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現代文の解き方

クリップ(81) コメント(1)
7/16 17:07
UniLink利用者の80%以上は、難関大学を志望する受験生です。これまでのデータから、偏差値の高いユーザーほど毎日UniLinkアプリを起動することが分かっています。
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にわとり

高2 石川県 東京工業大学志望

今まで本は割と読んできた方だと思うのですが現代文が苦手で、特に記述が書けません。 現代文の解き方や勉強法を教えてください。
この相談には2件の回答があります
自分と似たタイプですね。、 自分も読書大好きでした。 小学校の時から、重松清が好きで、中高では、ヘミング・ウェイと、百田尚樹にどハマりしましたね。 でも、国語は大の苦手でした。 国語の成績は、最後まで伸びなかったんですが、僕なりに大切だと思ってたことを書かせてもらいます。 基本的には、林修先生が言ってたことです。 1.文章の読み方 やはり、一般的に言われる「筆者が言いたいこと」をどんどん拾っていくべきですね。大事なところには、傍線わ引いていきます。 「つまり」とかで、要約してる部分と、 「しかし」とかの逆説で繋いでる部分は大事なことが多いです。 また、現代文をやってて思ったことは、出てくる文章の8割が二項対立です。○と□の印で分類していくと、文章が分かりやすくなったり、筆者の主張が明確になってきます。 それと、あるテーマにおいて、基本的な文章の流れが決まってたりします。これが分かるようになるには、語彙力が大切です。「生きる現代文 駿台文庫」っていう参考書を使ってたんですが、こういうやつで語彙力を強化すると文章を読むときに有利になります。 2.問題の解き方 傍線部問題の場合、まず大事なのは、傍線部の解体です。 そして、答えるときの骨格を作ります。 一橋の問題を、参考にしますね。 『「生活文化の変容」と本文に書いてあるが、どういうことか?』 という問いがあったとします。 これは、「生活文化」と「変容」に傍線部を分解できますね。 分けれたら、「変容」なんだから、 「〜だったのが、…に変わった」みたいに書けばいいと分かります。これが骨格です。この骨格ができていないと、点数はもらえないです。 それで、何の変容を書くかというと、「生活文化」の変容を書けばいいんです。「生活文化」について、もう少し詳しく言い換えて書いてあげればいいんです。 この時に、本文を見渡して、過去の生活文化と、今の生活文化について書いてあるところを探して書いてあげればいいんです。 そして、探す時に、過去と現在の二項対立に気づいて、印をつけておくと探しやすくなりますよね。 基本的なプロセスはこれです。 傍線部解体→骨格作り→傍線部言い換え また、理由を問われる問題もありますよね。 あれもほとんど同様です。 傍線部解体して、何の理由を書けばいいかを明確にして、 骨格は、「〜だから。」でほぼ決定。 あとは、理由が書いてある場所を探す、って感じです。 このプロセスに乗っ取らないと、現代文は解けるようになりません。 選択肢問題でもやり方は一緒です。特にセンターは、このやり方がマッチします。 時間がかかるやり方なんですが、慣れていくしかないですね。 自分の場合は、やり方を知っていたけど、練習回数が少なくて、骨格作りでミスったり、該当箇所を見つけられなかったりしてたんで、国語の成績が伸びなかったんだと思います。 参考にしてみてくださいね。、
慶應義塾大学商学部 タイ
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回答

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タイ

慶應義塾大学商学部

すべての回答者は、学生証などを使用してUniLinkによって審査された東大・京大・慶應・早稲田・一橋・東工大・旧帝大のいずれかに所属する現役難関大生です。加えて、実際の回答をUniLinkが確認して一定の水準をクリアした合格者だけが登録できる仕組みとなっています。
自分と似たタイプですね。、 自分も読書大好きでした。 小学校の時から、重松清が好きで、中高では、ヘミング・ウェイと、百田尚樹にどハマりしましたね。 でも、国語は大の苦手でした。 国語の成績は、最後まで伸びなかったんですが、僕なりに大切だと思ってたことを書かせてもらいます。 基本的には、林修先生が言ってたことです。 1.文章の読み方 やはり、一般的に言われる「筆者が言いたいこと」をどんどん拾っていくべきですね。大事なところには、傍線わ引いていきます。 「つまり」とかで、要約してる部分と、 「しかし」とかの逆説で繋いでる部分は大事なことが多いです。 また、現代文をやってて思ったことは、出てくる文章の8割が二項対立です。○と□の印で分類していくと、文章が分かりやすくなったり、筆者の主張が明確になってきます。 それと、あるテーマにおいて、基本的な文章の流れが決まってたりします。これが分かるようになるには、語彙力が大切です。「生きる現代文 駿台文庫」っていう参考書を使ってたんですが、こういうやつで語彙力を強化すると文章を読むときに有利になります。 2.問題の解き方 傍線部問題の場合、まず大事なのは、傍線部の解体です。 そして、答えるときの骨格を作ります。 一橋の問題を、参考にしますね。
『「生活文化の変容」と本文に書いてあるが、どういうことか?』 という問いがあったとします。 これは、「生活文化」と「変容」に傍線部を分解できますね。 分けれたら、「変容」なんだから、 「〜だったのが、…に変わった」みたいに書けばいいと分かります。これが骨格です。この骨格ができていないと、点数はもらえないです。 それで、何の変容を書くかというと、「生活文化」の変容を書けばいいんです。「生活文化」について、もう少し詳しく言い換えて書いてあげればいいんです。 この時に、本文を見渡して、過去の生活文化と、今の生活文化について書いてあるところを探して書いてあげればいいんです。 そして、探す時に、過去と現在の二項対立に気づいて、印をつけておくと探しやすくなりますよね。 基本的なプロセスはこれです。 傍線部解体→骨格作り→傍線部言い換え また、理由を問われる問題もありますよね。 あれもほとんど同様です。 傍線部解体して、何の理由を書けばいいかを明確にして、 骨格は、「〜だから。」でほぼ決定。 あとは、理由が書いてある場所を探す、って感じです。 このプロセスに乗っ取らないと、現代文は解けるようになりません。 選択肢問題でもやり方は一緒です。特にセンターは、このやり方がマッチします。 時間がかかるやり方なんですが、慣れていくしかないですね。 自分の場合は、やり方を知っていたけど、練習回数が少なくて、骨格作りでミスったり、該当箇所を見つけられなかったりしてたんで、国語の成績が伸びなかったんだと思います。 参考にしてみてくださいね。、
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タイ

