こんにちは〜
私自身も東大を受験しましたので、その経験をもとに各科目の解説をしていきます!
まず、各科目の前に総論として言える事をいくつか。東大入試で差がつくのは基本的に英語と数学で、また伸ばすのに時間がかかる科目もまた英語と数学です。したがって、高2ぐらいまでは基本的に英語と数学を優先してください。(後述する理由で国語も少しずつ取り組んで欲しいのですが)歴史は質問者さんの得意科目との事なので、全く触らないのはまずいですがちょくちょくでいいと思います。
次に英語について。英語は東大入試において最も重要かつ質問者さんの苦手科目との事なので今回は英語を重点的に説明したいと思います。まず、英語の各分野について説明する前に英語全体に言える事から話します。
まず過去問をまだやった事がないのであればやるべきです。問題傾向と時間感覚を今のうちから掴んでおく事は非常に重要です。また、関連して、東大英語は思ってるよりはるかに時間が足りないので、今のうちからそれは頭の片隅に置いておいて、演習などをする時は時間を測って解くなど時間に気を配るようにしましょう
(ただし、英文解釈とかで、粘り強く考える事もある程度は必要かと思いますので、まだ高1ですしどこまでやるかは任せます)
次に、単語をちゃんとやりましょう。
単語帳は鉄壁・ターゲット1900・シス単あたりでいいと思いますが(全部かじったりせず、どれか選んでそれを完成させてください)、やはり単語は全ての基礎ですので、高3になってくると単語をやる余裕もなくなってきますから今のうちに本気で単語に取り組みましょう。
単語をやる上で非常に非常に大切な事が一つあります。それは、使えるように覚える事です。
具体的には、スペルと意味1つだけでなく、
発音、品詞、活用、加算不可算、とる文型、後ろに来やすい前置詞、2つ目以降の意味、などです。これをやるとやらないとではあらゆる分野で雲泥の差になります。まず第一に英作文(和文英訳、自由英作文両方)。当然英作では英語を正しく使う必要がありますから、意味があっていても各単語を正しく使えていなければ点数はきません。
それだけでなく、文法問題も当然差が出ますし、読解でも解釈のスピードや正確さに影響しますし、リスニングでも発音を正しく分かっていなければ当然聞き取れません。
従ってそれらの情報がしっかり含まれている単語帳を使ってください。
単語を使えるように覚えるにあたって、辞書は大きな武器です。必要な情報が全て詰まっています。(ただし最後の方のどマイナーな意味まで覚える必要はないですが)。なので、分からない単語・用法に出会したら辞書を引く事をおすすめします。また、簡単な単語ほど用法が多い傾向にあるので簡単な単語ほど一度辞書を引いてみる事をおすすめします。
次に、こちらも当たり前ですが文法もちゃんとやりましょう。単語と並んで英語の基礎ですし、読解や和訳だけでなく英作文にも文法の知識は必要です。
次に英語が苦手な人が東大英語においてとるべき戦略について話しながら各大問の攻略について話していきたいと思います。結論から言うと、特に力を入れるべきは大問2,3にあたる
英作文とリスニング、次いで大問1の要約・空所補充だと思います。
まずリスニング(大問3)。大問3は配点が30点あり、しかもリスニングはきちんと力をつければ崩れる事は少ないので、点数を安定させる為にも高得点の為にも非常に重要です。
具体的な勉強方法ですが、まず何よりも英語を定期的に継続して聞く事が大切です。リスニングは継続が命です。何を聞くかについては、
お使いの教科書・教材に付いてる音声でもいいですし、参考書でも過去問でも、youtubeでもいいと思います。また、長文等の音読もいいリスニングの鍛え方です。音読はリスニング力を鍛えるのみならず、単語や表現を覚えるのにも効果的ですし文章を前から読む事になるのでリーディングにも役立ちます。音読についてググって頂ければ他にも音読のメリットややり方についての情報がいっぱい出てきます。出てきた長文やリスニング教材のスクリプト等は自分で音読する事を強くおすすめします。またシャドーイングもリスニング力upのために効果的ですので、音読と合わせて試してみるといいと思います。
