化学の勉強法について
UniLink利用者の80%以上は、難関大学を志望する受験生です。これまでのデータから、偏差値の高いユーザーほど毎日UniLinkアプリを起動することが分かっています。
ソラ
先日共通テスト模試の化学で16点を取ってしまいました。学校で配られたリードaを今まで解いていたのですが、そもそも基礎が入っていないのではないかと思い、どうすればいいのかわかりません。このままリードaで演習していくのか、教科書を解き直すのか、どちらが良いですか?また、良い方法があるなら教えて頂きたいです。
回答
九理化
すべての回答者は、学生証などを使用してUniLinkによって審査された東大・京大・慶應・早稲田・一橋・東工大・旧帝大のいずれかに所属する現役難関大生です。加えて、実際の回答をUniLinkが確認して一定の水準をクリアした合格者だけが登録できる仕組みとなっています。
思うように点数が取れない原因としては大きく分けて以下の2つのことが考えられます。
①覚えるべきこと(化学用語、物質の性質、公式など)が暗記できていない。
②公式を暗記はしているが、使い方が分かっていない。
それぞれについて、私のおすすめの勉強法をご説明します。
まず、①についてです。
化学には最低限暗記しなければならないことがあります。化学用語や元素、物質の性質などです。
しかし、1度に大量の内容を暗記するのは難しいと思います。なので、少し段階を踏むようにしましょう。
1. 教科書を読んで、その単元の大枠を掴む。
2. 教科書内の太字の用語などについて、自分で説明ができるようにしましょう。友人などに説明してみるというのが望ましいですが、難しければノートに書き出すだけでも良いです。
3. 学んだ知識が試験でどのように問われるのか、しっかり暗記できているのかを参考書や教科書の練習問題を解いてみて確認しましょう。実際の試験問題では、教科書に載っていないことなども出題されます。
4. 3の時点で覚えきれていなかった事や知らなかった事について再度、2の手順を行いましょう。
後は、この手順の繰り返しです。思い出す回数が多いほど脳への定着度合いは高くなるので、最低でも3回程度はアウトプットの機会を設けてみてください。
次に②についてです。
計算問題は公式、原理を暗記さえしていれば解ける、と思っている方が一定数おられます。しかし、覚えたからと言って公式、原理の意味が理解出来ていなければ使うことができません。
そこで、①同様に自分の言葉で説明できるようにする、ということをここでもやってみて下さい。説明をする中で、理解が曖昧な用語などが出てくると思いますので、教科書、ノート等で確認しましょう。
次に、問題を沢山解いてみてください。
最初は、リードαの基礎的な問題を使って公式を使った計算に慣れましょう。
慣れてきたら、典型問題を解いてみましょう。典型問題というのは、実際の試験でよく出題される形式の問題のことです。リードαに載っている典型問題を解いてもらえばとりあえずは問題ないと思います。
前置きが長くなりましたが、「教科書とリードαのどちらをやるべきか」という質問への回答としては、「どちらも使う」というのが私の答えです。
上に書いたように、教科書を使って知識をインプットし、リードαを使って最低限のアウトプットをします。
秋くらいには、全範囲について上記の手順を終えて、知識がしっかりと定着した状態にして貰えればと思います。明確な時期については、学校の進度によって前後すると思います。
これが終われば、模試でも偏差値50を下回ることは無くなると思います。また、少し発展的な問題や大学入試の過去問を使った演習を円滑に進めることが出来ると思います。
より発展的な問題を解きたいと思われた際は、「実践化学重要問題集」という参考書をおすすめします。基礎問題から難関大レベルの問題まで幅広く取り上げられています。
長くなりましたが、参考になれば幸いです。
コメント(1)
ソラ
回答ありがとうございます!
次の模試で点数が伸ばせるよう参考にさせていただきます!