慶應義塾大学商学部

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プロフィール

国立文系 一橋志望 現役合格 慶應商2年生 【合格】 慶應商A方式 早稲田教育 中央法統一試験 【不合格】 一橋社会学部 慶應法 経済A方式 早稲田 商 文化構想 ↑多すぎですね 得意 歴史 苦手 国語 中高サッカー部(キャプテン) 進学校卒です。 自分の周りの東大京大一橋東工大合格者の話や、私立専願の人も話もできます。

メッセージとコーチングは、UniLinkで活躍する現役難関大生から個別に受験サポートを受けられる、UniLinkの有料サービスです。どちらも無料体験できるので、「この人についていきたい!」と思える回答者を見つけたらぜひご活用ください。

メッセージは、全ての回答者にダイレクトメッセージでいつでも直接相談できます。メッセージ数に制限はありません。

コーチングは、希望の回答者があなた専属のオンラインコーチ・家庭教師になります。週に一度のセッションを通して、勉強スケジュールの調整やモチベーションの持続をサポートします。
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コメント(1)

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にわとり
7/16 18:33
問題の解き方などをとても丁寧に教えてくださりありがとうございました! これを参考に勉強して慣れていこうと思います。

よく一緒に読まれている人気の回答

現代文の勉強の仕方
現代文を効率よく学習するためには、現代文の性質を理解しておく必要があるので、私が高校時代に受講していた林修先生の授業内容を噛み砕き、私が実践していたことと交えて、現代文のコツと勉強方法を説明します。 【1】文章の展開 現代文の文章とりわけ、評論文の文章を理解するためには、次に何が書かれるのかを予想しながら読んでいくのが役立ちます。そのためには、本文で扱われるテーマの知識や本文の構造について知っておく必要があります。ここでは、評論文の本文の構造について説明します。 評論文の文章では原則、最初の段落で一般論と本文の主題(問題提起)が書かれます。 一般論は「近年では、~」「産業革命以降、~」「通常〇〇では、~」「〇〇に関する議論はどうしても~」のような書き出しで書かれることが多いです。そして、本文の主題(問題提起)は、冒頭の一般論との対比で書かれることが多いです。「しかし、~」「それでも、~」「一方、~」のような書き出しで書かれます。一般論との対比で書くことで、本文の主題の特殊性を強調しているのです。本文を通して、この主題に対する筆者の意見が書かれることになります。何の議論を展開しているのかを理解するためにも、この主題が何かを理解することは大切です。 本文の主題が掴めたら、あとは順を追って筆者の意見を読んでいくだけです。筆者の意見は具体例を交えながら展開されます。具体例は筆者の意見をわかりやすく説明するため、あるいは筆者の意見の信憑性を高めるために使われます。具体例は筆者の意見を補足するものであり、筆者の意見は本文の主題に対する意見であるので、具体例と本文の主題には密接なつながりがあります。具体例を読むときにはこれがどのようにして本文の主題と関わっていくのかを考えながら読んでみてください。 【2】問題の性質と解き方 評論文の問題のタイプとして大きく二つに分かれます。一つは、傍線部の内容を問う問題です。「傍線部には~とありますが、どういうことか説明しなさい」というような問題を見たことがあると思います。これを内容説明の問題とします。もう一つは、傍線部の因果関係を問う問題です。「傍線部には~とありますが、筆者がそのように述べる理由を説明しなさい」というような問題も目にしたことがあるでしょう。これを理由説明の問題とします。他にも文章全体を読んで、その内容や構造を説明させるものなどがありますが、これには特別な解き方や考え方はあまり必要ないので、その説明は割愛します。 内容説明の問題はひとことでいえば、傍線部の言い換え問題です。解き方としては傍線部の表現をすべて言い換えるだけです。傍線部中の表現を徹底的に整理し、傍線部中の表現と類似のもの(同じことを言っている部分)を本文中の他の部分から探して解答をつくる作業が必要です。レベルが上がると本文中の表現だけでは解答を作り切れない問題もあります。このときは、自分の語彙力が物を言います。頑張って勉強してください。また、選択問題の場合には選択肢の中から傍線部の表現を完全に言い換えているものが一つあるはずなので、その選択肢を探してみてください。 理由説明の問題は、傍線部周辺の因果関係を整理する問題です。このタイプの問題は傍線部だけでなく、周辺の分析が必要です。「なぜなら」「というのも」「~だからです。」「ゆえに」といったような表現があれば、その辺りに注目しましょう。もちろん、このようなわかりやすい表現が書かれていない問題もあります。そのときは、文章の展開に注意しながら読むしかありません。 また、傍線部が引かれる部分は傍線部の内容について書かれている部分の最初か最後であることが多いです。なぜなら、日本語の文章のパターンには、意見が最初に書かれ、そのあとにその内容が説明されるパターン(①)と内容が説明されて最後に結論が書かれるパターン(②)の二つしかないからです。