数学偏差値40台が数学を人並にできるために夏にやるべきことは
UniLink利用者の80%以上は、難関大学を志望する受験生です。これまでのデータから、偏差値の高いユーザーほど毎日UniLinkアプリを起動することが分かっています。
ななせ
こんにちは〜
まず初めにお恥ずかしながら、タイトルにもあるように、私は数学の偏差値が模試だと毎回40台をとってしまいます。
金沢大学人間社会学域国際学類を目指しているのですが、国公立大学のため数学を使わざるを得ず、とても悩んでおります。
教科書問題、付属の問題集の数ⅠA624問、数IIB739問をこの夏で解くのには効率が悪すぎるのではないかと思いつつ、
黄色チャート数ⅠA例題282問、数IIB例題376問の方が問題数も少ないが効率の良い使い方が未だに分からず、ぜひアドバイスをいただきたいです。
また、始めるならどの単元を優先すべきなのかも教えていただけると有難いです。
そして、これは自分で決めるべきかもしれませんが、意見をお聞きしたいことがあります。夏休みの間に学校で夏期講習というものが5日間×3回ほどあるのですが、数学は共通テスト対策を開講するとのことです。1回の講習は80分なのですが、基礎ができていないのに参加してもいいのだろうか、この時間で問題集を進めた方がいいのだろうか、と悩んでます。皆さんでしたら、どうご判断しますか。
長くなってしまいましたが、ぜひご回答いただけると幸いです。大学合格は本気でしたいと思っておりますので、ぜひともよろしくお願いします!
回答
ひろ
すべての回答者は、学生証などを使用してUniLinkによって審査された東大・京大・慶應・早稲田・一橋・東工大・旧帝大のいずれかに所属する現役難関大生です。加えて、実際の回答をUniLinkが確認して一定の水準をクリアした合格者だけが登録できる仕組みとなっています。
こんにちは。文系にとって数学はどこまでも厄介な科目ですよね。
僕も国立文系志望で、文系数学を勉強していました。僕は元々は数学が本当に不得意で、中3の頃は定期テストで赤点(30点)ギリギリだったり、Z会の模試でまさかの0点を叩き出しました笑。
そんな感じで焦りを覚え、高1から数学に力を入れ、高2の春の進研模試の数学で偏差値80を取ることができました。そこで、僕なりに数学を苦手科目から得意科目にした方法をななせさんに紹介しますね!
1.数学の勉強(チャートの使い方)
数学の勉強は次の3つのステップだと思って下さい。
①単元理解,②典型問題のインプット.③実践問題でアウトプット。
①まずは単元について理解します。基本的には学校の授業がこのステップにあたります。教科書に書かれている内容を正確に理解しましょう。教科書や学校の授業で理解できない場合は、参考書を利用して下さい。「面白いほど分かるシリーズ」のように単元ごとに、1冊で詳しく説明しているものが良いと思います。
②単元を理解したら、その単元で典型とされる問題とその解法をインプットします。例えば、二次関数の最大最小値の問題を見て、「軸と定義域の関係で場合分けだな〜」といった具合に、すぐに解法の方針を立てられるようになることです。このステップでは、チャート式のように典型問題を網羅している参考書が良いです。どのチャートにするかは、志望校をみて、決めて下さい。
では、チャートをどのように使うかですが、ここでは次の方法をおすすめします。
ⅰ)1度目は実際手を動かして解き、正解した問題をチェックしましょう。少し考えて分からなければ、すぐに解答を見て理解して下さい。
ⅱ)1度正解した問題に関しては、2度目は細かい計算はせず、解答の方針を書き出し、解法があっていたら2つ目のチェックをしましょう。
ⅲ)2つチェックがついているものに関しては、3度目は頭の中だけで、解法を思い浮かべ、あっていたら3つ目のチェックをしましょう。その問題はインプット完了です。
以上のように、全ての問題で、3つのチェックが付くまで、何度も周回しましょう。
このステップで、この単元理解してるか怪しいなと思ったら、ステップ①の単元理解に戻って下さい。
③前のステップのインプットは解法を覚え、いわば手元にカードを揃えるステップでした。次にアウトプットで、問題に向き合い、どのカードを、どのように、どういう組み合わせで出すかを練習します。
問題演習はすぐに、共通テスト実践問題集で良いです。駿台などの各予備校が出している、共通テスト問題集を解きましょう。その際、時間と点数をきちんと記録して下さい。最初は時間内には終わらないと思いますが、共通テストには傾向があります。解いていくうちに、その傾向が見えてくるので、効率化していきます。また、センター試験の過去問も良いと思います。
2.どの単元から始めるか
これは難しい選択ですが、やはり共通テストを意識して、必出の分野、そして自分が選択する分野を優先的にやるべきでしょう。その中で最も基礎的で重要な単元は、数IAであれば「数と式」「二次関数」。数ⅡBであれば「微分・積分」です。
3.夏期講習について
共通テスト対策というのが具体的にどういうものなのかによります。例えばそれが共通テストの問題を実際に解いて、簡単に解説するというものであれば、ある程度の基礎が無いと参加する意義は少ないと思います。他方で、単元理解の復習から行い、その単元について共通テストで演習するというものであれば、ななせさんが今参加しても意義があるのでは無いでしょうか。
そもそも夏期講習というものは、学校のレベル、先生のレベルに大きく依存するものです。ひどいものだと、受験生の貴重な夏休みの時間を奪うだけのものもあります。であれば、事前に先生に詳しく夏期講習の内容を聞き、相談し、必要とあらば一度参加してみるのも手です。
このように僕の個人的な意見を述べましたが、とにかく情報を収集し、本当に今の自分に必要なのかをじっくり考えてみて下さい!
コメント(2)
ななせ
とても詳細にご回答いただきありがとうございます!
ひろさんの努力も尊敬できますし、経験に基づいたアドバイスとても参考になります!
また、単元の優先度や夏期講習についてもここまで細かく意見書いてくださるとは思ってもいなかったので感激です。もう一度、先生に詳しい内容を尋ねて判断したいと思います。
この夏、数学克服できるよう頑張ります!
本当にありがとうございます!
ひろ
頑張って下さい!!