次に英作文(大問2)。英作文は読解と違い難しい単語や文法は必要ないですし、英作文がスラスラできるかどうかは時間的にとても重要なので、差がつくポイントであり、点数を安定させる為のポイントでもあり、英語苦手な人が巻き返せるポイントでもあります。
英作文において大切なのは、与えられた日本語を噛み砕いて解釈する事です。日本語と英語は、言語の背景にある文化やものの見方が違うので、基本的に(特に日→英に関しては)直訳は無理だと思ってください。ですから日本語を解釈して英語にしやすい状態にするという工程が必須です。具体的には、与えられた日本語を
より簡潔で英語にしやすい日本語に言い換えるでもいいですし、日本語の状況をなるべく日本語を介さず頭の中で想像するのでもいいですし、質問者さんのやりやすい方法でいいと思います。また、英作文の減点の半分以上は文法語法ミスだと思ってください。そのため、できるだけ簡潔に簡単に書く事を心がけてください。
変に難しい単語や文法を使うと文法ミスが増えるだけでなくニュアンス的にも不自然な英語になりやすく減点のもとです。また、書き終わったら文法ミスを必ず確認してください。特に
スペル・冠詞・単複・活用(特に三単現のs)・時制あたりが間違いやすいポイントなのでそこをチェックしましょう。
(あまりに長すぎるので以降はサラッといきます)次に大問1についてです。大問1は要約と空所補充ですが、大問1で大事なのは段落毎に要旨を把握する事です。英語の段落には、最初の方にtopic sentenceと呼ばれる、その段落における筆者の主張を端的に表した文があります。そしてその後理由→例と続き、最後にconcluding sentenceと呼ばれる、段落における筆者の主張をまとめた文が来る事もあります。(そして段落1つにつき主張は1つと決まっています)これが英語の段落の構造です。普段長文を読む時から、各段落におけるtopic sentenceを探して、各段落における筆者の主張を掴みながら読みましょう。(この読み方をパラグラフリーディングと言います)。また、この説明を聞いて感じていただけたかもしれませんが、大問1は非常に国語的要素の強い問題です。(要約と空所補充ですからそれもそのはずです)ですので、後述しますが英語の為にも国語はやった方がいいです。
大問4に関しては、間違い探しと和訳なので、あまり戦略的にどうこうという事はありません。文法をしっかり頭に入れた上で長文を文法的にちゃんと解釈する練習を積むしかありません。文法的に良くわからないところを、
単語の意味でなんとなく分かるからといって放置しないようにしましょう。特に和訳に関しては本当に解釈の練習を積むしかないと思います。和訳におけるポイントとしては、重要文法事項や、人称代名詞が何を指しているかなどの、問題作成者が聞きたいと思っているであろうポイントをしっかり答案に出す事です。ですから文法における重要構文はちゃんと訳し方まで覚えてください。和訳は多少日本語が不自然なぐらいはおそらく許されます。間違い探しに関しても、意味的な間違いの場合もありますからちゃんと意味も考える必要はありますが基本的には文法的に解釈して間違いを見つける事になります。いずれにせよ大問4は文法と長文の演習を積むしかないので、それをコツコツ積んでいきましょう。おそらく大問4は英語自体の得意苦手がはっきり出てしまうところなので
英語苦手だけれども東大英語でふんばりたいのであれば重要度は大問123の方が上です。
大問5に関しては、小説の読解なので、教材もそこまで無く類似した入試問題も少ないので
これといって対策はありません。できるとしたら、家の中の場所だったり感情だったり天気だったり移動関連だったり、そういった小説で出てきそうな単語をしっかり押さえる事でしょうか。この大問に関しては、まず1〜4の時間配分をしっかりしてある程度まとまった時間を5に残しておくこと、そして過去問で出題形式に慣れておく事、この2つができれば大丈夫だと思います。
