慶應経済合格のための英語の勉強法&ルートについて
慶法ですが、慶経も合格したため回答させていただきます。
質問者さんは参考書ルートが知りたいとのことですので、まずはリストで出してからそれぞれ解説します。
単語:
➀システム英単語
②stock4500
③英検準一級パス単 5訂版←5訂版は4訂版よりも易し目なので取り組みやすいです!
➃鉄壁(正直要らなかった)
⑤速読英単語上級編
文法:
➀ゼロからスタート英文法(青い冊子の物。ペンギンが描かれている。可愛い。中学文法の復習)
②ヴィンテージ(ネクステ・スクランブルでも可。自分は解説の丁寧さを考えてヴィンテージ。解説そこまでなくても分かるよ!って方はどれでも良いと思います。)
③東進レベル別英文法5
解釈:
➀英文解釈の技術基礎100(70でも基礎100でも100でもどれか1冊)
②ポレポレ(神)
長文:
河合のやっておきたい長文700(読んで理解出来ればOK)
ではまずそれぞれ解説させていただきます。
単語について
同じレベル帯の単語帳は、2冊目に入っても被ってる単語が多い分取り組みやすく、片方しか取り組んでいない他の受験生と差を付けられるポイントになるので、2冊目は大変とよく言いますが自分は時間もそこまで要さなかったのでやることをおすすめします。
システム英単語は早慶や旧帝以上志望の受験生はやっておくべきだと考えます。理由としては、高い出題率と覚えるための工夫です。過去問を実際に解くと分かりますが、シス単で見たな…って単語が沢山出て来ます。なのでとりあえず1度やるのをおすすめします。
stock4500はシス単と同じレベル帯と言えます。どちらが先でも結構だと思います。個人的には語源解説みたいな所がたまに雑かなと思ったりしましたが覚えられる工夫としては○だと思うので良いと思います。
英検準一級パス単は5訂版はシス単より少し難易度上めって感じです。ここの難単語覚えられれば早慶等で戦えると言えます。簡素な単語帳ですがやることをおすすめします。
鉄壁は東大の名を冠しているのもありやはり単語の収録数はとても多いです。ただレベルはシス単やストック4500クラスです。カバー範囲は広いのでこれ1冊極めれば相当英語強くなれますが無くても全然大丈夫です。これやれば自信はつくので暇ならおすすめ。
速読英単語上級編は時代のトレンドを反映しているので単語を覚えるのも大事ですが文章を一読するだけでも時事問題として長文対策になるのでおすすめと言えるでしょう。
文法について
ゼロからスタート英文法は中学文法の振り返りです。真面目に中学から勉強してればやる必要無いのでスルーで大丈夫です。自分は真面目に受験勉強し始めたの高3夏だったので不安もあってやりました。
ヴィンテージ(ネクステ、スクランブルも含む)レベルの文法問題集はみんなやってます。周りの受験生よりも差を付けるには、周りが取れている問題は自分も取れていなければなりません。質問者さんは8.9割分かると言うことですので、新高2の段階ではとても良いと言えます。ただ早慶等で問われるのは分からない残りの1.2割です。頑張ってマスターしましょう。
東進レベル別問題集のレベル5に関してですが、この時点で自分は少しオーバーワークだと考えます。これによってもちろん文法問題では点数が上がりますが、そもそも慶應は文法問題が割合的に少ないので、まず他の分野を固めるのをおすすめします。
解釈について
多くの受験生が長文が読めない理由は解釈技術の不足に依る物です。帰国子女が多少語彙が不足していても長文がスラスラ読めるのは、解釈技術が肌感覚で身に付いて居るので、文章の芯をしっかり捉えて読めるからなんです。なので、長文問題の多い慶應では解釈が大切です。
英文解釈の技術100についてですが、同シリーズの他の2冊のどちらかでも結構です。中身あんま変わりません。ですがとりあえず1冊どれかやっておけば安心です。
ポレポレは神です。全受験生がやるべきだと思います。これを完璧にすれば、京大を除く全ての大学の長文に通用する解釈技術が身につきます。余談ですが著者の西先生捕まったらしいですね。参考書は良かっただけに残念です。
長文について
上で書いた参考書のうち基本的な半分くらいの参考書だけでもマスターすれば、正直長文問題なんてやらなくてもそれが解けるレベルには達していると思います。その上で慶應受験のために長文をやるメリットとしては、長文に慣れることと、長文の内容に触れて時事問題に対応することくらいです。コスパ悪いですが時間あるなら良いかなと思います。
やっておきたい700についてですが、とりあえず解いて解けなかった問題解説見て理解出来ればOKだと思います。但し繰り返して何回かやって解法が頭の中で描けるようにしましょう。
共通テストの過去問は、実力試しには良いと思いますが、慶應の出題方式と大きく差があるので余り点数を気にしなくて大丈夫です。模試も以下同文。
質問者さんは英作文に悩んでいるようなので、基礎的な知識と勉強法も載せておきます。
慶應は入試の細かい配点が公開されていないため、英作文の配点も不明ですが、大体長文問題で90点、英作文で110点とされています。英作文の出題は大問4と大問5で出ていましたが、今年度の入試では大問4がまさかの出題方式変更となり、日本語の能力も問われるようになっていました。そのため、英作文の参考書として自分はドラゴンイングリッシュのような、英文暗記型はよりは、様々な大学の(国立含む)英作文の問題を解き、学校や塾の先生に添削してもらうことをおすすめします。なぜなら、英作文に次の2,3年で出題方式変更の可能性があるからです。特に、自分達の代ではこの他に世界史で日本史の問題が出題(これは歴史総合を意識した問題と言えます)されました。今後も色んな科目で出題方式変更の傾向がある可能性が否めません。
ただし、英作文はそもそも単語と文法が分かれば解ける問題ではあるので、練習積めばそんなに恐れる物では無いことだけは意識しておいて下さい。
以上になります。長文失礼しました。勉強頑張って下さい。