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センター 小説の問題の解き方のコツ

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11/4 7:09
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高2 兵庫県 神戸大学志望

・問題を解くコツ ・読む上で気をつけなければいけない点 ・心情変化の読み取り方 などできるだけ色々なことを教えてください

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京都大学農学部

すべての回答者は、学生証などを使用してUniLinkによって審査された東大・京大・慶應・早稲田・一橋・東工大・旧帝大のいずれかに所属する現役難関大生です。加えて、実際の回答をUniLinkが確認して一定の水準をクリアした合格者だけが登録できる仕組みとなっています。
はじめまして。 とりあえず要点だけ述べます。 小説では感情を聞かれます。彼はこの時どう思ったのか、彼女はなぜこのような行動を取ったのか等々。感情とは「主観的な」もの。すなわち人によって考えることが変わる。試験という「客観性」が問われる場には本来はふさわしくはない。でも試験では聞かれている。 結論から言うと、登場人物が何を考えているかなんて誰にもわかりません。作者も登場人物の感情をしっかり言語化できた状態で文章を書いているとは限りません。 じゃあ一体何が聞かれているのか。問題作成者も自分がわからない問題を出すようなことはしないです。すなわち「客観的に」わかることのみが聞かれます。具体的に言うと①どのような状況に陥って ②何を思って ③どのような行動を取ったのか の3点です。 ①,③は分かりやすいですが、②は主観的なことだと一見思います。しかしこの例はどうでしょうか。お菓子を貰い(①)笑った(③)という場合、考えられる感情は a.怒ったから b.嬉しかった のどちらでしょうか。b.ですよね。a.は考えにくいです。語弊がないよう言うと、合理的ではない、が正しいです。 少し屁理屈かもしれませんが、完全な客観性は存在しません。どういうことかと言うと、客観的な見方だと思われているものは、それを見ている人全員の主観的な見方がたまたま一致しているだけです。要するに1人でも多くの人の主観的な見方を共有させたものが客観的な見方となるという話です。 何が言いたいかというと、1人でも多くの人が納得できるような感情のフローが合理的な感情となり、試験ではそれが聞かれます。選択肢なら最も合理的な選択肢が、記述式なら試験官が合理的だと判断できる内容が正解となります。先程の例で言うと、あのような状況で怒ったから笑うというより嬉しかったから笑うという説明の方が納得出来る(合理的)だと判断できるからそちらが正解になったのです。 以上ですが、とりあえず小説の問題を解くための最も基本的な考え方を紹介しました。もう少し細かい内容は個別的に対応します。
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京都大学農学部

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物化選択で、センターは地理です 二浪して受かりました 人よりは辛くて長い受験生活を経験しているのでその分色々な話が出来ると思います たまに顔出します

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よく一緒に読まれている人気の回答

小説の解き方
はじめまして。 小説を解く時に鍵になってくるのは、やはり「心情」だと思います。それ以外の部分は今回触れません。賀喜さんは評論は得意とのことで、これ以外は問題なく解けることと思って話をします。もし聞きたいというのならば、まだ質問していただければお答えします。 さて、小説を解く際に出回る文句で「登場人物の気持ちになれ」というのがあります。結論から言います。これは嘘です。こんなことしても解けるものも解けませんし、別に作問者はそんなこと求めていません。 小説と言えども、試験です。試験である以上客観的な採点基準があります。そこに「俺がこう思うから○」とか「私はそう思わないから×」などとされていてはたまったもんではありません。 何が言いたいかと言うと、小説を解く際に重要となってくるのは、その時登場人物がどう思ったかではなく、なぜそう思ったかです。感情は人それぞれです。同じ状況に置かれても100人いたら100通りの感情があります。作中にて登場人物の心情が明らかにされていない時に、それを名文化しようとしても無理があります。結局のところ主観は明文化出来ないのです。しかしそのなんらかの感情を抱くに至った経緯・背景もっと言えば抱いた結果起こした行動は明文化できます。そこは客観的な部分であり、採点基準になりえます。 