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隠れ国文はありなのか

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5/12 22:05
UniLink利用者の80%以上は、難関大学を志望する受験生です。これまでのデータから、偏差値の高いユーザーほど毎日UniLinkアプリを起動することが分かっています。
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コーンポタージュ

高3 埼玉県 立教大学経営学部(65)志望

高3で私文クラスに在籍している者です。先日担任の先生と二者面談をしたのですが、共通テストを3教科ではなくて5教科、いわゆる国文型で受けることを勧められました。その方が共通テスト利用とかで私立でも選択肢が広がるとのことです。しかし、先述した通り私は私文クラスに在籍しているため理数科目の授業はありません。今の私の状況としては、数ⅠA、ⅡBは高2のときに全範囲終わっています。生物基礎と化学基礎がまだ少し範囲が残っていて、もし受験科目に使うとしたら自分で勉強する必要があります。まだ絶対に行きたい私立大学は決まっていないので、国立型もありなのかなと思いました。もちろん、自分がとても大変な選択をしようとしていることは分かっています。しかし、隠れ国文が可能なのであれば視野に入れてみたいと思っています。学校で私文の授業を受けつつ独学で理数科目を受験レベルに持っていくことは可能でしょうか?また、あまりいないとは思いますが、隠れ国文した方っているのでしょうか?

回答

たい焼き

慶應義塾大学法学部

すべての回答者は、学生証などを使用してUniLinkによって審査された東大・京大・慶應・早稲田・一橋・東工大・旧帝大のいずれかに所属する現役難関大生です。加えて、実際の回答をUniLinkが確認して一定の水準をクリアした合格者だけが登録できる仕組みとなっています。
こんにちは。私は現役、浪人の時も私立文系でありながら国立大学も受験したので、経験をお話しできればと思います。まず率直に言っておくと隠れ国文は安易にお勧めできません。私が国立大を受験した理由も、現役の時は学校の方針のせいであり、浪人の時も親に早慶以外なら国立に行けと言われたからであり、自分から積極的に国立を志望していたわけではありませんでした。お勧めできない理由としては、もし私立大学を第一志望にしているのならば英語、国語、社会の完成を最優先にするべきであり、理科基礎や数学、さらに社会をもう一つ追加で勉強するのは思ったよりも時間を取られてしまうからです。実際、受験生の頃、私は早慶を第一志望にしていたので、早慶に関係がない教科を勉強している時、他の学校のライバルは今、英語、世界史、国語を勉強していると思うとかなりのストレスを感じましたし、かなりの時間を取られました。ただ、国立大学も受験するということにはメリットもあります。それは選択肢が広がるということです。私も早慶がダメだったときに満足してここに行こう思える学校を見つけることができました。そのため、隠れ国文をお勧めすることはできませんが、否定はしません。 ここからは隠れ国文をするときの心得をお伝えできればと思います。 ①受験しようと思っている国立大を検討する際には受験教科を重視する。
できれば二次試験は英国、英社の2教科、最悪でも英、国、社で受けれる大学を受験したほうがいいです。受験教科に数学が増えてしまうと一気に負担が増します。(私立大を数学受験する人は例外)さらに言うと、できれば二次試験は英社で受験できる大学の方がいいです。これには理由があって、記号中心の私立大と記述中心の国立大の国語は全くの別物であり、記述の対策は追加でかなりの負担がかかります。社会(歴史系)の論述は暗記する際にストーリーで覚えつつ、歴史的な意義などを少し勉強すれば書けるようになるのでお勧めです。 私がお勧めする英社受験ができる大学は以下の3つです。 •名古屋大学情報学部人間社会情報学科 •筑波大学社会国際学群 •大阪大学外国語学部(国語が必要だが配点低め) ②共通テストでは主要3教科で9割程稼ぎつつ、他の教科で5〜6割を目指す。 数学や理科基礎も共通テストレベルで言えばそこまで難しくはありませんが、8〜9割を目指すとなるとかなりの勉強時間が必要になります。上に書いたくらいの点数を目指して勉強すればそこまで多くの時間は必要なく、私立と国立の両方を目指せるようになります。実際私も共通テストは少し失敗してしまいましたが、英国社が8.5割、他の教科が6割くらいで合計が7割5分くらいでしたが、ここで英国社の勉強に多くの時間を割けたのが合格につながったと思っています。なぜか国立を受験する人たちはバランスよく点数を取ることを目指す人が多いのですが、二次試験で使う教科を重点的に勉強する方が絶対に効率がいいと私は思っています。