ゆえに、傍線部の前に答えがあるか後に答えが書かれているかの予測は立てられます。①のパターンのときは答えは傍線部より後の文章を探せばよく、②のパターンのときは前を探せばよいのです。ある程度見当をつけながら解いていくと現代文の力がついてきます。 【3】おすすめの勉強方法 まずは、現代文の勉強として本を読むのが有効かどうかという質問ですが、ほとんど無意味だと思います。正確に言えば、高校二年生から現代文の勉強をするときに本を読むというのは効率が良いとは言えないということです。読む本の選別、読む時間、問題を解く意識の欠如など様々な理由がありますが、細かい話は省略します。参考書などを使って多く問題を解いた方が確実に効率は良いです。ちなみに、本を読むこと自体はもちろん悪いことではないので、現代文の勉強とは無関係に本をたくさん読むのは良いと思います。 おすすめの参考書ですが、河合塾の入試現代文へのアクセスを基本編から順に解いてみるのが良いと思います。そのときは、内容説明の問題と理由説明の問題の解説で書いたこと(傍線部の言い換えと因果関係の整理)を意識しながら解いてみてください。傍線部の前に答えがありそうか、後にありそうかを考えながら解くというのも実践してみてください。 以上が現代文の性質と勉強方法です。 現代文の勉強は難しいと思いますが、解けるようになると受験においてとても有利なので、頑張ってください。応援してます!
京都大学法学部 高田 葵
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現代文
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現代文が読めない
こんにちは! こうしんと申します! 現代文の解き方のコツについてお伝えしますね! (現代文についての参考書や、勉強法に関しては僕の過去に答えた質問に被ります!今回はコツについても言及します!)参考は、駿台の授業です。 現代文を解く解き方は、内容で解く方法と、表現で解く方法があります。 内容で解く方法 現代文の内容を理解して解く方法で、現在のところ大多数派の考え方です。駿台では、関東を中心に広まっています。 現代文には多くの場合、対比を用いて説明していると言う特徴があります。その対比を見つけて理解すれば、問題の本質がその部分を突いているので、解答ができるという考え方です。 この方法は、考え方が自然でとっつきやすく勉強しやすい、また多くの問題に一つの考え方で対処できるという利点がありますが、一方で対比を見つけるのが難しい(先天的な国語力が大きく左右する)、解答を自力で組み上げる力がいるという欠点があります。 良くも悪くも得意な人向けな印象ですね。 表現で解く方法 現代文に散らばっている表現技法を理解して、重要な部分を素早く見つけようとする考え方です。駿台では関西中心に広まっています。 現代文を書く筆者さんは、読者になにかを伝えたいと言う思いで執筆しています。そのため、読者に自分の主張である重要部分を示す必要があります。その部分を強調しているのが、表現技法です。そのため、こちらが表現技法を理解して現代文を読めば、必ず重要部分がわかり、その部分を問いている問題にも対応できるという考え方です。 この方法は、表現技法を勉強するのと、それを見つけるやり方に慣れる必要があります。そのため、勉強に関しては少し難しいという欠点はありますが、一度習得すれば間違いなく現代文で高得点を取れます。僕はこちらの方法で勉強したのですが、国語が劇的に上がりました!個人的にはオススメです。 いずれの考え方も著名な先生がいらっしゃり、その先生の参考書を買って勉強するといいと思います!僕は授業を受けたのですが、内容がほとんど一緒なので大丈夫だと思います! 内容で解く…駿台 霜先生 表現で解く…駿台 中野先生 次に現代文のコツについて説明します! 僕は、さっきも言ったように表現で解く方法で学んでいたので、こちらの方法を少し掘り下げます。 まず現代文の読み方ですが、即効性のある注意点として、「言い換え」「主張表明」「重要視」「問題提示」のある表現に注意してください! 例えば、 「言い換え」なら、つまり、言い換えれば、要するに、まとめると、という言葉を、 「主張表明」なら、〜と思う、〜と考える、〜と言える、〜ではないだろうか、という言葉を、 「重要視」なら、〜が重要だ、大事だ、大切だ、必要だ、という言葉を 「問題提示」なら、〜だろうか?という問いと、答えはーである、という答えをセットにしてチェックしてください! (細かく言えば他にもありますが、それは本を読んでいただければと。とりあえず今回は即効性のあるコツを書きますね) チェックした文章が、筆者の主張を表しています。これらの主張が解答の根拠になってくるので、その内容に十分気をつけてください。(必ずしも理解する必要はありません) 次に、解答です。解答は大きく二つに分類されます!「何故か」と「どういうことを言っているのか」です。 前者は、「SがVするのは何故か」という形で問われるので、「Sは、Mだから、Vする」と考えて、Mの部分を探します。このMは主張である場合が多いです。何故なら、問題作成者が受験生に問いたいのは「筆者の主張は正しく読み取れているかどうか」ですから。また、Mの部分は主語がSであることが多く、少なくともSと関係する場所にあります。ここまでくれば、ほぼ絞り込まれているので、あとは探した主張を日本語に注意してMにぶち込んでやれば「SはMだから」という解答が完成します。 後者は、もっと単純で「SがVだ、というのはどういうことを言っているのか」という形で問われるので、SとVを本文中のチェックした部分から、より具体的な言い換え表現をチェックした部分から取ってくればオッケーです。 以上が解答の大まかな構成で、加えて追加要素を入れていきます。注意する点は、「指示語、代名詞」と「主語」と「比喩」です。これらを、本文中の具体的な内容に変換していきます。 こうして解答が完成します。必ずしも理解する必要はないと言ったのは、解答は代入作業で済んでしまうからです。なんとなく理解していれば大丈夫です。 長々と書きましたが、以上が現代文のコツです。参考になったら幸いです。受験勉強頑張ってください!
