SVOCMのOとCとMの違いがわかりません。
はじめまして!
意味論から説明すると、O(目的語)はS(主語)の動作(≒V(動詞))の対象になります。一方C(補語)はSの性質だったり属性を示します。
よく言われるのが、補語は主語の説明になるが故に「S=C」、主語の動作の対象が主語自身ということはあまりないので「S≠O」という説明がされます。
次に文法論から説明します。こちらの方が実践的です。
目的語が名詞しか取らないのはご存知の通りです。補語が厄介で名詞と形容詞を取ります。では名詞をとる時と形容詞をとる時に目印があるのかとというとありません。ではどう見分けるのか。
答えは文型です。補語をとる文型は第二分系、目的語をとるのは第三文型(第四、第五は一旦無視します)です。第三文型は多くの動詞を取るのでこれを積極法的に確定するのは難しいですが、実は第二文型をとる動詞は多くないです。すなわち、動詞の後に名詞が来る時、動詞が第二文型を取るならその名詞は補語の可能性大、そうでないなら第三文型となりその名詞は目的語になる、という理解です。
では肝心の第二文型をとる動詞ですが、もちろん自分でしっかり確認して欲しいのですが、以下の通りです。
be, get, go, become, turn, grow, come, keep, 知覚V
ちなみに知覚Vとは五感に関連する動詞らです(lookやsoundなど)。
並びを見て恐らく「自動詞が多い」と感じたかもしれません。実は第二文型をとる動詞は自動詞ということになってます。getやkeepは他動詞も取りますが、第二文型となる時は自動詞になります。すなわち、他動詞として第三文型をとる時と自動詞として第二文型をとる時で意味が変わるので注意です。
その両者で意味がどう変わるか、そして並べた動詞の意味はどうなのかは自分で調べてください笑。自分で調べた方が記憶に残るし、何より説得力が違います。
最後、ついでにM(修飾語)について。
文法論的な説明をすると、Mをとるのは副詞のみです。SVOC以外の要素がこれに分類されます。すなわち、動詞の後の名詞をまずはCかどうか判定して(上述により実は動詞の時点で確定する)、CでなければOとなり、SVOCが確定した後にそれ以外をMとする、という流れです。
意味論的な解釈としては、Mは文章自体あるいはその文章の核(主節)となる動詞を修飾します。一方でOだったりCは文章(≒文型)を構成する不可欠な要素です。そういう意味ではMはなくてもよい要素、なくしても意味が破綻しない要素と言われています。
以上、O,C,Mの説明でした。
もちろんここでの説明はあくまで原則なので、これを読んでおけばなんでも通用するとは思わないでください。これを念頭に置いて1つずつ当てはめていって理解を深めてください。
もっと具体的に聞きたい等あればコメントください!