③共通テストリサーチではいい判定は出ないものだと覚悟する。 共通テストは受験生が受ける最初の試験なので失敗することもあります。さらに上に書いた目標得点は取れて国立大学B判定くらい(レベルによる)なので少し失敗するだけでDやE判定になってしまいます。実際私も上に書いたように共通テストで失敗してしまったので、名古屋大学のリサーチはE判定で、ボーダーより60点下でした。さすがにE判定は予想外でしたが、早慶受験のために勉強してきた英語と世界史にはかなりの自信があり、名大オープンでも結果が出ていたので強気に出願し、なんとか合格することができました。後々の点数開示で、二次試験では英社で7,5割取れていたことが分かり、共通テストでのハンデを二次試験で克服できていました。 ここからは教科ごとの勉強法について述べていきます。 数学 私は数学に関しては勉強しなくて共通テストで5割ぐらいだったのでほとんど勉強しませんでした。これにも理由があって数学の成績を上げようとするとかなりの演習量が必要になります。私はこれが嫌だったので感覚が無くならないように週に1回だけ演習していました。これで6割くらいは取れました。 理科基礎 理科基礎は基本語句や原理を理解できれば7割は行くと思います。また2つ同時に勉強するのではなく、1つをまず仕上げるという意識が大事です。私は地学基礎と生物基礎を選択していましたが、勉強を始めたのは12月の20日ごろからで地学基礎を優先して勉強しました。結局、生物基礎は単元を絞って覚えやすいところだけをテスト前に少し勉強しただけでしたが、地学8割、生物4割で合計は6割と目標を達成できました。理科基礎を勉強する上で短期間集中で勉強し、共通テストには短期記憶で挑むことが重要です。 社会 私立大で使わない方の社会教科は暗記量が少ないものを選ぶことが重要で、お勧めは地理です。地理はある程度の法則や事象を頭に入れるだけで、あとは過去問を週に1回解くだけで点が取れるようになります。私は夏休みが終わった頃から週に1時間参考書を読み、11月ごろから週に1回センターの過去問を解くだけで本番では7割を取ることができました。 このように考え方次第では私立大志望でも意外と時間をかけずに国立大学を受験することが可能です。ここで一番意識して欲しいのは、あくまで最優先は英語と社会と国語だということです。二兎追うものは一兎も得ずという諺がありますが、うまくやれば二兎を追って二兎を得ることも可能です。また、国立受験を意識することで、国立大学に近い問題が出題される慶應の経済学部の問題や英作文の問題に強くなることができるといったメリットがあります。 まだ第一志望が国立か私立かはっきりと決まっていないコーンポタージュさんへの回答としてはこの回答は答えになってはいないかもしれませんが、コーンポタージュさんが後悔のないように決断してくれれば幸いです。長文失礼しました。

たい焼き

慶應義塾大学法学部

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プロフィール

現役時、部活に没頭し、夏から勉強スタート、早慶オープンで偏差値45を取り、案の定、地方国公立、MARCH、早稲田に不合格。そこから勉強法を見つめ直し、早慶志望として浪人して三大予備校ではない予備校には通ってはいましたが、基本的には独学で偏差値72(早慶オープン)まで上げて早慶や名古屋大に合格しました。メッセージで質問してくれたら返しますが、返信遅めです 合格校 慶應義塾大学 法学部政治学科         経済学部B方式        商学部B方式 早稲田大学  商学部 名古屋大学  情報学部人間社会情報学科 あと明治大学や立命館大学にも合格しました。

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コメント(1)

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コーンポタージュ
5/12 22:32
回答ありがとうございます!自分で大学などを調べてしっかり戦略立てて受験に臨みたいと思います!

