部活8時間から勉強8時間への切り替え
クリップ(16) コメント(2)
5/25 6:01
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ロゼ
高3 沖縄県 九州大学理学部(60)志望
私は現在高校3年生で今週のインター杯を持って部活を引退します。私の高校は県内屈指のスポーツ校であり私自身も休日の部活は8時間とほぼ部活三昧の2年間を過ごしてきました。そこで、引退後に体を動かしていた時間を勉強に充てるにあたって果たして集中力ややる気が持続出来るかがとても不安です。
皆さんはどの様に長時間の勉強を持続していましたか?
回答よろしくお願いします
回答
たけなわ
北海道大学法学部
すべての回答者は、学生証などを使用してUniLinkによって審査された東大・京大・慶應・早稲田・一橋・東工大・旧帝大のいずれかに所属する現役難関大生です。加えて、実際の回答をUniLinkが確認して一定の水準をクリアした合格者だけが登録できる仕組みとなっています。
⑴ およそ受験勉強において、「困難は分割せよ」の精神は色々な場面で生きてきますが、これは勉強時間を意識するにあたっても例外ではありません。すなわち、勉強8時間を、ただの8時間だと捉えるのではなく、短い時間の総体としての8時間と捉えることが、集中力ややる気を持続させるのに重要です。
⑵ これの最も簡潔な例はポモドーロ・テクニックで、25分の勉強と5分の休憩を繰り返すというものです。この勉強法では、(25分の勉強)+(5分の休憩)=(30分の1セット)を16回繰り返した総体として8時間を同定します。このように、ただ8時間勉強すると思うとしんどく感じますが、25分や15分といった短い時間の勉強勉強すると思うと気が楽になりますし、これを繰り返すだけなのでやる気も持続させやすいです。
⑶ また、例えば「8時間で大問48個解け」と言われると、なんとなくいけそうに感じますが、「25分で大問3個解け」と言われると相当きついものだと感じます。このように、8時間をただの8時間だと思っていると、やらなければならない課題の量に対し「時間がある」という錯覚に陥りやすいですが、これに対し30分×16回としての8時間だと思っていると、1セット1セットで「怠けている時間がない」という意識が出てきます。したがって、8時間という長い時間の勉強を、短い時間の勉強で区切ることにより全体として集中力も維持しやすくなります。
⑷ では、実際私はどうしていたかというと、きっちり25分で区切ることはしなかったまでも、課題ごとに時間を割り当て、その短い時間の勉強を積み重ねていました。例えば、現代文の読解問題1つにつき35分程度、数学の応用問題1つにつき20分程度、などというように、課題によって割り当てる時間は違いますが、この積み重ねとして休日は9時間〜12時間ほどやっていた記憶があります。集中力もやる気も、あまり途切れたことはなかったですね。
⑸ 以上のように、短い時間での勉強を意識し、それを積み重ねることが、長時間の勉強において集中力もやる気も維持させる秘訣です。なので、ぜひ相談者様も、これを意識して勉強に取り組んでいただければと思います。
コメント(2)
ロゼ
5/25 22:47
お忙しい中丁寧な返答本当に有難うございます。
実はテスト期間などの部活がない時に「まだ後◯時間あるから大丈夫」とダラダラ問題も解いてしまう癖があるので25分集中5分休憩のサイクル本当に革命だと思いました!試してみます!!
たけなわ
5/25 23:28
最初は25分勉強と5分休憩のサイクルで良いですが、課題や問題に応じてその時間設定をいじることが必要な場面も後々出てくる(例えば、入試本番の時間配分を意識した問題演習など)と思うので、慣れてきたら時間設定をいじってみて、自分で自分に合った時間のサイクルを作れるとより良いと思います。頑張ってください。