阪大合格体験記を聞きたいです。
UniLink利用者の80%以上は、難関大学を志望する受験生です。これまでのデータから、偏差値の高いユーザーほど毎日UniLinkアプリを起動することが分かっています。
だちん
阪大経済志望の者です。
阪大生の方から合格体験記が聞きたいです。できれば、比較的偏差値が低いところから合格した方に聞きたいです。よろしくお願いします。
回答
YAMATO
すべての回答者は、学生証などを使用してUniLinkによって審査された東大・京大・慶應・早稲田・一橋・東工大・旧帝大のいずれかに所属する現役難関大生です。加えて、実際の回答をUniLinkが確認して一定の水準をクリアした合格者だけが登録できる仕組みとなっています。
大阪大学経済学部に合格したYAMATOと申します。
私は高3春の時点で偏差値54.9。共通テスト模試では600点台(世界史は50点)という悲惨な成績でした。夏の阪大実戦もC判定。実戦模試にはE判定が存在せず、A〜Dで決まるので、下から2番目の評価(事実上のD判定)みたいなものです。
そこから夏休み、秋、冬を経て、共通テスト本番のリサーチでは阪大A判定。それ以外の旧帝大なら後期でもA判定が出るくらいの成績までブチ上げました。早慶も併願で抑え、本番の阪大前期入試では上位2%という高順位で合格しています。
短期間で合格を勝ち取るために私がやったことは、
1、数学を確実に取る
2、英語の基礎を徹底する
3、理科社会を爆速で仕上げる
の3つです。
1、数学を確実に取る についてですが、私は小学校の頃から算数が苦手で、数学のテストでは100点満点中10点とかだったこともあるくらいの数弱でした。しかし、勉強時間の半分以上を数学に費やし、授業で扱った問題を絶対に自力で解けるようにする、簡単な問題を確実に解けるようにするといったことを徹底し、なんとか阪大数学レベルまでは辿り着くことができました。
阪大文系数学は、「やれば取れる」ということ。これだけ断言しておくので、絶対に忘れないでください。
また、『阪大の文系数学20カ年』という、過去問がいっぱい載ってる参考書を使用して、阪大数学の癖にも慣れておくことも重要です。入試本番でも、「この問題、過去問で3回は見たパターンだな」などと思いながら余裕を持って解くことができました。
2、英語の基礎を徹底する についてですが、基礎というのはまず単語からです。「高3の今からでは遅い」とか思わず、足りてないんだったら今からでも英単語をやるんです。和訳、長文も時間をかけてやります。私は長文1問に6時間くらいかけてじっくりじっくり向き合っていました。私は共通テストの翌日に、『システム英単語』を始めました。入試1ヶ月前に、英熟語の勉強を始めました。基礎が足りていないと思ったからです。私の例は極端ですが、直前でも焦って難しい参考書に手を出すのではなく、本当に基本的なことを徹底する。少なくとも阪大受験ならそれがベストな勉強です。
ちなみに、早稲田の英語(阪大の英語より難しい)ですら、システム英単語で十分。分厚い参考書は必要ありませんでした。
3、理科社会を爆速で仕上げる
私は夏休みに一度も理科社会をやらずに秋から始めて絶望したのですが、化学基礎、生物基礎、世界史をそれぞれ1週間、倫理政経を4日で終わらせる爆速オリジナルプログラムを組んだことで、なんとか共通テストに間に合わせることができました。ここらへんに時間を取られないことは、忙しい受験生にとって重要です。
逆に、私の失敗は
1、夏休みに過去問をやらなかった
2、夏休みに理科社会をやらなかった
3、受験本番まで国語が完成しなかった
4、単語帳を始めるのが遅すぎた
です。これに関しては今から夏本番を迎える受験生として、同じ道を辿らないようにしてくださいね。
他にわからないことあったら何でも聞いてください。数学社会とかは苦労したぶん、詳しいことも話せます。
コメント(4)
だちん
ありがとうございます。
教えていただいたことをうまく活用してこれから頑張りたいと思います。
だちん
コメント失礼します。数学の参考書についてなのですが、文系の数学赤と青を進めてから阪大の過去問に入ろうと考えているのですが、それでも大丈夫でしょうか?
YAMATO
だちんさんの質問に返信
あなたの実力がわからないのでなんともいえませんが、結論としては、過去問演習に入れる実力があるなら今からでも入った方がいいと思います。
過去問演習に入れる=過去問が解ける ではありません。
過去問演習に入れる=過去問演習で自分が成長できるということです。全くわからないレベルだったら、過去問解いても成長にならないですからね。
20か年とかは思っている以上に解説が詳しいので、解説読んだら結構わかると思います。一度やってみて、自分が過去問を使って勉強できるレベルなのか確かめてみてください。
ちなみに、「文系の数学」シリーズを挟んでも受験までに間に合いはするので心配ありません。阪大数学20か年は秋以降からでも十分に周回できるくらいの量です。ただ、青までやり切るとオーバーワークかも。少なくとも夏休み中には切り上げて、秋から過去問くらい入ってほしいですね。
私の失敗として書いているのは、「夏休みに(すでに過去問に入れる実力があったのに)過去問をやらなかった」という意味です。私は夏休みの間、もう過去問に入れるレベルだったのに、永遠に「CanPass」という問題集をやっていました。秋以降、それが大きな時間的損失だったと気づきます。
だちん
分かりました。一旦、阪大の過去問で解説読んでわかるか確認してから、これからの勉強について考えたいと思います。ありがとうございました。