなので、是非試してみてください!
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京都大学農学部

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プロフィール

物化選択で、センターは地理です 二浪して受かりました 人よりは辛くて長い受験生活を経験しているのでその分色々な話が出来ると思います たまに顔出します

メッセージとコーチングは、UniLinkで活躍する現役難関大生から個別に受験サポートを受けられる、UniLinkの有料サービスです。どちらも無料体験できるので、「この人についていきたい!」と思える回答者を見つけたらぜひご活用ください。

メッセージは、全ての回答者にダイレクトメッセージでいつでも直接相談できます。メッセージ数に制限はありません。

コーチングは、希望の回答者があなた専属のオンラインコーチ・家庭教師になります。週に一度のセッションを通して、勉強スケジュールの調整やモチベーションの持続をサポートします。
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コメント(3)

りんご
5/21 23:59
なるほど!! ありがとうございます! 早速やってみます!
りんご
6/5 12:44
他にも答えの枠組みなど教えていただきたいです! (やはりキリのないものですかね…?)
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31
6/8 7:57
型があるというより、自分が集めた要素を文章として自然になるように並べるだけです。 並べ方のコツとしては、要素同士の関係を意識することです。要素①と②は因果関係があるならそれが分かりやすいように並べる。対比なら要素を対比項目の事に並べる(Aは要素①で要素②なのに対して、Bは要素③で要素④、みたいな感じ)。 解答例などをよく読んで、自然な並べ方をできるように訓練するといいと思います。

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記述のコツ
文章に忠実に書くことが第1です。 ですから、基本的には文章中の言葉をそのまま書くべきです。適したところに適したワードが使われていると、採点者は、しっかり読めているねっていう判断ができます。 それで、確かに言い換える必要があるものもあります。言い換えの必要は語数短縮のためです。字数制限が求められる記述では、言葉を言い換えて端的に説明することで、書く内容を増やすことができます。また、端的な表現を使うことで、非常に読みやすい文章になります。 また、学校の先生は現段階からしっかりと言い換えできるくらいの語彙力をつけさせるようと訓練してるのだと思います。 つまり、解答の際は、まずはキーワードをしっかり使うことが大事です。そのほかの部分に関しては、言い換えてなるべく簡潔にわかりやすい文章書くことが大事になってくるのだと思います。 まあ、うまく言い換えできないってなったら、キーワードを詰め込むような解答も悪くないと思います。満点や8割ほどの点数は見込めないにしろ、ある程度の点数はしっかり来るはずです。
慶應義塾大学商学部 タイ
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国語の質問
こんばんは! まずは、コツを掴むまで量をこなす必要があります。問題はなんでも良いですが、難しすぎないものからやると良いと思います。そして何より現代文の勉強で1番大切なのは解き終わったあとだと思います!解説をしっかり読むなり先生に質問するなりして、回答の作り方を理解すると良いと思います。 回答の作り方は、問題で聞かれていること、求められていることは何なのかをしっかり意識したうえで回答に必要な要素を全て文章の中から読み取り、それらを字数に合うようにまとめる、と言った感じです。ポイントは、質問に対する答えとして必要な要素をいかに正確に集めるかだと思います!現代文は減点式で採点されますから、要素が足りない分引かれてしまいます。そうならないためにも、質問をしっかり理解して、本文に線を引きながら読み進めると良いと思います。あとは、主語に対する述語がずれるなどの日本語のミスをしないようにすれば良いと思います。 長々しくてすみません🙇‍♀️
