英語の長文問題が読めない時
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ななせ
英語の長文問題が苦手です。学校の毎週課題で長文問題テキストを出すのですが、それを取り組んで、読んでいる最中にまったくできないと感じた時、適当に勘で書いているのですがそれだと力になっていないような気がして、、、でもいちいち単語を調べてたらきりがないし、とりあえず読めない時はどういう風に終わらせればいいのかアドバイスをいただきたいです。また、どういう勉強方法をすれば長文問題が得意になるのか、すらすら解けるようになるのかなどを教えて頂きたいです。よろしくお願いします。
回答
パンジャ
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まず長文問題が解けるようになるための勉強について書きますね。
長文が読めないのには、3つの理由が想定されます。
・語彙力不足
・構文把握力不足(精読力不足)
・読解力不足
語彙力不足は標準レベルの単語帳や熟語帳を1冊決めてとにかくやり込むことですね。その1冊をベースに語彙力を固めていく感じです。何冊もハシゴするより効果的です。
単語帳の具体例としては「シス単」や「ターゲット」が挙げられますが、このレベルの単語帳の前半部分を抑えとかないと難関私大では戦えないです。さらに後半部分を抑えておくと、今の数倍ほどは理解できるようになるかと。
熟語帳は「速読英熟語」や「解体英熟語」等のレベルを使っていきたいですね。
構文把握力は訓練が必要ですね。この類は「英文解釈の技術」が1番人気ですね。普段何気なく読む文章の一つ一つの文構造がどうなってるか、怪しい箇所も多いかと思います。それらを潰すために構文の参考書を使って訓練したいです。
基本的には主語はどこからどこまでか、that以下はどこまでを指しているのか、andはどことどこを含めているのか、などなど。詳しくは参考書に載ってると思うので、コツコツこなしていきましょう。
上記の事項を定着させる必殺技は音読です。直読直解力(英語を読んで日本語を介さずそのまま内容を理解する力)をつけられるのでオススメですね。初めの方は読み上げているだけで内容が入ってこないでしょうが、何度もめげずに続けると入ってくるようになります。
これらと並行して長文問題集を進めていきたいです。オススメは「ポラリスシリーズ」です。というのもこれらには本文を読み上げた音源があるので、その音源に合わせて音読する演習も出来るからです。これは速読力向上に繋がります。
長文の復習法としては、
・全文の構文構造を理解(読める箇所は深堀する必要はないです。読みにくいと思ったところだけ念入りに)する
・分からなかった単語はマイ単語帳に記載する(注釈が入るようなものや固有名詞のものはスルーで大丈夫です)
・選択問題で間違った場合はそれぞれの根拠を明確に
これはものすごい時間が掛かりますが、これくらいやらないと目覚しい進歩は望めないかと。
読解力は基本的には地道に読んで上積みを狙うしかないです。
でも唯一オススメする勉強法は各分野の背景知識を得ること。私立だと学部によって文章のジャンルが顕著に分かれます。自分が頻出だと思うもの、また苦手意識が強く克服したい分野に関しては、その背景知識を勉強すると格段に読みやすくなります。やっぱり知ってる内容の文章とそうでない文章とでは、理解する深さが全然違いますしね。
オススメの参考書は「リンガメタリカ」です。こちらは最難関単語帳としての位置づけですが、単語帳としてでなく背景知識を得るために読んでみるといいですよ。冒頭に日本語でかなり深く記されてます。またそれぞれの分野の英文なんかも少しずつ読むと格段に読解力つきます!
最後にこれは私の場合ですが、学校で指定された課題を解くのはすごい嫌いでしたし苦手でした。強制させられてるからか、効果を感じないからか、理由は様々ですがとにかくやる気が起こらなかったです。
逆に自分で決めた参考書と勉強プランだとすごく前向きに出来たんですよね。ダメな例かもしれませんが、自分は学校の課題は休憩中にテキトーに書いて出してました。ロクに取り組んだ試しがないくらいです。そこで温存させた活力を自分の勉強プランにつぎ込んでました。
学校のが効率的とも限らないので、ある程度の取捨選択は重要かと思います。
コメント(1)
ななせ
わかりやすく、丁寧な回答ありがとうございました。実践していきたいと思います!!