日本史論述について
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漢文、青い。
一橋志望の高3です
日本史の論述対策について質問です
1.論述問題を解くときに教科書を使って書くというのを聞きました。具体的に教科書をどう使っているんでしょうか?
2.添削では先生にどんなところを見てもらえばいいんでしょうか?
回答
わでぃー
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こんにちは。
質問に対して順番に答えていきますね。
①教科書の使い方について
日本史の論述問題で問われるのは『歴史の流れ』です。
単語を答える問題と違ってその人の中でしっかりと歴史の流れが理解できているかが問われます。
ある事柄が起こった理由や背景について答えなければいけません。
例えば
『明治政府の、不平等条約〔治外法権(法権)と関税自主権(税権)〕の改正に至る歴史を、外交側の事情にも留意しながら概説しなさい。』
という問題が出たとします。
おそらく
岩倉具視、寺島宗則、大隈重信、井上馨、青木周蔵、陸奥宗光、小村寿太郎
といった人々が頭に浮かんでくると思います。
この人たちの行動とその結果からどうなったかを歴史の流れに沿って書く必要があります。
ここで教科書を見るとこのような歴史的事項を短い文章かつ数ページで簡潔に分かりやすくまとめています。
教科書自体が『日本の歴史について簡潔にまとめよ』という論述問題に答えているようなものです。
要は教科書に書いてあることが正解なので論述問題は教科書を見ながら書くという勉強をするのが一番なのです。
教科書の文章を問題規定の字数まで削ればそれが論述問題に対する答えになります。
なので最初に論述問題を解く時は教科書を見ながら解いてください。
具体的な使い方としては"教科書を見ながら文章を問題文指定の文字数まで削って書き写す"というものです。
②添削で見てもらうところ
一番は"文章がしっかりと書けているか"です。
すなわち、
・文章のつながりがおかしくないか
・歴史の流れを捉えられているか
・問題の回答に必要な歴史ワードが漏れていないか
・逆に不必要な言葉が書かれていないか
・他人が読んで理解できるかどうか
・先生ならどう書くか
です。
また、自分で解答を作成すると模範解答とは違う答えになります。
自分の解答が何点くらいの解答なのかも聞くといいと思います。
コメント(1)
漢文、青い。
詳しく教えてくださり、ありがとうございます!ここで教えてもらったことを活かして勉強していきたいと思います!