どうすればいいのか分からない
UniLink利用者の80%以上は、難関大学を志望する受験生です。これまでのデータから、偏差値の高いユーザーほど毎日UniLinkアプリを起動することが分かっています。
ああ
高一の頃から数学が得意でなく、何とか克服したいと思って自分なりに取り組んできましたが、成績が伸び悩んでおり、オープンや実戦で打ちのめされ、みんなが出来たと言っているのを聞くと自分が情けなくて泣きそうな気持ちになります。ここまでお気持ちを述べてしまったのですが、今のところチャートの例題を解けるようにして標準問題精巧を分野によっては数週しましたが、模試などで成績が全く伸びていません。やっているだけで身についていないのでしょうか。合格するためにはここから数学をかなり伸ばさなければいけないので、良ければ皆さんが良いと思う勉強法など教えていただけるとありがたいです。最近はその問題の重要なポイントをまとめてみたりしてます。また、参考書の上滑りを起こしているかもしれないので
良ければ参考書も教えていただけると嬉しいです
回答
にゃん
すべての回答者は、学生証などを使用してUniLinkによって審査された東大・京大・慶應・早稲田・一橋・東工大・旧帝大のいずれかに所属する現役難関大生です。加えて、実際の回答をUniLinkが確認して一定の水準をクリアした合格者だけが登録できる仕組みとなっています。
まず、この時点でチャートの例題が解けるようになっているのは素晴らしいと思います👍
基礎力は着実についてきていると思うので全く悲観しなくて良いです。
どういう所で点を落としているのかわからないですが、どの分野も青チャートの例題はほぼ解ける状態だとすると、その先の訓練が少し足りていないのかなと思います。
具体的には「少しひねってあるが、青チャートレベルの基礎知識を上手く使えば解き切れる標準問題を見抜いて・解ききる力」をつけることです。
(ここでいう基礎知識というのは、青チャートの例題1つ1つが扱っているポイントのことです。)
入試問題は
🔆「青チャート例題レベルの基礎問題」
🔆「少しひねってあるが、青チャート例題レベルの基礎知識を組み合わせたり、発展させたりすれば解き切れる標準問題」
🔆「基礎知識だけでは解きにくく、最後に回すべき難問」
の3つに大別されます。
入試本番は全5問がどの種類なのかを見極め、解く順番を決めた上で、上記の基礎問題と標準問題を解けるところまで解き切る必要があります。
基礎問題はほとんどの受験者が解ききれ、標準問題はそれ以前の勉強によって差がつき、難問は極めて少数の人間しか試験時間内に解けないため、標準問題をどれだけ解けるかが勝負となります。
では先述の、「少しひねってあるが、青チャートレベルの基礎知識を上手く使えば解き切れる標準問題を見抜いて・解ききる力」をつけるには何をすれば良いのか?
その答えが過去問演習になります。
普通の参考書ではダメなのかと思うかもしれませんが、一般的に難しいとされている参考書は、ここでいう標準問題だけを集めたものが多いです。
なので、こういった参考書だけでは実際に入試で出る基礎問題や難問の手触りが学べません。
また、過去問と同じ問題は出ないと思われるかもしませんが、ポイントとなる部分が同じ、つまり傾向に沿った「似た」問題はよく出るので、過去問演習はとても効果的な志望校対策といえます。
早めに過去問演習を始めた方が、より早く自分の弱点に気づくことになり、余裕を持って対策を立てられるので、今から取り組み出して良いかと思います。
具体的な進め方ですが、はじめのうちは、得意な分野からでも、近い年度からセットで解いていっても、好きなように進めればいいと思います。(直前期の演習用に、最近の2、3年度分は残しておくことをお勧めします。)
時間制限も秋ごろまではかけなくていいと思います。
とにかく、
🔆その問題がどの種類の問題なのかを考える
(多くの過去問集には難易度指標がついているのでそれを参考にしてください。鉄緑のものが詳しくて良いと思います。)
🔆標準問題を通して基礎知識の応用方法を吸収していく
(重要なポイントをまとめているのはとてもいいと思います!自分も大事だと思ったところをルーズリーフに書き溜めていき、試験前にはファイリングしたものに目を通していました。)
🔆基礎問題や標準問題が解けなかった場合、どうして解けなかったのかを考え、次に同じようなところで詰まらないようにするにはどうすればいいか考える
🔆基礎知識の抜けに気付いた場合は、適宜チャートを見返したりして復習する
といったことを意識して進めてください。
注意点としては難問の復習に時間をかけすぎないことです。必要最低限の知識だけ吸収してとばしましょう。
色々と書きましたが、この辺りのことは「受験の叡智」という本に、より詳しく、説得力のある形で書かれているのでぜひ読んでみてください!
コメント(1)
ああ
とてもためになりました!根気強く頑張ります!!