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解き直しの意味

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8/31 14:06
UniLink利用者の80%以上は、難関大学を志望する受験生です。これまでのデータから、偏差値の高いユーザーほど毎日UniLinkアプリを起動することが分かっています。

ひろ

高1 茨城県 東京大学工学部(68)志望

よく模試やテストの解き直しをした方が良いということをよく耳にするのですがそれはどのような意味があるのですか?

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rockyyy

大阪大学工学部

すべての回答者は、学生証などを使用してUniLinkによって審査された東大・京大・慶應・早稲田・一橋・東工大・旧帝大のいずれかに所属する現役難関大生です。加えて、実際の回答をUniLinkが確認して一定の水準をクリアした合格者だけが登録できる仕組みとなっています。
こんにちは。rockyyyと申します。 もしやテストのとき直しの意味合いについてですが、これは非常に重要な意味があります。 まず第一に、自分の苦手分野がわかるという事です。模試ではこれまで自分が習ってきた分野からしか出題されません。その中で自分が解けなかった問題があったなら、それはこれまで自分が学習してきた中で理解していなかったことになります。これは模試のやり直しをしなければずっと気づかないままです。点数も伸びません。勉強をする際に意識して欲しいことは、勉強で自分が得意なことを伸ばすというよりかは、自分の苦手分野を克服することを優先するということです。自分の苦手分野の基礎問題が解けなければ、他の人はそこで点数を稼いでくるため、差がついてしまいます。それは非常にもったいないことですし、それで受験は合否が決まります。大事なことは「他の人が取れる問題で点数を落とさない」ということです。模試は自分の苦手分野を知る事ができるので、その点で模試の復習は大切です。 それに模試には必ずわかりやすい解説がついています。それを読んで効率よくやり直しができるため、「優れた教材」として活用すると良いと思います。 第二に、模試の問題は自分の志望校にあったレベルのものである事が多いと思うので、模試の復習をすることで、自分はどれくらい解ければ良いのか、合格するにはどんなことをすれば良いのかという事がわかります。これは自分が勉強をしていく際にモチベーションになりますし、自分の今の立ち位置を知ることに役立ちます。 模試のやり直しについては以上になります。模試やテストの機会は絶対に大事にしてください。それが合格につながります。必ず復習して、無駄なものにだけしないようにしてください!受験応援しています!
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rockyyy

大阪大学工学部

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プロフィール

2次受験科目 数学 物理 化学 英語 共通テスト 理系科目 国語 日本史 進研模試、駿台模試、河合模試、全て受験経験あり 部活経験、大学体育会経験あり 京都大学大学院工学研究科 合格 大阪大学大学院工学研究科 合格 理系科目は得意です!よろしくお願いします! メッセでもオンラインでも気軽にどうぞ!

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コメント(1)

ひー
8/31 14:10
模試のやり直しがなぜ必要なのか先生には聞きづらい質問だったので助かりました。 模試の反省を活かして偏差値をあげられるように頑張ります。ありがとうございます!

