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現代文の読み方

クリップ(18) コメント(1)
4/17 21:24
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はるる

高1 埼玉県 一橋大学経済学部(70)志望

最近、現代文を読む時に最終段落を読んでから最初から読むようにしてます。しかし、学校の先生はその読み方はやめた方がいいと言われました。 ですが私はその方が問題を解けるし、最初から読むと時間がかかってしまいます。 どちらの方が効率的で正確性がありますか?

回答

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Datty

慶應義塾大学法学部

すべての回答者は、学生証などを使用してUniLinkによって審査された東大・京大・慶應・早稲田・一橋・東工大・旧帝大のいずれかに所属する現役難関大生です。加えて、実際の回答をUniLinkが確認して一定の水準をクリアした合格者だけが登録できる仕組みとなっています。
後ろを読んでからというやり方はあまり聞いたことがありませんが、ものによるんじゃないかと思います。 今の時期はそれでいけるのかもしれません。 基本的な現代文の問題は問題文でひとまとまりになるように切ってありますので、最終段落に答えとなる段落があることは確かに多いと思います。質問者さんが最終段落を先読みした方がよく解けると思うのは、そういう文章にあたると結論がわかった状態で読めるからだと思います。 でも、だんだん入試レベルに近づいてくるとそうも行かなくなります。必ずしも最後に結論がくる文章ではなくなり、『例示の段落があって、途中に核となる大事な内容があって、その後ろにまた例示で問題文が終わる』というパターンや、最初に大事なものがあるパターン、さらに随筆を出す学校だと、『どこにも特筆すべき大事な部分などなく、最初から通してのっぺりと読んでいく中で大事なものを見抜く』パターンもあります。そうした文章にあたるようになると、最終段落を読む方法はいい解き方とは言えないように思います。 よく言われる方法で、初めから全体の内容を掴むコツというと、1番最後に載ってる、出典を先に読むことです。 (山田 太郎 「哲学となんちゃら」)みたいな部分を先に読めば、初めにネズミの話を出して来ようが、目玉焼きの話をしてようが、その文章は哲学的な内容を意識して書かれたんだという前提がなんとなく抑えられます。最終段落の先読みを否定はしませんが、いつも1番後ろから読むことがいいとは限らないと思うので、私としては癖づけるなら出典を読む方をお勧めします。 参考までに、私(一応現代文が1番の得意教科で学年トップをよく取りました)の現代文の読み方を紹介するので、一つの方法として捉えてみてください。 全文を前から順に読む中で、 ①全ての段落を大まかに話ごとに分ける(序論、本論の抽象的なもの、本論の具体例の部分、結論、など) ②各段落からキーセンテンスを1〜2文選んで線を引く ③傍線部のばらつき加減と解答部分のバランスを見て、だいたい全体を通して大問二つで同じ箇所を解答することのないように確認する (二つの問題で同じ段落が解答箇所の中心になることは珍しいので、重複を避ける) ④解答を作る ⑤解答を読み直して誤字脱字、意味の通りにくい部分、文末(〜こと。/〜から。 などなど)を整える という感じです。①〜②までに一回通して最後の段落まで読んでました。 現代文は予備校や先生によっても模範解答に大きなばらつきが出やすい難しい科目です。それゆえに、読み方もいろいろあると思います。 私が言ったこと、先生が言ったこと、様々試してみてください。それでも合わないなら、ご自身のやり方がいいんだと思いますし、他のひとのやり方が合うかもしれません。 アドバイスが参考になれば幸いです。
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コメント(1)

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はるる