まとめます。小説で心情を聞かれた時、その登場人物が何を考えたか想像するのではなく、その感情を抱くに至った経緯・背景そしてその結果として起こした行動を把握し、外堀を埋める形で解きます。心情はそこに大きな矛盾がない程度で問題ないです。むしろそれ以上踏み込むと上述した通り主観になってしまいます。 この解き方(というより読み方)を押さえておけば、マーク式・記述式問わず心情問題は解けます。 具体的な勉強方法ですが、やはり量をこなしてなれることが一番だと思います。おすすめとして、大手予備校の出している模試の過去問があります。大手予備校は模試の出来にプライドをかけているので良問が多く、何より解答が充実しています。下手な解答を書くと業界で舐められるので笑。 また、センターや二次(もし使うなら)の過去問は直前期用に取っておくべきだと思います。よく予想問題集が売られていますが、過去問の方が確実です。傾向云々はありますが、変に傾向の博打をするぐらいなら最低限の傾向だけ押えた方がいい気がします(個人的な意見ですが)。 とりあえず、1回試して見てください。もし合わないとか意義が理解出来んとかあれば、やめても構いません(少なくとも私は試験の本質的な部分だと思って説明しましたが)。大切なのは自分が試験で点が取れるかなので。 今コロナで色々煩わしいとは思いますが、負けずに頑張ってください!
京都大学農学部 31
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現代文
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小説の登場人物の心情の記述
小説で求められる能力は文学的才能ではありません。 読解力と論理的思考力です。評論文と同じです。 小説を趣味で読む時に物語の展開にハラハラしたり、主人公になり切って一喜一憂するかと思います。そういった読み方では大学入試の小説で点を取る事は難しいです。 主人公その他の登場人物には特徴があります。その特徴を客観的に分析し、この登場人物の性格ならこういった場面でこういった感情になるだろうなどと論理的に考える事が重要です。 ハラハラした展開でも強靭な精神力を持った登場人物は動揺しません。 戦争を体験している登場人物は戦地で人を殺めており、自分に幸せになる資格がないと思ってるパターンもあります。 このように登場人物毎に違う性格や考え方を客観的に分析して自分の主観を排して登場人物の心情を理解しなければなりません。 登場人物の性格や特徴が分かる表現に殊更注意し、問題文の要求にそれらを踏まえて論理的に答えられるかが勝負です。 解答の根拠となる心情は必ずしも本文中にあるとは限りませんが、登場人物の性格、特徴からして必然的にこう思うであろうということは必ず本文中から分かるようになっています。 解答を作成した後自分の主観が入っていないか確認し、本文中から誰もがその解答を導き出せるか考え、論理に飛躍がないか考えてください。 その後解答を確認し、自分の解答と客観的に、論理的に導き出された模範解答を比較してどの程度の読み取りが客観的かつ論理的なのかという感覚を少しずつ磨いていくと良いと思います。 自分の解答でも正解となるのかは中々自分で判断出来ないと思うので学校の先生に確認するのも有効な手です。 主観を排して客観的論理的に小説を読み思考する能力は問題演習でしか習得出来ないと思います。 また自分の受ける大学学部が求める論理的思考力を養う必要があります。 上記2点の理由から自分が受ける大学学部の過去問を遡れるだけ遡りながら主観を排して客観的論理的に小説を読解する力を養うのがベストかと思います。
慶應義塾大学法学部 前右府殿
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小説
鍛えることはできます。 小説は「出来事→心情→行動」という因果関係が成り立っています。(出来事もしくは行動がないこともあります) 例えば、「大会で優勝して(出来事)涙が出た(行動)」と「試合に負けて(出来事)涙が出た(行動)」などがあります。 この2つの例では同じ涙が出たでも理由は違いますよね? 嬉しいと悔しい、別の心情があることはわかりますよね。 小説はこれらの繰り返しです。 たいていは心情か行動が問題になります。 となると答えるべきところはその理由となっている出来事なり心情ですよね。 ポイントとなるところは必ず出てくる心情です。 誰のどういう心情なのかを押さえながら読んでみてください。 同じ登場人物の心情が変化していたら、必ずその間に何かしらの出来事が起きているはずです。 その出来事を探せるようになれば、「出来事→心情→行動」を整理しながら読めるようになりますよ。 また、心情は必ずしも直接表現されるわけではなく「笑った」などの間接的表現に表れることもあるので注意してくださいね。 小説と言えど感性ではなく論理的に、必ず根拠を探して問題を解いてくださいね。 頑張ってください!