京都大学理学部 こうしん
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現代文
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現代文について
こんにちは、京都大学を目指している、ということで理系でも二次試験に国語が必要ですよね。そのため、センター試験と二次試験の国語に分割して回答させていただきます。 まず、センター試験ですが、センター現代文において解答を読んでも分からないとすれば本文の読解不足です。なぜなら、二次試験とちがい、センター現代文の問題は全て深いよみこみを必要とする読解ではなく表面的なよみとりが全てだからです。 ここからがアドバイスですが、注目すべきは接続詞です。「また」や「すなわち」、「つまり」などの接続詞のあとには必ず接続詞以前の事柄の並列事項だったり、それを分かりやすくまとめた部分が書いてあります。著者の側に経てばわかることですが、著者も伝えたい重要な点はしっかり伝わるように何度も言葉を変えて表現しています。センター試験で問われるのはここです。著者があえて反復して伝えているほど重要なことはどこに書いてありますか?と問われることがほとんどです。(特に評論文) つまり、ことセンター現代文においては、接続詞をマークして文章全体の流れをしっかり捉えさえすれば問題ありません。 次に二次試験です。京都大学の二次現代文は非常に抽象的で難解な文章を出題するので正直とっつきにくいです。問題の形式も記述でゴリゴリ書かせてくるので大変ですよね。そこで、ここでは読み方よりも解き方をアドバイス致します。読み方はセンターと同じようにすれば良いので。 解き方ですが、よく「傍線部1とはどういうことか説明しなさい。」とか、「傍線部2とあるがこれはどういう理由か説明しなさい」と問われるはずです。 まず、説明問題では、傍線部を紙に穴があくほど読み込んでください。難しく考えなくていいです。ただの言い換えだと考えて下さい。 例えば、傍線部が「動物的解釈の出現がそれ以前の人間の価値観を一変させた。」ならばまず、「動物的解釈」について説明してる文を探し出し、次に「それ以前の人間の価値観」について説明している文を探し出し、最後に「一変させた」とあるので、どういう価値観に変わったのかを説明している文を探し出してください。あとはそれをまとめる。この3ステップでクリアーです。 この時の理想の回答は、「〜という(意味の)動物的解釈が出現したことにより、それ以前の〜という価値観が〜という価値観に変化したこと。」とまとめれば満点です。 この点は理由説明問題でもおなじです。傍線部を全体で理解しようとしないで、単語ごとに分解して丁寧に処理していけばまず不合格答案になることはないでしょう。 まとめると、センター試験では接続詞をマークして文の構造を意識する。二次試験では、傍線部を単語ごとに分解して丁寧に言い換えていく、です。 僕はこのやり方を愚直にやり続け、国語の偏差値80付近をキープしていました。 微力ではありますが、僕のノウハウがあなたの受験の糧となることを心から望んでいます。頑張ってください、応援しています。
東北大学法学部 たかはる
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現代文
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現代文を伸ばしたい!
現代文で大切なのはとにかく本文をしっかり読むことです。具体的にどのように読んでいけばいいかというと筆者のプラスとマイナスの価値観をしっかり見分けられるようにするということです。(いわゆる二項対立)これがわかれば現代文の問題は解けるようになっていきます。それを見分けるには接続語にしっかり敏感になること(例えばしかしがきたら逆説とか)が大切です。そしてこの二項対立を詳しく解説してある参考書が現代文読解力の開発講座です! 評論の難しい文章に対してかなり詳しく解説されていて、現代文の読み方を教えてくれるのでこれをしっかり2、3周やるのがいいと思います! 以下がおすすめのやりかたです! 現代文読解力の開発講座の進め方 1周目 まず解いて答え合わせで解説を熟読して読み方を学ぶ。(要約は1周目はやらなくてもOK) 2、3周目 要約も含めて解いて解決をすみずみまで読む。参考書に書いてあるような解き方の流れをできるようにする。 このような形です! 早稲田大学には要約の問題は出ませんが要約は読む力をつける上で必ず力になるので2周目からでもいいのでぜひやってみてください!頑張ってください! 補足 自分が使っていた接続語の記号付です。合うか合わないかは好みだと思うので参考程度でお願いします。ただ自分としてはただ読むよりも手を動かした方がいいかなと思ってやってました。 順接→▽ 逆説→△ 言い換え→⬇️ 例示→()でくくる キーワード(自分が大事だと思った言葉)→○で囲む 大事だと思った一文→線を引く こんな感じでやると文章をただ読むだけでなく論理展開を気にしながら読むことができると思います!
