苦手分野すすめるか、網羅系をやるか
UniLink利用者の80%以上は、難関大学を志望する受験生です。これまでのデータから、偏差値の高いユーザーほど毎日UniLinkアプリを起動することが分かっています。
けんた
慶應経済・商学部志望の浪人です。
いま、夏休み前に入ろうとしてます。
苦手分野は確率と場合の数と整数です。
苦手分野はわかってるので
6月は苦手分野を重点的に学習するか、
青チャートは星三までは問題をみたら方針が思いつくので、各単元の星4以降をすすめるか
どちらを優先するべき(絞るか)かわかりません、どちらがいいのでしょうか?
また確率の参考書で
"分野別問題精講場合の数・確率".
をつかうか
"合格る確率"
を使うか迷ってます。どちらがいいのでしょうか?
受験相手は東大・京大・一橋・東工大が相手と意識してるので相当入念な対策を数学でやろうと思います。
回答
K.I
すべての回答者は、学生証などを使用してUniLinkによって審査された東大・京大・慶應・早稲田・一橋・東工大・旧帝大のいずれかに所属する現役難関大生です。加えて、実際の回答をUniLinkが確認して一定の水準をクリアした合格者だけが登録できる仕組みとなっています。
初めまして!慶應大学経済学部A方式に合格したものです。(商学部も受かりました。)
僕は元々東京大学をめざしていたこともあり、数学は比較的得意だったので、アドバイスが出来たら嬉しいです。
慶應大学経済学部の場合、マーク部分(すなわち、第1段階選抜の点数に含まれる)に確率があります。僕自身、確率が非常に苦手で、これといった対策から逃げていましたが、共通テスト、慶應大学本番ではどちらも確率で満点をとることが出来ました。そこで僕が行っていたことについて書いていきたいと思います。(整数は後半で)
まず、けんたろうさんが挙げてらっしゃる参考書をやったことがないので、二者択一は僕にはできません(申し訳ないです) しかし、慶應経済の場合確率はカラクリに気付けば一瞬で解けてしまうが、そのカラクリに気付くのが難しいという問題が多いです。そのため、まずは基礎を徹底することが近道だと思います。僕自身先に述べたように確率が非常に苦手応用問題の対策から逃げてしまって東大の本番の確率は解き切る事が出来ませんでした。しかし、基礎だけは見直しておいたおかげで、他の分野に通づるような発想力でカラクリを見抜き、慶應経済の確率は満点を取れたので、基礎固めを行ってください。確率は、自分が何が分からないのかが分からない分野の最たる例だと思っています。そのため、何が自分を出来なくさせているのかをしっかり分析しましょう。アバウトな解答になってしまい、申し訳ないですが、これが一番の近道だと思います。
そして次に整数についてです。受験数学の整数はかなりパターン化されています。つまり、定石をどれだけ知っているかが鍵になっていると思います。東大や一橋の整数は一筋縄には行かない問題が多いですが、それでも次の三つを使いこなせばできるものが多いです。
①因数分解 ②余りに着目(modを使いこなす) ③範囲を絞る
の3つです。
①の因数分解は、例えばa^2-b^2が素数である、というものでしたら(a-b)(a+b)が素数になるのでa-bかa+bのどちらかが1になるとすぐに分かります。
②の余りに着目は、例えばN^2であれば3で割ったらあまりは0か1にしかなりません。(試して見てください)これが案外使えます。こんな感じで余りに注目します。
③の範囲を絞るは、問題の条件から文字式についてどこまでの数を取れるのか、逆にどこまでしかこの文字は動かないのかを精査することで解答を絞れます。
と言った感じで整数はパターンです。これを意識してみてください。
最後に、僕自身、けんたろうさんが言っていたような東大志望の者でした。そして、周りの結果を見てみると、一橋に受かった友達は全員慶應経済に補欠、または不合格でした。それくらい経済学部Aは難易度が高く、クラスの友達にも28人中5~6人ほど理系がいます。そのため、数学は相当力をつけておくべきです。参考書で言えば、文系数学の良問プラチカ位まで必要だと思います。(僕は東大において数学で圧倒するためにその上の上級問題精講まで手を出したました。)ただ、慶應経済の数学の特徴として時間が超絶足りない、終わるわけない、ことが挙げられるので、難易度と同じくらいに解くスピードを意識すると良いと思います。
コメント(4)
けんたろう
返信ありがとうございます。
自分は受験相手は東大京大一橋って思い込み過ぎて壊れそうでした。
現役で京大志望だったので、慶應経済が第一志望ですが。京大にリベンジする気持ちで頑張ります。
あと、①英語 数学 現文でどんな勉強や参考書を使っていたか教えてほしいです。
あと、②慶應経済または慶應商学部が第一志望だった学生ってどのくらいいて、国立落ちはどのくらいいますか?