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模試の復習方法
効率の良い模試の復習法について話しますね まず、模試を受ける意味について少し話します。 模試を受ける意味はなんでしょうか? 目標とする学校と自分の差を知ること 志望校を目指す人の中での自分の位置を知ること これらは確かに模試を受ける意味だと思います。 でも、模試を通じて1番大切なのは 『苦手分野を再認識すること』です! 多くの模試は1日かけて受けるものが多いと思います。 1日かけて受けた模試で判定だけみて一喜一憂するだけではもったいないです。 大切なのは間違ったところの解き直し つまり、苦手分野の発見と克服です。 例えば、英語文法で仮定法を間違えたとしましょう。 そしたら、その問題を解き直すだけでなく、 参考書に戻って仮定法周りの関連問題を再度復習し、 次に仮定法が出た時に同じ間違いをしないようにすることが大切です! 本番の入試は1年に1回です。 この本番までは何回間違えても良いです。 模試で偏差値が志望校に届かない 模試で全然わからない問題が出た これらは全然構いません ただし、その問題が本番で出たら必ず得点できる! と思えるまでその分野は完璧に見直し、解き直しをしてください。 そうすれば、きっと本番も大丈夫です。 大手予備校の模試は何に数回行われ、 出来るだけ満遍なく色んな範囲から出題されていると思います。 なので、毎回の模試をキチンと見直すだけで意外と結構実力はつきます。 模試の結果に一喜一憂せず、 間違えたところの関連分野を再度復習しましょう! 解き直し、見直しを大切にしましょう! 模試の復習に困った時に見返してくれたら幸いです!
慶應義塾大学理工学部 チェンパン
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模試
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模試の復習
模試について話しますね。 模試の結果が返ってきて必ずしなければならないことが 『解き直し』 です! 模試の活用で1番大切なのはこの解き直しという作業です。 模試でできなかったところは 自分が理解していないところであったり、 復習が疎かになっているところです! 入試までに苦手分野や理解していないことを減らすことが大切なので、解き直しは必ずしましょう。 模試の多くの問題は参考書等に類題があります。 なので、間違えたは類題等を解いて、次は間違えないようにしましょう! 本番の入試までは何回も間違えていいですし、 判定がどんなに悪かろうがかまいません。 大切なのは自分の足りないところを補って 本番で同様の問題が出た時にきちんと対処することです! 模試の判定が良くて浮かれてしまい 解き直しをしなかった人より 判定が悪かったけど解き直しをした人の方が 本番うまくいくのは自明です! うまく模試を活用して頑張ってください!
慶應義塾大学理工学部 チェンパン
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模試
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模試の活用方法
模試については、成績や順位、判定に一喜一憂だけして受けっぱなしというのが1番良くないことです。 出てきた成績等はあくまでも目安として、その後の勉強の指針としてください。 それはさておき、1番大切なのはやり直し・復習することだと思います。自分が間違えた問題について、 ・なぜ間違えたのか ・何を覚えていなかったのか を整理して、できればやり直し用のノートを作ってそこにまとめていくのがオススメです。 模試は、自分が出来ていないことを知れるとても良い機会です。また、全然出来ていない分野が発覚した場合には、改めて所有しているテキスト等で復習するようにしましょう。 それに加えて、外部会場で受ける場合は、学校で受ける定期テストとは違った緊張感の元で受けられるため、本番に向けた練習にもなります。ただの模試だからとテキトーに受けるのではなく、時間配分や、休み時間に何をするのが良いのか、これからきっと何度も模試を受けることになるはずですので、その辺を意識して挑んでみてください。時間配分等は得点にも影響してくるので、上手くいかなった場合は次に繋げられるようにしましょう。
京都大学農学部 ゆうき
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模試の復習の重要さとは
