世界史の論述を得意にする方法
UniLink利用者の80%以上は、難関大学を志望する受験生です。これまでのデータから、偏差値の高いユーザーほど毎日UniLinkアプリを起動することが分かっています。
そい
4月から高三のものです。自分は世界史を選択して勉強してるんですけど世界史の論述が上手く書けずにいます。どのような勉強・工夫を施せば論述問題に対して強くなれますか。
回答
Sky
すべての回答者は、学生証などを使用してUniLinkによって審査された東大・京大・慶應・早稲田・一橋・東工大・旧帝大のいずれかに所属する現役難関大生です。加えて、実際の回答をUniLinkが確認して一定の水準をクリアした合格者だけが登録できる仕組みとなっています。
はじめまして。
世界史の論述難しいですよね。
第一志望の世界史で論述があり、高3のとき対策をしていたのでそのことを書きたいと思います。
⚪︎高3の1学期
1学期のうちに、世界史全体の流れを掴んでおきましょう。既に習っているところは詳しく、これから授業でやるところもざっくりとした流れを掴んでおくと良いです。この段階では、すべての流れを完璧にするというよりはより短い流れ(時代や場所ごと。例えば、唐〜宋の滅亡など)で断片的に流れをつかんでおく感じです。もし、教科書が分かりにくかったら、市販の参考書を使ってみても良いかもしれません。私は、ナビゲーターという4冊セットのものをつかっていました。それらを3周くらいしたかと思います。
また、世界史の先生に頼んで論述を添削してもらっていました。教科書を見ながらやったものですが。
⚪︎夏休み
1学期に断片的につかんだ流れを、徐々に長くしていきます。また、ヨーロッパとアジアのつながりなども意識できると良いですが、とりあえず場所ごとの縦の流れを掴みましょう。教科書3〜4章を1日のノルマとして、1学期よりも短いスパンで教科書(あるいは参考書)を周回しましょう。また、単語や人名を忘れてはいけないので、学校のワークや一問一答などを用いて問題を解くことも同時にやっていきます。夏休み中に模試があるのであれば、それを中間目標として頑張ってみてください。
⚪︎2学期
2学期からは、論述問題をパッと見て何を書いたらいいか分からないときは教科書を使いながら、なんとなく時代と場所がわかれば何も見ずに解いてみましょう。論述を解くときには、いきなり書き始めてはいけません。余白に、まずテーマは何で、何時代の何を書くべきなのかをメモします。箇条書きでも良いですし、簡易的に年表を書いても良いです。そのとき、ある程度の字数も考慮しておくと書き終わって字が余り過ぎているなどの事態を避けやすくなります。
この時期には、ある程度流れが頭に入っていると思うので、予習に力を入れてもいいですし、自分の苦手な分野、あるいは志望校で頻出の分野をやってもいいと思います。共通テストがあれば、添削は11月いっぱいで一度お休みして、共通テスト対策に切り替えるのが良いかと思います。その時期は、自分の力と相談してください。
⚪︎共通テスト後(直前期)
ここからまた添削を再開します。2学期よりも多く問題をこなすようにしましょう。また、過去問もやりましょう。2学期にやった問題を再度解いても良いかもしれません。それらと同時に教科書周回も行います。知識の確認とともに、論述で使えそうな文章を探すこともおすすめです。
以上が私の高3のときに行った世界史論述対策です。志望校は300字論述が2つある形式でしたが、これらの対策で8割弱とることができました。それほど字数がない論述であったとしても流れをつかむことは必要だと思います。一年あって、努力の仕方を誤らなければできるようになります。頑張って下さい。
コメント(1)
そい
ありがとうございます!!参考になります!