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国公立志望から私文に絞る選択(高3、8月)
私立一本に決断するのなら、早くした方が良いと思います。国公立と私立だと勉強の仕方が違います。国公立は全教科において「広く基礎的に」出来ることが求められます。共通テストを見てみるとわかるように、一見難しく見えるが実際は根本的なことを問うているような問題が多いです。また二次試験の問題も東大や京大を除けば基本的な問題が多いですよね。ここからわかるように、国公立では難しい内容というより、基礎的な内容を理解し、出来るかが問われています。各大学の募集要項の狙いにも同じようなことが書かれています。基礎的な内容が多い代わりに、科目数が多く、2つでプラマイがゼロといった感じです。一方で私立は科目数が少なく、一見楽に見えますが、ひとつひとつの科目のレベルが高いです。march以上になると、模試の偏差値とかからわかるように、全体の中でかなり出来てないないと高い判定は出ませんよね。いづれ過去問を解けばわかると思いますが、私立の問題の方が国公立の二次試験の問題より難しいというようなことは全然あります。ですから、一つ一つの科目を基礎的な内容よりも1段階上の内容まで手をつけて、仕上げなければいけません。以上のように、国公立と私立で勉強のやり方が異なりますので、私立にするのであれば早めに決断なされた方が良いです。現在国公立の勉強をされていますから、私立に変更しても十分に間に合います。英語や歴史は伸び代ありまくりなんで。学校のいらない科目の時間は内職するか、単位落とさない程度に欠席するとかでいいんじゃないですか。学校の定期テストは直前に詰め込めば1を取ることはないので、出来るだけ不必要な科目の勉強の時間を最小限にできるようにしましょう。頑張ってください!応援してます!
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数学を勉強するか
はじめまして。 私立文系に行きたいと決めているなら、先生の意見は無視して英国社を勉強するのが良いかと思います。以下、そう思う根拠をあげていきます。 高校数学は非常に内容が多いです。その数学を勉強すると英国社の勉強に割く時間は減ってしまいますよね。それが原因で国立も私立も共倒れしてしまったら最悪です。 そもそも国立を受けるには数学だけでなくセンターで使う他の科目にも時間をかけなければなりません。ですから私立文系対策はどうしても手薄になります。やはり共倒れのリスクが高まりますね。どうせ数学をやるのであれば、始めから国立に絞る方がよろしいかと思います。 また、その時期の数学の偏差値が52だということは、あなたは他教科に比べて数学がそこまで得意であるというわけではないとお見受けしました。のであれば、なおさらわざわざ今から数学をやる理由はないのかな、と思います。(早稲田文構も立教文も数学じゃ受けられませんしね) というわけで、私立文系に決めているなら数学はやらなくて良い、というか試験で使う3科目に集中してください。先生の意見は無視でOKです。自分の将来に関わる問題を実績が欲しいだけの先生に決定されたくないですよね。私も地方出身なのですが、どうして学校の先生はあんなに国公立を勧めたがるのでしょうか…。 ご参考になりましたら幸いです。
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私立入試の科目選択について
こんにちは。ご相談ありがとうございます。 早稲田大学政治経済学部の者です。 早稲田の政経に関しては、昨年度から数1Aが必須となったためいわゆる「私文」の受験生が減り、東大などの上位国立大学志望の人が割合的に多くなっています。そして、この前の試験の得点状況がわからないので正確には言えませんが、周りの話を聞いている限り高得点勝負になっていたのではないかと思います。 国立受験生は社会科目や数2Bを二次試験に向けてすでに勉強している人が多いですから、そのなかでしっかり合格を取っていきたいのであれば早めに決めて勉強を始めることをお勧めします。共通テストだけなら、夏休みに勉強を始められるくらいですかね…。 余裕があれば全部勉強してみても良いとは思いますが…負担は大きくなってしまうと思いますよ。 成績がさほど変わらないのならこれから勉強することを見据えて好きな科目を選ぶのも良いでしょうし、大学で勉強したいことにつながる科目を選ぶのも良いでしょう。併願校で地歴を使う、などがあればその延長上で勉強してしまえばよいと思います。 補足です。先ほど「夏休みごろ」、と言いましたが、選択科目をどのくらい勉強するか、については国語・英語の仕上がり具合によって大きく異なると思います。「夏休みごろ」というのは一つの目安にすぎません。昨年度の独自試験の過去問・サンプル問題はご覧になったでしょうか?人によっては、独自試験の文章が長いと感じる人もいますし、現代文では図表が多く使われ、英作文もあります。これらの問題をある程度こなせる力がついてから、選択科目を決めて本格的に取り組んだほうが良いでしょう。あくまで国語・英語が優先です。独自試験は100点、共通テストは1科目25点である、ということを考慮に入れて勉強していったほうが良いと思います。 受験に使わない教科に関しては、私は学校の授業を真面目に受けて、定期テスト直前にそれを復習する、という形をとっていました。定期テスト直前期以外の日は課題をやるくらいで、特別なことは何もしていませんでした。模試の場合もこのくらいで良いかと思います。ここに具体的な科目別の勉強法を記すと長くなってしまうので、以前の定期テストについての私の回答を参考にしていただけると幸いです。 いかがでしたでしょうか。 選択科目で後悔はしたくないですから、慎重に考えたいですよね。 夏休みに始めるとしてもまだ時間はありますから、自分の得意不得意や好み、点数の取りやすさなどを考えてじっくり決めてみてください! 応援しています!
