漢字検定準2級対策
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みー
高2 千葉県 淑徳大学看護栄養学部(38)志望
私は、1月20日にある漢字検定で準2級を受けるのですが、勉強方法に悩んでいます。
準2級に合格するための勉強方法や暗記方法などを教えていただきたいです。
よろしくお願い致します。
回答
さしみポン酢
東京大学理科一類
すべての回答者は、学生証などを使用してUniLinkによって審査された東大・京大・慶應・早稲田・一橋・東工大・旧帝大のいずれかに所属する現役難関大生です。加えて、実際の回答をUniLinkが確認して一定の水準をクリアした合格者だけが登録できる仕組みとなっています。
さっと全体演習をして、わからなかった漢字の例文を口に出して読みながら書きましょう。出来れば演習も筆記もボールペンで綺麗に書きましょう。
また、間違え直しをしてすぐやり直すのではなく、1時間後、次の日の朝、一週間後にやり直します。
例文を書くとは参考書や問題集でその熟語、漢字を空白にしている問題文を丸々書くようにするということです。
詳細と理由を以下に書きます。二つ目の空行の次に補足をしています。
例えば、こういう問題があります。「以下の下線部分に入る表現を漢字で書きなさい。『駆け込み_ _は危ないのでおやめください。』」
この問題では「駆け込み乗車は危ないのでおやめください。」と朗読しながら書きます。時間が惜しいなら「駆け込み乗車」でも良いでしょう。出来れば、消せないボールペンでなるべく綺麗に書くようにしましょう。
この方法をお勧めする理由はそれぞれの部分に分けて全部で4つです。
まず1つに、例文丸ごと意識するのはヒトは記憶するとき、既知の知識とのネットワークに組み込むことでその記憶を強固にすることができるからということです。例文の他の文言との意味的な関係性を持たせることで、その漢字、語をネットワークに組み込むのです。先述の例なら、既知の「駆け込む」と未知(と仮定)の「乗車」を繋げるということです。この詳しい理由を話すことは避けます。
2つ目は、朗読するのは五感をなるべく使うことでこれもまた記憶の定着に効くからということです。といっても上とほぼ同じ意味です。聴覚、視覚、発話、筆記を同時に行うことでこれら別々の感覚の記憶を互いに繋げて強固に定着させることができます。
3つ目は、ボールペンで丁寧にやるのは失敗の記憶をより強く感じるようにするためです。これは実感のあることだと思います。これも、書き間違えた瞬間の感情と漢字の記憶を紐づけることが大事という話です。
4つ目は、何度も、時間をあけて復習するのは、定着しかけ=忘れかけの中期記憶を何度も思い出すことが完全な定着に繋がるからです。恐縮ですが深い説明は省略します。
さて、重要な補足です。
まず、時間制限を設けて丁寧にしすぎないようにしましょう。時間内に丁寧に書く!という緊張が失敗感を強くしますし、何より時間効率が悪くなります。
加えて、以下はこれを読んでいる人全員に向けたとても重要な主張です。
よく睡眠をとりましょう。昼間に何を勉強しても、普段の睡眠時間が6時間を切るようだと長期記憶に定着しません。人間は海馬に短期記憶を一時的に保持し、寝ている間にこれを大脳新皮質に写して長期記憶とします。ですから、どれだけ効率的に丁寧に覚えても睡眠を取らないと何も残りません。意味がありません。これは2週間後のテストにはあまり関係を及ぼさないように感じるかもしれませんが、今勉強したことの定着率は確実に睡眠が関係します。よく寝ましょう。
説得材料として、現役東大生の自分の中高時代の睡眠時間はテスト期間であろうと入試直前期であろうとほぼ変わらず、平均で7.5時間程度でした。意識してそのようにしていました。それも、中学の途中からこれを初めて、それから明確に成績が伸びやすく、授業も理解しやすく、勉強の効率も上がりました。まず寝てください。
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