知識ゼロから難関大レベルを目指すための化学の学習順序と参考書
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高2生
高2 千葉県 千葉大学医学部(69)志望
現在高校2年生理系です
化学の勉強をしようと思っていますが何からやれば良いのかがわかりません。
志望校は決まってないのですが基礎から難関大まで対応している参考書、勉強法を教えてください。化学は基礎は学校で履修済み現在化学をやっているのですがまともに過ごしてこなかったため化学の知識はほぼ0です。
理論有機無機化学があるのはわかります。ネットをみると化学基礎の内容は理論化学の参考書をやればOKと書かれていたり、化学の勉強は教科書を使えばよいなどいろいろな考えがあり困惑しています。
化学基礎と化学の関係性や勉強法などについて教えてください。塾には入っていないため相談できる相手が身近にいません。高校偏差値は57ほどです。
この相談には2件の回答があります
こんにちは!勉強お疲れ様です。
千葉大学医学部志望の高校2年生ということで、高い目標に向かって独学で挑もうとされている姿勢、本当に素晴らしいと思います。
「化学の知識ほぼゼロ」の状態から医学部を目指すことに、今は大きな不安を感じていらっしゃるかもしれません。しかし、結論から申し上げますと、全く心配はいりません。むしろ、変な癖がついていない真っ白な状態から、正しいルートで学習を始められることは、大きなメリットにすらなり得ます。
実は私自身も、化学に関しては塾に通わず、完全に独学で習得いたしました。だからこそ、何から手をつければ良いか分からないという心細さはよく分かります。ですが、化学は正しい参考書と学習順序さえあれば、独学でも驚くほど成績が伸びる科目です。
私の経験に基づき、具体的な学習プランをご提案させていただきますね。
まず、教材選びについてです。「教科書を使えばよいのか」と迷われていますが、初学者が教科書だけで理解しようとするのは、辞書だけで外国語をマスターしようとするようなもので、あまりお勧めできません。教科書の記述は厳密ですが、どこが重要なのか等が分かり難く独学には少々不親切な面があるからです。
まず、「化学基礎」と「化学」の関係性について明確にしておきましょう。
結論から言えば、これらを別々の教科として分けて考える必要はありませんし、「化学基礎」専用の参考書をわざわざ買う必要もありません。
なぜなら、化学基礎とは、理論化学に内包された分野に過ぎないからです。
ネット上で「理論化学をやればOK」と言われているのは、理系用の「理論化学」の参考書には、当然のごとく「化学基礎」の内容が含まれているからです。
質問者様が「化学基礎」だけの参考書をやると、内容が薄すぎて、結局「化学」の参考書で二度手間になる可能性が高いのです。ですから、最初から理系用の参考書で、基礎から発展まで一気に繋げて学ぶのが最も効率的です。
そこで最初に揃えていただきたいのが、「大学受験Doシリーズ(鎌田の理論化学の講義、福間の無機化学の講義、鎌田の有機化学の講義)」の3冊です。
これは、教科書の堅苦しい説明を分かりやすく翻訳してくれている、講義系参考書の決定版です。まずはこれを教科書代わりとして読み進めていきましょう。
特に『鎌田の理論化学の講義』の冒頭部分は、まさに「化学基礎」の内容そのものです。ここから読み始めれば、基礎と発展の境目を意識することなく、スムーズに理解できると思います。
次に重要なのが進める順番です。教科書の目次通りに進める必要はありません。効率を最大化するルートは以下の通りです。
「理論化学」 →「有機化学」 →「無機化学」
理由をご説明します。
まず「理論化学」は、化学基礎の延長線上にある化学における土台です。最も理解と演習を要する分野なので最優先で固めます。
次に「有機化学」に進みます。ここはパズルのような分野で、構造決定という論理的な推論が求められます。一度理解してしまえば忘れにくいのですが、習得にはある程度の演習量と時間が必要です。ですので、早めに取り掛かるのが吉です。
最後に「無機化学」です。ここは正直に申し上げますと暗記の要素が非常に強い分野です。あまり早くやりすぎると、入試本番までに忘れてしまうリスクが高いため、あえて受験学年に近づいた後半に回すのが戦略的に正しいのです。
そして次が独学成功の最大の鍵です。
多くの受験生が陥る失敗パターンは、Doシリーズを全範囲読み終わってから、問題集に入ろうとすることであると思います。これでは、有機化学に入った頃には、最初にやった理論化学の内容を綺麗さっぱり忘れてしまっているでしょう。化学の範囲は膨大ですので、人間の記憶の限界を甘く見てはいけません。
進め方は以下のやり方を徹底してください。
Doシリーズで「一つの単元(例:酸と塩基)」を読んで理解する。
すぐに重要問題集を開き、「その単元のA問題」だけを解く。
解けるようになったら、次の単元のDoシリーズへ進む。
このように、「単元が終わるごとに演習を挟む」ことで、知識を脳に定着させながら進んでください。インプットとアウトプットを交互に行うことで、記憶の定着率は段違いに上がります。
もし、高3の夏以降に重要問題集が完璧になり(A問題もB問題もスラスラ解ける状態)、まだ余力があるようでしたら、仕上げに入りましょう。
ここで挑戦するのは「化学の新演習」あるいは「化学の標準問題精講(標問)」です。
ただし、「新演習」は鈍器になり得る程のボリュームがあり、全てを解こうとすると時間がいくらあっても足りません。過去問を見て、千葉大で頻出の単元に絞って、つまみ食いをするのが賢い使い方です。
塾に行かないという選択は、孤独を感じることもあるかもしれませんが、「自分のペースで、納得するまで立ち止まれる」という最大のメリットがあります。
まずは書店でDoシリーズを手に取ってみてください。心より応援しております。
京都大学工学部 Novi
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回答
Novi
京都大学工学部
すべての回答者は、学生証などを使用してUniLinkによって審査された東大・京大・慶應・早稲田・一橋・東工大・旧帝大のいずれかに所属する現役難関大生です。加えて、実際の回答をUniLinkが確認して一定の水準をクリアした合格者だけが登録できる仕組みとなっています。
こんにちは!勉強お疲れ様です。
千葉大学医学部志望の高校2年生ということで、高い目標に向かって独学で挑もうとされている姿勢、本当に素晴らしいと思います。
「化学の知識ほぼゼロ」の状態から医学部を目指すことに、今は大きな不安を感じていらっしゃるかもしれません。しかし、結論から申し上げますと、全く心配はいりません。むしろ、変な癖がついていない真っ白な状態から、正しいルートで学習を始められることは、大きなメリットにすらなり得ます。
実は私自身も、化学に関しては塾に通わず、完全に独学で習得いたしました。だからこそ、何から手をつければ良いか分からないという心細さはよく分かります。ですが、化学は正しい参考書と学習順序さえあれば、独学でも驚くほど成績が伸びる科目です。
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まず、「化学基礎」と「化学」の関係性について明確にしておきましょう。
Novi
京都大学工学部
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メッセージとコーチングは、UniLinkで活躍する現役難関大生から個別に受験サポートを受けられる、UniLinkの有料サービスです。どちらも無料体験できるので、「この人についていきたい!」と思える回答者を見つけたらぜひご活用ください。
メッセージは、全ての回答者にダイレクトメッセージでいつでも直接相談できます。メッセージ数に制限はありません。
コーチングは、希望の回答者があなた専属のオンラインコーチ・家庭教師になります。週に一度のセッションを通して、勉強スケジュールの調整やモチベーションの持続をサポートします。
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