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読めるのに解答が上手く噛み合わないこと

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2/10 12:50
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高2 東京都 神戸大学法学部(63)志望

相談。  教材を解いているときに本文や内容の理解は以前より出来るが問題の正答率は上がらない。     内容。  英語リーディング、現代文を始めとしたすべての科目において解いているときに本文についての理解は大体できています。→本文訳との一致は8割〜7割です。  しかし、問題との照らし合せが上手くいかず成績も伸びなくて手つかずになっています。  問題との照らし合せと内容をまとめて考えることが苦手です。 簡単な例)日本では、アメリカに比べて保険料が安い上に救急車も呼んで運んでもらうのは公共サービスの一部だ。  問)なぜ日本は救急車がよく行き来しているのか?  このような感じで自分でまとめて答える系統のが苦手なので、回答者様の思考のまとめ方や考え方、取り組み方を教えていただきたいです。  よろしくお願いいたします。

回答

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たけなわ

北海道大学法学部

すべての回答者は、学生証などを使用してUniLinkによって審査された東大・京大・慶應・早稲田・一橋・東工大・旧帝大のいずれかに所属する現役難関大生です。加えて、実際の回答をUniLinkが確認して一定の水準をクリアした合格者だけが登録できる仕組みとなっています。
以下、ご提示いただいた例をもとに考えてみます。もっとも、私はプロではない(むしろド素人です)ので、以下に書いたことが正しい保証は一切ありません。あくまで、思考過程の参考として、お読みいただけると幸いです。 1.思考過程の一例  まず、問題文を要素ごとに分解します。ここでは、「日本は救急車がよく行き来している」という部分を、①「日本は」、②「救急車がよく行き来している」、の二つに分けてみます。  ①に関して、日本の特徴・状況についての情報を本文中に探します。㋐「アメリカに比べて保険料が安い」ことと、㋑「救急車も呼んで運んでもらうのは公共サービスの一部だ」ということが挙げられています。㋐については、医療保険は、保険機関に一定の金額(保険料)を納付すれば、思わぬ病気やけがで入院したり手術を受けたりした場合に、その医療費の一部を賄ってもらえるという制度です。なので、「アメリカに比べて保険料が安い」ということは、すなわち、アメリカに比べ、日本では医療サービスを利用する経済的なハードルが低いということを意味します。㋑については、公共サービスの例として、電車やバスなどの公共交通機関などが思い浮かぶと思います。これらは、言い換えれば誰でも利用できるサービスです。なので、日本では「救急車も呼んで運んでもらうのは公共サービスの一部だ」ということは、すなわち、日本では、誰でも救急車で治療を受けながら病院まで運んでもらえるサービスを利用できるということを意味します。
次に②について、「救急車がよく行き来している」ということは、人々によって救急車が頻繁に利用されているということです。サービスを利用できる人数が多ければ多いほど、利用者数と出動頻度は当然高くなるでしょう。なので、上記㋑と②の間には因果関係があると言えそうです。とはいえ、誰でも利用できるといっても、それに伴って支払うべき料金が高ければ、実質的な利用可能人数は限られます。しかしこの場合の支払うべき料金とは、すなわち医療費です。上記㋐で見たように、日本では保険料が安く、したがって医療サービスを受ける経済的なハードルは低いわけですから、救急車を利用することの経済的ハードルも当然低いことが考えられましょう。よって、㋐と②にも因果関係が認められるとして良さそうです。 (ちなみに、日本では救急車の利用は原則無料ですが、何やら最近一定の場合の有料化の動向も見受けられるみたいですね。軽く調べた限りではありますが。)  したがって、以上の思考過程をまとめて解答を構成するならば、「日本では、誰でも救急車を呼んで病院まで運んでもらうサービスを利用できるうえ、保険料が安く、医療サービスを利用する経済的なハードルも低いから」といった感じになります。もっとも、制限字数の多寡によっては、より端的に書いたり、または本文の内容を離れない限度で肉付けして詳細な解答を書いたりして、自分で調整する必要はあるでしょうが。 2.日々の学習  ご提示いただいた例では、非常に簡潔な文章なのでまだやりやすいですが、現代文や英語リーディングなど、読む文章が長文になるほど、解答の要素となる部分を本文中のどこに見出すかの判断は難しくなると思います。とくに、現代文では一個の主張を言い換えを駆使して何度も読者に訴えてくるので、同じ内容をもつ文章が多いです。日々の問題演習では、自分が目をつけたところと、解答解説で目がつけられているところを見比べて、それが一致しない場合には、なぜ解答解説ではそこに目がつけられているのか、なぜそこに目をつける方が適切なのかを考えるということを心がければ、解答の精度も次第に上がっていくと思います。 3.最後に  文章は理解できるけど点が取れないという状況には私も(とくに現代文で)よく悩んだ経験があり、相談者様の苦悩はよくわかる気がします。ですが、そんな私でも、二次試験では、高校時代いちばん足を引っ張っていた国語の点数が一番高かったので、ちゃんと克服はできます。ですから、不安やもどかしさを感じることも多々あるでしょうが、辛抱強く勉強を続けてください。