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地歴公民数学の科目選択
相談されている大学とは併願で受験した大学が異なりますが、私は国立受験で東京大学、私立受験で慶應、早稲田、上智を受験しました。 このとき科目は世界史を選択し、私立用の対策は一切していませんでした(知識の幅的には高校の教科書やセンターレベルということです)。 そのような私の経験から申し上げると、私立用の対策は全く、一切必要ありません。 確かに私立大学ではセンターレベルを超えた知識の設問もあります。しかし、その数は少数です。むしろセンターレベルの知識が大多数であり、そのレベルの知識を如何に確実に記憶しているかが重要になります。だからこそ、私立単願の方がいる中で国立受験組も普通に合格できるのです。 以上のことからお伝えできることは、私立用の対策をしていなくとも選択肢から外す必要はないということです。もし数学が比較的不得意で、社会科目が得意というならば、得意科目を選んで構わないと思います。国立の知識範囲のみでも合格するには十分なはずです。 ただ、大学が異なるということもありますし、社会科目の内、何を選択されているかも分からないため、事前に過去問等で私が申し上げたことの確認はされた方が良いと思います。 参考になれば幸いです。 応援しております。頑張ってください。
東京大学文科一類 June
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共通テスト利用か一般入試か
こんにちは! 一つずつ答えていきたいと思います。 まず1についてですが、一般入試と共通テストの勉強の違いは、志望校や教科にもよりますが、私はあまり感じません。特に立教大学は、昨年度から英語の個別試験をほぼ廃止して、共通テストか英検利用オンリーになったため、ますます違いがなくなってきたと思います。英語の共テに関しては、塾で教わったやり方なのですが、センター試験の大問4、5、6を2年分、80分で解く練習をするのがおすすめです。最初はなかなか終わらないのですが、これを何度かやるとあとですごく役立ちます。共テ本番、予想問題より相当単語数が増えていたらしいのですが、私はいつもよりも点数がいいくらいでした! 国語に関しては、漢文がしっかり入ることくらいですかね。特にMARCHだと必要ないところも多いですが、共通テストの漢文は絶対取るべき問題です。最悪本当に直前でも間に合ってしまうので、捨てることはしない方がいいです。 数学ではないと仮定すると、社会科目は確実に共通テストの方が簡単です。マークですし、教科書問題です。公民は結構難しいらしいのでわかりませんが、少なくとも日本史はセンターと変わりませんでした。どの科目でも、センター試験の過去問をうまく利用するといいと思います。 また、滅多にないことですが、何か災害や非常事態が起こって個別試験を受けられない時、共通テストで合否が決まることがあります。例えば昨年度の早稲田大学は、コロナになってしまった時は共通テストで決めると公表していました。そのため私立専願だからと侮ることができませんでした。地震などで会場に向かえない時に、共通テストで測られる可能性もあるので、なるべく対策した方がいいと思います! 次に2に関してですが、正直共通テスト利用で早稲田に合格する人は東大などの国立志望の併願であることがほとんどです。確かに5教科だと選択肢はもちろん広がりますが、コスパめっちゃ悪いです。正直私立志望で数学や理科をやるのは、時間的に厳しいかなと思います。結局は学校の先生と相談するのがいいと思いますが、満点近く取らないと合格できないはずなので、あまりお勧めはできないかな…😂色んな科目に手を出すよりなら、3教科を極めた方がいいと思います! 長くなってごめんなさい🙏少しでもお役に立てたら嬉しいです!
