長文読解を早く正確にするためには
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7/10 23:11
UniLink利用者の80%以上は、難関大学を志望する受験生です。これまでのデータから、偏差値の高いユーザーほど毎日UniLinkアプリを起動することが分かっています。
紗峰
高2 岩手県 早稲田大学法学部(68)志望
早稲田を第一志望にしています。そろそろ長文の演習をしたいと思うのですが、何かおすすめの教材があれば教えてほしいです。偏差値は55前後です
回答
ひろ
慶應義塾大学法学部
すべての回答者は、学生証などを使用してUniLinkによって審査された東大・京大・慶應・早稲田・一橋・東工大・旧帝大のいずれかに所属する現役難関大生です。加えて、実際の回答をUniLinkが確認して一定の水準をクリアした合格者だけが登録できる仕組みとなっています。
英語長文を始める前に、英文解釈(構文)はやりましたか?
もしやっていたら、1のステップは無視して、2のステップからやってみて下さい!
1.英文解釈
多くの受験生がこのステップを欠いており、長文を感覚で読んでしまい、正確に意味が取れていなかったり、時間内に解き終わらないという弊害が生じています。
英文解釈とは、英文を分解することです。品詞を区別し、節でくくり、SVOCを正確に取れるようになることです。そのためには、構文を覚えて、実際に英文を分解する練習をしなければなりません。
これができるようになると、①和訳の問題で単語を頭の中で繋げるのではなく、正確に意味が取れ、確実に満点を取れる。②長文を読んでて、副詞節が抜き出せるので、読む必要な部分を飛ばせてスピードアップできる。などのメリットがあります。
勉強法としては、必要な構文を覚えるために、「英文熟考上・下」か「肘井学の読解のための英文法」をやりましょう。構文をインプットしつつ、参考書内の英文を徹底的に(品詞、節、SVOC、修飾語と被修飾語など)分解して下さい。
2.長文演習
問題集としては、「the rules」がお勧めです。まずは、時間がかかっても良いので、徹底的に分解して下さい。the rulesの解説部分に大まかな構文の分解があるので、そちらを使って、分解があっていたか確認して下さい。
一度、分解と丸つけが終わったら、音読です。CDが付いているので、シャドーイングを行なって下さい。最初は、構文を目で追いながら、目と耳、口を使って、英文と構文をセットで頭の中に叩き込んでください。10、20回聞いてるうちに、自然と英文のみでも、構文が浮かんでくるようになります。さらに何回も聞いていると、音声を聞いてるだけで、文字と構文が頭の中に浮かんできます。このように繰り返すことで、長文の読解の速度、さらにはリスニングの練習にもなります。
the rulesのすべて上記のように解き終わった頃には、初見の文章でも分解できるようになっているはずです。
3. 実践問題
共通テストや志望校のレベルの実践問題集に手を出しましょう。ここでも、最低限の分解は行いながら解いていきましょう。
おすすめとしては、共通テスト→駿台等の予備校の参考書。 早慶→「top grade難関大突破英語長文問題精選」。
これらが終わったら、がっつり過去問解いて良いと思います。
また、長文をやっていると、単語不足、熟語不足などの壁にあたるかもしれませんが、その度にシスタンなどの単語帳を完璧にできているか、振り返ってみて下さい。
少しでも参考になれば幸いです!!頑張って下さい!!
コメント(1)
紗峰
7/11 22:20
詳しく丁寧にありがとうございました!予備校の方で構文は履修し終わったので次のステップから着実に進んでいこうと思います!