英語があまりに長くなったので残りの科目は軽く。まず国語についてですが、東大の入試というのは、英語の大問1で国語力が問われますし、社会でもポイントをしっかり押さえた簡潔な答案を書く事が求められます(特に世界史に関しては字数を無駄にする余裕は無いと思ってください)ので、全体的に非常に国語力が問われるテストになっています。ので、今のうちから少しずつでいいので国語、特に現代文に取り組む事をおすすめします。その際は意味段落毎に筆者の主張を押さえる事がポイントです。
(日本語の段落は1段落に主張1つとは限りませんが、形式段落いくつかで1つの意味段落を構成します)国語の成果を英語にフィードバックしていきましょう。また、漢字が苦手な場合も今のうちに取り組むべきです。漢字は3問出るので、配点は分かりませんが、大抵の人は取るので落とすと致命傷ですし、漢字力不足は社会にも響きます。古文漢文に関しては、今のうちからがつがつ演習する必要はありませんが、古文単語は今のうちから始めて覚えていきましょう。また文法や句法は今のうちから固めましょう。東大古文は傍線部の訳と説明が主なので
まずは古文単語と文法句法を固める事です。
日本史は私は選択していませんでしたので
世界史についてです。質問者さんの得意科目なのでささっと書きますが、世界史はまずは重要な事項と頻出の論述をしっかり押さえる事です。第3問は語句の書き取り、第2問は短めの記述問題なのでまずはそこをしっかり取れるような勉強をしましょう。次に第1問の大論述についてですが、コツは問題文をきっちり読み込む事です。いつ、どこで、何に関して聞かれているのかを把握しそこからはみ出さないようにしましょう。また、問題文は指定語句やリード文まで含めてヒントです。今年の問題で言うと、「諸民族の政治的解放が進んだが」「独立を得る過程では戦乱が起こっただけでなく」などのリード文です。これらの意味するところは、どんな民族が解放されたのか、独立を得る過程でどんな戦乱があったのか、書けという事です。
また指定語句は具体的にどの地域/何の事柄について書けばよいのか教えてくれます。
数学については(私は苦手だったので)あまり話せる事も無いですがごく簡単に。整数や図形問題などいくつかの分野は、例えば整数なら
因数分解or不等式or余りのように、解き方のパターンがだいたい決まっているのでそのパターンを抑えましょう。また、例えば直角を見たら座標を取る(orベクトルor幾何)のような、問題を解く上で有効な戦略を覚えていくのも大事です。おそらく数学ができるかできないかを分けるのは、まずは加法定理とかそういう基本の基本ができているかどうか、次に計算力、
そして大半の人にとって問題になるのが
さっき言ったような、整数問題に対するアプローチ3つだったり、直角の扱いだったり、図形問題は幾何的考察を忘れずに、無理なら座標かベクトル(もっと言うならこういう時は座標でこういう時はベクトル)だったり、そういった
一段上の基本を押さえているかどうかだと思います。そしてそれを得るには問題演習の量や、
単なる解法暗記で終わらずにできなかった問題を分析する事(なぜこの整数問題は余りで考えるのかなど)などが必要だと思います。
数学も英語と並んで差がつく科目ですから、以上の事を参考にしながら演習を積み続けてどんどん伸ばしてぜひぶっちぎってください。
具体的に何の参考書を使えばいいかは、私は塾に通っていたのであまり詳しくないので、質問者さんご自身で情報を集めていただいた上で
自分に合う物を選べば問題ないと思います。
参考書は何冊も手をつけるのではなく一冊をしっかり完成させるようにしましょう。
また、今までお話ししたような戦略的な事はやはり塾の方が自学自習よりも身につきやすいと思うので、神奈川にお住まいとの事で塾もある程度周りにあるんじゃないかと思いますので
ご家庭の事情が許すのであれば塾に通うのもいいと思います。
とんでもなく長くなりましたが、東大は難問奇問の類は少なく、出ても差がつかないので、あと2年コツコツ勉強を重ねれば必ず良い結果が質問者さんに待っているはずです!勉強、頑張ってください!質問者さんの合格を祈っています!