大阪大学人間科学部 りんご
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現代文
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センター小説の対策
お答えします! ゾエゾエさんは小説の語り部に自分を溶け込ませて、自分がまるでその語り部であるかのような視点に立ってはいないでしょうか?これは小説でやってはいけないことの1つです。語り部に自分を同一化すると、「私ならこうする」「僕ならこうする」と個々人の解釈で話を捉えてしまいますね。これが作者や作問者の意図との乖離を生みます。 つまり、大切なのは第三者の視点で小説を眺める事です。 それと、小説ではよく登場人部の心情が問われると思います。その問いの心情が のものか-のものかも考えてみてください。その -にあった心情描写が必ず文の中に含まれているはずです。そこをいかに見抜くかが鍵となってきます。 つまり、大切なのは心情の変化に着目する事です。 最後に大切なのは小説そのものを楽しむ事です!ただの問題文として考えるのじゃ楽しくないじゃないですか。だから、ぜひ内容も楽しみながら、でも感情移入はせずに問題に挑んでみてください。
早稲田大学文学部 グラス
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現代文
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助けてください(現代文)
はじめまして。 現代文には評論と小説があります。それぞれのコツと対策について述べてみました。 まずは評論について。 評論ができるようになるには2段階あると思ってます。以下で説明します。 ①読めるようになる。 簡単に説明します。 難しい言葉や文字の多さに圧倒されることがあると思います。それに惑わされず、情報の流れを追うことが大切になってきます。情報の流れ方には大きくわけて3種類あります。反復と対比と因果です。 筆者には言いたいこと(主張)があって、それを伝えるためにその文章を書いています。人間言いたいことは何度も繰り返してしまう。筆者も人間である以上主張を何度も繰り返します。しかし同じ形では文章にならないので形を変えます。それが反復です。また同じ視点から主張を続けても説得力に欠けるので、対比させます。対比させた上で自分の主張の正当性を訴えます。大抵は二項対立です。さらに自分の主張の理由を説明することで、読者に納得させやすくします。これに因果は相性がいい。 したがって字面に囚われず、今情報がどのように流れているのか抽象化し、脳内で記号化しながら読む必要があります。この文と前の文は反復なのか対比なのか因果なのか。情報を抽出する訓練をしましょう。これができるようになったら自然と文章の言ってることがわかってくると思います。ただ全てがそうではなく、導入部分や余談といった重要な情報がほとんどないもあるのでそこは緩急をつけて読みましょう。 私がやっていた記号化のコツとして、1番の主張に線を引き、対比は記号をつけ、因果は矢印を引いてました。読みながらやると頭が整理されて読みやすくなります。あらかじめ自分ルールを作っておくと安心します。やってみて下さい。 あと一つ、逆接には気をつけましょう。Yes,but法なんてものがありますが、人間逆接の後に注目しがちです。筆者もそれを使ってきます。逆接の後には重要な情報が待っています。それが主張(あるいは主張し始める合図)だったり、今後キーワードになる定義だったりと一概には言えませんが、要注意です。 ②解けるようになる。 評論を苦手にする受験生は多いと思います。私もそうでした。よく数学や理科と比べて「答えがひとつじゃないから答えようがない!」と嘆いたものです。しかしこれは間違いで、試験科目である以上採点基準があります。それを満たしていなければ減点されるし、全て満たせば満点となります。