大阪大学外国語学部 AK
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現代文 過去問の復習方法
はじめまして! 全統記述で偏差値65ということで基本的な読解はできているのかと思います(正直それだけあれば十分だとは思いますが笑)。具体的にどういうところが抜けているのか分かりませんが私が気をつけていることをお話します。お役に立てれば幸いです。 現代文という科目は同じ実力の人でも回答が同じになることは無い科目です。そういう側面から勘違いする人もいますが、試験である以上採点基準があります。それは大抵要素になっていて、表現は違えど要素が揃っているのかあるいは抜けていないかが問われます。その要素にはパターンがあります。 ①指示語。傍線部に指示語があればそれをや 訳さないと行けません。これは分かりやすいかと思います。 ②個人言語。あまり有名な概念では無いですが、結構重要だと思います。筆者がその本、文章内で特別な意味や文脈を持たせている表現です。よくカッコで括られていたり、あまり一般的でないコロケーションが使われたりしています。これを説明します。 ③主述関係。これよく解説で見ました。傍線部は文章の述語部分に引かれます。それを主語部分まで遡って回答に反映させることが求められる時があります。恐らく問題文に主語への言及があれば必要ないですが、ない時は原則主語も書かないといけないと思っていいです。 ④曖昧表現。個人言語にも通ずるところですが、文章を知らない人が見ても理解できない部分は説明しないといけません。例えば抽象表現や比喩などです。どちらも、前の方で丁寧に説明してそれをまとめるように使われる時か、逆に初めに問題提起のようにその表現を持ち出してその後説明する時に使われます。 ⑤論理構造。これが一番難しいかと思います。筆者は本文を論理的に書きながら主張を展開します。その一部を問われている時はそれが組み込まれている構造も把握さないといけません。例えばAとBが対比されている文脈でAについて問われている時はBとの違いも触れないといけません。XからYに変化したもののYについて問われている時はXから何によって変化がもたらされたかまで触れないといけません。AとDの間に論理の飛躍があれば、A→B→C→Dと因果を一つずつ追っていく必要があります。傍線部だけに注目するのではなく俯瞰して周りの構造に目を向けましょう。 以上5パターンが私が気をつけていた要素です。 ①~⑤を通して言えるのが、傍線部を本文を知らない人がわかるレベルまで解説するという発想が前提です。指示語や筆者が特別な意味を持たせている単語を知らない人に言っても伝わらないので、伝わるように説明します。 イメージとしては要素をパズルのピースに見立てて、日本語として破綻しないようにパズルを組み立ながら文字数を整えるという作業です。なので回答を作る順番としては、傍線部の要素を数える→要素の説明を探す→回答を組み立てる→書く です。 個人的には現代文は解き直しの必要は無いと思います。むしろ丸つけの時にこの要素抽出ができているかの確認に注力するのがいちばん効果的だと思います。なので今まで解いた問題の要素を確認して、ちゃんと点数と紐づいているか、適切に要素の説明があるかを確認するのが妥当でしょうか。 最後に過去問ですが、赤本は共テ後の方が絶対にいいです。共テをクリアした後は二次に特化した勉強をすべきで教材は過去問が最適です。それを共テ前にこなすのはもったいないです。またその大学の傾向も知れるので試験本番を余裕ができます。なので志望校レベルの問題集をやるのが無難だと思います。 もし手に入るなら模試の過去問がオススメです。特に予備校が出している模試は解説がかなり充実しているので、回答作成の勉強になります。 以上です。 もしかしたら全然違うところで引っかかっているかもしれません。その時はまたコメントください。 それでは勉強頑張ってください!
