基礎から赤本への過渡期のスケジュールの立て方
UniLink利用者の80%以上は、難関大学を志望する受験生です。これまでのデータから、偏差値の高いユーザーほど毎日UniLinkアプリを起動することが分かっています。
くぬーと
浪人生です。(1浪目です)
現役時代から文化構想を第一志望に定めて勉強しています。
前回の駿台記述模試(5/5)を受けたところ偏差値が62弱で早慶はC判定といった結果でした。
そこで現在は地力をあげようと思い以下の教材を使って勉強しています。
●英語
鉄壁
解体英熟語&構文
Vintage
ポレポレ
塾のテキスト
●現代文
アクセス(基本編)
キーワード読解
塾のテキスト(早稲田上智過去問抜粋)
●古文
Z会古文上達
単語ゴロゴ
●漢文
東進でもらったテキスト
●世界史
一問一答
Z会各国史
教科書(東京書籍)
用語集
●その他
TEAP対策
過去問研究(10日に一度)
ただここで相談なのですが、ここから早稲田の過去問演習に移行していくまでのプロセスのイメージができずに困っています。
たとえば現役時代におろそかにしてしまっていた併願校、滑り止めの大学の対策は早稲田に取り組む前がいいのか、それとも後回しにするのかということ。また、あまりそこにはこだわらずに河合塾などから出ている演習系テキストを優先したほうがいいのかといった、「つなぎ」に当たる時期(個人的には7〜9月と捉えています)のスケジュール作成がうまく出来ずに困っています。
この基礎から演習への移行期を皆さんは各教科どのようなスケジュールを立て、どのように直前期まで持っていったか教えていただきたいです🙇♂️(できればオススメの参考書または学習術を教えていただけるとありがたいです!)
長文失礼いたしました。
回答
ラルゴ
すべての回答者は、学生証などを使用してUniLinkによって審査された東大・京大・慶應・早稲田・一橋・東工大・旧帝大のいずれかに所属する現役難関大生です。加えて、実際の回答をUniLinkが確認して一定の水準をクリアした合格者だけが登録できる仕組みとなっています。
こんにちは!2017年度に浪人して、現在早稲田文学部2年の者です。
予備校に通って浪人していました。くぬーとさんは世界史選択のようなので、地歴の部分は参考程度にお願いします。
傾向を知っておく必要はありますが、過去演習は急ぐ必要はないと思います。むしろ早くやりすぎると、直前期に解く過去問がなくなってしまいます!!
予備校に通っているとき、自分を含め多くの人が10月ごろから過去問を解き始めていました。
私が行った、おおまかなスケジュールを書いていきます。
【4~7月中旬(夏期講習期間前)】基礎固め
基本的に、予備校の授業の予復習を中心に勉強しました。また、模試は2回ずつ復習していました。それ以外で行っていた勉強法は以下の通りです。
英語:単語帳を何周もする。塾のテキストの音読をする。
現代文:漢字とその意味を覚える。(これが意外と重要です)
古文:古文単語を何周もする。品詞の活用や意味を音読で覚える。
漢文:塾のテキストで句形を覚える。
日本史:塾の問題集テキストと一問一答で知識を詰め込む→塾のテキストに出てきた知らない用語は、用語集で調べてマーカーを引く。参考書→東進の一問一答
【7月末~8月(夏期講習期間)】勉強量の確保
講習を中心に勉強しつつ、演習量を積むために問題集などで演習しました。 難しい参考書には手を出さず、標準レベルの参考書を選びました。
どの科目も、7月までの予備校の授業の総復習をしました。
また、夏期講習期間の終わりごろに一度だけ過去問を解いてみました。(惨敗でしたが、自分の実力を確かめる良い機会になりました。)
英語:単語は引き続き覚えて、音読も続ける。毎日長文を読む。文法の問題集で苦手を洗い出し、その部分を復習する。参考書→やっておきたい英語長文500/英文法・語法ランダムセレクト600(超おすすめ)
現代文:得意科目だったので演習中心。参考書→アクセス基本編
古文:引き続き古文単語を覚える。参考書→中堅私大古文
漢文:恥ずかしながら他の科目に手いっぱいで、やる時間がありませんでした。
日本史:一問一答をやりまくってひたすら暗記。模試なども活用。
【9月(夏期講習後)】夏の積み残しを消化
中旬までは、夏期講習期間で消化しきれなかったものを終わらせました。3科目の勉強法は4~7月と同じです。
下旬から過去問演習を始めました。各教科とも、まずは早稲田の過去問を解きました。過去問に取り組む頻度は週に1~2回程度です。最新の過去問は、目を通して傾向を見る程度で残しておきました。直前期に使うつもりだったからです。
【10~12月】過去問演習本格化
基礎が揺らいではいけないので、3科目とも単語の暗記と授業の予習復習は最優先で続けました。
過去問は、時間を計って解きました。毎日1~2科目ずつ過去問を解きました。11月ごろから、併願校の過去問を解き始めました。解いた量は以下の通りです。
早稲田:文・文構は10年分、教育・社学は8年分ほど
併願校(マーチレベル):5年分
安全校:3年分
ちなみに、日本史は受験する大学・学部以外の過去問も解きました。実際に問題を解いていく中で、知識の抜け漏れを確認しました。
【1月(直前期)】前半はセンター対策、後半は過去問
センター対策は12月末から行っていました。あくまで早稲田志望なので、センターは数年分解いた程度です。
センターが終わったらすぐに早稲田の対策に専念しました。併願校の過去問は3日に1度くらいのペースで解きました。
【2月(入試期間)】試験前日に、実際の日程で過去問演習
早稲田の過去問は二周目に入っていました。
どの大学を受験するときも、試験前日には次の日の日程に沿って、時間を計って最新の過去問を解きました。本番のつもりで解きました。
☆総括
過去問演習は、あくまで早稲田を中心にしました。具体的には、先述の通り量に差をつけました。早稲田と併願校の順番は考えずに同時進行しました。直前期はどの科目も同じようなスタンスで勉強したので、大まかに書きました。
おおざっぱな部分が多々ありますが、お許しください。
不足があれば、ご質問ください。参考にしていただければ幸いです。
コメント(1)
くぬーと
丁寧な回答ありがとうございます!
併願校の対策が想像してた時期よりも後だったのでびっくりしました😳