現代文で点を取る時に重要となってくるのは、この採点基準を知ることです。 ありがたいことにこの採点基準というものはある程度パターン化しています。それをここで全部紹介は出来ないので、学ぶ方法を教えます。私も受験生の頃そのような内容が充実している参考書を色々探しましたが、なかなか望むものが見当たりませんでした。結局一番良かったのが、模試の解答です。 模試は大手予備校や企業が出している訳ですが、その名前を出している以上変な問題は出せません。したがってかなり質のいい問題が出されます。ここで質がいいとは、例えばセンター模試ではセンターの傾向により即しているということではなく、解答プロセスが分かりやすく解答が充実しているという意味です。変な知識やひらめきが必要な問題はいわゆる悪問であり、模試で出されると凄く業界から嫌がられます(よく予備校の先生が愚痴ってました笑)。また日本全国ですごい数の受験生が見るので、より客観的で妥当性のあるプロセスで解答が導かれます。そのプロセスはたくさんの人が見て納得できるように丁寧に書かれています。よって初学者は模試の過去問を読んで、採点基準はどのような箇所に与えられるのか、それぞれの採点基準はどのように解けばいいのかを身につけていくのが効率が良いと思います。引き出しを増やしましょう。 次に小説について。 何よりも大切なことですが、小説の読解は「登場人物の気持ちになれ」という文句が常套句になっていますが、あれは間違っています。共感性は求められていません。そろそろ共感性なんて人によってバラバラです。そんな曖昧で主観的な基準は求められていません。求められているのは、状況分析能力と至極一般的な思考回路です。以下で説明します。 まずは話を場面ごとに区切ります。場所が変わったり登場人物の出入りがあったら場面が変わります。場面が変われば状況が変わるので、一旦区切られます。次に着目したい登場人物の置かれている状況や背景をチェックします。主に外的なものをチェックします。その外的な何かがその登場人物に起こり、心情に何らかの影響を与え、それが言動となって現れます。したがってここで必要なのは、登場人物に起こった外的な何かの状況把握と結果起こした言動です。 よく登場人物の感情から考える人がいますが、先にも述べたように、必要ありません。人によってどのように感じるかは様々です。統一できません。したがって私たちがすることは、上の外的な何かが起こった状況から登場人物が起こした言動を結ぶに「矛盾しない」心情を考えるまでです。大切なのは「一般的に矛盾しない」ことです(サイコパス的な思考回路は論外ですが…)。「僕ならこう思う!」は問われません(そんなもの採点基準に出来ないからです)。私たちが人間的な感情回路を発動できるのはこの瞬間だけです。予備校では「心情はあっさり、外堀でがっつり」と教わりました。特にマーク式ではそうですが、心情にこだわっていては解けきれないことが多いので注意です。 小説の問題の多くはこの一連のプロセスから出されることが多いです。頻出なものとしては、心情に変化が起こった原因が違ったり、状況から言動を結ぶ心情が余りにの不自然などがあります。これもパターン化しているので、問題演習を通して引き出しを増やしましょう。 小説も評論と全く同じ理由で、模試の過去問で対策するといいです。これは評論も同じですが、しっかり解答解説を読みましょう。間違っていた問題はなおさらですが、合っていた問題もまぐれじゃなかったか確認する必要はあります。問題演習で一番実力がつく時は解いてる時でも丸つけしている時でもなく、解答解説を見ている時です。 以上です。ざっくりまとめてみました。アドバイスっていうよりも1から教える形になって長くなってしまいました。申し訳ないです。かなりざっくりなので、よく分からない部分もあると思いますが、何かあったらコメントの方にお願いします。 それではコロナで色々と煩わしいことが多いとは思いますが、頑張ってください!