4/17 21:34
ありがとうございます。なぜ文章を最初から読まなければならないかが分かりました。そのやり方でやってみます。

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現代文の読み方
後ろを読んでからというやり方はあまり聞いたことがありませんが、ものによるんじゃないかと思います。 今の時期はそれでいけるのかもしれません。 基本的な現代文の問題は問題文でひとまとまりになるように切ってありますので、最終段落に答えとなる段落があることは確かに多いと思います。質問者さんが最終段落を先読みした方がよく解けると思うのは、そういう文章にあたると結論がわかった状態で読めるからだと思います。 でも、だんだん入試レベルに近づいてくるとそうも行かなくなります。必ずしも最後に結論がくる文章ではなくなり、『例示の段落があって、途中に核となる大事な内容があって、その後ろにまた例示で問題文が終わる』というパターンや、最初に大事なものがあるパターン、さらに随筆を出す学校だと、『どこにも特筆すべき大事な部分などなく、最初から通してのっぺりと読んでいく中で大事なものを見抜く』パターンもあります。そうした文章にあたるようになると、最終段落を読む方法はいい解き方とは言えないように思います。 よく言われる方法で、初めから全体の内容を掴むコツというと、1番最後に載ってる、出典を先に読むことです。 (山田 太郎 「哲学となんちゃら」)みたいな部分を先に読めば、初めにネズミの話を出して来ようが、目玉焼きの話をしてようが、その文章は哲学的な内容を意識して書かれたんだという前提がなんとなく抑えられます。最終段落の先読みを否定はしませんが、いつも1番後ろから読むことがいいとは限らないと思うので、私としては癖づけるなら出典を読む方をお勧めします。 参考までに、私(一応現代文が1番の得意教科で学年トップをよく取りました)の現代文の読み方を紹介するので、一つの方法として捉えてみてください。 全文を前から順に読む中で、 ①全ての段落を大まかに話ごとに分ける(序論、本論の抽象的なもの、本論の具体例の部分、結論、など) ②各段落からキーセンテンスを1〜2文選んで線を引く ③傍線部のばらつき加減と解答部分のバランスを見て、だいたい全体を通して大問二つで同じ箇所を解答することのないように確認する (二つの問題で同じ段落が解答箇所の中心になることは珍しいので、重複を避ける) ④解答を作る ⑤解答を読み直して誤字脱字、意味の通りにくい部分、文末(〜こと。/〜から。 などなど)を整える という感じです。①〜②までに一回通して最後の段落まで読んでました。 現代文は予備校や先生によっても模範解答に大きなばらつきが出やすい難しい科目です。それゆえに、読み方もいろいろあると思います。 私が言ったこと、先生が言ったこと、様々試してみてください。それでも合わないなら、ご自身のやり方がいいんだと思いますし、他のひとのやり方が合うかもしれません。 アドバイスが参考になれば幸いです。
慶應義塾大学法学部 Datty
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現代文
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文と文の繋がりとかが分からない
お疲れ様です‼️はじめまして、私の回答が少しでもあなたの力になればと思いコメントさせてもらいます。 今回は実践というよりも勉強の段階から意識する点をお話しますり (1)速読というものを見誤っている (2)論理的読解力がついていない (1) 速読をただ文章を速く読むことだと思っていませんか? 速読力とは、どこを重点的に読んでどこを流しながら読むのか判断できる力のことをいいます。 文章、段落の主張となっている文、設問に関係している文は正確に読み、関係ないところはサッと目を通すだけと判断できれば1発で主張を掴み問題に取り掛かれます。 つまりは速さではなく強弱と言った方がいいでしょう。 (2) 受験における論理的読解とは、文章の構成を理解し内容がわかることをいいます。