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たけなわ

北海道大学法学部

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コメント(2)

2/10 13:52
返信ありがとうございますm(_ _)m 回答者様の自分の目の付け所と解答解説の相違点を探し出すことを心がける事を私自身してこなかった部分なので、これからはしていこうと思います! 克服は必ず出来ると信じて勉強していきます! 誠にありがとうございました。
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たけなわ
2/10 15:08
ご返信ありがとうございます。志望校が神戸大学法学部となっているので、これに関し一つ申し上げると、神戸大学法学部は非常に権威あるところです。現職の教員の方々は法学の第一線で活躍なさっている先生ばかりですし、長年教鞭をとっておられた名誉教授の先生方も錚々たるメンバーです。どんな理由かは知りませんが、法学部志望で神戸大学を選んだのは、なかなかの慧眼を持っていらっしゃると思いますよ。難しい内容の勉強もあって大変でしょうけど、めげずに頑張ってくださいね。

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内容一致
少し思い切った回答をさせていただきます。 例えば、アメリカ人の学生が、「日本語の内容一致問題を間違えがちで…制限時間があるせいか文章を読み直さず苦し紛れに答えを出しているからだと思うんですが、どうすればいいでしょうか?」と質問してきたとして、どう答えます? まさか、 「読めない単語、分からない表現はしょうがないからそのままでいい。各段落の最初と最後だけ読んでそこにある主張から要点を掴んで、1番ありえそうな選択肢を選べば、それなりに高い正答率になるはず」 などとは答えませんよね? もうこれで言いたいことを全て言ったも同然なので、くどいかもしれませんが、はっきり申し上げます。 大学入試の長文問題のうち、90%以上は、「文章がちゃんと読めていれば何の苦もなく当たり前のように解ける」問題です。残り数パーセントも、「しっかり読めていれば8割くらいは得点できる」問題です。 つまり、「解けない」とは、「読めてない」ということです。それ以上でもそれ以下でもない。 どうすればいいか、というのは恐らく正確には「残り少ない時間で」という条件が付いての言葉だと思いますが、そんな手っ取り早く英語を伸ばす方法があったら、逆にみんな英語ができるようになって大変ですよ笑 突き放すようですが、「正確に、一定のスピードを持って読めるようになる」というのを地道に目指す以外に無いです。 時間は少なくなってきましたが、3ヶ月あったら大幅に成長出来ます。音読や、時間制限のない精読、単語帳や文法書の復習を通して、一歩でも前に進んでいってください。
東京大学理科一類 ひこにー
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英語
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現代文の正解ができない。文章は理解できていると思うけど。
ということであれば、文章が理解できてないということでしょう。 根本的に現代文の力(所謂国語力)を磨くには、要約を行うことが有意義でしょう。 「大事だと思うところに線を引きながら」文章を読む。はっきり言ってこれに尽きるわけですが、どんな所が重要な部分かは、客観的に(すなわち、文体や筆者の言い回し等から直ちに明らかな場合が多いです。)分かります。 もしこういった部分に難点があるようでしたら、駿台講師「中野先生」などを何らかの方法で当たることをオススメ致します。 客観的読解が自身のものになった暁には、選択肢問題で間違えるようなこともほとんどなくなります。(※ただし稀に存在する悪問は除く。) 体調に気をつけて、 努力を継続してください。心から応援しております。
慶應義塾大学文学部 きさらぎ
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現代文
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現代文 読めていたのに読めなくなった
はじめまして。 とりあえず評論文についての説明をします。もし小説も色々聞きたいとなったら、メッセージかなんかでお話します。 「評論の問題が解ける」のには、①読める②解けるの2段階あると思ってます。連番さんは過去には解けていたとのことなので、②解ける段階に問題があるのかもしれないし、もしかすると①読める段階に問題があるのかもしれません。読んでみてから判断をしてみてほしいです。 ①読める について。 もちろんここで言いたいのは、本文を日本語として理解できるかだとか漢字が読めるかなどではありません。ここで大切なのは「論理構造」です。 まず知って欲しいこととして、作者には主張があります。その主張を伝えるためにその評論文を執筆しているはずです(もちろんこの世の全ての評論文が必ずしも主張があるとは言い切れませんが、少なくとも試験で扱うものはあります)。ここからが大切で、その主張をただ感情的にぶつけても、読者はなかなか理解してくれない。そうなった時に使われるのが「論理」です。「論理」によって筆者の主張は構造化され、解像度が上がり、より客観的な評価ができるようになります。 さて、その「論理」には大きく分けて3種類あります。反復と対比と因果です。 主張とは筆者の言いたいこと。人間言いたいことは何度も繰り返してしまいます。それは筆者も例外ではありません。文中で何度も繰り返します。それが反復です。しかしただ同じ文章をつらつらと連ねても読者には伝わりません。