英語の音読
UniLink利用者の80%以上は、難関大学を志望する受験生です。これまでのデータから、偏差値の高いユーザーほど毎日UniLinkアプリを起動することが分かっています。
さくら
英語を読むのがとても遅いのと偏差値も55止まりでかなり焦っています、これから毎日30分以上は時間をとって音読をしていきます。
具体的な方法ですが、だいたい毎日新しい長文を読んでいるのですが、音読はだいたい同じ文章を何度も読んだ方がいいと聞きます。
そこで新しくといた長文はその日ごとに音読した方が良いのか?何度も読む長文をきめて、何日間読んだら次の長文、としていくのでよいのか、教えて下さい!
数のめあすも教えていただけるとありがたいです。
乱文すみません、よろしくお願いします🙇♀️🙇♀️
回答
マキアヴェリ
すべての回答者は、学生証などを使用してUniLinkによって審査された東大・京大・慶應・早稲田・一橋・東工大・旧帝大のいずれかに所属する現役難関大生です。加えて、実際の回答をUniLinkが確認して一定の水準をクリアした合格者だけが登録できる仕組みとなっています。
✏️✏️✏️ ✏️✏️✏️✏️✏️✏️✏️✏️
こんばんは、マキアヴェリです。
まず、なぜ音読が効果的なのかを説明しますね。
ある英語の文章(A)が読めないとします。単語もわからないし、構文を取ることもできず理解しきることができませんでした。それではその英文を少しだけ音読して、完全に理解しているとは言い難いまま新たな別の英文(B)を読んだとします。一度読んだことのある英文(A)ですら理解しているとは言えないのに、別の初見の英文(B)を読めるようになるでしょうか?それを続ければ長文に強くなるでしょうか?
答えはノーだと思います。
音読は、自分が取り組んだ英文を完璧に理解できるようにするためのツールです。過去に取り組んだものであれば完璧に解説できる!という状態を増やすことで、初めて初見の問題にも対応できる力がつくんです。
それでは具体的なやり方を紹介します。
まず長文を読む回数(日数)ですが、本当のところを言えば「あなたが完全に理解できるまで」です。それは、5回とか10回の次元ではないです。最低30回は必要だと思います。自分にとって非常に難しい英文の時は50回100回必要かもしれません。
音読をする前にその英文を完全に理解できる状態に持っていきましょう(精読)。覚える必要のあるわからない単語の意味を全て調べ、複雑な公文のSV0Cをとり、理解できていなかった文法事項を調べます。全ては音読をした時に完全に理解できるようにするためです。
精読が終わったら、実際に声を出していきます。最初の一回はおそらくとてもゆっくりになってしまうと思います。スピードはどんなに遅くても構いません。読み込めば自ずと速くなるので気にしないでください。声に出す時に気をつけなければならないのは、自分がちゃんと理解していることを意識することです。ぼーっとしているといつのまにかただの発声練習になってしまっていることがよくあります。ちゃんと完全に理解しながら読んでくださいね。
受験生は多くの長文問題に取り組みますから全ての長文素材を音読するのは現実的ではないと思います。なので自分が一番音読すべきものをピックアップしてください。私は読み込みレベルの異なる素材を5つほど同時並行で音読していたと思います。
長文が本当に苦手で、何としても力をつけたいのであれば、1日2時間の音読をまずは一ヶ月続けてください。厳しいことを言いますが長文が苦手な受験生がこの時期に30分程度の音読では間に合わないと思います。逆に言えば、今から本気で取り組めばまだ間に合います。実際私が本気で音読をやり始めたのも10月です。1日2時間を一ヶ月本気で取り組めば、必ず読む力は格段に上がります。そこで自分の伸びと相談して一時間程度に減らせば良いと思います。
多くの受験生は本気で音読に取り組むことはありません。しかし音読こそが読む力をつける近道だと私は確信していますし、実体験を持ってそう言えます。一ヶ月後、センター英語の時間が驚くほど余るでしょう。まだまだ時間はありますよ、応援しています!
コメント(2)
さくら
丁寧にわかりやすく教えてくださってありがとうございます!早速実践して絶対に間に合わせます!🙇♀️🙇♀️
マキアヴェリ
コメントありがとうございます😊
是非明日からやってみてください!
またわからないことがあったら聞いてくださいね、応援してます😺