一橋大学 高校3年になるまでにどのレベルまでほしい
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´`・)
一橋大学の商学部志望の高校2年生です
進級して高3になるまでに各教科どのくらいのレベルに達していたらいいと思いますか?
回答
うえの
すべての回答者は、学生証などを使用してUniLinkによって審査された東大・京大・慶應・早稲田・一橋・東工大・旧帝大のいずれかに所属する現役難関大生です。加えて、実際の回答をUniLinkが確認して一定の水準をクリアした合格者だけが登録できる仕組みとなっています。
はじめまして!一橋法学部1年のうえのと申します。駿さんが志望されている商学部の人間ではないですが、同じ一橋でかつ私は数学を武器に受験に臨んだので、その体験から回答させていただきます。
まず概観としてお伝えしておきたいのが、高3のスタートからゴール(2次試験)にかけて学力は大きく上昇します。その伸び幅は受験生の皆さんが思っている以上に大きく、受験を終えてから思い返すと二次関数的に学力が向上していたなと実感させられます。なので現状の成績に関わらず、合格の可能性はあるということを念頭に置いた上で読んでいただけると幸いです。
早速科目ごとにお話させていただきます。まず数学ですが、2次試験の確率or整数のどちらかが解けることがある、程度で問題ないと思います。一橋2次の数学は難易度が高いと言われがちで、実際に高3に進級した頃に解こうとしても手が付けられない、解法の一手目が浮かばないような問題によくぶち当たるでしょう。特に数II・Bの範囲なんかは習得し終えてまだ間もない時期で、解答用紙が白紙になることもままあると思います。ですが、それらを気にする必要は無いです。数学は高3で過去問や演習やらを嫌というほど積むことになるでしょうし、その過程で2次数学への向き合い方も洗練されていきます。とはいえ、頻出問題である整数や確率くらいは白紙は避け、間違いでも構わないので最低限答えは出せるようになっていると良いと思います。
次に国語についてです。駿さんは国語が得意科目ということで、そこまで言及する必要も無いのかなとは思いますが一応触れておこうと思います。とはいえ、国語でどの程度到達するべきか、について論じるのはなかなか難しいものです。2次試験についてだけを言うならば、漢文の知識を最低限入れて大問2の文章の意味を理解できるようになること、大問1の論述の回答を方向性を誤らずにある程度作成できること、でしょうか。正直国語に関しては得意な方なら高3だろうが高2だろうが関係なしに点を取れます。大問3も200字要約といえど恐れることはない単なる文章読解ですし、慣れてしまえば怖いものでもありません。何にせよ、得意科目なら国語は心配無用であると思います。
次に英語ですね。苦手科目に英語を挙げていらしたので、とてもシンパシーを感じます。自分も英語が苦手でしたし、実際に本番でも英語の点数が相当に低かったです。そのためあまり参考にならないかもしれませんが、私が思う「こうしていればよかった!」をお話します。その中身が、高3のスタート時点で、英単語を1冊完璧にする、基本的な英文法、英熟語等を抑えている、リスニングが共通テストレベルなら7割程度はとれる、という3つの要素です。自分の場合はシス単を諦めて鉄壁スタート、英文法英熟語はフィーリング、共通テスト模試のリスニングが6〜7割、といった状態でした。この状態だと、一橋レベルの超長文と戦うには単語力不足になりがちで、割と単純な組み合わせで点が取れる英熟語問題を落とし、得点源にしたいはずのリスニングで周りに差をつけられる、ことになりかねません。長文を読解するという点に関しては高3の演習の中でレベルアップしていけますが、単語、文法、熟語力はないと詰みかねませんしリスニングも短期で伸ばせるものではありません。これらに関しては長い目で見てコツコツとやっていくべきです。特に一橋は2次試験の英語の比重が重たいです。高得点を狙いたいというよりは英語で失敗したら挽回が効きにくいという意味で、です。そのため、英語を不得意科目にしておくのは非常にもったいないです。僕が言えたことではありませんが、ぜひ勉強時間の多くを英語に割いて、崩れにくい受験生を目指して欲しいです。
最後に社会について、です。これはどの科目を選択するかにもよって多少変わってきますが、基本的には、2次試験で使用する科目の共通テストレベルなら8割は取れる、程度まで仕上げておくと後々が非常に楽だと思います。とはいえこれは理想論で、このために社会に時間を割くくらいなら英語に重きを置くべきです。高3になってからでも社会は遅くないです、学校の授業レベルに留まってしまっても絶対に巻き返しが効きます。不安にならずに、主要科目に心血を注ぎましょう!
各科目については以上です。一応、共通テストについても少しだけ触れておこうと思います。共通テストに関しては、
・社会と理科基礎は分からない部分が多くても気にしない
・英数は時間不足は仕方がない、が、時間無制限で解きなおしてもなお分からないという部分は早めに潰していく
・国語、特に現代文は模試の上下に気を取られず過去問を重視する
の3つを僕は意識していました。理社はまだまだ未完成な時期ですし、高3の演習期間で英数のスピードは格段に上がります。国語については、過去問が基本的には良問なのでそちらを取れれば問題なしだと思います。
話は変わりますが、実は自分も地方である東北から一橋に進学しました。大学に入ってみて、周囲に関東の人間が多く驚いています。それと同時に、地方から難関大を志望することの難しさを痛感しました。ですが、どこ出身なのかで受験の点数が変わるわけでもなければ、問題も変わりません。同い年の、同じ人間が、同じ問題に挑む、ある種残酷なほどに公平なのが受験です。もちろん周囲の環境や得られる学習の質などで地方と関東に明確な差はあります。しかし、そんな中でも合格することは絶対に可能です。志望校を常に目指して、最後の2次試験当日まで諦めずにペンを動かし続けてください。同じ地方出身のものとして、応援しています。以上で回答とさせていただきます。長文失礼しました。
コメント(1)
駿(●)´`・)
ありがとうございます!頑張ります!!