現代文の読み方
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はるる
最近、現代文を読む時に最終段落を読んでから最初から読むようにしてます。しかし、学校の先生はその読み方はやめた方がいいと言われました。
ですが私はその方が問題を解けるし、最初から読むと時間がかかってしまいます。
どちらの方が効率的で正確性がありますか?
回答
Datty
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後ろを読んでからというやり方はあまり聞いたことがありませんが、ものによるんじゃないかと思います。
今の時期はそれでいけるのかもしれません。
基本的な現代文の問題は問題文でひとまとまりになるように切ってありますので、最終段落に答えとなる段落があることは確かに多いと思います。質問者さんが最終段落を先読みした方がよく解けると思うのは、そういう文章にあたると結論がわかった状態で読めるからだと思います。
でも、だんだん入試レベルに近づいてくるとそうも行かなくなります。必ずしも最後に結論がくる文章ではなくなり、『例示の段落があって、途中に核となる大事な内容があって、その後ろにまた例示で問題文が終わる』というパターンや、最初に大事なものがあるパターン、さらに随筆を出す学校だと、『どこにも特筆すべき大事な部分などなく、最初から通してのっぺりと読んでいく中で大事なものを見抜く』パターンもあります。そうした文章にあたるようになると、最終段落を読む方法はいい解き方とは言えないように思います。
よく言われる方法で、初めから全体の内容を掴むコツというと、1番最後に載ってる、出典を先に読むことです。
(山田 太郎 「哲学となんちゃら」)みたいな部分を先に読めば、初めにネズミの話を出して来ようが、目玉焼きの話をしてようが、その文章は哲学的な内容を意識して書かれたんだという前提がなんとなく抑えられます。最終段落の先読みを否定はしませんが、いつも1番後ろから読むことがいいとは限らないと思うので、私としては癖づけるなら出典を読む方をお勧めします。
参考までに、私(一応現代文が1番の得意教科で学年トップをよく取りました)の現代文の読み方を紹介するので、一つの方法として捉えてみてください。
全文を前から順に読む中で、
①全ての段落を大まかに話ごとに分ける(序論、本論の抽象的なもの、本論の具体例の部分、結論、など)
②各段落からキーセンテンスを1〜2文選んで線を引く
③傍線部のばらつき加減と解答部分のバランスを見て、だいたい全体を通して大問二つで同じ箇所を解答することのないように確認する
(二つの問題で同じ段落が解答箇所の中心になることは珍しいので、重複を避ける)
④解答を作る
⑤解答を読み直して誤字脱字、意味の通りにくい部分、文末(〜こと。/〜から。 などなど)を整える
という感じです。①〜②までに一回通して最後の段落まで読んでました。
現代文は予備校や先生によっても模範解答に大きなばらつきが出やすい難しい科目です。それゆえに、読み方もいろいろあると思います。
私が言ったこと、先生が言ったこと、様々試してみてください。それでも合わないなら、ご自身のやり方がいいんだと思いますし、他のひとのやり方が合うかもしれません。
アドバイスが参考になれば幸いです。
コメント(1)
はるる
ありがとうございます。なぜ文章を最初から読まなければならないかが分かりました。そのやり方でやってみます。