京都大学農学部 31
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小説、エッセイの読み方
みっきーさん、こんにちは😀 一橋大学商学部の〆さばです。 確かに小説やエッセイのパートは論説文に比べると点数が安定しませんでした。 結論から言うと論説文とやり方は同じで求められる要素を文章中から見つけ出すだけです。 ですが、小説の場合はストーリーの方に頭がいってしまい、純粋にキーワード探しに集中することができなかったり、恣意的な解釈をしてしまうことが起きやすいために苦手にする人が多いです。点数のばらつきが大きいのもそのためです。 対策としては感情移入をしないよう意識することです。文章中から必要な要素を見つけることがあくまで目的です。自分の感情に最も近い回答を選ぶことを求められているのではないと認識する必要があります。 例えば、この場面ではこう考える「はずだ」→だからこれが答えだ こういう解答のプロセスをとっていると点数のばらつきが大きくなります。(高い時は高いが低い時は目も当てられない) 一方で理想的な解答方法としては ここにこう思ったと書いてある→だからこの記述に最も近いこれが答えだ こういった解答のプロセスが理想です。 小説の、特に内容が面白い時は文章に釘付けになってしまうこともありますよね。ですがそれでは作成者の思う壺です。極端なことを言えば必要な要素さえ見つけられれば良いのですから全てのストーリーを把握する必要はないのです。(主人公のその後なんて考えるようではどうしようもないです) これに関しては慣れるしかないと思います。ですのでセンター形式の問題集を用いて演習を重ねていくのが一番です。また、時間があるようでしたら要約の練習をしてみるのも効果的だと思います。以前の回答で要約のメリット等について書きましたのでそちらを参照していただけると幸いです。 質問等あれば気軽にコメントください😀 では、受験勉強頑張ってください!
一橋大学商学部 〆さば
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引き出し
こんにちは☺️ 高校の現代文の解法を、「フィーリング」なんて、言葉で表すのは愚問です。 といっても、中学時代に客観的な読み方や判断なんて誰も教えてくれないですもんね。特に小説なんてそうですよね。 原則として、 「本文中に書いてあること以外は絶対に書くな」 「筆者の主張をつかまえろ」 「キーワードを軸に読め」 くらいですかね。 よく言いますよね。 「『筆者の考え、気持ちを答えろ』なんて無理じゃん」 この問いって、別にエスパーじゃなくても解けるんですよ。というのも 「筆者の考え、気持ち」ってのは「本文を客観的に解釈した結果、筆者が読者にその内容を啓蒙、伝達したいと考えても差し支えない」と作問者が判断した内容のことなんですよね。 だから、問題として客観的に読めば、書いてある内容でいいんです。もっと言うならば、丸々本文を抜き出すのが回答として1番オーソドックスになるんですよ。 高1の質問者さんにはまだまだ時間があります。しかも、現代文を客観的に読めるようになることは非常に強いファクターになります。 「田村のやさしく語る現代文」「船口のゼロから読み解く最強の現代文 (大学受験Nシリーズ)」 こうした参考書を一読してみてください。 視野が広がりますよ。
大阪大学法学部 木村くん。
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解法はあるんですか?