京都大学農学部 31
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現代文
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理系科目の記述について
思考の流れが追える程度で大丈夫です。 細かい式変形などはスキップしてよく、 例えば「こんな図が描けて、釣り合いからこの式が立つので、答えは◯」という粒度です。 教授の独り言なので定かではないですが、 採点のときに見るのは「正しく思考しているか」らしいです。 つまり、計算過程などどうでもよく、 どの情報・理論を使い、どのような式を立てたか。 もちろん正答しているかも重要ですが、 正しい理論に基づいて思考しているか、を見ているとのことです。 (何度も言いますが、教授の独り言です。ホントのところは分かりません。) したがって、他の人が質問者さんの解答を見て、 どう考えて解答に至ったのかが判ればよいということです。 式変形も文字の定義も細かく書く必要はありません。  この関係を使うとこの式が立つので、  これを解いて答えはAです。 この程度で十分伝わります。 また、解答のまとめ方ですが、 多くの人がやっているように、 私は試験前に真ん中に縦線を引いていました。 東大の解答用紙は普通に使うには横に広すぎるので、 2行に分けることで見やすく、書きやすくなります。 (これは理科に限らず数学でも使えるのでご活用ください。) 解答の記述に慣れるには、 普段から自分の思考を書き出す癖をつけてください。 私のオススメは、計算用紙と解答用紙を分けることです。 計算用紙は裏紙でもなんでも良いです。 解答用紙は罫線の入ったノートが良いと思います。 問題演習の際は、解答用紙の真ん中に線を引き、 1週間後に見直しても自分がどう考えていたのか分かるよう記述してください。 もちろん知識問題は思考も何もないので答えだけで良いですが、 その他の問題はすべて、思考の過程を文字化してください。 文字にすることで、論理的思考も鍛えられるので一石二鳥です。 最後になりますが、解答すべき問題に気をつけてください。 東大の理科では、小問一つで2つ解答を求められることが多々あります。 (〇〇はなにか。また、□□を考慮して〇〇を求めよ。みたいに。) 私は本番、これで1つ解答を飛ばしてしまいました。 取れる点数を落とさないためにも、 解答すべき文言が出てきたら下線を引くでも丸をつけるでも、 パッと見て何が問われているのかが分かる印をつけると良いと思います。 以上、参考になれば幸いです。
東京大学理科一類 さら
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本番試験
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現文 解き方
本文を読む→設問の傍線部とそれの含まれる一文に目を通す→設問の要求(〜はどういうことか、〜はなぜかetc.)に応じて解答の形式を先に考える(文末を〜ということ、〜から、などにするなど)→傍線部とその一文に含まれる要素(主語、述語、形容詞、接続詞などの言葉や時制など)に着目(例えば、「AなBがCをしていた」なら主語がB、主語にかかる形容詞がA、述語がC、文自体は過去形、といった風に細かく見ていく)→以上で行ったことを踏まえて文中から問題要求に即した要素を切り取っていき、形式を揃えて解答を作る 以上が大まかな現代文の解き方ですが、これを身につけるのには時間がかかります。(私も非常に現代文が苦手で、1年間ほどかけてこうしたやり方を身につけました) ですので、まずはできることからでいいです。特に設問の要求に応じて解答の文章形式を整えることは、忘れがちですが意識すればすぐできますし、これだけで部分点を貰えます。 また、文章を読む際にただ漠然と読むのではなく評論ならば作者の主張である論(抽象的な部分)とその具体的な説明たる例の部分を区別しながら論にマーキングする、小説ならば登場人物の心情表現にマーキングしてしていく、と読みやすく(解きやすく)することも大事です。 最後に、大原則として、解答の要素は本文中のどこかに必ず埋まっているということがあります。悩んだら無理やり自分で解答をでっちあげるのではなくて、本文に立ち返ることを意識しましょう。
京都大学文学部 SKHRJK
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現代文
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現代文の伸ばし方