正直、模試の解き直しは特に意味がないと思います。 私自身、模試の解き直し(高2で受けた京大オープン、実戦、東大実戦)を初めてしたのは受験の直前期、理科と数学のみです。これは、ほぼ問題を忘れていた上に、受けた当時はあまり解けなかったが、高3時点で十分解けたため意味があったことだと思っています。 これを前提に、模試のやり直しの方法をお伝えします。 まず、模試を受け終わった時点でどこが分からなかったか、あるいはどこが正答かどうか怪しいかを記憶しておいてください。(無理に覚えようとしなくてもなんとなく頭に入っていると思います) 次に、模試の解答が配られた時点で、一通り模範解答と自分の解答をざっくりでいいので比べてください。 それで模範解答と違った場合は解説を読んで、どこが違うのか把握してください。 全く分からなかったところはやや入念に読むと良いと思います。 以上で十分です。 模試の採点が返ってきたあとは、特に何もする必要はないと思います。 自分が予想した点数より大幅に低い場合は、どこで引かれているのか確認した方がいいかもしれません。
京都大学医学部 Yu
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模試の復習、直しの仕方
 あまり詳しく答えにくいですが、思うところを語ります。まず答えがないと復習しにくいと言いたいところですが。  模試を顧みるときに一つ大事なのが、解けなかった問題が「時間さえあれば解けたのか」とくことです。模試というのは、限られた時間のなかで、如何に点数を取りに行くか、全体の中からどれだけ高得点をとりにいくか、というゲームの要素もありますので、復習のときにはそれを忘れないでください。解けない問題の中には、いくら時間があったとしても解けない問題もあります。こういった問題こそ集中的に原理にたちかえって分析したり復習したり解き直ししたりすべきだと思うのです。ですから、問題用紙にこちょこちょっとメモしながらとくというよりも、大き目のノートとか紙を準備して、そこで見やすく図や式をとって落ち着いて解いてみてください。それでも解けなければ、初めて答えを見たり、自分の回答と回答を照らし合わす段階になるかと思います。 模試の復習で大切なのは、答えなどを「見るだけ」の復習にしないことです。漢字の書きとりミスも 然り。特に数学や理科などはキチンと手を動かして「解き直すこと」を忘れないで下さい。 ですから、模試の復習となると「解けない問題を行き詰まるところまで解き直し」+時間配分や 解く順番・捨て問の見極めなどの「全体的で抽象的なテクニックの確認」に二分して分けてかんがえ るべきだと思うものです。 上の述べたようなことを意識しながら、例えば偏差値や志望校判定のような相対的な評価に 一喜一憂せず模試を大切にしてください! 質問者さんが充実した受験生活をおおくりになることをこころより祈っています。応援しています。  
慶應義塾大学文学部 きさらぎ
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模試の見直し方
模試の活用法について話しますね。 模試を受けて、結果が返ってきたらやることは2つです。 ① 現在の自分の立ち位置 ② 解き直し まず①現在の自分の立ち位置について 模試が返ってくると、必ず志望校に対する判定や 志望校を受験する中での自分の順位がわかります。 この順位を入試までに上げることが受験勉強の最終目標です。 例えば、仮に入試まで1年あるとします。 個人的な意見ですが、入試まで1年ある時期に受けた模試でC又はD判定が出たところを第1志望にするべきだと思います。 この判定を秋の終わりにAまたはBになるよう受験勉強をすると良いと思いますよ! 次に②解き直しについて 模試で1番大切なのはこの解き直しという作業です。 模試でできなかったところは今の自分に足りていないまたは理解できていないところです。 入試までに苦手分野や理解していないことを減らすことが大切なので、解き直しは必ずしましょう。 たいていの問題は参考書等に類題があると思うので、 間違えた箇所は類題等を解いて、次は間違えないようにしましょう! 入試までは何回も間違えていいですし、 判定がどんなに悪かろうがかまいません。 大切なのは自分の足りないところを補って 本番で同様の問題が出た時にきちんと対処することです! 模試の判定が良くて浮かれてしまい 解き直しをしなかった人より 判定が悪かったけど解き直しをした人の方が 本番うまくいくのは自明です! うまく模試を活用して頑張ってください!
慶應義塾大学理工学部 チェンパン
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模試当日と返却までの復習