反復は表現、構造を変えて行われます。字面や接続詞をただ追っていても反復は見抜けず、筆者の主張には届きません。「この文章の内容は前の段落で言っていたことと同じことだな」と気付けることが大切です。 また、ただ同じ視点から主張を続けても説得力に欠けます。人間10人いれば10通りの立場・価値観があるので、主張の角度を変えないといけません。そこで便利なのが対比です。自分の考えや立場とは違う考えや立場を用意し比較させることで、絶対的な評価から相対的な評価に切り替え、自分の主張に正当性を帯びさせます。これは経験則ですが、大抵は二項対立です。 主張する際、そういう結論に至った経緯や理由を述べた方が理解がされやすいです。そこに因果は相性がいいです。「なぜそう思ったのか」「そう考えた結果どうなるのか」、これらを書き加えることで共感を与えやすくなります。因果には接続詞がポイントになりますが、ただ接続詞ばかり追えばいいという訳では無いので注意です。 以上3つの論理パターンを把握しながら文章を読み進めます。これを行って筆者が何を言いたいのか、どのように考えているのかを理解することが「読める」段階です。 連番さんも筆者の主張を論理的に読むことができていたのか確認してみてください。別にここまでしっかり明文化されている必要はなくて、感覚的にでも理解できていれば問題ないと思います。 ついでに説明しておくと、逆接には気をつけましょう。Yes,but方という論証方法が確立されているように、人間には逆接の後に大切なことを言いたくなる習性があります。なので、上で接続詞ばかり追っても内容は読めないとは言いましたが、逆接の接続詞には反応する癖をつけましょう。もちろん意味の無い逆接もあるので注意です。 また実践的なコツとして、記号化というものがあります。私が実際に運営やっていたものとしては、筆者の主張に線を引き、対比は記号をつけ、因果は矢印を引いてました。読みながらやることで、頭が整理されて読みやすくなるのはもちろん、問題を解くために戻って来た際に非常に分かりやすいです。記号化のやり方は自由(私のやり方を真似なくていいです)、あらかじめ自分のルールを作っておくことが大切です。演習の段階から癖をつけておけば、本番でも同じようにすることでルーティン化され焦りが緩和されます。試してみてください。 ②解ける について。 「読める」ようになったからと言って安心しては行けません。読んだ内容を伝える必要があります。そして問題に何が問われているか把握する必要もあります。 評論に問わず国語は「答えが1つにならない」とよく言われます。否定はしません。しかし試験科目である国語は、試験で扱う以上採点基準があります。それを満たしていなければ減点されるし、全て満たせば満点となります。現代文で点を取る時に重要となってくるのは、この採点基準を知ることです。 評論の設問はある程度パターン化できます。ここでは頻出の内容説明問題と理由説明問題の2つについて触れます。 まず内容説明問題。よくあるのが「傍線部はどういうことか説明せよ」です。「どういうことと言われてもわからん」と思うかもしれません(私が受験を始めた時もそうでした)が、もちろんここにも採点基準はありません。言い換えるならば、答えなくてはいけないポイントがあります。そのポイントを探すコツが実はあります。それは「その本文を読んだことがない人が読んでわからない箇所」です。これ意外と知らない人が多いです。例えば指示語。本文から切り抜かれた指示語なんて説明なしでは分かるわけがありません。あとは一般的な意味ではなく限定的あるいは独自的な意味で用いられている言葉(個人言語と言ったりもします)や比喩などです。見つけたら文章を内容に則って初見さんにも分かるように説明する、これが解答プロセスです。 次に理由説明問題。よくあるのが「傍線部のように言うのははなぜか」です。結論から言うと、この理由説明問題には「論理の飛躍」があります。逆に言うと「論理の飛躍」の無いものには理由の説明ができないです。例えば「リンゴは赤い」という文章に対して「なぜか説明しろ」と言われてもこれ以上何も言えません。しかし「リンゴは青い」と言われたら、意味が通りません。これを理解するには、「リンゴは〜であり、…であるので、青いと言える」という説明が本文にあれば意味は通ります(思い付きで書いたので具体例が出せませんでした)。これが「論理の飛躍」です。それを解答に盛り込むこと必要があります。 恐らく言われればわかるとは思うのですが、どのようにやればいいのかなかなか分からないと思います。そこで、何かしらの問題演習をするとは思うのですが、解答解説をじっくり読むことをオススメします。問題演習は解くことに意識が行きがちですが、知識が得られるあるいは自分のやり方に修正を入れられるのは解答解説を読んでいる瞬間です。特に本試や模試の過去問をおすすめします。本誌の解説は各予備校が、模試はその模試を主催している予備校あるいは企業がその名をかけて出版しているので、内容にかなり気合が入っています。したがってツッコミが入らないような問題なのはもちろん、解答解説がめちゃくちゃ充実しています(ただ赤本は別です あれは内容も薄いし間違いだらけです)。無難なのは大手予備校の出している過去問集でしょうか。 また実践的なコツとして、下書きすることもオススメします。別に解答欄に書く内容を丸々書くのではなく、ポイントや主述だけをまとめます。何を書くかよりもどの順番に書くかを整理するのに便利です。 長々と書きましたが、分からないことの多いと思います(理解力がないと言いたい訳ではなく、恐らく私の説明が不十分なので)。分からないこと、聞きたいことがあったらメッセージをください。できる範囲で答えたいと思います。 コロナで大変な1年だったとは思いますが、あと少しです。負けずに頑張ってください。応援してます。
京都大学農学部 31
