定期テストと受験勉強
UniLink利用者の80%以上は、難関大学を志望する受験生です。これまでのデータから、偏差値の高いユーザーほど毎日UniLinkアプリを起動することが分かっています。
ゆうすけ
自分は偏差値62程度の自称進の高2文系神大志望です。
今ちょうど中間考査前なので一応テスト勉強をしているのですが、受験に必要ない科目や役に立たない課題などがあって正直身が入りません。その結果本来できたはずの受験勉強ができなくなり、これを毎試験ごとに1〜2週間繰り返していてはものすごくもったいない気がして不安です。何かいい両立方法は無いでしょうか?
回答
YAMATO
すべての回答者は、学生証などを使用してUniLinkによって審査された東大・京大・慶應・早稲田・一橋・東工大・旧帝大のいずれかに所属する現役難関大生です。加えて、実際の回答をUniLinkが確認して一定の水準をクリアした合格者だけが登録できる仕組みとなっています。
「中間考査前なので『一応』テスト勉強をしている」というあなたの文章に引っかかりました。自分はやりたいと思っているわけではないけれど、周りの人や学校、親御さんなどが作った雰囲気に流され、「テスト勉強はやらなければならないものだ」と思い込まされてやってしまっているだけではないでしょうか。
神戸大学志望なら(私立の推薦を狙うんじゃないなら)テスト勉強にそこまで力を入れる必要はありません。確かに神戸大学経済学部にも学校推薦はありますが、出願要件は評定4.0以上です。これを満たすのはそこまで難しいことではないでしょう。学校にもよりますが、私の学校では定期考査で55点取れば評定4でした。
とはいえ学校推薦は各高校で2名、神戸大学経済学部の定員270名のうち、50名しか募集がない狭き門です。あくまでメインとしては一般選抜での合格を目指して勉強されたほうが良いと思います。
神戸大学のような最難関国立大学を一般選抜で受験するためにはやるべきことが非常に多いので、目的意識を持たずに勉強することは大変危険です。「なんとなく」や「一応」で学校のテスト勉強なんかに時間を取られないでください。
学校の定期考査は、あなたもお気づきのように必要のない科目や役に立たない課題が含まれますし、何より科目によっては問題の質が著しく低かったり、採点の精度が悪かったり、問われる内容が教科書・ノートの暗記といった勉強の本質からは外れた内容だったりします。
定期考査に時間を奪われるのは非常にもったいない。私も福岡県に住んでいたことがあるのでわかりますが、福岡の高校は特に定期考査や課題によって生徒の時間を奪う傾向があり、生徒や保護者も高校を過信している傾向があります。
まずはこうした環境や、学校の圧力に立ち向かうことが、受験を制するための第一歩になります。
九州に住んでいるなら、普通は「九大でいいじゃん」となりますよね。確かに九州大学経済学部も難関です。神戸より上だと誤解している人も多いでしょう。しかしそんな中で、あなたはきちんと大学を調べて、経済・経営の名門である神戸大学を志望校に選ばれている。ここで断言しますが、神戸大学は九大より難しいです。それなのに神戸大学は九大より格下に見られることも多い。あなたが志望されているのはそんな大学です。これは勇気ある決断だと思います。
あなたは自分で考えることができる人です。神戸大学に行きたいというのは、九州から出たいという思いもあってのことなのでしょうか。少なくともあなたは九州に収まらない器の人なんだと思います。
そんな人が学校に負けてはいけません。私も応援しているので、一緒に受験を乗り越えましょう。
定期考査をおろそかにすると、先生や親御さんに何か言われることもあると思います。だったらその分、模試で点数を取って見返してやればいいじゃないですか。私も定期考査はほとんど最下位みたいな順位でしたが、学力テストや模試で結果を残すことで段々文句を言われることもなくなってきました。
模試のほうがはるかに受験に役立ちます。受験まで、一直線で頑張りましょう。
コメント(1)
ゆうすけ
丁寧な回答ありがとうございました!定期考査を捨てる覚悟が決まりました!おっしゃってたように模試で結果出して文句は言わせません!頑張ります!