早稲田大学商学部 TR_
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現代文
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現代文の解き方を教えてほしい(現代文が大嫌い)
こんにちは! 私は大学入試でセンターも二次試験も現代文の問題があったので、参考にしていただければと思います。 私も当時、あまり細かいところまでは印などつけずに読んでいました。あくまでも大事なのは、その文章がどのような流れ(起承転結)で、主旨は何なのか(何かを比較した文章なのか、何かの概念について述べているのか等)を読み取ることです。 長い文章だとどこに何が書いてあったか見失うこともあるので、私はそれを防ぐために、「しかし」などの逆説や、「したがって」といったまとめになりそうな部分にだけ⚪︎をつけたり線を引いたりしていました。おっしゃる通りで、何種類もの印を使うとかえって見づらくなると思うので、⚪︎と線だけなど2種類くらいで十分だと思います。頭の中で整理できるなら、印をつけない読み方でももちろん問題ないです。 問題の解き方としては、人によると思いますが、私はまずサッと文章全体を読みます。印もこの時につけながら読みます。じっくり読み込みすぎると時間がかかってしまうので、①「何」について、②「どのような意見、事実」があって、③「文章中のどこで話が展開」して、④「最終的に何が言いたいのか」を大体把握できれば十分です。そして問題を見て、解きながら文章を読み込んでいきます。 共通テストの場合は引っかけ問題のようなものもあるので、選択肢と本文をしっかり見比べながら慎重に解答していきます。 記述問題は、問題で聞かれていることに対し、一番ポイントとなる答えが記述できているかどうかを意識するといいと思います。記述対策であれば、河合出版の「得点奪取」がオススメです。 どう答えたらいいかわからない時は、一度頭の中で文章のどの部分について触れればいいか見当をつけた後に、模範解答を見て、答えるべきポイントや、その書き方を学ぶことから始めるといいと思います。正しい解答の仕方を、書き写してもいいのでインプットすると、次第に自分でも解答が書けるようになってきます。
大阪大学外国語学部 Minori
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現代文を安定させるには
私は今国語の塾講師をやっています。中学、現役の頃にはあんなにできなかった国語を。ただ、ある時、気付きのターニングポイントが自分にはあって、それからみるみる成績が上がっていきました。 今も講師をやっていて思うのですが。 私たちはやたらめったら「解ける」ことに主眼を置きがちです。他の科目の性質である“得点”を意識しがちです。 しかし、国語は読書となんら変わりのない教科です。そして読書には得点は絡みません。 つまり私が言いたいのは、解くことを一回やめてほしいということです。 国語という教科は第1関門に「読む」があり、第2関門に「解く」があります。すなわち、読めないと解けないようにできてるし、問題作成者も読めないような所にフォーカスを当てて設問を練ります。我々の読解力で読み解けるレベルに応じ、得点が出るように適宜問題の難度を並び替えつつ。全部同じレベルの問題を出してしまうと、しっかりとしたデータ集積がてきないので。 そして、ある程度意義がわかったところで本題に移ります。 文章は英語と同様、小さな単位から大きな単位まであります。語→文→段落→意味段落→文章の順に。しかしながら我々は日本語であるという理由だけに、英語は下から学習していくのに対し、国語はいきなり文章に飛びついてしまいます。 まずは、語から考えます。大学入試レベルともなると語彙力は高校入試よりはるかに上回ります。そこで概念などを一通り学べるよう、単語集を英語と同様にやっていきます。 ・現代文キーワード読解[改訂版] ・ことばはちからダ!現代文キーワード―入試現代文最重要キーワード20 (河合塾SERIES) ・入試漢字マスター1800+ (河合塾シリーズ) と言ったものがオススメです。ちなみに、漢字も入れてありますがキーワードと漢字の参考書1冊ずつ完璧にするのが理想です。漢字問題集は漢字の設問を解くだけでなく、文章中に出てくる語彙の対策にもなるので甘くみてはいけません。 ここまでで、語は制覇できました。第1段階です。 第2段階として、今度は語が集まってできた文、文が集まってできた段落、段落が集まってできた文章へとフォーカスしていきます。 文と文、段落と段落については ・田村のやさしく語る現代文―代々木ゼミ方式 ・現代文と格闘する (河合塾シリーズ) と言ったものがオススメです。多分、こうやって言うと「解かないって言ってたやん!」とかツッコミ受けそうなのですが、この二冊は基本的に解くことに主眼を置かれてなく、読めているかどうかのチェックの問題がついてるだけで、実際の入試では到底出ないような問題です。 