京大の数Ⅲについて
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おきお
高3京大志望です。京大の数Ⅲってそんなに難しいのは出ないですか?
また、微積、複素数平面、極限を中心に対策すればいいでしょうか。
回答
にしお
すべての回答者は、学生証などを使用してUniLinkによって審査された東大・京大・慶應・早稲田・一橋・東工大・旧帝大のいずれかに所属する現役難関大生です。加えて、実際の回答をUniLinkが確認して一定の水準をクリアした合格者だけが登録できる仕組みとなっています。
日々の勉強お疲れ様です。数3の疑問、と言うことですが一般的には京大は他の理系大学と比べて数3の難問が出ることは低い傾向にあります。実際、数3であれば阪大というイメージが私の受験生時代にもありました。ただ、これはあくまでも傾向で、実際に難問、奇問(いわゆる捨て問)が出ている年もありすます。そのため、出にくいから対策しなくてよい、ということは一切ありません。模試の判定から判断するに、夏まで、もしくは夏が終わるまでに数学の基礎を総ざらいする、ということをお勧めいたします。この理由は、結局受かる受験生というのは、基礎的な問題が解ける受験生であるからです。(基礎的な問題とは赤本のA、B問題、各種予備校の出す標準〜やや難あたりを想定しています。)また、京大は数3が絡む問題といえど、途中は1A、2Bでの議論を進めて、結論だけ極限をもちいる、といったこともしばしば見受けられます。そのため、繰り返しとはなりますが一度ご自身の持っている参考書をやりきる、という視点を持ってみてはいかがでしょうか。手前味噌ながら私が受験期の夏休み前、夏休みに勉強した数学を申し上げますと、今までの模試や定期テストで間違えた問題をピックアップ、解き直しを2週間のうちに3、4回ほど、そして赤チャート、優しい理系数学(通称やさり)の練習問題?をとく。できなかった問題をピックアップ、解き直しを2週間のうちに3、4回、加えてニガテだと感じた範囲はとことん補充問題(ページの下の方に書いてあったりするやつ)を解く。ということです。この際注意していただきたい点があります。それは、その問題だけの復習にしない、ということです。数学を含め、勉強というものはどこかつながっています。ですからその問題に対応するための復習ではなくて、その”ような”問題が出てきた時に対応できるような復習をぜひ重ねてください。例えば、記述の言い回しだったり、式変形の手順、途中式の形など細かいところまで模範解答を真似してみてください。きっと問題の見え方が変わってくることと思います。つまり、数学3の中のどこを重点的に勉強すれば良いのか、という視点ではなく、どこも満遍なく勉強することをこの時期はおすすめします。また夏には河合のオープンや駿台実践があると思います。私としては、どちらか一方を受ければ十分であると思います。(現に私がそうでした。)これは、さまざま意見があると思いますが、模試を受けるとなるとそのために1日潰れる上、準備に最低1週間かかります。夏であれば、まだ基礎固めをする方が私としては最適だと思いますので、冠模試はどちらか一方を受けることをおすすめいたします。(私は実践をうけました。)模試の前には1.2年で十分だと思いますが過去問を解いてみてくださいね。
P.S 駿台全国は京大と型が違うので、あんまり気にしなくてだいじょーぶです!和訳とかその辺だけは復習しときましょう。
京大は素晴らしい大学です。ぜひ夏を乗り越えてください。応援しています。
コメント(4)
おきお
今、青チャート数Ⅲを使っているのですが、これだけで京大の数Ⅲは対応できますか?一対一対応や理系プラチカⅢなどもやった方がいいのでしょうか
にしお
日々の勉強お疲れ様です。
青チャートは網羅系の参考書と言われています。なので演習力を鍛えるタイプではありません。そのため、青チャートでは基礎の定着、演習問題のへの準備、その後演習系の参考書へ移ると言う形でよいのでは、と思います。一対一対応は実際あまりやってる人はいなかったイメージです。その後に何年か分か過去問を解いてみて、ご自身のお持ちの参考書で弱いところを重点的に復習する、と言う形で良いのではないかと思います。実際参考書は合う、合わないありますのでこれをやれば完璧、と言うことはありません。
おきお
例えば演習系の参考書でおすすめなものはありますか?何度も質問すみません。
にしお
私は学校で配られた赤チャート、オリスタをやりこんでいました。これで充分難関代の対応ができていた友人もいましたが、私の場合はこれらのあとに世界一わかりやすい京大理系数学、という黄色の参考書をやっていました。これは過去問ですが、非常に明快な解説が載っています。ここでできなかった単元で、また赤チャートに戻るといったサイクルを繰り返していました。 教材はできて2こか3個です。数だけに固執してもよいことはありません。