また、構成を理解しているならば自分で内容を予測できる力とも言えます。 ex 1段落目は一般論、導入、逆説してから主張、簡単な理由。 2段落目で例や意見。 3段落目で逆説や反対意見、例。 4段落目でそれに対する意見や反論、データ。 5段落目で主張の反復。 といったくらいに受験の長文は綺麗な構成になっています。 練習の段階で1度ゆっくり読んで、段落ごとに要約、そして役割を書き出してください。また、その役割を示す単語にも注意してください。(ディスコースマーカー) 例えば、ButやHoweverの前後をみると、前には一般論、後ろには主張が来るとこが多いです。(特に大文字Butはほぼそう) というのも逆説をつかう利点は説得性を上げるためにあります。1度一般的な意見、みんなが信じ込んでいることを否定することで説得力を上げています。 速読と関連しますが、あまり重要でないところ、速く読むところは主張のあとの具体例やデータのことが多いです。というのも始めから言いたいことを言っているで、具体例はその補足にすぎません。 ▶️まとめると、論理的読解力をつける為に普段の問題演習から段落の役割を意識して読む。その段落の役割が分かるようになればどこが重要なのかもわかるので読むスピードが上がる。 論理的読解力について大雑把に説明しましたがやればやる程この読み方が圧倒的であることが分かります。本当は詳しく説明したいので興味がありましたら是非メッセージお待ちしております。 それでは頑張りましょう‼️
早稲田大学法学部 みやこのせいほく
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英語
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何回か読まないとと意味が取れない
初めまして 解決策:そのままで大丈夫です というか一通り文を読み終えてから解くのは避けた方が良いです まず、問題の最後に内容一致問題がある場合 特に選択肢が英語のものは、高い確率で本文の流れと選択肢の順番はリンクしてるので、内容一致問題なのでもちろん間違った部分もありますが、話題は掴めるので、まず1つ目の選択肢を読んで、その正誤を確認するために本文を読む、わかったら、次の選択肢の最後を確かめるために読む、、というのを続け、その間に傍線などあればその都度問いに答えるのが、長文演習では有効です また、入試問題、問題集の長文は基本的に英語のサイトや記事から持ってきています つまり、書き手が伝えたいことは結局1つなのですが、記事として載せている以上、読者に読み物としてクオリティのあるものを作る必要があるため、その主張を支える例示、対比、理由などが細やかに書かれているので、英語を学習中の僕たちには複雑に感じてしまうことがあるのです なんで、各パラグラフ(段落)ごとに言いたいことも1つ(.主張、テーマ、理由、例示、対比など)なので、そのパラグラフの役割を考えれば、途中でわからない文が出てきても これらは、非常に多くの場合パラグラフの先頭か末にあるので、そこから判断できます(例えばThere are three reasons.とくれば自明にそのパラグラフは理由について書かれていますね 考えてみれば当たり前のことしかないので、それを意識すればいいだけです) 「このパラグラフは◯◯のいいことを言ってるんだからネガティヴな内容じゃねえだろうな」 くらいの感覚で進んで構わないので これだけで大分見通しがよくなるとおもいます ゆーてこういうこと言いたいだけでしょハイハイわかってるんやで🤚くらいの余裕で文章読めれば、内容の概略把握はしやすくなります 問の根拠となる部分は精読するべきですけどね! そのために、問いに関係しそうな箇所、前述のパラグラフの役割を明示している箇所はバンバンにマークして見直したときにそこだけみれば良いという状況にするのがベストです という感じです、残りの受験勉強も頑張ってください🙏
早稲田大学先進理工学部 エムジェー
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早稲田の現代文 読みながら or 全て読んでから解くか?