現代文難しいですよね。自分はよく「こんなの人によって答え違うじゃん!」とか文句言ってましたね笑。 実はこの不満はなかなか核心をついていて、逆に我々は採点官の採点基準を盗んでしまえばいいわけです。 現代文が苦手な人にありがちなのは、解答の中に自分の主観や考えを入れてしまうというものです。どうしても文字数が足りなくて「えいや!」って自分なりの言葉を継ぎ足してしまうのです。これは良くありません。現代文の問題に自分の考えは全く必要ないという大前提を今一度頭に入れてください。逆に言えば、国語力もそこまで必要ないのです。 その上で、現代文の問題にはいくつかのパターンがあります。だいたい以下の3つです。    ①理由説明型(〜なのはなぜか) ②言い換え型(〜とあるがこれはどういうことか) ③説明型(〜とはなにか) 質問者様が使われている「上級現代文」は私自身とてもお世話になりましたが、このテキストはパターンごとに解法を提示してくれます。まず、それぞれの課の冒頭の説明をしっかり読み込み問題を解いてみてください。そして解説をみて、自分の解答に修正を加えてください。この時大切なのは模範解答が絶対だと思わないことです。採点官は模範解答通りでないと減点するわけではありません。要素を見ています。人によって答えが違っても、この要素だけは絶対に共通しなければいけないのです。そうです。ここが、採点基準のミソです。 今チョロっと書きましたが、現代文の解答には含めるべき要素というものが存在します。これは何度も問題を解いていると段々と分かるようになってきます。「ああ、この問題は〇〇型だからこことあそこの要素が必要だな」といった具合いです。これらの要素とは本文中に書いてある内容です。現代文の解答は全て本文中の内容で完結するようにできているのです。文字数設定も問題作成者側が練りに練った結果できます。文字数が条件より多ければ、不要な要素を入れてしまっていて、足りなければ入れ忘れている要素があるということです。こればっかりはご自身でトライアンドエラーしていく中で身に付けていきましょう。 勉強のコツとしては、一度解いた文章をそのままにしないということです。次の日や1週間後にまた戻ってきて初見のつもりで記述してください。そして解説をみてまた修正していくのです。これを繰り返すと解説で繰り広げられている思考回路が段々と自分のものになっていきます。これはどのテキストでも同じことです。 現代文の解説の思考が自分のものになるということは、自分が現代文の採点官の思考を手に入れるということです。冒頭に言ったように現代文勉強の1番のポイントは採点基準を把握するところにあります。今後はパターンと採点基準の2つを押さえることを意識して勉強してください。この意識があるだけで学習能率は格段に向上しますよ。 頑張れ!
北海道大学法学部 とも
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現代文攻略
記述であれ、選択であれ、解き方は基本的に変わりありません。大学の教授が現代文を通して図りたい力は客観力らしいです。 解き方編 まず、意識としては自分で選択問題の答えを作る感覚。 1. 解答要素の特定 問題で問われる解答の要素を拾い出します。ポイントになりそうなものを抜いていく。答えは確実に文中にあります。それを言い換えるようにしましょう。 2.文字数 まずちょっとテクニックくさいですけど、解答要素をすべて拾い出して文章にしようとすると確実にオーバーします。なのでここからいらないものを捨てる、簡潔な文にする文章をつくる。文字数は解答欄の8割以上は必須、8割りでもちょっと少ないくらい。 3.チェック 漢字、語法のミスがないかを確認。
慶應義塾大学法学部 なおさん
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評論文(共通テストの第1問)の正答率を上げたい
こんにちは! 私が思う共通テスト国語の第1問を解くときに大切なことを、2つのポイントに分けてお伝えしますね! まずは一つ目 「選択肢に目を通すのは、解答の方向性が決まってから」 そもそも、共通テストはお偉いさん方が多くの時間と労力をかけて作り上げるテストです。問題作成者たちは当然のことながら真正面から受験生の読解力を試してきます。だからこそ、選択肢の一つひとつはよく練られていて、文章の理解が曖昧だと、どうしても選択肢に惑わされてしまいます。 そこで、選択肢に惑わされないために、私が実践していたのが、 「解答の方向性が決まってから選択肢に目を通す」という方法です。 先に選択肢を見てしまうと、4つものダミー選択肢に影響されてしまい、本文の理解が崩れてしまう可能性があります。