ここまでであらかた完了しているのですが、さらに文章読解を深めていくために、段落と段落の関係、さらには段落が集まってできた意味段落と意味段落同士の関係をより明確にできるような力の養成に入ります。 ・高校生のための現代思想ベーシック ちくま評論入門 改訂版 (高校生のための現代文アンソロジー・シリーズ) ・高校生のための現代文ガイダンス ちくま評論文の読み方 (教科書関連) この二冊は完璧に入試問題がついていません。読むためチェックはありますが。 ただこの二冊は聖光学院という東大輩出率の高い高校が夏休み課題として採用しているもので、東大出身者に定評のあるものです。 この2つで文章というものにダイレクトに向き合い、1つの文章を分析する力を養い、かつコンパクト化できるようにします。 結局のところ、現代文ができるというのは、文章を一読し、流れを理解しつつ内容をコンパクト化し、その上で設問に取り組めるということです。 この参考書では文章を読んでその流れを自分で予備校の先生みたいにチャート化できるよう努めてください。 そして、仕上げとして ・現代文読解力の開発講座 (駿台受験シリーズ) で自分で実際に文章の流れを把握し、コンパクト化できているかチェックしてみてください。 ここまでくれば読みはオーケーです。そしたら遂に解く領域に入ります。もちろん過去問でも構いません。ただ導入としてオススメなのが ・現代文私大対策プラクティス―設問から攻める! (駿台受験シリーズ) です。一通りの私大の現代文を体感するのにぴったりです。あとは ・入試現代文へのアクセス 基本編 (河合塾シリーズ) も解説が丁寧なのでおススメです。 国公立の問題が入っているような参考書もあるかと思いますが、記述で書けないのに選択肢で選べるわけないので。 記述で解答を考える際にポイントとなるものを多く含んでいる選択肢が正解なわけで。 ちなみに消去法なんかずっとやってたらいつまでたっても伸びませんよ。 すごいでしょ?こんなに読みの参考書があったのに解きの参考書の量が圧倒的に少ないのは。でもそれだけ読みが重要だということです。 ここまでで多く語り尽くしたようにみえますが、実際はもっと語りたいことがあります。これ以上長くしても見る気を削ぐだけなので。とりまえず自分でできるように方向性は示せたと思います。 ぜひ頑張ってください。
早稲田大学商学部 #かーきん
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現代文の勉強方法
こんにちは♪質問ありがとうございます!現代文の点数って本当に安定しないですよね。(受験生の時の私もそうでした。)私は、受験生の時、国語がとにかく苦手でした。(古典も含む)今回は、国語が苦手だった私が、模試や本番の共通テスト、早稲田などの私大入試で高得点を取ることができた現代文の勉強方法とおすすめの参考書についてまとめてみました。是非、参考にしてみて下さい!  ①本文の要約をする  現代文で一番大事なのは、この文章で筆者が何を主張したいのか、またそのように主張する根拠は何か、どういった論理展開がなされているのかを理解することです。(学校の教科書や塾のテキスト、市販の参考書などの)本文を、これらのことを意識して要約に挑戦してみて下さい。また、書いた要約は先生などに必ず添削してもらいましょう!大事なのは、継続的に取り組むことです。  ②しっかり「繋いで」本文を読む。  現代文を読んでいる時、だた何となく読んで、結局何が言いたかったのか分からず、設問も適当に解いてしまうなんて経験をしたことはありませんか?当然のことですが、そのような解き方をしていては、現代文の点数は安定せず、運ゲーになってしまいます。本文を読む際は、接続語(特に「しかし」や「だが」などの逆接や「確かに〜しかし」などの譲歩)を丸などで囲んで、各段落を同義、対比や因果で「繋いで」読んでください。この練習も要約の際に挑戦してみて下さい!また、本文を読み直す際に、このことを意識して、トレースする練習も合わせてしてみて下さい。  ③設問は「自力で考える」  ②でも触れましたが、現代文の設問を何となく解くことは厳禁です。設問を解く際も、「この設問では何が問われているのか」を読み取って、本文のどの箇所を根拠にすれば良いのかを「自力で」考えながら、解いて下さい。「自力で考える」練習をするのに、おすすめなのは選択式の設問であっても記述で書いてみることです。(字数は気にしなくて良い)  ④語彙力をつける  文章を読んでいて、知らない言葉やテーマに遭遇してしまうと、本文を理解し、設問を解くことが難しくなってしまいます。日頃から、漢字の練習や現代文キーワード集に取り組むことや、知らない単語が出てきたら辞書を引くことを習慣にしましょう!  〜おすすめの参考書〜  入試現代文へのアクセス基本編 発展編 完成編(最初に取り組むなら基本編がおすすめ)  現代文(河合塾SERIESー入試精選問題集)  上級現代文Ⅰ Ⅱ(論述対策にオススメ。ある程度、基礎が出来てから取り組むのを推奨)  読解を深める 現代文単語〈評論・小説〉  2025大学入学共通テスト過去問レビュー国語(河合塾)  2025 共通テスト総合問題集 国語(河合塾)  入試 漢字マスター1800+(河合塾)  どの科目もそうですが、すぐに点数が伸びることは中々難しいです。でも、それでも諦めずに継続的に取り組むことが大切です!今述べたことを参考にして、現代文に取り組んでみてください!古典で、そこそこ点数が取れるなら、あとは現代文ができれば怖いものなしですね♪しっかりと取り組めば、高3になる頃には現代文で無双できるようになれると思います。これからも頑張ってください!応援しています♪