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国私併願志望の勉強方法について
こんにちは! これはあくまで自分の意見ですがまず早稲田に本当に行きたいのであれば今すぐにでも3教科に絞るべきだと思います。その理由は早稲田に受かるのに国立の勉強の片手間で受かるのは正直東大志望の併願くらいだと思います。まずはそんぐらい早稲田に合格するというのは難しいというのをわかってほしいなと思います。 また、今からしっかり英、国、日本史に絞って勉強すればまだまだチャンスは十分にあると思います。 併願については関西ならば関関同立関東ならMARCHは早稲田の勉強をしてそのレベルに達することができればしっかり受かる実力が身につくと思います! 参考になれば幸いです!また、いつでも何か聞きたければメッセージでお答えするのでお気軽にどうぞ!(答えられる範囲で答えます!)頑張ってください!!
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早稲田大学教育学部のこと教えてください
ご相談いただき、ありがとうございます😊‼︎ 私立文系がC方式を受けることはもちろん可能です。ただしそれなりの犠牲を払うことになる(だからこそ穴場になりやすく私はイチオシしています)方式なので、使う場合は覚悟が必要です。ですが、そのリスクを払ってでも早稲田にどうしても受かりたい人には明らかに有利なので、おすすめしたい試験です😊 教育学部C方式は共通テストが6科目8科目必要になるので、「いやいや‼︎これ私文受けられないじゃん‼︎」と勘違いする私立文系志望が多いのですが、実は早稲田に行きたいならライバルが敬遠しまくって穴場になっているこの方式は、実力が足りていないと思っている人ほど絶対受けたいところになります。 共通テストに関してはこれから説明する理由で対策をそこまで本腰入れてやる必要はないのですが、9月に共通テストへ出願する際には、英語R・L、数学2科目、国語、地歴公民2科目、理科基礎2科目、情報1科目の国公立6教科8科目型で出願をしておかないと受けられないので、その点は注意していただけたら幸いです。 そのうえで、まずなぜ6教科8科目も共通テストを受けないといけないのに私立文系の逆転合格狙い組におすすめかというと、これには以下のような理由があるからです。 ①共通テストの点が低くても2次が取れれば受かるため。 ・共通テストは配点が90点で150点ある2次よりも圧倒的に配点が小さいです。理科や数学にいたっては100点満点を9点に圧縮するので、できる人とできない人の差がほとんど生まれないです。 ・共通テストは足切りに使うためのものなのですが、過去2回とも倍率は3倍程度でした。公式いわく、8倍以上になったら共テ成績で足切りが発動するのですが、過去8倍を超えたことはないし、これから説明する理由でライバルが避けまくってくるので、今後も人が集まらないと思います。だからこそ、逆転合格のチャンスが広がります。 ②私立文系の早慶余裕合格組が受けてこない。 ・教育学部の場合、C方式を受けるとA方式(こちらは英国社のいわゆる普通の私立文系の入試です)に出願ができなくなります。教育学部A方式は早稲田のなかでも比較的問題が解きやすいので、自分の実力に自信がある人ほどA方式で受けようとしがちです。そのため、早慶志望でも上位の実力がある人はC方式を避けてA方式を手堅く取りに行こうとするので、合格確実なライバルが受けてこないです。 ・また、2次が難しいというよりクセがかなり強く、普通の教科の勉強では解けないような問題を出す学部はさらに敬遠されます。そのため、同じ教育学部でも2次で英語が出題される英文学科や国語が出題される国文学科は対策がしやすいぶん、逆転合格組は苦戦が予想されますが、高校では習わない総合問題を出してくる「教育学科教育学専修」や「教育学科生涯教育学専修」はさらに有力な穴場になります。 ③他の学部によくいる東大、京大、一橋と併願する強力なライバルがC方式を受けない ・対策しにくい問題が出ることは国公立を第一志望にする人の動きにも影響します。政治経済学部や法学部は東大京大一橋志望の圧倒的余裕合格勢が他学部だとたくさんいるので、その人たちが順当に受かって早稲田第一志望の人や逆転合格組の合格の枠が狭まります。だからこそ早稲田は難関だと言われることが多いです。 ・しかし、特に生涯教育専修や教育学専修は、国公立志望の人が第一志望では受けない「総合問題」という独特な試験を出すので、「第一志望でもない早稲田のためにこんなよく分からない問題の対策はしたくない」、と考えて、避ける可能性がとても高いです。