(「5つの中から不適切なものを1つ選べ」、という問題ならこんな心配ないかもしれませんが...) また、私の場合、二次試験にも国語・評論文が出題される大学を志望していたので、共通テスト対策でありながらも実際に記述で答案を作ってみるという学習方法を取り入れていました。そして、自分が記述した答案と選択肢を照らし合わせながら、マークすべき選択肢を選んでいました。こうすることで、厄介な選択肢に惑わされにくいだけでなく、自身の解答により一層自信が持てるようになると思います!(実際、私はこの手法で国語の得点が上がり、安定するようになりました!) もし日頃の学習でマーク式の問題に取り組む機会があれば、ぜひ試してみてください!全問題に記述答案を作成するのは結構ハードなので、数問だけピックアップして取り組むといいかもしれません。また、試験本番や模試となると、実際に手を動かして記述答案を作るのは、時間的にやや非現実的かもしれないので、脳内で解答の骨子を作り上げるだけで十分に効果はあるはずです! 結論として、 「選択肢から正解を見つけようとしない」=「解答は自分で作る」 そして二つ目 「なぜ間違えたのかの分析を怠らない」 これは入試本番ではなく、普段の学習におけるアドバイスです。他の教科においても言えることですが、どうしてもミスとは同じようなものを繰り返してしまいがちです。そのため、自分が陥りがちな過ちを予めわかっておけば、それらを意識しながら問題を解いたり、対策を練ったりすることで、誤答率は格段と下がることが期待できます! ここでは、私が思いつく限りの分析ポイントの例を、その重要度が高い順に挙げておきますね。 1. 文章の全体要旨が掴めていたか  これができていないと、ほとんどの問題が不正解なはずです。原因はそのテーマに対する知識不足であったり、苦手意識だったりが考えられます。この場合、例えば演習量を増やすなど抜本的な改善がおすすめです。 2. 言い換え表現が掴めていたか(抽象と具体の関係が掴めていたか)  「どういうことか」を問う問題は、大抵がこの読解力を試しています。(この回答文でも言い換えや抽象化、具体化をしている部分があるので、ぜひちょっと読み返してみてほしい!) 3. 対比構造が掴めていたか  二項対立の文章ってかなり多いです。現代社会の文脈では「グローバリズムvsナショナリズム」、芸術の文脈では「ロマン主義vs古典主義」、などなど。本文中の対立構造が掴めていれば長い文章も読みやすくなります。また、根底にはこれが掴めているかを問うている設問も割と多く出題されている印象です。 4. 原因と結果の関係が掴めていたか  「なぜか」を問う問題は、この読解力を試しているのは言わずもがなですね。とはいえ、因果関係って、明確に示す表現が使われていないと気付きにくかったりします。 以上の点に注意して、自分の読解のクセを見つけて、意識して修正していくことで、正答率は上がっていくのではないでしょうか。 私からの回答はこれでおしまいです。最後まで読んでくださりありがとうございます。少しでも、くみさんをはじめ、ここまで読んでくださった方の学習のお役に立てたら嬉しいです!
東京大学理科二類 そうた
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共テ国語8割行くには
私も高3に入ってしばらくは同じような感じでした。ただ、以下で記したことを実践して、安定して時間内に終わらせるようになっていきました。その結果、本番、一番不安だった国語でも8割5分取れましたので、是非参考にしてみてください! ・間違い探しをしない 国語(主に現代文)を解くうえで重要なのは「作問者の視点に立つこと」です。 まず、問題の選択肢を作るときに作問者はどう考えているでしょうか。それは、受験生が記述問題を解くときと同様のことを考えていると思います。つまり、解答の要素となる箇所を集めてきて模範解答を作るはずです。 一方、不備の選択肢はどう作るでしょう。私は模範解答のどこかしらの要素でわざと欠陥を作って紛らわしくしているのだと思います。個人的に、欠陥の作り方は2種類あると考えていて、1つ目は、ある解答要素の中で、本文の主張と矛盾することを書く方法。2つ目は、本文とは矛盾しないけど、解答要素にはならないどうでもいいことを書く方法です。 この前提から考えると選択肢の”間違い探し”とは、1つ目の種類の欠陥を発見するのには確かに有効です。しかし、2つ目の種類の欠陥を見つけるのは難しいですし、1つ目の種類の欠陥を発見するにも、いちいち本文と選択肢を照らし合わせる時間がかかってしまいます。 