国語では筆者がどこに力を入れてるかということも大切ですがそれ以上に作問者がどういう風に答えて欲しいかというのも大切になります。 模試や入試などではある程度平等に採点できるようにすることが大切なので客観的にこれが正解だというものが正解になるため作問者側にも制限があります。 それを読み取ることで安定して正解できると思います。 例えばマーク式ならば言いすぎてる選択肢がバツだったり不足してる選択肢などがバツになります。 ほぼ正解でも不十分な選択肢だと客観的に見てバツでありクレームをつけられる可能性があります。 なのでそういった力をつけるためには客観的に考える癖をつけることが大切だと私は思ってます。 国語の正答率が高いときがあったり低いときがあったりする人は自分の主観を入れてるのかもしれません。自分の主観と一致した場合高得点が取れ、一致しなかったら点数が取れない。 もしかしてそういう状況に陥っている可能性があるので作問者の意図を読み客観的に思考することで安定すると私は思います。
大阪大学理学部 みかん
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文系だけど、国語が大嫌い
国語をやる意味、確かに難しいですよね。 私は現代文をはじめとして国語は楽しいと思っていたタイプなので、それを前提に一意見として読んでいただければと思います。 現代文は、「『他人の言葉をどう読み取るか』という国語力が試される教科だ」と捉えて私は勉強してきました。というのも、質問者さんのおっしゃる通り、「第三者が考える『筆者の考え』を当てること」に意味はないと思うからです。現代文の設問で問われていることは、「問題作成者が何を筆者の考えだと思ったのか」ではなくて、「筆者が書いた文を読んだ人が、その文から『筆者の伝えたいこと』としてどんなメッセージを受け取るのが妥当だと考えるか」ということです。 日本語において、文章に使われている単語や文脈からどんな意味や雰囲気を読み取るか、というのは、日本語を言語として介する以上、ある程度みんなに共通していなければなりません。 すごく簡単な例をあげます。 「雨がしとしと降っていた。まるで私の心を表しているようだった。」という文に傍線が引いてあって、「傍線部において、『私』はどのような気持ちだったか答えよ」という問題があったとします。 雨がしとしと降っている、という表現があるのに、ここで、『私』が前向きだった、とか、楽しい気持ちだった、と答えるのは流石に不自然だとわかると思います。「しとしと雨が降ってるからなんだ!筆者の考えなんて第三者がわかるわけないじゃん!主人公はもしかしたら明るい気持ちかもしれないよ!」と反論するのは無理があるとは思いませんか? じゃあ、それってなぜなんでしょうか。私が思うに、「この文は雨が心情とリンクしてるんだな」とか「しとしと雨が正の感情とつながることはないよな」とかいった知識や感覚は、日本語を扱う上での技術とも言えるものです。現代文というのは、そうした感覚や技術をつかんでいくための勉強だと思います。 もちろん、難関大受験を目指すレベルの方々の日常生活では、そこまで日本語の情報伝達で困ることはないかもしれません。その分、なぜ現代文なんか…と思うのも仕方ないと思います。 でも、今後学問的に高度な文章を読んでいくためには、その文を読んで周りが受け取るメッセージ性は自分もちゃんと読み取れないといけません。その時自分だけズレた内容を読み取って、だって書いた人は私と違うんだもん!!!わかるわけないじゃん、みんな人それぞれでしょ!というわけにはいかないのです。 入試に出てくる問題は、どえらい教授たち、つまり、高校生や大学生の私たちよりずっと多くの文章に触れてきた勉強のスペシャリストたちが作っています。だから、そういう人たちに自分の解答を読んでもらえるんだ、という気持ちで入試に臨むと楽しいかもしれませんね。 これを踏まえて、私のおすすめの勉強法は、 ①文中から、筆者の考えや主人公の心情を決定づけるような証拠となる部分を探しながら解くようにする ②いくつかの模範解答を比べて、共通して書かれているところを探す です。 ①について 答えの自由度が高く見える現代文といえども、一応解答として書いて欲しいと思う部分があって問題作成者は問題を作るはずです。 記述式なら、接続詞や指示語に着目して言葉と言葉の関係性を掴みながら読んでいくことで書くべき核が見えるようになってきます。核がわからないなら、数をこなしてそれが見えるようになるまで演習してみてください。核を外さず書けるようになれば、あとは言い換えの仕方や文のまとめ方と言った細かな技術を磨けば点数は伸びると思います。 選択問題なら、まず自分の中である程度答えの方向性を決めてから選択肢を読むことでかなり答えが絞れます。そのあとは、傍線部なり問題文なりに、筆者の考えや心情の証拠となるような表現を確実に探すようにします。 証拠となる要素が二つあるのに、片方しか触れてない選択肢が✖️となることもあるので、そうしたことも考慮して証拠を過不足なく入れ込んでいるものを探すよう意識してみて欲しいと思います。 ②について これは、入試問題の演習に入ってから役立つと思います。 赤本や青本など、入試問題の模範解答は、読めば読むほど人それぞれ、予備校それぞれで混乱すると思いますが、そこではありません。 どの会社の解答でも共通している部分が書くべき核心です。この会社はこんな答えを書いていて、こっちの会社はこんなふうに書いてる、という違いを探してしまう受験生が多いですが、大事なのは人々が同じように重要だと感じているところです。そこを書けるように、よく複数の解答を読み比べてみてほしいです。 長くなりましたが、よく考えて勉強してるからこんなふうに色々考えるんだと思います。そこに、一意見として私の見解が少しでも参考になっていたら嬉しいです。 私も高校時代思考が陥っていた議題だったので、これからも疑問があったら投げかけてくれるとよく考える機会が増えて楽しいです。またよろしくお願いします! 勉強ファイトです!!
