TOEICと英検 どちらを受けるべきか
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ぴリ
東北大学法学部にAOII期で受験する予定の者です。
東北大学は英語について、CEFRにおけるA2レベル以上の能力を備えていることが望ましいとしています。成績の提出は不要となっていますが、資格として提出するべきだと思い英検を受験しようと考えています。
しかし、『英検よりもTOEICを受けるべき』と助言もいただきました。英検とTOEIC、どちらを受けるべきでしようか。それともどちらも受けるべきでしょうか?
AO入試問題もかなり英語の論理的思考を求めらていました。深く英語を学び、理解するにはどのような勉強が効率的でしょうか?
答えられる範囲で構いませんので、回答を宜しくお願い致します。お待ちしています。
回答
サルベリ
すべての回答者は、学生証などを使用してUniLinkによって審査された東大・京大・慶應・早稲田・一橋・東工大・旧帝大のいずれかに所属する現役難関大生です。加えて、実際の回答をUniLinkが確認して一定の水準をクリアした合格者だけが登録できる仕組みとなっています。
学部が違いますが、Ⅲ期出願時に英検を提出しました。
英検とTOEICどちらが良いかは、「どちらが大学側の評価が高いか」という意味では我々には分かりません。が、おそらく物差しが違うだけで両者にそれほど大きな差はないのではないかと思います。
重要なのはそれぞれの試験の特性です。英検であればすでに受けたことがあるかもしれませんが、TOEICは今まで受けてきた試験とはかなり印象が違うと思います。
具体的にはTOEICはビジネスにおける英語技能を測るものですので、英語そのものというよりも「英語でビジネスが行われている状況を理解する」といった問題が多いような印象があります。
また英検が級の合否であるのに対してTOEICは連続的なスコアで結果が出ます。裏を返せば英検は受からなければ使えませんが、TOEICは受ければとりあえず結果は出ます。
また英検が4技能であるのに対しTOEICは2技能であるという違いもあります。
東北大の出願ですと、英検ならそこそこの級を取るべきかと思います。英語が苦手科目なのであれば、スコアで結果が出るTOEICを受けておくというのはある意味正解かもしれません。ただTOEICは一般的な定期テストや入試問題とは随分と内容が違います。私は大学院出願時に初めてTOEICを受けましたが、かなり驚きました。自分がより高い評価を得やすい資格がどちらであるかを考え、判断すべきかと思います。サンプル問題等を解いてみるといいかもしれません。
また効率的な勉強法についてですが、こればかりは人によりけりなので一概には言えません。
ただ「英語はフィーリング」と言う人がいますが、最終的な目的地はそこだと思います。どれだけフレーズや文法を覚えても、それが実際の文章中でどのようにして使われているかを感覚的に理解していなければ解答作成に時間がかかります。
問題集を一通り解くとか、単語帳を○週するとかは手段を目的としていて、効果はあっても本質からは外れていると思います。もちろん基本的な文法等の理解は大事ですが、それが文中でどのように用いられているのか、あるいはどのようにして作文で用いれば良いかを知ることがより大切であると個人的には思います。
話は変わりますが、東北大のAOでは学力もさることながらその他の力(志望理由、面接等)もかなり重要だと思います。私はⅢ期だったのでセンター試験ベース(当時)でしたが、入学後の成績開示結果から察するに面接等でかなり挽回した方です。今のところ模試の判定は芳しく無いようですが、チャンスはあると思いますので諦めずに頑張ってください。(だからと言って学力向上をおざなりにして良いという意味では決してありません!)
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