僕の実体験でよければお話しさせていただきます。 僕は①読みながら解く、と②本文を通読してから解くの二つを併用していました。まず極端な例をあげると、共通テストの現文でも、大問の最初に漢字の問題がありますよね。そのようなものは本文を読みながらでも解けるはずです。また、傍線部周辺の段落内容の理解を確かめる系統の問題も、傍線部の周辺のみをしっかりと理解できていれば良いのですから、①で対応できるはずです。 このように、「読みながら解い」ても「本文を通読してから解く」やり方との解答の精度の差が出ないような構造になっている設問はいくつか紛れ込んでいるはずです。 ですから、本文を読んでいる途中で傍線部にぶつかる度にその傍線の設問を見て、①で対応できる設問やなと思ったら、読みながら解き、本文の全体像を頭に入れながら答えなければならないと思った問題は②のやり方で解くようにしていました。 ここまで長々とお話しさせていただきましたが、原文の読み方、解き方は本当に悩ましい問題だと思います。実際自分も去年の今頃はめっちゃ悩んでいました。僕の今回ご紹介したやり方が少しでも参考になれば幸いです。 最後に 早稲田大学はとても良い大学です。第一志望校に無事合格されることを願っています。
早稲田大学社会科学部 ナオ
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現代文
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なんとなくで解いてしまう
こんにちは😃 現代文を解く上で最も大事なことはその文章が何を言いたいのかということを掴むことだと思います。 特に評論文などは筆者の主張が言葉を変えて、何回も登場してきます。だから、キーワードとなる語や繰り返し出てくる語にはチェックを付けて読んでいました。 また、二項対立で論じられている文章では一方の事柄については普通に線を引いて、もう一方の事柄については波線を引いていました。同じように筆者の中でプラスの事とマイナスの事も後から見て分かるように違うマークを付けて区別していました。共通テスト模試は時間制限も厳しく、丁寧な読解はなかなか厳しいですが、練習の中で主張の言い換えを見つけたり、対立軸を意識する事が大事になってくると思います。あと、当然ですが接続詞や文意を変えたりする表現には気をつけて読みましょう! なので、現代文を解く上で身につける力としては、その文章の言いたいことをできるだけ早く見抜くことです。 なかなか難しいことですが、これに関しては問題演習をして経験値を積むしかないです。実際にペンを持って言葉と言葉をつなげたり、文章にマークや線を引く練習をしていくことが最初の内はベストだと思います。 とにかく、自分の中で筆者の意見や考えが分類できていることが分かり、整理されていれば大丈夫です🙆‍♂️ また、完璧に筆者の言いたいことが分からなくても全然オッケーです。あくまで、問題に正解することがやるべきことで、主張を理解するのはそのための足掛かりですから。 あと、選択肢を消す際に数字や記号のところを消すのではなく、間違っている箇所に印を付けるクセも大切です。一発で答えが出せる設問もありますが、共通テストレベルの問題でもイヤらしい問題が多く、その場合消去法でしか消せない時があり、わずかな違いが大切になってくるからです。 それから、質問者さんがどのような形で現代文を取り組んでるか分かりませんが設問を先に読んで問われることを先に分かっておくことは共通テストの現代文を速く解く秘訣だと思います。選択肢までは見ないですが、共通テスト特有の図表やグラフの問題は先に見ておくと結構すぐに解けることがあります。 最後に、私もいつもできたわけではないですが、自分と文の筆者、そして作問者の3者を問題を解く際に意識してました。なぜこの文章を大学側が出し、ここに傍線部を持ってきているのか、共通テストであれ、個別入試であれ国語という入学試験である以上必ず意味があるはずです。問題を作っている人の意図や大学側の伝えたいメッセージを考えながら俯瞰して読めことができるようになれば現代文に関しては大丈夫です。 現代文の読解は人それぞれなので私の読み方が必ずしも正しいとは限りませんが、是非参考にして下さい! 受けておいた方がいい模試に関しては河合塾の早慶レベル模試や代ゼミの早大入試プレなどです。 やはり冠模試は実際の受験者が多く受けるので、自分の立ち位置を知る上で非常に役に立ちます。 また、質問があればぜひ聞いてください!