慶應義塾大学法学部 Datty
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現代文 読めていたのに読めなくなった
はじめまして。 とりあえず評論文についての説明をします。もし小説も色々聞きたいとなったら、メッセージかなんかでお話します。 「評論の問題が解ける」のには、①読める②解けるの2段階あると思ってます。連番さんは過去には解けていたとのことなので、②解ける段階に問題があるのかもしれないし、もしかすると①読める段階に問題があるのかもしれません。読んでみてから判断をしてみてほしいです。 ①読める について。 もちろんここで言いたいのは、本文を日本語として理解できるかだとか漢字が読めるかなどではありません。ここで大切なのは「論理構造」です。 まず知って欲しいこととして、作者には主張があります。その主張を伝えるためにその評論文を執筆しているはずです(もちろんこの世の全ての評論文が必ずしも主張があるとは言い切れませんが、少なくとも試験で扱うものはあります)。ここからが大切で、その主張をただ感情的にぶつけても、読者はなかなか理解してくれない。そうなった時に使われるのが「論理」です。「論理」によって筆者の主張は構造化され、解像度が上がり、より客観的な評価ができるようになります。 さて、その「論理」には大きく分けて3種類あります。反復と対比と因果です。 主張とは筆者の言いたいこと。人間言いたいことは何度も繰り返してしまいます。それは筆者も例外ではありません。文中で何度も繰り返します。それが反復です。しかしただ同じ文章をつらつらと連ねても読者には伝わりません。反復は表現、構造を変えて行われます。字面や接続詞をただ追っていても反復は見抜けず、筆者の主張には届きません。「この文章の内容は前の段落で言っていたことと同じことだな」と気付けることが大切です。 また、ただ同じ視点から主張を続けても説得力に欠けます。人間10人いれば10通りの立場・価値観があるので、主張の角度を変えないといけません。そこで便利なのが対比です。自分の考えや立場とは違う考えや立場を用意し比較させることで、絶対的な評価から相対的な評価に切り替え、自分の主張に正当性を帯びさせます。これは経験則ですが、大抵は二項対立です。 主張する際、そういう結論に至った経緯や理由を述べた方が理解がされやすいです。そこに因果は相性がいいです。「なぜそう思ったのか」「そう考えた結果どうなるのか」、これらを書き加えることで共感を与えやすくなります。因果には接続詞がポイントになりますが、ただ接続詞ばかり追えばいいという訳では無いので注意です。 以上3つの論理パターンを把握しながら文章を読み進めます。これを行って筆者が何を言いたいのか、どのように考えているのかを理解することが「読める」段階です。 連番さんも筆者の主張を論理的に読むことができていたのか確認してみてください。別にここまでしっかり明文化されている必要はなくて、感覚的にでも理解できていれば問題ないと思います。 ついでに説明しておくと、逆接には気をつけましょう。Yes,but方という論証方法が確立されているように、人間には逆接の後に大切なことを言いたくなる習性があります。なので、上で接続詞ばかり追っても内容は読めないとは言いましたが、逆接の接続詞には反応する癖をつけましょう。もちろん意味の無い逆接もあるので注意です。 また実践的なコツとして、記号化というものがあります。私が実際に運営やっていたものとしては、筆者の主張に線を引き、対比は記号をつけ、因果は矢印を引いてました。読みながらやることで、頭が整理されて読みやすくなるのはもちろん、問題を解くために戻って来た際に非常に分かりやすいです。記号化のやり方は自由(私のやり方を真似なくていいです)、あらかじめ自分のルールを作っておくことが大切です。