早稲田商学部の過去問
UniLink利用者の80%以上は、難関大学を志望する受験生です。これまでのデータから、偏差値の高いユーザーほど毎日UniLinkアプリを起動することが分かっています。
N.N.S
早稲田大学商学部志望の高3です。
過去問をある程度解いてみて疑問が生じたので質問させていただきます。
英語
①英語長文ポラリス2をやっているのですが、地方国公立の記述問題までやるべきなのか迷っています。もちろんやるべきなのは分かっています。ただ、現実的に考えて、時間が無いです。ポラリス3に進むべきか、記述を解くべきか教えてください。
②過去問を解いた時、3回とも平均的に「会話表現」が1番出来ませんでした。おすすめの対策があれば教えて頂きたいです。
国語
①現代文は全て80%を超えています。詰めで行うべき対策等はありますか?現在は「読解力開発講座」を終えて「現代文と格闘する」を行っています。
②古文が安定しません。回答者さんが現役時代に行っていた対策を教えて頂きたいです。特に敬語や主述の関係等、解釈が苦手です。
日本史
①商学部ならではの「2つ選べ」問題が苦手です。慣れるしかないのでしょうか?
②近現代史でとことん点数が取れません。年代順に上手く整理したいのですが、効果的な対策はありますか?
p.s 過去問の成績載せておきます。
R3 国語57% 日本史49% 英語 64% (5月実施)
R2 国語57% 日本史56% 英語 65% (10月実施)
R1 国語91% 日本史56% 英語 67% (11月実施)
※総問に対する正答数の割合です。
回答
kobayash
すべての回答者は、学生証などを使用してUniLinkによって審査された東大・京大・慶應・早稲田・一橋・東工大・旧帝大のいずれかに所属する現役難関大生です。加えて、実際の回答をUniLinkが確認して一定の水準をクリアした合格者だけが登録できる仕組みとなっています。
N.N.Sさん初めまして。早稲田社学3年ですが、商学部も同時に合格していましたので、ぜひお力になれればと思います。
まずは英語です。
①ポラリスの記述ですが、記述問題は時間が無いのならやらなくて良いと思います。商学部では記述は出ますが、内容に関する記述は少なかったはずです。また予定通りポラリス3に進んでも良いと思いますが、早稲田の他学部も受験されるようでしたら、過去問に入って良いかと思います。現時点で、英語は6割取れているようですので、過去問に地道に取り組めば7割、8割まで上がると思います。
②会話表現についてですが、私は文法書(vintage)の会話表現分野を勉強しました。そもそも会話表現の参考書は少ないし、早稲田でも出す学部は少ないです。なかなか対策の難しいところだと思います。帰国子女の友人に解かせたら簡単なようでしたが、私はめっきりできませんでした。なので、それ以外の分野で得点できるように対策を立てました。(というより、参考書が少なく、会話表現問題を対策できなかった)
つぎに国語です。
①現代文
詰めで行う対策ですが、ありません。過去問演習のみです。現在は現代文と格闘するをやっているようですが、商学部の国語はそこまで難しくなかったと思います。法学部を受験するならやった方が良いとは思いますが、商学部や、法以外のその他学部しか受けないのなら、私だったら過去問演習を続けます。
②古文
現代文ができるのに、古文が出来ない人はおそらく、古文の文章に慣れ親しんでいないだけだと思います。私は古文の勉強は英語の勉強に似ていると思います。単語を覚えて、長文を解くことです。この時期はたしか、センター試験の古文をほぼ一日一題解いていました。解いたら、全文、誰が主語なのかを敬語も絡めて確定しながら問題を解いてみましょう。分からない所があれば解答を見てしっかり理解して下さい。主語と単語さえ分かれば古文は読めます。
そうすればだんだんと、現代日本語のように古文が読めるようになってきます。
日本史です
①2つ選べ問題が苦手
2つ選べ問題の正答率が低いのは単純に選び方が増えるからです。早稲田では5択が多いですが、そこから2つ選ぶとなれば、選び方は5C2通り、つまり10通りあるわけです。だから正答率が低くなるのは当たり前なのです。したがって、2つ選べ問題が苦手というのは、1つ選べ問題なら得意ということを示しているわけではありません。単純に全体的な実力の不足なのです。
アドバイスですが、2つ選べ問題を解いている時は、選択肢を切るのに非常に迷うことがあると思います。早稲田は受験に出すのに適切ではないレベルの問題や選択肢も多々出してきます。そういうものは仕方ないいわゆる「捨て問」な訳ですが、そうではないもの、つまり解けるものを確実に解き切っていく必要があります。そこで、過去問を解いたあと、採点をすると思いますが、マルバツをつけるだけで終わっては行けません。バツの問題の復習はもちろん、マルの問題も復習しましょう。正しいものを選べ問題なら、自分が選ばなかった選択肢はなぜ間違っていたのか、どこをどう直せば「正しく」なるのか答えられるようにしましょう。人間間違ったものには目が向きますが、合っていたものには慢心します。2択で迷ってなんとなくで選んで正解していることも意外とあります。そういうものを“なんとなく正答”から“自信のある正答”に変えていくこの勉強法は結構実力がつくと思います。これをやることによって、2つ選べ問題の正答率アップにも確実につながっていきます。
②近現代史でとことん点が取れない
近現代史は早稲田のみならず、頻出分野です。
なので、対策は必須になります。どのくらいのレベル感が解けないのかがあまり伝わってこないので適切なアドバイスにはならないかもしれません。ですが、おそらく単純に勉強量の不足です。「年代順に上手く整理」というのが少し分かりにくいのですが、もし、一問一答はほぼ完璧に頭に入っているという状態ならば、ある特定分野について流れを説明できるようになると良いでしょう。商学部なら経済史は頻出ですので、明治からの第二次世界大戦にかけてまでの日本経済の動きを説明できるようになったりですとか、経済以外でも、女性の権利について、環境問題について、モビリティの進化についてなど、時系列に説明できるようになれば「年代順に上手く整理」できると思います。
長くなってしまいましたが、参考になれば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。
コメント(1)
N.N.S
詳細にお答えいただきありがとうございます!
残りの期間、教えていただいた方法を意識して勉強します!