青チャート何周もしたのに解法を忘れるのはなぜか?
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6/4 9:30
UniLink利用者の80%以上は、難関大学を志望する受験生です。これまでのデータから、偏差値の高いユーザーほど毎日UniLinkアプリを起動することが分かっています。
つるまる
高3 愛知県 大阪大学経済学部(65)志望
阪大志望の高三です、数学についてですが、青チャートを一通り理解したつもりで終わらせ、次の段階のテキストをやっているのですが、問題の解法を全く忘れていたり、指数対数に至ってはどう解くかすら忘れている部分もありました。つまり解法を忘れてしまうのです。自分では青チャートは何周もしたのになぜできないのかと疑問に思っています。もしこのような経験のある方、或いは解決法を伝授していただける方、どうか良い知恵をお貸しいただけませんか?浅はかな質問ですが、絶対に第一志望に行きたいので焦りがあります、よろしくお願いします🙇
この相談には6件の回答があります
全然浅はかな質問なんかじゃないです。むしろ、今の段階でその「違和感」や「焦り」に気づいて、それをなんとかしたいと思えている時点で、あなたはちゃんと合格へ向かっている途中にいます。
そして、青チャートを「何周もしたはずなのに、解法が抜けている」「解けない」という現象は、阪大クラスを目指す受験生の多くが通る“普通の壁”です。
焦る気持ちはよくわかります。でも、ここは一つ深呼吸して、あなたがやってきたことの「質」と「記憶の定着」を見直す良いタイミングなんです。以下、具体的に解決の糸口をお伝えします。
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●なぜ「何周しても忘れる」のか?
理由は主に3つあります:
① “思い出す練習”をしていない
多くの人は「見るとわかる」「解説を読めば思い出せる」までで満足してしまいます。ですが、入試本番で求められるのは「ゼロから思い出して手を動かす力」です。
👉 だから必要なのは“思い出す練習”=アウトプットの反復なんです。
② “理解”はしていても、“記憶”はしていない
「理解したつもり」で終わっても、定着していなければテストでは出せません。
👉 ここで必要なのは、間隔をあけて反復する“エビングハウス式”の復習です。たとえば「解いた3日後→1週間後→2週間後」といった感じで「忘れかけているとき」にやることで、記憶が強化されます。
③ “量”が偏っていて“点”でしか覚えていない
「指数対数だけ忘れた」のではなく、「他も同じように忘れている」可能性が高いです。青チャートは広い範囲にまたがるため、単元間の“横のつながり”を意識できていないと、断片的に記憶されやすいのです。
👉 対策は、「類題演習」「章末問題」などを通して“応用と結びつけて”学ぶことです。
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●今からできる具体的対策
1. 青チャートの復習は“解法暗記”ではなく“問題分類”でやる
たとえば、指数対数なら
• 定義(指数方程式、対数方程式)
• グラフ(logの性質)
• 証明(大小関係やlogの評価)
• 応用(logを含む関数最大最小)
このように「どういうテーマがあるか」を小分類で整理して、「自分は何ができて、何ができないか」を視覚化しましょう。
▶ おすすめ:1つのノートに、単元ごとに「自分のミスパターン」と「使う公式・考え方」を簡潔にまとめる
→ これを自作の“復習帳”にすると、1冊で何度も復習できます。
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2. 演習のやり方を「読む」→「解く」→「解法を言語化」の3ステップにする
例:
1. 解いた後、解法をノートに「言葉で書く」(例:「対数の性質を使ってlogを一つにまとめる → 置き換え → 二次方程式」など)
2. 同じ単元の問題を3日・7日・14日後に再チャレンジ
3. すぐ解ければOK/思い出せなければ、前回の解法を音読する
→ こうすると、長期記憶になりやすくなります。
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3. 次の段階の問題集で“青チャートとつながる部分”を意識しながらやる
たとえば、あなたが今取り組んでいる次の教材(プラチカ・一対一・標問精講など)で、解けなかったときはすぐ青チャートに戻って「これは青チャのどの問題と似てる?」と逆引きしてみましょう。
→ この“接続作業”が、記憶の再活性化と深い理解に効果抜群です。
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●最後に:阪大に受かる人も「一度は忘れてる」
本当に大丈夫。阪大に行った多くの先輩も「チャートやったのに抜けてた…」を経験してます。
でもその中で、「抜けたことに気づいて」「埋め直す努力をした人」が受かっています。
あなたは今、まさにその“埋め直し”のステージに来ています。これは合格ルートのど真ん中です。ここを乗り越えたら、一気に伸びます。
今やってることは絶対無駄じゃない。忘れるのは普通です。でも、忘れたあと、どう向き合って立て直すかで本当に合格できるかどうかが決まります。
あなたならできます。焦らず、でも止まらず、いきましょう。何度でも応援しますし、また困ったら気軽に相談してください。
大阪大学工学部 はる
31
9
回答
はる
大阪大学工学部
すべての回答者は、学生証などを使用してUniLinkによって審査された東大・京大・慶應・早稲田・一橋・東工大・旧帝大のいずれかに所属する現役難関大生です。加えて、実際の回答をUniLinkが確認して一定の水準をクリアした合格者だけが登録できる仕組みとなっています。
全然浅はかな質問なんかじゃないです。むしろ、今の段階でその「違和感」や「焦り」に気づいて、それをなんとかしたいと思えている時点で、あなたはちゃんと合格へ向かっている途中にいます。
そして、青チャートを「何周もしたはずなのに、解法が抜けている」「解けない」という現象は、阪大クラスを目指す受験生の多くが通る“普通の壁”です。
焦る気持ちはよくわかります。でも、ここは一つ深呼吸して、あなたがやってきたことの「質」と「記憶の定着」を見直す良いタイミングなんです。以下、具体的に解決の糸口をお伝えします。
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●なぜ「何周しても忘れる」のか?
理由は主に3つあります:
① “思い出す練習”をしていない
多くの人は「見るとわかる」「解説を読めば思い出せる」までで満足してしまいます。ですが、入試本番で求められるのは「ゼロから思い出して手を動かす力」です。
👉 だから必要なのは“思い出す練習”=アウトプットの反復なんです。
② “理解”はしていても、“記憶”はしていない
「理解したつもり」で終わっても、定着していなければテストでは出せません。
👉 ここで必要なのは、間隔をあけて反復する“エビングハウス式”の復習です。たとえば「解いた3日後→1週間後→2週間後」といった感じで「忘れかけているとき」にやることで、記憶が強化されます。
はる
大阪大学工学部
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メッセージは、全ての回答者にダイレクトメッセージでいつでも直接相談できます。メッセージ数に制限はありません。
コーチングは、希望の回答者があなた専属のオンラインコーチ・家庭教師になります。週に一度のセッションを通して、勉強スケジュールの調整やモチベーションの持続をサポートします。
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コメント(2)
つるまる
6/5 6:58
読んでいて今までずっと効率の悪いことをしてたのだなと改めて気づきました!絶対に阪大の後輩になりたいです!頑張ります!
はる
6/5 13:02
頑張ってください!応援してます!また何かあれば気軽に聞いてくださいね