演習の段階から癖をつけておけば、本番でも同じようにすることでルーティン化され焦りが緩和されます。試してみてください。 ②解ける について。 「読める」ようになったからと言って安心しては行けません。読んだ内容を伝える必要があります。そして問題に何が問われているか把握する必要もあります。 評論に問わず国語は「答えが1つにならない」とよく言われます。否定はしません。しかし試験科目である国語は、試験で扱う以上採点基準があります。それを満たしていなければ減点されるし、全て満たせば満点となります。現代文で点を取る時に重要となってくるのは、この採点基準を知ることです。 評論の設問はある程度パターン化できます。ここでは頻出の内容説明問題と理由説明問題の2つについて触れます。 まず内容説明問題。よくあるのが「傍線部はどういうことか説明せよ」です。「どういうことと言われてもわからん」と思うかもしれません(私が受験を始めた時もそうでした)が、もちろんここにも採点基準はありません。言い換えるならば、答えなくてはいけないポイントがあります。そのポイントを探すコツが実はあります。それは「その本文を読んだことがない人が読んでわからない箇所」です。これ意外と知らない人が多いです。例えば指示語。本文から切り抜かれた指示語なんて説明なしでは分かるわけがありません。あとは一般的な意味ではなく限定的あるいは独自的な意味で用いられている言葉(個人言語と言ったりもします)や比喩などです。見つけたら文章を内容に則って初見さんにも分かるように説明する、これが解答プロセスです。 次に理由説明問題。よくあるのが「傍線部のように言うのははなぜか」です。結論から言うと、この理由説明問題には「論理の飛躍」があります。逆に言うと「論理の飛躍」の無いものには理由の説明ができないです。例えば「リンゴは赤い」という文章に対して「なぜか説明しろ」と言われてもこれ以上何も言えません。しかし「リンゴは青い」と言われたら、意味が通りません。これを理解するには、「リンゴは〜であり、…であるので、青いと言える」という説明が本文にあれば意味は通ります(思い付きで書いたので具体例が出せませんでした)。これが「論理の飛躍」です。それを解答に盛り込むこと必要があります。 恐らく言われればわかるとは思うのですが、どのようにやればいいのかなかなか分からないと思います。そこで、何かしらの問題演習をするとは思うのですが、解答解説をじっくり読むことをオススメします。問題演習は解くことに意識が行きがちですが、知識が得られるあるいは自分のやり方に修正を入れられるのは解答解説を読んでいる瞬間です。特に本試や模試の過去問をおすすめします。本誌の解説は各予備校が、模試はその模試を主催している予備校あるいは企業がその名をかけて出版しているので、内容にかなり気合が入っています。したがってツッコミが入らないような問題なのはもちろん、解答解説がめちゃくちゃ充実しています(ただ赤本は別です あれは内容も薄いし間違いだらけです)。無難なのは大手予備校の出している過去問集でしょうか。 また実践的なコツとして、下書きすることもオススメします。別に解答欄に書く内容を丸々書くのではなく、ポイントや主述だけをまとめます。何を書くかよりもどの順番に書くかを整理するのに便利です。 長々と書きましたが、分からないことの多いと思います(理解力がないと言いたい訳ではなく、恐らく私の説明が不十分なので)。分からないこと、聞きたいことがあったらメッセージをください。できる範囲で答えたいと思います。 コロナで大変な1年だったとは思いますが、あと少しです。負けずに頑張ってください。応援してます。
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