近世の活版印刷・木版印刷
UniLink利用者の80%以上は、難関大学を志望する受験生です。これまでのデータから、偏差値の高いユーザーほど毎日UniLinkアプリを起動することが分かっています。
さくら
近世に活版印刷や木版印刷になったことで、現代に生きる私たちにどのような影響を及ぼしたと思いますか?
また、活版印刷・木版印刷が出来上がっていなかったら今の私たちはどうなっていたと思いますか?
回答
ゆう
すべての回答者は、学生証などを使用してUniLinkによって審査された東大・京大・慶應・早稲田・一橋・東工大・旧帝大のいずれかに所属する現役難関大生です。加えて、実際の回答をUniLinkが確認して一定の水準をクリアした合格者だけが登録できる仕組みとなっています。
~木版印刷と活版印刷の影響~
①知識の普及と教育の拡大
情報の広がり: 書物の大量生産が可能となり、情報や知識が広く普及しました。これにより、識字率が上がり、教育の機会が増えました。
教科書の普及: 教育機関で使用する教科書や参考書が安価に入手できるようになり、教育の質が向上しました。
②文化の発展
文学と芸術の発展: 書籍の出版が容易になり、多くの文学作品や芸術作品が広く人々に届くようになりました。これにより、文化的な交流が活発になりました。
宗教の普及: 宗教書が大量に印刷され、宗教の教えが広く普及しました。これにより、宗教改革や宗教戦争など、宗教の変革が促進されました。
③経済の活性化
商業の発展: 広告や商業取引に必要な書類の印刷が容易になり、商業活動が活発化しました。
産業の発展: 印刷業が一大産業となり、多くの雇用を生み出しました。また、紙やインクなど関連産業も発展しました。
④情報社会の基盤
メディアの多様化: 印刷技術の発展は、新聞、雑誌、書籍などのメディアの多様化を促進し、情報社会の基盤を築きました。
インターネットとデジタルメディア: 印刷技術の発展が情報の流通を加速させ、現代のインターネットやデジタルメディアの普及に繋がっています。
⑤教育の普及と進化
オープンアクセス: 多くの学術論文や資料がデジタル化され、無料でアクセスできるようになりました。これにより、教育と研究の質が向上しています。
印刷技術が存在しなかった場合の未来
~木版印刷や活版印刷が存在しなかった場合~
①知識の普及が遅れる
識字率の低下: 書物の普及が遅れるため、多くの人々が読み書きを学ぶ機会を失います。識字率が低く、教育の普及も遅れた可能性があります。
教育の格差: 教育が特権階級に限られ、知識や情報の格差が広がるでしょう。
②文化の停滞
文学や芸術の停滞: 作品の普及が難しく、文学や芸術の発展が遅れる可能性があります。文化的な交流が少なく、地域ごとの文化が固定化されるかもしれません。
③経済の停滞
商業活動の制約: 商業取引に必要な書類の作成が手作業に依存し、商業活動が非効率になります。これにより、経済の発展が制約される可能性があります。
産業の遅延: 印刷業や関連産業の発展が遅れ、多くの雇用機会が失われるでしょう。
④情報社会の遅れ
情報の独占: 情報が一部の特権階級に独占され、情報の自由な流通が制約される可能性があります。これにより、情報社会の発展が遅れます。
デジタル社会の遅延: 印刷技術の発展が遅れることで、デジタル技術やインターネットの発展も遅れるでしょう。
印刷術が出来るまでは、私たちが宿題の答えを写すように必死に模写していたこと、文字が読めない人や簡単な計算が出来ない人ばかりだったこと、想像してみてください。高度な識字率や計数能力というのは現代、特に日本で暮らしているとありがたみが分からないかもしれませんが、えげつないくらい素晴らしいことです。ちょうど印刷術が普及したの同時期の宗教改革も、印刷が出来なければまず間違いなく達成し得なかったイベントでしょうから、情報が素早く正確に伝達されるというのがどれだけ価値のあることだったか理解できます。
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