模試と過去問どちらが、重要か(英語勉強法についても)
UniLink利用者の80%以上は、難関大学を志望する受験生です。これまでのデータから、偏差値の高いユーザーほど毎日UniLinkアプリを起動することが分かっています。
しゃけ
早稲田大学を志望している受験生です。
先日、東進の共テ模試を受け結果を見たところ、英語の偏差値が35でした。
しかし、腕試しで中央や東洋の過去問を解いたところ6〜7割取ることができます。
どちらを重視するべきでしょうか?
また、ここから早稲田目指せますか?
↓共テ模試の情けない言い訳
共テ模試は、文法も会話問題も出ない上に長文しかなく、速読が課題である自分には合わない。
時計を忘れたため、時間配分を気にすることができなかった。
時間をかけて読めば、7〜8割正解することができた。(家に帰って、時間なくて出来なかった所やった結果)
英語勉強法について
MARCHレベルの参考書が終わり次第、過去問に入り追加で必要と思ったら、参考書追加していこうと思ってるんですけど、どう思いますか?
また、速熟の長文をCD流しながら和訳していこうと思うんですけど、効果あると思いますか?(1日に30〜70長文程)
回答
sky
すべての回答者は、学生証などを使用してUniLinkによって審査された東大・京大・慶應・早稲田・一橋・東工大・旧帝大のいずれかに所属する現役難関大生です。加えて、実際の回答をUniLinkが確認して一定の水準をクリアした合格者だけが登録できる仕組みとなっています。
共テと中央や東洋の過去問とはもちろん形式が違いますから、共テ模試の出来が良くなかったからと言って、英語が出来ないという訳ではないです。よっぽど英語が得意な人以外は、形式が違えばテストの点数が変動するもので、だからこそ各大学の過去問をやる意味がありますから、めちゃくちゃ深刻に受けとめる必要はないと思います。
ですが厳しいことを言うと、文法問題や会話問題がなかったこと、そして速読が苦手なことは言い訳にはなりません。私文の早慶志望なら形式が違えど8割9割取ってきますよ。長文で得点できないということは、早慶に関わらずどこの大学でも痛手です。基本的に大学入試の英語は長文がメインで作成されていますから、メインが出来ないのは得点力に大きくダメージがあります。あと時間をかければ出来るというのも言い訳にはなりません。共テの英語は長文ひとつひとつ自体は簡単ですが、量は膨大、その中で必要な情報を速く読み取ることが試されています。ですからよっぽど英語ができない人以外は時間をかければ7〜8割は取れて当たり前です。また共テに関わらず試験は、時間管理も含めて試験です。時間が足りなかったということは、実力が不足しているということ。共テの場合は読むスピードですね。こういうところは模試の結果を深刻に捉えてほしいと思います。早慶レベルの英語長文は共テと分量同じかそれ以上で、しかも難しい単語及び構文が使われる難解な文章です。共テレベルで躓きがあるというのは、現状厳しい状況に置かれていると思ってください。
英語の勉強法ですが、時間をかければしゃけさんはある程度出来ることはわかっているので、新しい参考書を追加するより、まずは今までの参考書でも過去問でも良いですから多読しましょう。読むスピードを上げるためです。せっかく力はあるのに時間制限のあるテストで力を発揮出来ないのは勿体無いです。読むスピードが遅い原因として私が思ったのは、いちいち英文を後ろから日本語に訳して読んでいませんか?下のレベルの大学ではそれでも時間に余裕があり通用するかもしれませんが、上位の大学ではそれでは時間オーバーします。英文和訳の時以外は基本的に前から英語の語順のまま、英語のまま理解する練習をしましょう。これはすぐ出来るものではありませんから、簡単な文章でも多く読んで、地道に取り組みましょう。最初は時間を気にせず、わからない単語や構文が登場したら辞書や参考書を引きながら、ゆっくりでも英語の語順で読む。次第に慣れてきたら、時間が短縮されていき、日本語で考えず英語のまま頭の中で読み進めることが出来るようになります。その点で共テ形式の問題は大いに役立つと思います。簡単な文章を大量に読ませ圧倒してくる系の問題なので。
速読の長文をCDで聞くのはすごく良いと思うんですが、和訳はやめた方が良いと思います。それすると日本語に直して頭で理解する癖が直りません。リスニングは英語を英語のまま理解する練習材料と捉えて、聞きましょう。その際にスクリプトを見て音声を聞きながら発音するオーバーラッピング、そして聞こえてきた音声に続いて発音するシャードーイングを合わせて行うと効果的です。リスニングとリーディングは別物ではなく、繋がっています。なぜならリスニングは英語の語順で前から理解するものだからです。すなわちリスニングの学習をするということは、リーディングの速読に繋がるということになります。ですから速読の音声を聞く勉強も長文と並行してやるのは大正解です。
前半少し厳しいことを言いましたが、時間をかければ出来るというのは、実力はついているということです。試験で実力を発揮出来るようにするためにも、早急に速読力を付けましょう。そうすれば一気に高得点に繋がりますから。応援しています!頑張ってください!
コメント(4)
しゃけ
模試の結果(偏差値)だけに、目が行っていてこのような偏差値になった原因にあまり着目できてなかったので、原因を分析し次の模試ではそれをカバー出来るようになる勉強をしていきたいと思います!
そして、文法・会話問題が無いからと言って現実逃避していた自分に喝を入れてくださって有難う御座います。自分が、自分に甘えていたのが分かりました。
速熟のシャドーイングとありますが、その時にどのような事を意識すればよいのですか?意味ですか?構造ですか?
しゃけ
長文全部、文構造把握すべきですかね?
sky
シャドーイングは流れてくる英文の意味がわかるかを確認すると良いと思います。意味がわかるということは、英語の語順で英語のまま理解している証拠です。また即座に理解するということにも繋がります。
長文は問題を解く時は全ての文構造をきちんと解読しようとする必要はありません。あまりにも把握せず適当に読むのは違いますが、時間制限を気にしながら、問題に絡んでくる重要な部分だけしっかり精読するというイメージです。解き直しや復習するときは、長文の一文一文を丁寧にわからないところがないか、文構造を把握しながら、単語を調べたりしてやると良いと思います。
英語は成果が目に見えやすい科目ですから、時間かけてでも頑張りましょう!
しゃけ
シャドーイングは、最初ぶっつけ本番でやって、分からないところは文構造を把握したり単語調べたりして、意味理解してスラスラ読めるようになるまでやろうと思います!
長文は、言われた通り復習に力を入れ頑張っていこうと思います!!
アドバイス本当に有難う御座います!!