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現代文
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現代文を安定させるには
私は今国語の塾講師をやっています。中学、現役の頃にはあんなにできなかった国語を。ただ、ある時、気付きのターニングポイントが自分にはあって、それからみるみる成績が上がっていきました。 今も講師をやっていて思うのですが。 私たちはやたらめったら「解ける」ことに主眼を置きがちです。他の科目の性質である“得点”を意識しがちです。 しかし、国語は読書となんら変わりのない教科です。そして読書には得点は絡みません。 つまり私が言いたいのは、解くことを一回やめてほしいということです。 国語という教科は第1関門に「読む」があり、第2関門に「解く」があります。すなわち、読めないと解けないようにできてるし、問題作成者も読めないような所にフォーカスを当てて設問を練ります。我々の読解力で読み解けるレベルに応じ、得点が出るように適宜問題の難度を並び替えつつ。全部同じレベルの問題を出してしまうと、しっかりとしたデータ集積がてきないので。 そして、ある程度意義がわかったところで本題に移ります。 文章は英語と同様、小さな単位から大きな単位まであります。語→文→段落→意味段落→文章の順に。しかしながら我々は日本語であるという理由だけに、英語は下から学習していくのに対し、国語はいきなり文章に飛びついてしまいます。 まずは、語から考えます。大学入試レベルともなると語彙力は高校入試よりはるかに上回ります。そこで概念などを一通り学べるよう、単語集を英語と同様にやっていきます。 ・現代文キーワード読解[改訂版] ・ことばはちからダ!現代文キーワード―入試現代文最重要キーワード20 (河合塾SERIES) ・入試漢字マスター1800+ (河合塾シリーズ) と言ったものがオススメです。ちなみに、漢字も入れてありますがキーワードと漢字の参考書1冊ずつ完璧にするのが理想です。漢字問題集は漢字の設問を解くだけでなく、文章中に出てくる語彙の対策にもなるので甘くみてはいけません。 ここまでで、語は制覇できました。第1段階です。 第2段階として、今度は語が集まってできた文、文が集まってできた段落、段落が集まってできた文章へとフォーカスしていきます。 文と文、段落と段落については ・田村のやさしく語る現代文―代々木ゼミ方式 ・現代文と格闘する (河合塾シリーズ) と言ったものがオススメです。多分、こうやって言うと「解かないって言ってたやん!」とかツッコミ受けそうなのですが、この二冊は基本的に解くことに主眼を置かれてなく、読めているかどうかのチェックの問題がついてるだけで、実際の入試では到底出ないような問題です。 ここまでであらかた完了しているのですが、さらに文章読解を深めていくために、段落と段落の関係、さらには段落が集まってできた意味段落と意味段落同士の関係をより明確にできるような力の養成に入ります。 ・高校生のための現代思想ベーシック ちくま評論入門 改訂版 (高校生のための現代文アンソロジー・シリーズ) ・高校生のための現代文ガイダンス ちくま評論文の読み方 (教科書関連) この二冊は完璧に入試問題がついていません。読むためチェックはありますが。 ただこの二冊は聖光学院という東大輩出率の高い高校が夏休み課題として採用しているもので、東大出身者に定評のあるものです。 この2つで文章というものにダイレクトに向き合い、1つの文章を分析する力を養い、かつコンパクト化できるようにします。 結局のところ、現代文ができるというのは、文章を一読し、流れを理解しつつ内容をコンパクト化し、その上で設問に取り組めるということです。 この参考書では文章を読んでその流れを自分で予備校の先生みたいにチャート化できるよう努めてください。 そして、仕上げとして ・現代文読解力の開発講座 (駿台受験シリーズ) で自分で実際に文章の流れを把握し、コンパクト化できているかチェックしてみてください。 ここまでくれば読みはオーケーです。そしたら遂に解く領域に入ります。もちろん過去問でも構いません。ただ導入としてオススメなのが ・現代文私大対策プラクティス―設問から攻める! (駿台受験シリーズ) です。一通りの私大の現代文を体感するのにぴったりです。あとは ・入試現代文へのアクセス 基本編 (河合塾シリーズ) も解説が丁寧なのでおススメです。 国公立の問題が入っているような参考書もあるかと思いますが、記述で書けないのに選択肢で選べるわけないので。 記述で解答を考える際にポイントとなるものを多く含んでいる選択肢が正解なわけで。 ちなみに消去法なんかずっとやってたらいつまでたっても伸びませんよ。 すごいでしょ?こんなに読みの参考書があったのに解きの参考書の量が圧倒的に少ないのは。でもそれだけ読みが重要だということです。 ここまでで多く語り尽くしたようにみえますが、実際はもっと語りたいことがあります。これ以上長くしても見る気を削ぐだけなので。とりまえず自分でできるように方向性は示せたと思います。 ぜひ頑張ってください。
早稲田大学商学部 #かーきん
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現代文
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助けてください(現代文)