慶應義塾大学経済学部 Ryo
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模試
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現代文の読み方
こんにちは。 さて、回答ですが、今現在高一ならば、最初から読むことに慣れて速読出来るようになるのがいいかと思います。なぜなら、問題の最終段落の文が全体の言いたい内容では無い可能性(ただの付属部分)もあるからです。もちろん、最後までどのくらいの文章量があるか確認するのは大切です。ただ、文章によっては前半と後半で言いたいことが異なる文が出ることもあり、加えて最終段落がいわゆる「まとめ」では無いことも多いです。(なぜなら入試問題は長い文書から抜粋することが多いから) また、最終段落から読むことは、文の流れを無視して途中から読むということですので、記述に不可欠な文章の流れの把握をミスしてしまうことも有り得ます。 したがって、私は最初から読む(最終段落は読まない)ことをオススメしたいです。 追記 しかし、もしはるるさんが、「その方が早い!しかも効率がいいと思う!」ならば、絶対に信念を曲げずそのままの解き方にしてください。なぜなら、解き方に正解は無いと思うからです。 自分自身も、先生に「やめた方がいい」と言われた勉強法を試したり、使っていたりしたので、人から言われたからと言ってやめる必要はありません。自分にとっての最善を目指しましょう。 一意見として、参考になれば幸いです。
東北大学経済学部 りょー
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現代文
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現代文 読めていたのに読めなくなった
はじめまして。 とりあえず評論文についての説明をします。もし小説も色々聞きたいとなったら、メッセージかなんかでお話します。 「評論の問題が解ける」のには、①読める②解けるの2段階あると思ってます。連番さんは過去には解けていたとのことなので、②解ける段階に問題があるのかもしれないし、もしかすると①読める段階に問題があるのかもしれません。読んでみてから判断をしてみてほしいです。 ①読める について。 もちろんここで言いたいのは、本文を日本語として理解できるかだとか漢字が読めるかなどではありません。ここで大切なのは「論理構造」です。 まず知って欲しいこととして、作者には主張があります。その主張を伝えるためにその評論文を執筆しているはずです(もちろんこの世の全ての評論文が必ずしも主張があるとは言い切れませんが、少なくとも試験で扱うものはあります)。ここからが大切で、その主張をただ感情的にぶつけても、読者はなかなか理解してくれない。そうなった時に使われるのが「論理」です。「論理」によって筆者の主張は構造化され、解像度が上がり、より客観的な評価ができるようになります。 さて、その「論理」には大きく分けて3種類あります。反復と対比と因果です。 主張とは筆者の言いたいこと。人間言いたいことは何度も繰り返してしまいます。それは筆者も例外ではありません。文中で何度も繰り返します。それが反復です。しかしただ同じ文章をつらつらと連ねても読者には伝わりません。反復は表現、構造を変えて行われます。字面や接続詞をただ追っていても反復は見抜けず、筆者の主張には届きません。「この文章の内容は前の段落で言っていたことと同じことだな」と気付けることが大切です。 また、ただ同じ視点から主張を続けても説得力に欠けます。人間10人いれば10通りの立場・価値観があるので、主張の角度を変えないといけません。そこで便利なのが対比です。自分の考えや立場とは違う考えや立場を用意し比較させることで、絶対的な評価から相対的な評価に切り替え、自分の主張に正当性を帯びさせます。これは経験則ですが、大抵は二項対立です。 主張する際、そういう結論に至った経緯や理由を述べた方が理解がされやすいです。そこに因果は相性がいいです。「なぜそう思ったのか」「そう考えた結果どうなるのか」、これらを書き加えることで共感を与えやすくなります。因果には接続詞がポイントになりますが、ただ接続詞ばかり追えばいいという訳では無いので注意です。 以上3つの論理パターンを把握しながら文章を読み進めます。これを行って筆者が何を言いたいのか、どのように考えているのかを理解することが「読める」段階です。 連番さんも筆者の主張を論理的に読むことができていたのか確認してみてください。別にここまでしっかり明文化されている必要はなくて、感覚的にでも理解できていれば問題ないと思います。 ついでに説明しておくと、逆接には気をつけましょう。Yes,but方という論証方法が確立されているように、人間には逆接の後に大切なことを言いたくなる習性があります。なので、上で接続詞ばかり追っても内容は読めないとは言いましたが、逆接の接続詞には反応する癖をつけましょう。もちろん意味の無い逆接もあるので注意です。 また実践的なコツとして、記号化というものがあります。私が実際に運営やっていたものとしては、筆者の主張に線を引き、対比は記号をつけ、因果は矢印を引いてました。読みながらやることで、頭が整理されて読みやすくなるのはもちろん、問題を解くために戻って来た際に非常に分かりやすいです。