早稲田大学文学部 MK
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現代文
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現代文できません独学です(泣)
塾で教えてる中で私が見る限りの現代文ができない理由を羅列します。 ①語彙力、背景知識不足 →これが一番多い原因な気がします。漢字は解けても、文章にある語句の意味を正確に理解してないってことが多いです。(例えば、パラダイムとか帰納、演繹、ア・プリオリとか)語句の意味がわからないと、文章の意味を掴めないばかりでなく、選択肢中にある言い換え表現もうまく掴むことが出来なくなってしまい、それが原因で選択肢を選び間違えるということが起こってしまいます。 また、背景知識に関してです。これは英語にもよくあることなのですが、例えばルネサンスがテーマの文章が出てくると、世界史選択の目線としてはなんとなくどのようなパターンの結論を導くか予想できます。このように背景知識のあるなしは現代文の成績に繋がると言えます。 ②傍線部周辺の情報に囚われすぎている →現代文において、問題になっている傍線部周辺に答えがある可能性は高いです。しかし、必ずしもそうとは限りません。 特に共通試験やセンターの問題は「ここまでの内容を正確に読み取れているか?」という内容の問題ばかりです。なので、「答えを拾う」作業よりは、「該当箇所までの段落の趣旨は何なのか」を掴むことの方が正しい回答に直結します。 傍線部周辺だけを見ていると、まさに「木を見て森を見ず」状態になってしまう訳です。 以上の2つが非常に多いです。というか、この2つができれば、現代文はできると思います。 なので、以上の2つを意識して取り組んでください。その際はがむしゃらに量をこなすのではなく、復習に時間をかけてください。 「この文は全体で何が言いたいのか」 「どのような技法(対比とか)が使われているのか」 「なぜこの選択肢は違うのか」 「どこを直せばこの選択肢は正しくなるのか」 「なぜここから意味を読み取れなくなってしまったのか」 などをしっかり理解できるまでが復習だと思っています。 一応、おすすめの参考書も書いておきます。 ①の原因→Z会のキーワード読解 ②の原因→現代文読解力開発講座 が個人的にお勧めです。頑張ってください!
早稲田大学商学部 やかやかさん
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助けてください(現代文)
はじめまして。 現代文には評論と小説があります。それぞれのコツと対策について述べてみました。 まずは評論について。 評論ができるようになるには2段階あると思ってます。以下で説明します。 ①読めるようになる。 簡単に説明します。 難しい言葉や文字の多さに圧倒されることがあると思います。それに惑わされず、情報の流れを追うことが大切になってきます。情報の流れ方には大きくわけて3種類あります。反復と対比と因果です。 筆者には言いたいこと(主張)があって、それを伝えるためにその文章を書いています。人間言いたいことは何度も繰り返してしまう。筆者も人間である以上主張を何度も繰り返します。しかし同じ形では文章にならないので形を変えます。それが反復です。また同じ視点から主張を続けても説得力に欠けるので、対比させます。対比させた上で自分の主張の正当性を訴えます。大抵は二項対立です。さらに自分の主張の理由を説明することで、読者に納得させやすくします。これに因果は相性がいい。 したがって字面に囚われず、今情報がどのように流れているのか抽象化し、脳内で記号化しながら読む必要があります。この文と前の文は反復なのか対比なのか因果なのか。情報を抽出する訓練をしましょう。これができるようになったら自然と文章の言ってることがわかってくると思います。ただ全てがそうではなく、導入部分や余談といった重要な情報がほとんどないもあるのでそこは緩急をつけて読みましょう。 私がやっていた記号化のコツとして、1番の主張に線を引き、対比は記号をつけ、因果は矢印を引いてました。読みながらやると頭が整理されて読みやすくなります。あらかじめ自分ルールを作っておくと安心します。やってみて下さい。 あと一つ、逆接には気をつけましょう。Yes,but法なんてものがありますが、人間逆接の後に注目しがちです。筆者もそれを使ってきます。逆接の後には重要な情報が待っています。それが主張(あるいは主張し始める合図)だったり、今後キーワードになる定義だったりと一概には言えませんが、要注意です。 ②解けるようになる。 評論を苦手にする受験生は多いと思います。私もそうでした。よく数学や理科と比べて「答えがひとつじゃないから答えようがない!」と嘆いたものです。しかしこれは間違いで、試験科目である以上採点基準があります。それを満たしていなければ減点されるし、全て満たせば満点となります。現代文で点を取る時に重要となってくるのは、この採点基準を知ることです。 ありがたいことにこの採点基準というものはある程度パターン化しています。それをここで全部紹介は出来ないので、学ぶ方法を教えます。