はじめまして。 現代文には評論と小説があります。それぞれのコツと対策について述べてみました。 まずは評論について。 評論ができるようになるには2段階あると思ってます。以下で説明します。 ①読めるようになる。 簡単に説明します。 難しい言葉や文字の多さに圧倒されることがあると思います。それに惑わされず、情報の流れを追うことが大切になってきます。情報の流れ方には大きくわけて3種類あります。反復と対比と因果です。 筆者には言いたいこと(主張)があって、それを伝えるためにその文章を書いています。人間言いたいことは何度も繰り返してしまう。筆者も人間である以上主張を何度も繰り返します。しかし同じ形では文章にならないので形を変えます。それが反復です。また同じ視点から主張を続けても説得力に欠けるので、対比させます。対比させた上で自分の主張の正当性を訴えます。大抵は二項対立です。さらに自分の主張の理由を説明することで、読者に納得させやすくします。これに因果は相性がいい。 したがって字面に囚われず、今情報がどのように流れているのか抽象化し、脳内で記号化しながら読む必要があります。この文と前の文は反復なのか対比なのか因果なのか。情報を抽出する訓練をしましょう。これができるようになったら自然と文章の言ってることがわかってくると思います。ただ全てがそうではなく、導入部分や余談といった重要な情報がほとんどないもあるのでそこは緩急をつけて読みましょう。 私がやっていた記号化のコツとして、1番の主張に線を引き、対比は記号をつけ、因果は矢印を引いてました。読みながらやると頭が整理されて読みやすくなります。あらかじめ自分ルールを作っておくと安心します。やってみて下さい。 あと一つ、逆接には気をつけましょう。Yes,but法なんてものがありますが、人間逆接の後に注目しがちです。筆者もそれを使ってきます。逆接の後には重要な情報が待っています。それが主張(あるいは主張し始める合図)だったり、今後キーワードになる定義だったりと一概には言えませんが、要注意です。 ②解けるようになる。 評論を苦手にする受験生は多いと思います。私もそうでした。よく数学や理科と比べて「答えがひとつじゃないから答えようがない!」と嘆いたものです。しかしこれは間違いで、試験科目である以上採点基準があります。それを満たしていなければ減点されるし、全て満たせば満点となります。現代文で点を取る時に重要となってくるのは、この採点基準を知ることです。 ありがたいことにこの採点基準というものはある程度パターン化しています。それをここで全部紹介は出来ないので、学ぶ方法を教えます。私も受験生の頃そのような内容が充実している参考書を色々探しましたが、なかなか望むものが見当たりませんでした。結局一番良かったのが、模試の解答です。 模試は大手予備校や企業が出している訳ですが、その名前を出している以上変な問題は出せません。したがってかなり質のいい問題が出されます。ここで質がいいとは、例えばセンター模試ではセンターの傾向により即しているということではなく、解答プロセスが分かりやすく解答が充実しているという意味です。変な知識やひらめきが必要な問題はいわゆる悪問であり、模試で出されると凄く業界から嫌がられます(よく予備校の先生が愚痴ってました笑)。また日本全国ですごい数の受験生が見るので、より客観的で妥当性のあるプロセスで解答が導かれます。そのプロセスはたくさんの人が見て納得できるように丁寧に書かれています。よって初学者は模試の過去問を読んで、採点基準はどのような箇所に与えられるのか、それぞれの採点基準はどのように解けばいいのかを身につけていくのが効率が良いと思います。引き出しを増やしましょう。 次に小説について。 何よりも大切なことですが、小説の読解は「登場人物の気持ちになれ」という文句が常套句になっていますが、あれは間違っています。共感性は求められていません。そろそろ共感性なんて人によってバラバラです。そんな曖昧で主観的な基準は求められていません。求められているのは、状況分析能力と至極一般的な思考回路です。以下で説明します。 まずは話を場面ごとに区切ります。場所が変わったり登場人物の出入りがあったら場面が変わります。場面が変われば状況が変わるので、一旦区切られます。次に着目したい登場人物の置かれている状況や背景をチェックします。主に外的なものをチェックします。その外的な何かがその登場人物に起こり、心情に何らかの影響を与え、それが言動となって現れます。したがってここで必要なのは、登場人物に起こった外的な何かの状況把握と結果起こした言動です。 よく登場人物の感情から考える人がいますが、先にも述べたように、必要ありません。人によってどのように感じるかは様々です。統一できません。したがって私たちがすることは、上の外的な何かが起こった状況から登場人物が起こした言動を結ぶに「矛盾しない」心情を考えるまでです。大切なのは「一般的に矛盾しない」ことです(サイコパス的な思考回路は論外ですが…)。「僕ならこう思う!」は問われません(そんなもの採点基準に出来ないからです)。私たちが人間的な感情回路を発動できるのはこの瞬間だけです。予備校では「心情はあっさり、外堀でがっつり」と教わりました。特にマーク式ではそうですが、心情にこだわっていては解けきれないことが多いので注意です。 小説の問題の多くはこの一連のプロセスから出されることが多いです。頻出なものとしては、心情に変化が起こった原因が違ったり、状況から言動を結ぶ心情が余りにの不自然などがあります。これもパターン化しているので、問題演習を通して引き出しを増やしましょう。 小説も評論と全く同じ理由で、模試の過去問で対策するといいです。これは評論も同じですが、しっかり解答解説を読みましょう。間違っていた問題はなおさらですが、合っていた問題もまぐれじゃなかったか確認する必要はあります。問題演習で一番実力がつく時は解いてる時でも丸つけしている時でもなく、解答解説を見ている時です。 以上です。ざっくりまとめてみました。アドバイスっていうよりも1から教える形になって長くなってしまいました。申し訳ないです。かなりざっくりなので、よく分からない部分もあると思いますが、何かあったらコメントの方にお願いします。 それではコロナで色々と煩わしいことが多いとは思いますが、頑張ってください!
