偏差値50台の高校から慶應経済に
UniLink利用者の80%以上は、難関大学を志望する受験生です。これまでのデータから、偏差値の高いユーザーほど毎日UniLinkアプリを起動することが分かっています。
たかより
偏差値50台の高校から慶應経済に現役合格は可能でしょうか?可能な場合、高一のうちにどのくらいの範囲をやっておけばいいんでしょうか?
回答よろしくお願いします。
回答
パンジャ
すべての回答者は、学生証などを使用してUniLinkによって審査された東大・京大・慶應・早稲田・一橋・東工大・旧帝大のいずれかに所属する現役難関大生です。加えて、実際の回答をUniLinkが確認して一定の水準をクリアした合格者だけが登録できる仕組みとなっています。
結論から言うと、可能性はあるでしょう。
まず偏差値の低い高校から難関大合格者がどうして少ないのか、それは雰囲気にあると考えています。
確かに偏差値が高い高校は低い高校に比べて、質の高い授業や進路サポートが充実しているということも少なからずあるでしょう。
しかしそういった環境はそこまで合格を遠ざけることはないと思うんです。それよりも重大なことは、自分と学生生活を共にしているクラスメイト・先輩などの受験に対するモチベーションです。
偏差値の高い高校は“大学進学は当たり前”どころか“早慶以下は大学じゃない”などといった共通認識を持って過ごしているところもあるくらいです(ここまでの人たちは流石に引きますが、、)。
反対にそうでない高校ではどうでしょうか?
“MARCHなんかに行けたら神”だとか“早慶なんて俺らに無理”といった暗黙の共通認識を自ずと持ってしまっていると思うんです。だからそういうものに引っ張られて、あらゆる結果に妥協し易い環境になってしまいます。
この両者の差異が受験結果に大きく影響します。勉強する上で“モチベーション”というのは、高校の授業の質だとかそういったものよりもよっぽど重要なものです。
ですから、高一のうちにやっておくべき最重要事項は「自分は他とは違うんだ」と指標をクラスメイトと同じにしないようにすることです。
毎年どのような合格実績の高校かは分かりませんが、もし慶應経済合格者が出ていないようでしたら、高校で成績1番を取らないと合格が厳しくなるということになります。
前置きが長くなりましたが、ここからは具体的な学習の話をしていきます。
しかし今から言うことはあくまで理想論ですから、これが出来なかったら不合格ということでは無いので、そこは注意してください。
英語
慶経の英語は、長文3題・会話和文英訳・自由英作文の3部構成になっています。最初の長文3題の点数で第一選抜(足切り)を行って、それを通った者のみが残りの2題を採点されます。総じて言えることは、純粋な英語力を問われているということです。定期テストのように短期間で詰め込むという学習方法は厳しい状況となります。
まずは自分の相棒とする「単語帳」を決めましょう。語彙力は言語の必須項目です。ターゲットでもシス単でも何でもいいので、1つ用意しましょう。
次に熟語ですが、単語帳をある程度覚えた後に熟語帳を始めればいいので現時点ではそこまで意識しなくていいと思います。ただ触れる機会があったものに関しては、自分で熟語帳を作成してストックしておきましょう。
文法ですが、理想は高校英語の項目を1周はしきって欲しいです。ただ基礎力がない中で先走ってしまっても、あまり効率的でないので、中学英語の文法をちゃんと理解出来ているか、今一度確認する必要があるでしょう。それを終えてから高校英語の文法を再開させてください。
そしてその文法の学習の中で、特に意識して欲しいのは演習でとにかく英語を書きまくって下さい。それが慶経合格を圧倒的に近づけます。英語を書くということに慣れてください。
長文に関しては、読むことを面倒くさがらずに頑張って下さい。特にここまで出来るようにということは高一の段階ではないですが、読めば読む程将来的には楽になります。
数学
数学は記号式が大問3題と記述式の大問3題の計6題で構成されます。英語同様、数学も最初の記号式の3題で足切りがあります。それを通った者だけが記述式の採点をされます。難易度も高いです。というのはただ問題が難しいという訳ではなく、厳しい時間制限の中で迅速な処理が求められるものです。
とにかく数字の処理に慣れておく必要があるので、日頃の学習ではのんびり解くのではなく、自分の中でスピーディーに処理する心がけをして下さい(時間を計るなど)。
数1Aは1周したいところですね。欲を言えば数学IIも半分以上は進めて欲しいです。ただ重要なのはどれだけ進んだかではなく、どれだけ意識高く演習を積んだかです。
正直、解法暗記などは受験生の秋以降でも出来ますが、処理能力は高一からの蓄積がモロに影響するので、そこを重要視して欲しいですね。
長くなりましたが、ざっとはこんな感じですかね。まだ高一ですから偏差値70以上無いと厳しいとか、そういうものは特にないですね。いかに日頃の学習を疎かにせずに3年間過ごしてきたかが受験の形勢を決めるので、特にこの2教科に関しては、高い意識で頑張って下さい。
定期テストではこの二教科で毎回必ず1位を取りに行ってください。平均点を超えた・友達の中で1番など、その程度では満足しないでください。毎回毎回のテストで貪欲に立ち向かっていってください。
最後に、自分にあまり負荷をかけ過ぎないでください。やらなきゃやらなきゃと短期間で過度な学習を行うと燃え尽きてしって再起不能と陥る可能性もありますから、オンオフのメリハリをつけて、その中で慶應経済合格に向けて、ぜひ頑張って下さい。
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