私も受験生の頃そのような内容が充実している参考書を色々探しましたが、なかなか望むものが見当たりませんでした。結局一番良かったのが、模試の解答です。 模試は大手予備校や企業が出している訳ですが、その名前を出している以上変な問題は出せません。したがってかなり質のいい問題が出されます。ここで質がいいとは、例えばセンター模試ではセンターの傾向により即しているということではなく、解答プロセスが分かりやすく解答が充実しているという意味です。変な知識やひらめきが必要な問題はいわゆる悪問であり、模試で出されると凄く業界から嫌がられます(よく予備校の先生が愚痴ってました笑)。また日本全国ですごい数の受験生が見るので、より客観的で妥当性のあるプロセスで解答が導かれます。そのプロセスはたくさんの人が見て納得できるように丁寧に書かれています。よって初学者は模試の過去問を読んで、採点基準はどのような箇所に与えられるのか、それぞれの採点基準はどのように解けばいいのかを身につけていくのが効率が良いと思います。引き出しを増やしましょう。 次に小説について。 何よりも大切なことですが、小説の読解は「登場人物の気持ちになれ」という文句が常套句になっていますが、あれは間違っています。共感性は求められていません。そろそろ共感性なんて人によってバラバラです。そんな曖昧で主観的な基準は求められていません。求められているのは、状況分析能力と至極一般的な思考回路です。以下で説明します。 まずは話を場面ごとに区切ります。場所が変わったり登場人物の出入りがあったら場面が変わります。場面が変われば状況が変わるので、一旦区切られます。次に着目したい登場人物の置かれている状況や背景をチェックします。主に外的なものをチェックします。その外的な何かがその登場人物に起こり、心情に何らかの影響を与え、それが言動となって現れます。したがってここで必要なのは、登場人物に起こった外的な何かの状況把握と結果起こした言動です。 よく登場人物の感情から考える人がいますが、先にも述べたように、必要ありません。人によってどのように感じるかは様々です。統一できません。したがって私たちがすることは、上の外的な何かが起こった状況から登場人物が起こした言動を結ぶに「矛盾しない」心情を考えるまでです。大切なのは「一般的に矛盾しない」ことです(サイコパス的な思考回路は論外ですが…)。「僕ならこう思う!」は問われません(そんなもの採点基準に出来ないからです)。私たちが人間的な感情回路を発動できるのはこの瞬間だけです。予備校では「心情はあっさり、外堀でがっつり」と教わりました。特にマーク式ではそうですが、心情にこだわっていては解けきれないことが多いので注意です。 小説の問題の多くはこの一連のプロセスから出されることが多いです。頻出なものとしては、心情に変化が起こった原因が違ったり、状況から言動を結ぶ心情が余りにの不自然などがあります。これもパターン化しているので、問題演習を通して引き出しを増やしましょう。 小説も評論と全く同じ理由で、模試の過去問で対策するといいです。これは評論も同じですが、しっかり解答解説を読みましょう。間違っていた問題はなおさらですが、合っていた問題もまぐれじゃなかったか確認する必要はあります。問題演習で一番実力がつく時は解いてる時でも丸つけしている時でもなく、解答解説を見ている時です。 以上です。ざっくりまとめてみました。アドバイスっていうよりも1から教える形になって長くなってしまいました。申し訳ないです。かなりざっくりなので、よく分からない部分もあると思いますが、何かあったらコメントの方にお願いします。 それではコロナで色々と煩わしいことが多いとは思いますが、頑張ってください!
京都大学農学部 31
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現文 解き方
本文を読む→設問の傍線部とそれの含まれる一文に目を通す→設問の要求(〜はどういうことか、〜はなぜかetc.)に応じて解答の形式を先に考える(文末を〜ということ、〜から、などにするなど)→傍線部とその一文に含まれる要素(主語、述語、形容詞、接続詞などの言葉や時制など)に着目(例えば、「AなBがCをしていた」なら主語がB、主語にかかる形容詞がA、述語がC、文自体は過去形、といった風に細かく見ていく)→以上で行ったことを踏まえて文中から問題要求に即した要素を切り取っていき、形式を揃えて解答を作る 以上が大まかな現代文の解き方ですが、これを身につけるのには時間がかかります。(私も非常に現代文が苦手で、1年間ほどかけてこうしたやり方を身につけました) ですので、まずはできることからでいいです。特に設問の要求に応じて解答の文章形式を整えることは、忘れがちですが意識すればすぐできますし、これだけで部分点を貰えます。 また、文章を読む際にただ漠然と読むのではなく評論ならば作者の主張である論(抽象的な部分)とその具体的な説明たる例の部分を区別しながら論にマーキングする、小説ならば登場人物の心情表現にマーキングしてしていく、と読みやすく(解きやすく)することも大事です。 最後に、大原則として、解答の要素は本文中のどこかに必ず埋まっているということがあります。悩んだら無理やり自分で解答をでっちあげるのではなくて、本文に立ち返ることを意識しましょう。
京都大学文学部 SKHRJK
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