そもそも教育学部はA方式でも東大、京大、一橋志望があまり受けないことで有名ですが、C方式はさらに受けないです。 ・その結果、政治経済学部などとは違って、国公立志望の人で併願してくるのは筑波大や東京学芸大、千葉大などを目指す教育学部志望の受験生たちになる可能性が高いので、他学部に比べてまだ逆転しやすいと思います。 上記①〜③の理由からA方式よりも明らかにチャンスがあるので、個人的におすすめしたいです。 ここからななさんにご相談いただいた本題に入ります。 共通テストの6教科8科目の対策方法についてですが、個人的には、緩急をつけてとるべき科目と捨てる科目を明確にして臨むのが良いと思います。過去の傾向から足切りが発動する可能性は低いので、個人的にはトータルで4〜5割とれれば戦えると思います。 そのうえで早稲田教育C方式の配点をみてみると、 英語 18点(R 9点、L9点) 数学1A 9点 数学2BC 9点 国語 18点 地歴公民 18点(1科目あたり9点) 理科基礎 9点 情報   9点 こんな配点になっていまして、 意外にも英語、国語、地歴公民1科目だけでも配点合計が18+18+9=45点で実は全配点90点中半分の45点を占めているんですね😳‼︎ これを踏まえて個人的には私立文系が戦うには以下の3点のポイントをおさえると良いと思います。 ①英・国・地歴公民の共通テスト対策はしっかりやる。 ②①ができたうえで、理科基礎と情報を可能な限り対策する。 ③数学を使う予定でない場合は数学はノー勉で受ける。 という3点が大事だと思います。 コスパを考えると、理科基礎と情報は非常に対策にかかる負担の小ささに対して得られるリターンが大きいと思います。この2科目は配点が小さいのですが、頑張る価値があると思います。 私が思う理想の取り方は以下のような形です。 英語 11点(R 6点、L5点) (18点満点中6割とるイメージです。) 数学 1点(2科目合わせて) 直感でもぎとる想定です。 国語 11点 (18点満点中6割とるイメージです。) 地歴公民 6点+3点 (早稲田以外でも使う予定の本命科目で7割、もう1科目は公共倫理を選んでノー勉で3割確保したいです) 理科基礎 6点 (9点満点中7割とるイメージです。) 情報   4点 (9点満点中4割くらいのイメージです) これで42/90になるので、まずまずの点数だと思います😊 続いて総合問題に関してですが、こちらは ・教育学科 ・社会科 ・複合文化学科 の3学科で総合問題が科されます。 このうち個人的に1番逆転合格を狙いやすいのは教育学科の総合問題だと思います。 社会科に関しては、地理、歴史、公民の知識がないと書きにくいような幅広い社会科の知識が問われる問題になっているので、日本史や世界史などピンポイントな科目が得意という形では通用しにくいです。ですので、社会科は地力勝負になりやすいのかなと考えます。同様に複合文化学科に関してもテーマが多岐に渡って絞りにくいので、こちらは対策していてもしていなくても差をつけにくい感じがするので、やりにくいのかなと感じました。 それに対して教育学科の総合問題は教育学についての知識がある人は有利になる一方で、問題自体のクセもあるので、教科の学力では決まりにくいのかなと私は予想します。そのため、ある程度対策ができて、かつ対策したかしないかで差がつきやすいと思われる教育学科を選択するのが個人的にはおすすめです。 対策に関しては、ゼロから始めるとして以下のようなスケジュールと教材で進めていくと良いと思います。 ★教育学科C方式総合問題対策ルート [高3 8月] ◎教採セミナーさん https://youtube.com/@kyousaiseminar?si=fvq46nYf4JmIC62P 【教職教養】教育史 【教職教養】教育原理 【教職教養】教育法規 【教職教養】教育心理学 息抜きに教採セミナーさんの動画をご覧いただいて内容に興味が持てそうか確認していただけると良いと思います。内容がダメそうであれば、社会科や複合文化学科などに切り替えたり、C方式をやめる決断をしても良いと思います。 [高3 9〜10月] ◎スマートステップ小論文 ◎書き方のコツがよくわかる 人文・教育系小論文 頻出テーマ20 スマートステップは小論文の書き方を実践演習形式で学べる参考書になるのでこの参考書で小論文のような意見陳述の問題への対策をしていきたいです。そのうえで教育学の知識もいれておきたいので頻出テーマ20で背景知識を学びます。 [高3 11月] ◎考え方と書き方が身につく 世界一わかりやすい 総合問題の特別講座 総合問題形式への慣れと基礎力を鍛えます。