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長文読解 一文は訳せるのに内容が理解できない原因と対策
初めまして。 英語自体の理解よりも内容の理解というのに現状、苦しんでいるということですよね。 さて、本題に入りますと、自分もこの手の問題に悩むタイプだったのですが、現代文もなんとなくでやってしまっていて成績にブレがあったりはしませんか? 選択問題では点数が取れたりするけど、記述になると途端に何を書けばいいのか分からなかったりしませんか? おそらくなのですが、文章の繋がりというか全体としてのまとまりを感じることができていないのだと思います。 その理由はおそらく、文章がどのように構成されたものなのか考えていないからだと思われます。 英文を読んでいて、この段落とこの段落とはどうやって繋がっているのだろう?と悩んだことも多いのではないでしょうか。文章の形というか、どのように構成されているのかをいくつか記します。 ① 序論→本論→結論 このタイプはよくみますし、1番読みやすいと思います。こうだからこう。こうだからこう、と順番に綺麗に書いてあります しかし、これだけではないのです。 ②逆を検証するタイプ 伝えたいことを強調するために、逆をあえて引用しそれを上回るような論で伝えたいことを強調するタイプです。 ③同じことを違う角度から検証するタイプ 文章自体のテーマについて、あらゆる角度から検証するタイプです。これは中々厄介です。一見、いきなり違う話題に何度か飛ぶわけです。ですが結局同じ主題を色々な角度から根拠づけている事が多いです。 ④ざっくり主題だけが決まっていて、全く別の話をいくつか紹介するタイプ。 例えば『犬』というトピックがあるとします。 一段落目には犬とチョコの関係、二段落目には犬の人懐こさはいつからか、三段落目には嗅覚についてなど、トピックだけは一致しているものの、ほぼ別の話題を何個か取り上げているものです。 ここまでいくつか文章の形を紹介してきましたが、文法などを理解されていらっしゃるのなら文章の中で各々の文がどのような意味を持つのか考えてみるのもいいと思います。わかりやすいのでいうと、for exampleときたら例ですよね。一つ一つどのような文なのかなんとなく考えてみる練習をされるといいと思います。 長くなりましたが、文章がどのような形を知っておいて、どんな風か考え、パラグラフごとにまとめてみたり、文それぞれが前後の文とどんな関係か考えてみる、英語というより読解について考えてみるのがおすすめです。 頑張ってください。
慶應義塾大学法学部 Deku
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英語
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共通テスト現代文(文学)のアドバイスを下さい!
国語、特に現代文はすごく難しいですよね。私も受験生のときは、ついに目標点まで届くことはありませんでした。いくつか役に立つことを願って雑にアドバイスさせてください。 ①共感力と想像力 すごく単純な理屈で問題を想像するようにしてみてください。(場面や登場人物の心情やその後の展開など。)試験問題としてテクニックを伝授するならこれです。少なくともセンター試験や共通テストでは、難しいことは聞いていません。ここで意識することは、客観的な視線での想像です。ご自身でも解説を読んでまずまずの納得を得ているように、だれがどう考えても、そうなるよね~、っていう選択肢が答えである場合がほとんどだと思います。必要以上に深読みしたり、無理のある理屈で想像したりしないようにします。個人的には、小学校でやった道徳の授業の模範解答に似ていると思っています。どうしてもあなたの客観は「あなたの主観が混ざった客観」でしかないです。それはみんな一緒です。ですから完璧主義にならずに、ゆとりを持って(こんな感じかな~、くらいで)考えてみてください。 ex.傘を持っている太郎君がいます。帰り道に雨が降り出しました。そういう場面を想像してみてください。まず間違いなく傘をさすでしょうね。 ちょっと小説チックに考えてみると、逆に持っているのにささないこともあるかもしれません。その場面の太郎君を想像してみてください、傘が壊れてるのかなとか、さすのも手間なくらい心ここにあらずなのかなとか、家に着いたら着替えればいいし今日はとことん雨の中を走り回りたい気分なのかなとか、答えはいかようにも考えられますが、とにかく無理のない範囲で、素直に想像してみてください。その中で前後関係と合致するものを探す作業です。 ②たくさん活字に触れる これが最も時間がかかりますが、確実な方法です。受験という時間制約がなければ、まず真っ先にこれをおすすめします。もちろん試験問題でもかまいませんが、読みやすい小説を少しずつ読む習慣があるとおもったより情景や心情が想像しやすくなります。(私が最近読んだのだと、伊与原新「月まで3キロ」、短編集でとっつきやすかったです。) ③林修先生の授業を受ける 私は東進の無料体験講義で片手に収まるほどの動画を数本見ただけですが、塾や参考書や様々な選択肢があるなかで2番目に、勧めても良いかなと思う教材です。ただお金もかかりますし、劇的な効果は期待出来ませんから、頭の片隅にとめておくくらいで良いと思います。1番目は下に載せた本です(論理向けなのはあしからず)。 ④評論の基本的な思考 一応、小説にも多少通ずるものがあると思うので、評論を読むときに意識してみると良いことを書き残しておきます。キーワードは「構造化」と「流れを追う」です。 ・まず全体を構造化して捉えるようにしてみてください。自分なりに図式化してみても良いです。 根拠Aと根拠Bと根拠Cから一番の主張が導かれているなあ、とか 論理構造を単純化するとX→Y→Zだなあ、とか このたとえ話はさっきの論理と対応しているなあ、とか 単純化っていうのは、形容詞とか例え話をそぎ落として極めて簡単にまとめ直してみることです。 ・流れを追うっていうのは、よく現代文の参考書とかで「接続詞に注意しよう」とかいって、「 しかし」を見つけたらマークさせたりしますが、その本質は流れを追うことにあります。