K.I
①
・英語:僕自身英語は苦手科目で、私大の英語を始めたのが2週間前になってしまい、初めて見た時は全然解けなくて萎えました。それまでは東大レベルの問題を解きまくっており、記述式がメインであったため、慣れ親しんだ形式でしたが、次第の英語はシビアな選択肢の中から選ばなくてはならず、部分点と存在しないので苦戦しました。しかし、慶應商学部は比較的選択肢が絞りやすいものが多く、直ぐに慣れました。しかし、経済学部では細かな文法や、問題形式が少々特殊であったこともあり最後まで慣れられませんでしたが、パラグラフリーディングを心がけました。ワンパラグラフ、ワンオピニオンの意識で消去法はなるべく避け、言いたいことは何なのかを1度整理してから設問に向かいました。過去問は結局2年分しか解きませんでしたが、2年目では1年目の反省を踏まえて速読速解を相当意識しました。ただ、中には解説を見ても知るかよ、みたいな悪問がそこそこあるのでそこに時間をかけすぎないことがだいじです。
・数学:これまた基本的に東大の過去問を25年ほど解いていました。商と経済では解く際の心持ちを変えていました。商の方は基本的な問題が短時間でとける必要があり、満点近くを狙って解きましたし、実際の入試では1ミスで抑えられました。しかし、経済の方はそうは行きません。あんなものちゃんとやったら終わるわけがないです。また、経済はマーク部分で足切りがあるのでマークだけは満点取ろうと行きました。しかし、記述部では積分の計算が無駄にややこしかったりするのでできそうな問題を選んで解きました。
では、勉強法についてです。僕は某T進に通っていたのですが、そこでは基本的に二次対策ばかりやっていました。慶應はマークですから、記述式も意味無くはないですが、似たようなタイプの問題を解きまくることをおすすめします。ちなに使っていた問題集は高校2年で一体一対応、プラチカ、地方旧帝の過去問、高3で上級問題精講、東大過去問です。地方旧帝の過去問はレベル的には慶應経済とおなじくらいだとおもいます。とにかく数学は演習が全てです。
・現代文:現代文ということは共通テストまたは早稲田受験を考えているのでしょうか?僕は現代文については林修の言うことをそのまま実践していました。特にこれといった対策をせずにいました。正直、共テや早稲田商
の直前には現代文運ゲーだから俺が読める文章カモンという位の軽い気持ちで望んだ覚えがあります。記述式となるとそうと行かないのですが、選択式(特に私大)はイチャモンのつけ所満載の選択肢が多かったりするのでそれこそ過去問で慣れる必要があります。僕はたまたま早稲田とは相性が良かったのかどちらも行けるかな、と思い過去問は2年分だけときました。また、共テは意外と選択肢が緻密に構成されているので、文章を読んで自分の中で記述式だと思って1度答えを作ってから選択肢をみて、自分の解答に1番近いものを選びました。これのおかげか、本番では9割を取れました。ただ、細かいところを読み落とすと命取りになることがあるのでそこはテキトーに読み流さないようにするといいと思います。
②
僕は経済学部なので商の事情はあまり分かりませんが、僕のクラス(28人)では国立落ち(東大、京大、医学部)、理系が僕が知ってる範囲で少なくとも10人近くおり、内部進学が5人ほどいます。その他の人はあまり分かりませんが、経済学部第1志望と言っていた人はあまり見かけませんでした。クラスの会話もどこおち?から始まるくらいではあります。
けんたろう
大分間が空いてしました…すみません。
詳しく回答ありがとうございます。
慶應経済学部数学受験で専願合格の方もいらっしゃるんですよね?
わたしも慶應経済学部に受かるために国立大学の数学力をつけ、英語中心に勉強しますが、自分が合格最低点をとれるように頑張ろうと思います。
国立の人は関係なく、
自分が合格最低点をとれることが大事てすよね?
K.I
受験なんて、入ってしまえば最低点だろうが最高点だろうが何も関係ありません。関係するのは、合格最低点より上か、下か、それだけです。故に、国立志望者云々など今の時期からそんなややこしいことは考えず、自分の勉強や努力量に真摯に向き合ってやるべきことをただやるだけだと思います。