まず、模試を受ける意義は2つあると私は考えています。 ・自分の現状把握 ・勉強の仕方の確認・修正 1つ目の「現状把握」は、苦手分野はどこか?既習範囲は理解できているか?ということです。普通の話です。 2つ目の「勉強の仕方の確認・修正」は、たとえば英語の長文問題は半分以上とれているのに、下線部和訳は0点に近いという時に、「自分には1文レベルの構文把握の訓練が足りてないのでは?」など改善策を把握するということです。 本題です。 模試の当日は、まず自己採点をしましょう。ですから、第一段階は突破できてますね!この際、厳密にできるよう記述問題の解答も必ず問題用紙に転記しましょう。さらに、勘で解いた所には印をつけましょう。 当日にやるべきことは、以下の2つです。 ・解けなかった問題を「時間があれば解けたか否か」で分類 ・勘で解いたところの解説を読む 1つ目。途中で止まった問題や未回答の問題を時間無制限かつ自力で解けたなら、それは「時間配分の問題」。一方、それでもできなかったらそれは「理解不足の問題」です。 そこで、次の模試までには「理解不足の問題」の分野を理解する・類題を解くことを頑張りましょう!余計な範囲も減らせて、勉強の効率も上がります。 2つ目。勘で解いたところは、問題へのアプローチが分からなかった箇所です。ですから、模試の解説を読んで正しいアプローチを把握しましょう。 大手予備校主催の場合、模試の解説は予備校講師の方が書いているので参考書並にクオリティが高いです。せっかくお金を払っているので、十分に使い倒しましょう。 そして、模試が返却された時に確認することは2つです。 ・転記ミス、マークミスがないか ・自己採点と採点者採点でどれだけ点差があるか 1つ目は、見直しのやり方を工夫しましょう。焦っていると意外とやらかします。 大事なのは2つ目。英・数・国の記述問題の解答で、自分では平気・大したことないと思っている箇所でも、採点者から見たら重大なミスという場合があります。想定より点が低かった場合は、自分に足りない点はどこかを見つけるために再び解説を読みましょう。 最後に、模試の返却は受験日の約1ヶ月後です。 1ヶ月経った頃に、試験時間と同じ長さ、かつ「時間配分の計画を立てて」問題をもう一度解いてみてください。それで前回よりも得点がアップしていたら、勉強の仕方の方向性は間違っていないということが言えると思います。 逆にできていないままだったら、学校や塾の先生に勉強の仕方の相談をしましょう。 そして、模試の成績表が帰ってきた時は落胆しないこと。 見ている成績表は1ヶ月前の自分の姿であって、今の姿ではありません。勉強している限りは何かしら成長しています。だからこそ、模試は定期的に受験してください。健康診断と同様で、過去の良い/悪いは今も変わらず…という訳では全くありません。 ぜひ冒頭の2つの意義を忘れず、模試を受けながら志望校合格を目指して頑張ってください。
一橋大学社会学部 Taiche
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模試
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模試の復習について
模試の見直しは大切ですが、のめり込みすぎない事も必要です。とりあえず、なぜ間違えたのかの確認と分からなかった単語や熟語があればメモしておけば最低限はOKです。 ですが更に復習の精度を上げるなら、その次に国語で英語でも本文の読み込みと回答根拠の照らし合わせを行なってください。本文の読み込みは得点が思うように伸びなかった文章だけで大丈夫です、苦手な分野の文章を多読することで慣れが生まれるようになります。 回答根拠の照らし合わせとは、要するに回答プロセスの確認てことです。間違えた問題というのは必ずどこかで正しい回答プロセスから外れてしまっているので、その修正を行います。 基本的にはこれらだけで良いと思います。時間があればノートにまとめたりしてもいいんでしょうが、私はまとめても見直したりすることが殆ど無かったので辞めてしまいました笑
早稲田大学人間科学部 たーもー
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模試
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共通テスト同日
模試の意義は、「自分の解けない問題や苦手を明確にし、次に活かすこと」です。 「模試で良い点数を取ること」が目標ではありません。 そういった意味では、現在あまり対策をされていなくても受験した方がいいのではないかと思います。 また、「模試に向けた特別な対策」はありません。 強いて言うなら、過去の模試の解き直し、くらいだと思います。 模試は入試問題を想定して作られています。したがって重要なのは、普段から入試を意識して入試で力を発揮するための勉強ができるかどうかです。 入試で力を発揮するための勉強については、様々な方法がありますので、色々試しながらどれが一番自分に適しているかを試行錯誤してみてください。 また、模試の活用方法につきましてもお話しさせていただきます。多くの受験生は模試を受けたら終わり、結果を見て終わり、という気持ちになっているのが現状です。 しかしこれでは、次に活かすことができません。 模試で一番大切なのは、模試が終わった後です。 模試が終わったら自己採点をし、解けた問題と解けなかった問題に分けます。解けなかった問題を解けるようにしていくのですが、このとき、解けなかった全ての問題を解けるようになる必要はありません。2年生のこの時期だと、おそらく解けなかった問題が多く、途中で挫折してしまうのではないかと思います。よって、自分の目標点を取るために解けないといけない問題だけを解き直しするようにしてください。この解き直しのときには、自力で解けるようになるまで何度も何度も解き直しをしてください。解説を見ながらでも大丈夫ですので、最終的に自力で解けるようになるまで解き直しをしてください。 自力で解けるようになれば、模試の解き直しは終了です。 実際、ここまで模試の解き直しをできている受験生は少ないです。ただ、ここまで模試の解き直しをしている受験生は高い確率で第一志望校に合格しています。 模試の判定で合否は決まりません。模試を活かして、残り1年間頑張ってください。