記号化のやり方は自由(私のやり方を真似なくていいです)、あらかじめ自分のルールを作っておくことが大切です。演習の段階から癖をつけておけば、本番でも同じようにすることでルーティン化され焦りが緩和されます。試してみてください。 ②解ける について。 「読める」ようになったからと言って安心しては行けません。読んだ内容を伝える必要があります。そして問題に何が問われているか把握する必要もあります。 評論に問わず国語は「答えが1つにならない」とよく言われます。否定はしません。しかし試験科目である国語は、試験で扱う以上採点基準があります。それを満たしていなければ減点されるし、全て満たせば満点となります。現代文で点を取る時に重要となってくるのは、この採点基準を知ることです。 評論の設問はある程度パターン化できます。ここでは頻出の内容説明問題と理由説明問題の2つについて触れます。 まず内容説明問題。よくあるのが「傍線部はどういうことか説明せよ」です。「どういうことと言われてもわからん」と思うかもしれません(私が受験を始めた時もそうでした)が、もちろんここにも採点基準はありません。言い換えるならば、答えなくてはいけないポイントがあります。そのポイントを探すコツが実はあります。それは「その本文を読んだことがない人が読んでわからない箇所」です。これ意外と知らない人が多いです。例えば指示語。本文から切り抜かれた指示語なんて説明なしでは分かるわけがありません。あとは一般的な意味ではなく限定的あるいは独自的な意味で用いられている言葉(個人言語と言ったりもします)や比喩などです。見つけたら文章を内容に則って初見さんにも分かるように説明する、これが解答プロセスです。 次に理由説明問題。よくあるのが「傍線部のように言うのははなぜか」です。結論から言うと、この理由説明問題には「論理の飛躍」があります。逆に言うと「論理の飛躍」の無いものには理由の説明ができないです。例えば「リンゴは赤い」という文章に対して「なぜか説明しろ」と言われてもこれ以上何も言えません。しかし「リンゴは青い」と言われたら、意味が通りません。これを理解するには、「リンゴは〜であり、…であるので、青いと言える」という説明が本文にあれば意味は通ります(思い付きで書いたので具体例が出せませんでした)。これが「論理の飛躍」です。それを解答に盛り込むこと必要があります。 恐らく言われればわかるとは思うのですが、どのようにやればいいのかなかなか分からないと思います。そこで、何かしらの問題演習をするとは思うのですが、解答解説をじっくり読むことをオススメします。問題演習は解くことに意識が行きがちですが、知識が得られるあるいは自分のやり方に修正を入れられるのは解答解説を読んでいる瞬間です。特に本試や模試の過去問をおすすめします。本誌の解説は各予備校が、模試はその模試を主催している予備校あるいは企業がその名をかけて出版しているので、内容にかなり気合が入っています。したがってツッコミが入らないような問題なのはもちろん、解答解説がめちゃくちゃ充実しています(ただ赤本は別です あれは内容も薄いし間違いだらけです)。無難なのは大手予備校の出している過去問集でしょうか。 また実践的なコツとして、下書きすることもオススメします。別に解答欄に書く内容を丸々書くのではなく、ポイントや主述だけをまとめます。何を書くかよりもどの順番に書くかを整理するのに便利です。 長々と書きましたが、分からないことの多いと思います(理解力がないと言いたい訳ではなく、恐らく私の説明が不十分なので)。分からないこと、聞きたいことがあったらメッセージをください。できる範囲で答えたいと思います。 コロナで大変な1年だったとは思いますが、あと少しです。負けずに頑張ってください。応援してます。
京都大学農学部 31
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現代文
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現代文を読む時に意識していることとは
文章を読むときに、頭の中でその文の全体像や構図を作ることを意識しています🗝 構図は簡単に作ります。 例えば…極端な話ですが、テーマが「目玉焼きはソース派or醤油派」だとします。文章から読み取るべきことは、この文章がソース派と醤油派の二項対立構造だということ。筆者はどちら派なのか。具体例は筆者の派のメリットを言うものか、筆者と反対派のデメリットを言うものか。筆者が最終的に1番言いたいことは何か。このように、文章の大きなテーマと構造、各段落の役割を、探す練習をしてみてください✏︎ 現代文が苦手な人は、本文の構造や、筆者は結局何を主張したいのかがあまり分かっていない場合が多いです…。最初は時間がかかると思いますが、慣れれば簡単に見つけることができ、読解もスピーディーになるはずです。 おまけ🤭 ♥現代文が伸びる瞬間は復習 現代文は復習が大切です。 解説を呼んで「へー」と思うだけじゃだめ🙅‍♀️自分で、「この理由だからこの答えなんだ!」と自信を持って他の人に説明できるくらいまで理解をしましょう。こうして「自分はこんな間違い方をするんだ。もうこの間違いはしないぞ!」を繰り返すことで、現代文の点数に波が出なくなります。現代文は解きっぱなしではなく復習を大切にしましょう。 2つとも、すぐに実践できることです🌟まだ取り入れていない人がいたら、ぜひ試してみてください!