まだ新しい入試で傾向が定まっていないからこそ、色々なタイプの問題に触れて対応力をあげていくために、この参考書がおすすめかなと思います。 [高3 12月〜] ・教育学部サンプル問題A,B,C,D https://www.waseda.jp/fedu/edu/news/2022/03/23/14163 ・過去問 2023年度&2024年度…こちらは赤本に掲載されています。 12月以降はサンプル問題と過去問2年分を徹底的にやり込んで研究したうえで本番に臨みたいです。 こんな感じになります。 さらにプチ情報をお伝えすると、10月末〜11月上旬ごろに行われる河合塾の早慶レベル模試ならびに代ゼミの早大入試プレもしっかりチェックしておきたいです。もしC方式総合問題型の受験が可能な場合は、なるべく総合問題を受けられる形で受験されることをおすすめします。早慶レベル模試や早大入試プレの貴重な予想問題が手に入れば、資源が少ないC方式対策にかなり有効活用できると思いますのでおすすめします。 長文になり恐縮ですが、私が思う早稲田大学教育学部のC方式を私立文系選択が受けるメリットとその対策方法について、持てる知識や作戦をすべてこの記事にまとめてみました。受験するかしないかの判断材料ならびに対策の一助になれば幸いです。
早稲田大学教育学部 小林拓海
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受験校選び
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国公立か私立か
国立か私立に迷っているようですが、国立にすれば良かったと少しでも後悔することがあるなら国立にすべきだと思います。それらを踏まえて自分なりにアドバイスしたいと思いますので、参考にしてみてください! まず、英語、国語、世界史は筑波でも早稲田でも使うと思いますので、今の時期はそれらの科目を優先的にやってもらえれば良いと思います! それでも、国立か私立かを決める期間は夏休み始まるまでが限界だと思っています。 というのも、筑波なら共テも含めた広く浅くの勉強が、早稲田なら英国社を極める尖った勉強が必要になるからです。 基本的に筑波を狙いに行きながら早稲田も受かることはなかなか厳しいので、早稲田を本気で狙いに行くなら共テで理科基礎や数学をやらずに英国社を絞らなければいけなくなります! ここは、親や学校の先生とよく相談して決めてもらうと良いと思います!勉強頑張ってください!
慶應義塾大学商学部 へーみ
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受験校選び
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早慶
✅世界史は十分!他の2科目が… →英語、国語、地歴のどれかに偏ってはいけません。実際に3教科勝負である私大文系であるならこの3教科の中で1つでも苦手教科があったりでもしたら挽回不可能です。詰みます。そのため夏休みはバランスよく各教科勉強しましょう。苦手教科の比率を増やすのはありですね。自分は英語が苦手だったので午前中の集中できる時間帯に取り組んでました。 ✅私大文系は英語ゲー →誰が何を言おうと私大文系で英語ができないと詰んでしまいます。どこの学部も大体は英語の配点が少し高いですからね。また差が開きやすい教科です。その英語ができなかったら。正直これから埋めていくしかありませんが死ぬ気で頑張りたいところです! ✅とりあえず基礎から → 英語に関してはまずは単語。単語に関しては上限があります。受験単語は正直単語帳一冊がマックスです。しかしマーチや早慶ではんんん??!みたいな単語が出てきます。それは類推です。しかし類推するために周りの単語を確実に抑えて言う必要があります。早慶は基礎がどれだけ抑えられているか、抜けがないか。さらに応用ができるかを求めています。単語のレベルとしてはは自分の使っている単語帳を夏休みを終えるまでにはその単語を見た段階で意味がわかるレベルまで持っていきましょう。あくまで参考までに私は単語王という英単語帳を使っていました。それ以外にもシス単やキクタンもいいと思います。速読英単語もありです。 次に文法。文法も同じく1つの参考書を完璧に仕上げましょう。参考までに私はoutputという学研出版の参考書を使っていました。(かなり分厚いですが解説がとても丁寧!)文法は自分の使っているものでおっけい!とにかく抜けがないように! 単語と文法に関しては夏休み中に仕上げる必要があります。