たとえば「しかし」を見つけらたら、まあ主張の方向(言いたいこと)が前後で変化している場合がほとんどです。そうすると「しかし」を隔てて二つのブロックを見いだすことが出来ます。少し構造化とも被りますね。一通り読み終わった後に、起承転結を自分なりにわかりやすくしゃべれるかどうか、要約できるかどうか、です。このように、難しく考えず素直に、たくさん活字に触れればだんだん点も伸びてきます。 野矢茂樹「論理トレーニング101題」という本を読むと、もっとわかりやすく書いてあります。これは東大の授業でも使われている、らしいので安心してください。高いですから、とりあえず本屋で立ち読みしてみることをおすすめします。 ~最後に~ 大学に入ってから、ますます言語の扱い方の難しさに直面しています。そういう意味では安心してください。私も受験生のときは、ついに目標点まで届くことはありませんでした。まず間違いなく、おしなべて人間は言語を使いこなせないまま死んでいきます。生まれもった日本語すら、です。軽い気持ちと足取りで、たくさん活字を読み進めて(とにかく読まなきゃ始まらない!)、焦らず頑張ってください。
名古屋大学経済学部 ゆう
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なんとなくで解いてしまう
こんにちは😃 現代文を解く上で最も大事なことはその文章が何を言いたいのかということを掴むことだと思います。 特に評論文などは筆者の主張が言葉を変えて、何回も登場してきます。だから、キーワードとなる語や繰り返し出てくる語にはチェックを付けて読んでいました。 また、二項対立で論じられている文章では一方の事柄については普通に線を引いて、もう一方の事柄については波線を引いていました。同じように筆者の中でプラスの事とマイナスの事も後から見て分かるように違うマークを付けて区別していました。共通テスト模試は時間制限も厳しく、丁寧な読解はなかなか厳しいですが、練習の中で主張の言い換えを見つけたり、対立軸を意識する事が大事になってくると思います。あと、当然ですが接続詞や文意を変えたりする表現には気をつけて読みましょう! なので、現代文を解く上で身につける力としては、その文章の言いたいことをできるだけ早く見抜くことです。 なかなか難しいことですが、これに関しては問題演習をして経験値を積むしかないです。実際にペンを持って言葉と言葉をつなげたり、文章にマークや線を引く練習をしていくことが最初の内はベストだと思います。 とにかく、自分の中で筆者の意見や考えが分類できていることが分かり、整理されていれば大丈夫です🙆‍♂️ また、完璧に筆者の言いたいことが分からなくても全然オッケーです。あくまで、問題に正解することがやるべきことで、主張を理解するのはそのための足掛かりですから。 あと、選択肢を消す際に数字や記号のところを消すのではなく、間違っている箇所に印を付けるクセも大切です。一発で答えが出せる設問もありますが、共通テストレベルの問題でもイヤらしい問題が多く、その場合消去法でしか消せない時があり、わずかな違いが大切になってくるからです。 それから、質問者さんがどのような形で現代文を取り組んでるか分かりませんが設問を先に読んで問われることを先に分かっておくことは共通テストの現代文を速く解く秘訣だと思います。選択肢までは見ないですが、共通テスト特有の図表やグラフの問題は先に見ておくと結構すぐに解けることがあります。 最後に、私もいつもできたわけではないですが、自分と文の筆者、そして作問者の3者を問題を解く際に意識してました。なぜこの文章を大学側が出し、ここに傍線部を持ってきているのか、共通テストであれ、個別入試であれ国語という入学試験である以上必ず意味があるはずです。問題を作っている人の意図や大学側の伝えたいメッセージを考えながら俯瞰して読めことができるようになれば現代文に関しては大丈夫です。 現代文の読解は人それぞれなので私の読み方が必ずしも正しいとは限りませんが、是非参考にして下さい! 受けておいた方がいい模試に関しては河合塾の早慶レベル模試や代ゼミの早大入試プレなどです。 やはり冠模試は実際の受験者が多く受けるので、自分の立ち位置を知る上で非常に役に立ちます。 また、質問があればぜひ聞いてください!
慶應義塾大学経済学部 Ryo
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模試
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読解力と解答力について
英文を読める、事と、問題が解ける、という事は似て非なるものです。 今まである程度勉強してきて、この時期から受験についてしっかり考えている方なら、おそらく難関大かつ読みにくい英文を出すので有名な学部の問題以外は読むことは読めると思いますしある程度の文意は掴めると思います(ちなみ私は高3の4月まではそもそも大学自体に進学するつもりがなかったので、この時期はセンターレベルもさっぱり読めませんでした笑)。 質問者さんのように読めてはいるが得点には結びつかないというのは、原因としては ・英文を読むことは出来るが、粗くフワッと読んでいて回答の根拠になる部分を見落としている。 ・触れた英文の絶対数が少ないのでしっかり読む事に注力し過ぎて、解く時間が足りなくなって雑に答えてしまう。 といったことが考えられます。 また問題作成者は、英文の中で一目読んだだけではよく分からなかったり、抽象的な部分を設問にしたがります。単純で誰でもパッとすぐ分かってしまう問題を作ってしまっては、受験生の中で差が生まれませんからね。 質問者さんは問題を解くときに回答の根拠をしっかり持って答えていますか?なんとなくで選択肢を選んでいては、いつまでたっても正答率は上がりません。 まずは普段の問題演習から、しっかりと根拠を持って回答する様にして下さい。そして、もしそもそも自分は英文をシッカリ読めていないのでは?と感じたのなら、英文解釈の勉強をやることもオススメします。 まだ5月に入ったばかりなので、多少は時間があります。焦らず、一つ一つこなしていきましょう! 頑張ってくださいね!