大阪大学工学部 yoshi
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いわゆる「一般的な」模試を受ける意義
頑張って、反論してみました。反論できているかは知りません。これまでコツコツとやってきた人であれば、高3のこの時期からは最終確認的な演習に踏み込んでいることも考えられないではないでしょう。その場合は、ご友人のご意見にもある程度は正当性が認められるのではないかと思います。なので、以下の反論は、大層なものとして見るではなく、あくまで「反論するとしたら」ということで、よろしくお願いいたします。  ① オープン模試がある大学となると最上位の難関大学志望ということになるのでしょうか。今後どう転んでもその大学を受けるつもりならば格別、そうでない場合(たとえば、万一のミスで共通テストで足切りを超えられなかったなど)、受験校を決定するにあたっては何を基準にするのでしょうか。「自分の立ち位置を知る」ことが模試の意義の一つなのであれば、オープン模試よりも母集団の規模が大きい「一般的な模試」を受けることによって、全国規模での自分の立ち位置を知ることにも一定の意義が認められて然るべきです。とくに、「共通テストリサーチ」といって、自己採点の結果を河合塾に送付して、10月くらいにやった全統模試の結果を合わせて総合的な判定を出してくれるサービスがあります。実際の受験校の決定は、これを利用して行うのが一般的です。そのため、先述のような、受験校を変えざるを得なくなったときには、過去問及びオープン模試だけしか受けていない場合、受験校の決定にあたっては、第三者による客観的な評価なくして完全に自己評価に頼らざるを得なくなってしまいます。それで果たして適切に受験校の選択ができるでしょうか?  ② 模試の意義の一つとして「自分の弱点」を知ることを挙げるならば、むしろ模試は(一定の限度はあれど)多く受けた方がいいという主張でないと一貫しないような気がします。なぜなら、模試を受ければそれだけ自分の弱点を多く知ることができると考えられるからです。それから、「自分の弱点」というのは、「点が取れない分野」だけを意味するのではありません。初見の問題に適切に対応できるかどうか、時間配分をうまく設定できるかどうか、試験という環境でパニックにならないで済むかどうか、計算ミスなどのケアレスミスをせずに済むかどうかなど、こういったことも「自分の弱点」というべきでしょう。これらは、試験という環境でこそ現れるものであって、過去問演習などで練習することは難しいでしょう。やはり実際に何度も模試を受け、反省を繰り返すことで練習を積んでいくしかないと思います。であれば、模試を受ける回数は少なすぎてはいけないでしょう。そういう意味でも、やはりオープン模試等に加えて「一般的な模試」をも受けた方がいいというのが、主張としては一貫しているのではないでしょうか。東大、京大、一橋大あたりであればオープン模試と実戦模試が8月と11月で2回ずつ(計4回)ありますが、各季節での受験日時の近さを考慮すれば、実質的な反省は夏と秋で1回ずつしかできないかもしれません。果たして、そんな少ない回数での練習で、本番に適切に対応できる体制を整えることはできるでしょうか?  ③ 模試を受ける意義は、ご指摘の3点に限られないと思います。すなわち、模試を受けることにはもう一つ、学習計画を立てる目安になるという意義があると思います。「この模試までにはこれをできるようになっておこう」、「その次の模試までにはこれをできるようになっておこう」といった目安として機能するばかりか、模試では点数や偏差値等の結果をはじめの第三者による自己に対する評価もついてくるので、計画を実行するインセンティブを受験生に与えます。そうであれば、オープン模試や実戦模試だけを受けるのでは、間隔が開きすぎている上に2回(合計すれば4回ですが、受験日時の近さゆえに目安としての機能は2回しか果たさないでしょう)と回数が少ないので、目安とするには不十分ではないかと疑問符をつけざるを得ません。やはり一般的な模試も定期的に受けて計画の目安とする上で、オープン模試や実戦模試を中でも一際大きなチェックポイントとして扱うのが、より理想的なのではないかと思います。
北海道大学法学部 たけなわ
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