早稲田商学部の世界史論述について
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あお
早稲田商学部志望の高3です。世界史論述の対策として出そうなテーマを調べて100字にまとめ、覚えようとしているのですが、上手くまとめることができません、、
例えば、過去に出題されたプラザ合意の背景と影響について自分で調べてまとめようとしたのですが、内容が詳しすぎて何をまとめていいのかもわからず、解答例を見て呆然としています、、どのように対策すれば良いのでしょうか?また、本番は赤本の解答例のような完璧な論述でないも戦えないのでしょうか?教えて頂きたいです!
回答
やかやかさん
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まずは、100字の論述の意図について考えましょう。
東大や一橋などが400字や600字の論述を要求するのに対して、100字というのは非常に短い、簡潔な説明が求められるわけです。したがって、問題が求める内容を汲み取る必要があります。
では、どの部分を書くべきなのかというと、設問をしっかり読みましょう。"プラザ合意の「背景」「内容」と「日本への影響」"ですから、その3つについて書ければいいのです。
東進の模範解答は
"貿易赤字の影響で合衆国が債務国化し、ドル相場が不安定となったため、先進5カ国の協調によるドル安推進に合意した。この結果、日本では輸出産業が打撃を受ける円高不況が発生し、製造業の海外流出も目立った。"
となっていますが、それぞれちゃんと3つの要素を満たしています。
背景→貿易赤字の影響で合衆国が債務国化し、ドル相場が不安定となったため、
内容→先進5カ国の協調によるドル安推進に合意した。
日本への影響→この結果、日本では輸出産業が打撃を受ける円高不況が発生し、製造業の海外流出も目立った。
確かに、プラザ合意は深掘りしようと思えば、ブレトン・ウッズあたりからスミソニアン協定など色々な話に派生しますが、設問から必要な要素を抽出することが大事になってきます。
他の例ですと、"1970年代の世界的な経済危機の概略"についての記述ですが、この場合はニクソンショックとオイルショックの2つについて触れる必要があるということを読み取る必要があります。このように設問から必要な情報を選び抜くことが正誤を左右します。
まとめますと、論述のやり方としては、ただ情報を羅列すれば良いのではなく、必要な情報を設問から読み取ることです。
その為の対策として、テーマをまとめるのは効果的だと思います。おそらく例年通りに近現代の経済やヨーロッパ統合の話が狙われると思いますし。まとめる際は
・背景
↓
・誰が(どの国が)
・どんな内容の行動を
・誰に対して(どの国に対してor自国完結か)
・何時起こしたのか
↓
その結果
というふうにシンプルにまとめましょう。例えば、プラザ合意でドルのレートが数値的に〇〇円になったということは流れの上ではそこまで重要ではなく、ドル安になったということがわかれば十分ですよね。
最後に、私は本番で論述をミスりましたが、何とか他で耐えました笑。なので、論述は大事なことには変わりませんが、他の取れる問題で落とさないのも重要です!
コメント(4)
あお
ありがとうございます!!必要な情報をまとめて書くよう意識します!
論述は11点だという話を聞いたことがあり、論述を落としたら終わりだ、、と考えていたのですが、論述を最悪落としてしまってもまだ希望はあるということでしょうか?
やかやかさん
配点がそんなにあるとは初耳でしたが、私の場合は必要な要素のうち、1つを書かず、記述内の年号を間違えてしまったので、5/11点くらいですかね。全部完全に落としたわけではないです。
あお
完全に分からなくても部分点でも取りに行くことが大切なんですね、、勉強になりました!ありがとうございます🙇♂️
やかやかさん
それは記述式全部に言えることですね〜。頑張ってください!