早稲田大学人間科学部 たーもー
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英語
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長文を早く読めない
 参考になるかは分かりませんが、私がやっていた解き方をご紹介しておきます。   ①問題を読む   ②本文を読む   ③選択肢を読む の順です。以下、それぞれについて詳述します。  まず、①について。これには、予め問われていることを確認してから本文を読むことによって、注意して読むべきところを明確にする狙いがありました。さすがに和訳まで書いてはいませんでしたが。  次に、②について。ここで、選択肢を読まずに本文を読むことには、ダイレクトに正解の選択肢を選ぶことによって、なるべく読まなくてもよい選択肢に読む時間を取られないようにするという狙いがありました。また、現代文と同様、予め選択肢を読んでしまうと、本文中に書かれている正解でない選択肢の内容に惑わされてしまうおそれもあったので、それを防ぐ意味でも、選択肢を確認しないで本文を読むようにしていました。③の段階をスムーズに実行するために、②の段階では、本文を読み進めながら、問題の解答と思われるところには下線を引いて目印をつけていました。  最後に、③です。②で本文中につけた目印を確認し、選択肢を1から順次読み進め、「これだ」と思ったもの(=下線を引いた部分の内容に合致するもの)に当たればそれに丸をつけ、その時点で次の問題の選択肢へと進みます。先述したように、読まなくてもよい(=正解でない)選択肢を読む時間をなるべく節約したかったこともあって、このようなやり方になってました。ちなみに、解答用紙へのマークは、私も大問ごとにまとめてやっていた記憶があります(第何問か失念しましたが、偉人の伝記みたいな長文のやつでは、問題一つずつマークしていたかもしれません。そこらへんは臨機応変にということで)。ここでも、選択肢の和訳を書くまではしていません。  ここで、下線を引いた部分の内容に合致する選択肢がない場合はどうしていたかという疑問を抱くかもしれません。この場合は、気合いです。他の問題をまず終えてから、その問題にまた戻ってきて、「この選択肢の内容はあったな」と記憶を頼りに選ぶか、もう一度本文の該当箇所周辺を読んで選ぶか、消去法で選ぶかだったような気がします。ただ、共テの長文はそこまで難易度の高くないものだったので、このような場面にあたることもそれほど多くはありませんでした。  各大問は以上の手順でやりましたが、全体としての進め方としては、私も大問1のはじめから順にやってました。理由は大層なものでなくて、①単に問題冊子のページを往来するのが煩わしかったのと、②一旦飛ばす問題があるときにマークずれが生じるおそれがあったのと、③どうせ全部解くつもりだったので1からやろうと思ったくらいのことです。実際、この進め方で、時間内に全部の問題に手をつけられなかったという経験はないので、私としては問題なかったようです。本番の点数はたしか8割5分でした(したがって、9割以上を目指している方にとって私のやり方が参考になるかは知りません。一応、黒本等では9割を超えた経験も何度かあるにはありますが……)。  私のやり方についてはここまでとして、「1日1長文」はなるべくやるべきだと私は思います。共テの場合は、文型や意味の把握等を一文ごとに悠長にやっている暇はありません。急いで本文を読んでいく中で、頭の中で文型や意味を把握しながら読み進めていくほかありません。それに必要なのは、とにかく「慣れ」です。それは、一朝一夕にはもちろん、膨大な訓練なくしても無理です。全体を通してやると70分とられるので他の教科に充てる時間がないということであれば、大問ごとに時間配分を決めて、例えば「今日は大問4と5だけを予め配分した時間内に解く」ということするなど、工夫の余地はいくらでもあると思います。予想問題集や過去問等をそのように使うのはもったいないということであれば、大問形式ごとに演習できるような問題集を探すなりするしかないでしょうが。とにかく、早く読むためには、早く読む訓練あるのみです。魔法のような方法はありません。  それから、問題文・選択肢程度の文でいちいち和訳を書くのは大幅な時間ロスだと思います。書くにしても、簡潔なメモ程度にとどめるべきだと思います。和訳を書かないと解けないということであれば、和訳を書かないでも問題文や選択肢の意味を把握できるように訓練すべきでしょう。私は「問題なんだったっけ?」と読み返してもすぐ意味を把握できるようにはなっていたので、少なくともそれくらいのレベルまでにはなっておくべきです。もっとも、問題文と選択肢で情報が多すぎて覚えておけないことが悩みである場合は、私のように問題文→本文→選択肢の順でやれば、頭に留めておくべき内容は問題文の情報のみになるので、ある程度の解決にはなるかもしれません。  さて、回答はこんなもんでよろしいでしょうか。
北海道大学法学部 たけなわ
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英語
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