慶應義塾大学文学部 Natsuki
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現代文
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音読をしても内容が頭に入らない
はい、お応えします(・∀・) まずは音読というより黙読に関して話します。黙読は音読の効率を上げるために必要ですなことです。質問者さんは分からない構文などが出てきたところだけ読んでいるそうですが全体を黙読した方がよいです。 理由は黙読の後に音読をすると内容も比較的入りやすく、速く読めるからです。 最初から音読をして内容が入らないのは誰しも同じです。なので最初は黙読をしてその時点で内容を大体頭にいれます。黙読でも最初を理解するのは難しいです。なので最初はゆっくりで全然構いません。何度も何度も繰り返して黙読してください。 ある程度慣れてから音読に移ると非常にスムーズに読めて速度力も上がります。音読に移るタイミングですが黙読でスラスラ読めるくらいになったら移ると良いと思います。そうすれば音読にも支障は出ません。 黙読を何回かして段々読むスピードを速くするだけでも速度力はある程度上がります。他にも単語が覚えられたり結構効果はあるんです。もちろん音読した方が効果は大きいですが。 なのでぜひ黙読をじっくりやってみて下さい。 自分は黙読を大体どの文章も20回から30回してました。自分をそのくらいしないと音読するのがたどたどしくなってしまってました。実際に効果はでて速度力はつきました。でも結構時間がかかるので焦らずじっくりやってください。時間はまだまだあります。 音読のやり方については質問者のやり方がとても良いのでそのまま続けて頑張ってください!
早稲田大学社会科学部1年 KK
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現代文を安定して取れるようになるには
初めまして。現代文の勉強は、受験界屈指の我慢大会です。したがって短期間で成績は伸びないこと、伸びないのは皆同じだと言うことを念頭に置いて下さい。何も心配することはありません。 さて、具体的な方式ですが、テキスト選びが秀逸ですね、センス良いです。私はその中でも特にアクセスを推しているのですが、基本・発展ともに数周する価値があります。そしてもう1つ。完成編をやる予定はありませんか?以前にも基本・発展で留めようとしている受験生を見た事があります。その人にもお伝えしましたが、アクセスは基本・発展・完成全てこなして初めて最大の効用を発揮します。いわば3つで1シリーズなんです。 また解説に納得いかないとの事ですが、まずは解説が解答の根拠として示している本文の箇所を熟読してみましょう。次に解答を知っていて良いので、他の選択肢が何故違うのか、一つひとつ説明してみましょう。句読点の前後内容が矛盾している肢も有り得ますから、選択肢自体の吟味も欠かせません。 最後になりますが、読解の根本を勉強しようというのは良い心構えです。しかし、過去問を一切やらないというのも考えものです。テキスト1周したら過去問1個、といった具合に定期的に解く事を通して、学んだ読解の理論を応用する練習をすると、直前期に大いに役立つと思います。それでは、頑張って下さい。
早稲田大学政治経済学部 ハミル
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