東大文一の難易度
UniLink利用者の80%以上は、難関大学を志望する受験生です。これまでのデータから、偏差値の高いユーザーほど毎日UniLinkアプリを起動することが分かっています。
東大文一志望
東大文一は他の文系科類と比べて難易度が高いと聞きました。合格最低点を見る限り、他と大して変わらないという印象を受けましたが、実際どうなのでしょうか。
回答
Datty
すべての回答者は、学生証などを使用してUniLinkによって審査された東大・京大・慶應・早稲田・一橋・東工大・旧帝大のいずれかに所属する現役難関大生です。加えて、実際の回答をUniLinkが確認して一定の水準をクリアした合格者だけが登録できる仕組みとなっています。
今年度の場合、文Iは他類に比べて共通テストでの上位層(9割越え)がたくさん出願していました。何をもとにした情報かというと、共通テスト後に自分の立ち位置が志願者の中でどれくらいかを調べるために受験生が予備校に自己採点結果を送ったデータです。これをみて、受験生は志望科類や志望大学を変えたり落としたりします。しかし、出願者の中で上位層であるならば、すでにアドバンテージを持っていることになるので、9割以上の人は基本的に変わらず文Iに出願します。志願先を変えがちなのは、ボーダーやそれ以下の層の人たちです。そのため、共通テスト8.5割や8割の層が文Ⅲ(今年の場合上位層が少なく、かつそもそもの募集人員が少し多め)に移っていました。東大では共通テストを圧縮して利用するので、それほど大きな点差にはなりませんが、それでも1点2点を争う場でアドバンテージを持つ人たちが多いというのは厳しいものです。また、共通テストで高得点を取る人に、共通テストであまり点数が取れなかった人が二次で張り合えるかというとそれも難しいのが事実です。
また、駿台に通っていた頃に教務に見せてもらった、点数開示と予想採点(駿台講師が点数配分などを予想した上で再現答案を丸付けしたもの)を擦り合わせたデータでは、文IIや文Ⅲにはある1教科で飛び抜けた点数を取り、ある1教科では絶望的な点数をとった、というパターンの合格者もわりといるのに対し(例えば英語で118/120、数学で3/80など)、文Iはどの教科でも満遍なく合格者平均点くらいを取らないと合格しにくい、という結果もあります。これについてはっきりした理由はわかりませんが、データとして見るならば、苦手教科を許さない特徴のある難しい学科といえます。一部の進学校では、文Ⅲは数学の採点が甘めであるなど、科類によって採点者や採点の特色が異なるという噂もあるので、そうした事情もあるのかもしれません。
質問者さんのおっしゃる通り、合格者最低点はそんなに変わらず、去年では文系3科類の中で最も低いという結果になりました。ただ、文Iを目指す層、その層の得意とする分野や特色といったデータを見ると文Iはやはり少し難しめであるという覚悟も必要だと思います。
でも、高一から様々な情報を得ようとしている姿は立派だと思います。勉強頑張ってください!
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