数学は数と式から勉強した方がよいのですか?
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2/3 11:16
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白須純
高1 東京都 京都大学総合人間学部(66)志望
私は最近青チャートを進めています。学校で習った内容の復習をしながら進めていきたいのですが、青チャ数2bを使い始めたのが数2の複素数に入ったときからなので数2の数と式の単元が丸々残っています。
数2b、また数1aの数と式の理解度は大体どれくらいまで高めておけば良いですか?
的外れな質問かもしれませんが教えてほしいです!
回答
なかの
東京大学理科二類
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数と式は、数学全体の土台となる非常に重要な単元です。特に京都大学を目指すなら、公式や解法パターンを暗記するだけでなく「なぜこうなるのか」を筋道立てて理解しておくことが後々の複雑な問題を解くうえで不可欠です。たとえば式の変形や因数分解、根号や不等式、複素数との関連など、根底を支える考え方が数と式に集約されています。
数Ⅱの数と式は、指数・対数や多項式の扱いがさらに発展しており、複素数や三角関数と組み合わせた問題で頻繁に登場します。京大レベルの入試問題では、複数の分野が融合した総合問題が多く、途中の式変形をスムーズに行えなければ解答に時間を取られたり、ミスを誘発したりしがちです。だからこそ、ここを“抜け”なく理解する必要があります。
具体的には、青チャートの「重要例題」を中心に一通り解いてから「Ex.」や「問題演習」に取り組み、最終的には「チャレンジ問題」まで手を伸ばすのが理想的です。ただし、高1の段階では無理に難問まで完璧にしようとせず、基礎~標準問題を“確実に”解けるようにすることに重点を置くと良いでしょう。「解法の流れが自分で再現できるか」「計算過程や式変形を説明できるか」をチェックポイントにするのがおすすめです。
また、数ⅠAの数と式(主に因数分解や二次方程式)も疎かにすると、数ⅡB以降の理解が不安定になります。青チャの該当単元をざっと通読し、例題・基本問題だけでも一通り解き直しをしておくと、後の学習がかなりスムーズになるはずです。特に京大など難関大の問題では「数ⅠAに出てきたシンプルなテクニックを組み合わせて解く」場面が頻繁にあるため、基礎ほどしっかり固めておくのが最終的な得点力に結びつきます。
結論として、数と式は“抜け”なく理解し、例題レベルを着実にマスターしておくことが大切です。全範囲に取り組むのが理想ですが、時間が限られる場合は「必ず使う考え方や計算の型」を優先的に押さえましょう。地道な反復練習は多少遠回りに見えても、京大合格への確実な道となります。自分の理解度にあわせて、復習と演習を適度に回しながら、無理なく継続して頑張ってください。
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