そこで私は、まず、設問の問題文だけ読み、自分が作問者なら解答の要素として盛り込みたい箇所を3つほどリストアップしていました。そのあとに選択肢をよみ、要素を過不足なく含んでいる解答以外は切り捨てていました。(時間があれば間違い探しもしてダブルチェックも行っていました) そうすることで、間違い探しに終始することがなくなります。言い換えると、本文の細かいところにこだわる必要がなくなるということでもあるので、本文の見通しもよくなります。 ・それぞれの設問がどこを担当しているのか確認する 共通テストの役割は何でしょうか。それは、どこの大学でも必要とされる普遍的な学力を測定することにあると考えます。そうでないとしたらほとんどの大学が入試の一部として共通テストを採用している現状を説明できません。 ここで、再び作問者の立場に立ってみましょう。普遍的な学力を測定するにはどうしたらよいでしょうか。少なくとも、複数の設問が、本文の同じ範囲に特化したものだったら普遍的な学力を測定しているといえないでしょう。また、本文の全体を問題にした方が読解力の適切な測定につながるでしょう。 このように考えると、設問が担当する範囲が重複しているとは考えにくいですし、実際そのことは稀です。この設問の担当する範囲というものを意識しておくと、ある設問を読むときに関係ない範囲まで読むことがなくなります。 ・大問の順番を自分に合ったものにする 今、質問者さんは受験生の間で一般的な解き方(古文・漢文を手早く終わらせて…)をしているのだと思います。ただ、その順番はあなたに合っているでしょうか。 私も質問者さんと同じく古文を苦手としていました。にもかかわらず、古文を最初の方に持ってきていました。その結果、手早く終わらせるはずの古文で時間を取りすぎてしまい、時間配分が最初から崩れることになっていました。 確かに、古文・漢文を得意とする人には質問者さんのような順番が最適かもしれません。しかし、古文・漢文を苦手な人がその順番にすると、序盤でパニックになる可能性もあります。ですので、一度、古文を後回しにしてみてはいかがでしょうか。 加えて、苦手な古文を後回しにしておくことでもし時間が足りなくても被害を最小限にとどめられます。 本番で「時間が足りなかった」という事態になると、その科目の点数が大幅に下がります。それだけでなく、次からの科目でも引きずってパフォーマンスが低下してしまうため最悪です。そうならないために私の助言を参考にしながら、必死で演習を頑張ってください!
東京大学文科二類 りんた
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過去問 現代文の記述問題の正解
こんにちは。自分なりに回答させていただきます。 まず、同じ問題で複数の解答例を見るのはとても良い方法だと思います。解答例を作る方もプロとはいえ毎回完璧な解答を作るのは無理ですし、会社によって癖が出ます。曖昧な書き方で濁す本もありますし、受験生にはかなり難しい語彙を駆使して攻める本もあります。それぞれの解答例の良い所をバランス良く取り入れるのが1番有効だと思います。 具体的に言うと、それぞれの解答例を見比べてみて、どの解答にも大体同じニュアンスで書いてある部分に線を引いてください。記述問題は要素採点ですが、その部分は最低限書いてないとダメな箇所です。 次に、全部ではないけど複数の解答例に書かれている要素をチェックしてください。これも恐らく書いておかないといけない部分ですが、書いてない方が妥当な場合もあるので、自分の頭で本文を読んで良く考えてみましょう。  この部分を書いているのはこの解答例しかない、という場合、まずその部分を記述に取り入れた理由を解説で読み、妥当だと思うなら取り入れましょう。字数制限が厳しくて入れられない、もしくはあまりに言い過ぎでは?少しズレているのでは?と思うならひとまず外しておきましょう。 バランス良く解答例を活用するのは難しいですが、いくつかやっていくうちに慣れてくると思います。解答例は先生方がものすごく考えて練られたものなので、この表現かっこいい、字数の節約に便利、と思ったらどんどん自分のものにしていってください。 最後になりますが、以上の作業をやってみて、判断に迷ったらぜひ先生方に質問してください。「本文のこの部分、自分はこういう理由で書かなくてもいいと思ったのですが、この本の解答例には書いてありました。書くべきでしょうか?」などと聞けばきっと答えてくださるはずです。 お力になれたでしょうか。色々な解答例はとても強い武器なので、ぜひ活用して頑張ってください。
東京大学文科三類 茜音
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