二学期以降は単語、文法に取り組む時間、モチベーションがありません。ぜひとも苦手は克服しましょう。 次に構文も大事です。ポレポレかtop grade、透視図がおすすめです。文章を読むには単語、文法、構文理解どれも重要でかけてはならない要素です。高校三年生夏休み中に土台は作っておきましょう。 次に長文。ここはもっとも大事な要素であり私大の受験では点数の大半を占めます。長文を読むために必要なことは2つ。正確性とスピードです。前者の正確性は単語、文法、構文理解が基礎となりそこから背景知識や読解力が問われる分野です。夏休み中は上記挙げた通り単語や文法、構文理解に時間をかけましょう。と同時に後者のスピードもとても大事です。スピードを早めるのに最も効果的な方法は音読です。同じ文章を何度も音読、CDなどを聞いてシャドーイングすることを強く勧めます。音読の力は偉大です。私は音読を持続して半年くらいでようやく成果が出てきましたがその成果はとてもすごいものでした。偏差値10前後上がったかな… ✅苦手教科は痛手… →3教科受験において苦手教科の存在は痛手です。他の教科で挽回がなかなかできません。3教科という手札でひっくり返す方が難易度高いですね。それよりも各教科のバランスを見てあげた方が合格は近いです。とにかく今はえいごですね。
早稲田大学社会科学部 クリ
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国立文系志望 高3 今まで何もしてなかった
受験勉強お疲れ様です!そうですね、たしかに今から頑張るにはかなりの努力が必要です。しかし必ず点数が伸びると思います。まず共通テストですが、伸ばすべきは、今1番低い数学、国語、理科基礎になります。そりゃこの3つだろうと言われるかもしれませんが、この三つを挙げたことにも理由があります。それは国語と理科基礎は今からでも伸びるからです。 まず理科基礎から説明しますと、理科基礎はシンプルに理解しなくてはいけない量が他の科目と比べてだいぶ少ないと思います。そのため今からでも十分理解できるようになりますし、暗記していくだけで、8割は取れるようになります。本屋などに行って、参考書の欄を見てみてください。理科基礎だけ問題集の厚みが明らかに薄いです。量が少ない=点数が取れるというわけではありませんが、それでも勉強のしやすさと努力量がすぐ見える度でいうとダントツ理科基礎が1番です。努力をし出して1番最初に躓くのは点数が伸びない時ですが、理科基礎は割とすぐ伸びるので自分へのご褒美にもなります。 次は国語ですがまず古典、漢文は理科基礎と同じ理由で伸びやすいと思います。つまり覚える量が他の科目よりかなり少ないのです。具体的に言えば330単語ほど古典は覚えればいいですし、漢文を共通テストレベルで使われる用法はかなり少ないです。そのためそれらの問題を解くための基盤となる部分をまず覚えてください。そしてそのうえで、問題も解くようにしましょう。年内に覚えることができるのなら理想となります。 覚えつつ、演習をすることで身につきますし、自分なりの解き方がわかるようになってくると思います。また、現代文に関してですが、現代文は日本語です。つまり演習するしかないです。1日1長文のイメージで解いていってください(もちろん共通テストレベル)やり続けることで必ず成果は出ます。 最後に数学ですが、多分貴方様の点数の場合は教科書をまず完璧にした方がいいと思います。そのため教科書を章ごとに毎日一日一章(多い章ex二次関数等は2日に一章)やっていってみてください。教科書の例題が全てわかるようになるとかなり点数にも差が出ていくと思います。 これは個人的な意見ですが、共通テストまでは共通テストに尽力していいと思います。そのため、共通テストでいい点数が取れるための勉強を今からテストまでしていきましょう。 私が今するべきだと言ったことを全てすることはかなり大変だと思います。しかし、やり切ることができたら必ず点数は伸びますし、基礎力はかなりついていると思います。基礎力がつけば国立受験も怖くないです。 泣きたくなるぐらい苦しい夜もありますし、絶対受かりたいと思いながら今は頑張っていると思います。その努力は必ず報われます。大学生活は楽しいですし、受験勉強は今では思い出になっています。第一志望に落ちた僕がいうから、きっとみんな思い出になってると思います笑 絶対報われるから最後の最後まで頑張ってください。応援しています。
慶應義塾大学法学部 くう
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